Admiral of Roughneck~From black to white~   作:八意 颯人

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第37話「龍の恩義そして後悔 part 7」

勇人がタカオに車を壊されてから数分後 佐世保鎮守府にて

 

コンゴウ「……佐世保の龍と呉の虎は何と言ってた?」

 

優花「『歓迎する』と言ってた」

 

コンゴウ「フッ……そうか、宜しくな優花そして蘭」

 

優花「宜しくね、コンゴウさん」

 

蘭「……宜しく」

 

蘭(うぅ……どうしてこんな事に……あの馬鹿兄貴達は……荷が重すぎるぞ……後で胃薬を探すか)

 

明石 夕張(……同情します上城少尉)

 

コンゴウと優花は微笑みながら会話すると、マヤはコンゴウの会話を聞いて疑問を抱いたのかコンゴウに聞いた

 

マヤ「ねぇコンゴウ……『龍』『虎』そして歓迎ってどういう事なの?」

 

コンゴウ「マヤ、私達『霧の艦隊』は佐世保の龍と呉の虎……上城勇人と柏木疾風と手を組むことになったんだ」

 

マヤ「ッ!?何でまた!?ってか、そんな事をしたら……」

 

マヤはコンゴウの独断で決めた事に不服があるのか、声を荒げると、コンゴウは『事の重大さ』に気付いた上での『独断』なのか、はたまた『それ』以上に勇人の姉との恩義が『最優先事項』として判断したのか、涼しい顔で答えた

 

コンゴウ「大丈夫だ、呉の虎が私達の身の安全を確保するために手配してくれた……それに……」

 

マヤ「それに?」

 

コンゴウは一呼吸置いて答えた

 

コンゴウ「『Admirality code(アドミラリティーコード)』が、もし四年前と同じ世界に漂流したら『龍と虎』に全面的に協力しろと命令されたんだ……まぁ『それ』が無くても私は彼女……一馬と蘭花の恩義を返す為に命令を無視し『彼女達の兵器』として協力するつもりだが……」

 

マヤ「……はぁ……分かったよ、もう……」

 

優花「ちょ!?ちょっと待って!?さっきから何を言っているの!?アドミラリティーコード?私達に分かりやすく説明して!」

 

蘭「……それに兵器とは聞き捨てにならないな」

 

マヤはコンゴウの説明に呆れ、了承すると優花はコンゴウが発した言葉に優花は焦り、蘭はコンゴウ達が自身の事を『兵器』と軽視した事に怒っているのか、ドスの効いた重い口調で聞くとコンゴウは二人に説明した

 

コンゴウ「アドミラリティーコードとは、その名の通り『命令書』みたいな物だ……それと『兵器』は私達の世界では『戦士』の比喩表現みたいな物だ……現に私達は軍艦を精霊化した艦娘とは違い、元々は軍艦を電子的に『人間』として再構築したものだから、その名残だ」

 

コンゴウは優花達に分かりやすく説明すると二人は納得し、答えた

 

優花「……何かSFチックな世界だね……勇人君や柏木大将が警戒する訳だわ」

 

蘭「分かった……だが彼女達に『兵器』という言葉を使うのは止めてくれないか?此処は元々、前提督に虐げられ、悪い意味で『兵器』と言われていたからな」

 

コンゴウは蘭の御願いに「分かった」と返事すると明石がコンゴウ達に『ある事』について聞いた

 

明石「あ!?そう言えばコンゴウさんにマヤちゃん、何故、私達の世界に漂流されたの?」

 

夕張「勿論、貴女達の軍艦が『轟沈(スクラップ)』寸前の状態の理由もね」

 

コンゴウ「……分かった」

 

二人の質問にコンゴウは俯きつつ、答え、事の経緯を説明し始めた

 

コンゴウ「事の発端は、この世界の政治団体『龍光会』が四年前の『漂流事件』を再現するために当時、私達そして保険の為に蒼の艦隊を呼び起こした事が切欠だと言うのは知っているな?」

 

明石「ええ……え!?」

 

夕張「龍光会!?龍光会って提督が龍光会の幹部の1人でもあり、K国の将軍を殺した……あの龍光会!?」

 

優花「……それで、龍光会の連中は何故、四年前の事件を再現するの?」

 

優花は何故、龍光会が四年前の事件を再現する理由をコンゴウに聞くとコンゴウは淡々と優花の質問に答えた

 

コンゴウ「それは『将軍殺しの龍』つまり蘭花の弟である上城勇人を抹殺するために私達を呼び寄越したのだ」

 

マヤ「勿論、私達はアイツらの命令を断ったよ」

 

コンゴウ「……だが奴らは『我々の命令に従わなければ死あるのみだ』と言って……後から来た『蒼の艦隊』と奴らの総攻撃で……この様だ」

 

蘭 優花 夕張 明石「……」

 

コンゴウ「しかも奴らに『ナノマテリアル』や『浸食魚雷』等のあらゆる資材を盗られ、その資材を蒼の艦隊に……だから、私達が生き延びる為に佐世保まで撤退してきたんだ」

 

マヤ「……ナノマテリアルがあれば……」

 

二人は龍光会と蒼の艦隊の連合艦隊に轟沈寸前まで追い込まれ悔しいのか、はたまた恩義を返す事が出来なかった自分達が情けなかったのか、震えながら握り拳を作り、顔を歪み、経緯を説明すると明石、夕張、優花そして蘭は『この問題』の解決策を出す為に考え始めた

 

明石「うーん……ナノマテリアルねぇ……その『ナノマテリアル』の成分や性質が判れば……」

 

夕張「あるいは『それ同様』の資材があれば……」

 

優花「……それ以前にアレを応急処置が出来る技術があれば……」

 

蘭「……かと言って兄さん達が蒼の艦隊から奪回するのは難しい」

 

マヤ「……」

 

コンゴウ「奪回……そうだ!蘭!優花!さっきアイツ……上城勇人と連絡してたよな?」

 

コンゴウは蘭の言葉を聞いて思い付いたのか、二人に確認するかの様に質問すると二人は頭を縦に振るとコンゴウは二人に『とある事』を御願いした

 

コンゴウ「なら、その『スマホ』だったな……ちょっと貸してくれないか?」

 

優花「え?私ので良かったら別に良いけど何するの?」

 

優花はコンゴウにスマホを渡し、画面を開き、操作し始めた

 

マヤ「ちょ!?コンゴウ!今電話すると、アイツらに盗聴されちゃうよ!!」

 

マヤはコンゴウに忠告する様に怒鳴るとコンゴウはマヤの言葉を無視し、そして……

 

ブォン……

 

コンゴウ「……チッ!?マヤ、既に手遅れだ……盗聴されていたとはな……」

 

優花 蘭 明石 夕張「ッ!?何じゃこりゃ!?ハイスペック過ぎる!?正しくSFの王道みたいな装置は!?」

 

コンゴウの体に茨の様な模様が現れ、発光し、コンゴウを囲む様に大量のモニターが現れた

 

コンゴウ「ふむ……この男が上城勇人か……やはり雰囲気は蘭花に似ているな……いや、どちらかと言うと千早群像にも似ているな……」

 

マヤ「……って!?これ盗撮じゃないの?何故上半身裸になっている佐世保の龍が写っているの?」

 

優花「違うわよ!!偶々視界に入っただけよ!」

 

夕張 明石「優花さん!!その画像!言い値d……蘭「青葉か!お前らは!!んなもん削除だ!!柏木大将達に見られたらどうするんだ!!」……そんなぁ……」

 

コンゴウ(……優花を見ているとタカオと被るな……)

 

ガチャ!

 

青葉「呼びましt……何じゃこりゃ!?」

 

蘭「呼んでない!さっさと出ていけ!」

 

青葉「なら!何かコメンt……蘭「あぁ?」……ごめんなさい、直ぐに出て行きます」

 

ガチャ……

 

マヤ「ねぇ蘭、今のは……」

 

蘭「……後で説明する」

 

蘭は青葉を追い出すと、コンゴウは優花のスマホを使って逆探知や蒼の艦隊からサイバー攻撃されてないかチェックしつつ、スマホの中を検索していくと……

 

コンゴウ「……ん?何だ?この『ハヤチャン』にハートマークは?」

 

優花「ッ!?」

 

明石 夕張「ゆーうーかーさーん!」

 

蘭「お前達も人の事が言えないだろ……多分それが兄さんの電話番号だ」

 

コンゴウ「……分かった、盗撮されない様に妨害処置して……完了だ」

 

コンゴウは大量のモニターから盗撮妨害するデータ……言わば『ジャミング機能』を付けたデータを優花のスマホに入れ込む様に手でスライドさせ、データをスマホにインプットさせ、そのまま勇人に電話をし始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻 神城会総本部 渡り廊下にて

 

途切れた息の根を~♪汚れた世界を繋ぎ止めて~♪

 

勇人と赤城、水嶋そして咲夜は柏木達が泊まる部屋を案内している最中、勇人のスマホが鳴っていた

 

咲夜「ん?御主人様、お電話ですよ」

 

金剛「早く出た方が良いネー♪」

 

勇人「……またか」

 

Pi♪

 

勇人はスマホの画面を見て優花だと知り、呆れながらも電話を出た

 

勇人「……どうした優花?何かトラブったのか?」

 

勇人は優花に聞くと、返ってきたのは優花ではなく……

 

コンゴウ「初めましてだな……佐世保の龍『上城勇人』」

 

勇人「ッ!?誰だテメェ!!優花達に何をした!?」

 

勇人以外全員「ッ!?」

 

勇人は知らない人の声を聞くと、声を荒げ、質問をした

電話の相手が先程、手を組んだ霧の艦隊の1人『コンゴウ』だとは知らず……

 

コンゴウ「ッ!?うるさい……あまり大声で怒鳴らないでほしいものだな……私は霧の艦隊の1人の『コンゴウ』だ……」

 

勇人「悪いな……少しトラブルがあったんでな……俺が佐世保鎮守府総司令の上城だ……宜しく頼む、コンゴウ」

 

金剛「ッ!?私!?」

 

柏木「な!?嘘だろ!?」

 

コンゴウは勇人の怒鳴り声に不快感を感じつつ、自己紹介をすると、勇人は謝罪し自己紹介をすると勇人の後ろから『同じ名前』で勘違いしている金剛が驚き、勇人はコンゴウに「ちょっと待ってろ」と一言入れ、柏木達に説明した

 

柏木「まさか金剛って……霧の艦隊の方の……」

 

勇人「ああ、全く律儀な女だな……わざわざ挨拶しに電話してくるなんて……」

 

柏木「それに関しては同感だ……」

 

高雄「提督!?これは一体どう言う事ですか!?何故『霧の艦隊』が!?」

 

勇人「ああ……実はな……」

 

勇人は高速道路の無線の件や霧の艦隊と手を組んだ経緯を説明すると金剛達は納得し答えた

 

金剛「hum……つまり『敵の敵は味方』だから手を組んだんデスね……今のままじゃ厳しいデスからネー……」

 

霧島「確かに……『向こう』のコンゴウ御姉様は意外と『出来る御方』ですね」

 

金剛「ッ!?きーりーしーまー!!それって私が『fool』……『馬鹿』だと言いたいのデスか!?」

 

グリグリグリ………

 

霧島「イタタタタ!痛い!痛いです金剛御姉様!!そう言った意味で言ったんじゃ無いです!!」

 

金剛は霧島に某最強の園児にお仕置きをする母親みたいに握り拳を作り、霧島の頭に捻り込む様に擦り付けると勇人は二人に呆れながらもコンゴウとの電話を再開した

 

勇人「すまん……遅れて、んで、霧の艦隊のメンバーであるアンタが俺に何の用だ?それに何故俺達と手を組んだ理由を聞きたい」

 

コンゴウ「あ……ああ……実はな……」

 

コンゴウは勇人に事の経緯そして勇人の亡き姉である蘭花に恩義を返す為に手を組む事を伝えた

 

コンゴウ「……と言う訳だ」

 

勇人は何故コンゴウ……いや霧の艦隊が連合艦隊をしたがる理由に納得したのか、警戒心がある強い口調から普段のフランクのある口調に変わり答えた

 

勇人「……アドミラリティーコード……そして姉貴に恩義を返す為に……か……どうやら俺はコンゴウ達を誤解していた様だな」

 

コンゴウ「誤解?」

 

コンゴウは勇人の『誤解』と言う言葉に引っ掛かり質問すると勇人は申し訳なさそうに答えた

 

勇人「ああ……アイツらみたいに『この世界』でコンゴウ達とドンパチやらかすかと思っていたぞ」

 

コンゴウ「ドンパチ?……『戦闘』の事か、流石に私達でも他人の敷地内で喧嘩する様な『無礼極まりない事』はしないぞ!」

 

マヤ「する訳無いじゃない!!失礼な!!」

 

コンゴウは勇人の言葉に少しムッとした表情で言い、マヤは暁みたいにプンスカと怒ると勇人は「悪い」と謝罪し本来の目的である『ナノマテリアル』について聞いた

 

勇人「……んで本題に戻るがコンゴウ達は自身の武器である軍艦を修理したいがナノマテリアルが無い……と言うより捕られたから修理が出来ないから俺達にアイツらから取り返して欲しい……って事で合っているか?」

 

コンゴウ「ああ……」

 

コンゴウが勇人の言葉に肯定すると勇人はコンゴウを安心させる様に優しく答えた

 

勇人「なんだ……あれお前達のナノマテリアルだったんだな……それなら全部俺ん家に保管しているぞ」

 

コンゴウ「ッ!?何だって!?どうしてナノマテリアルが……」

 

勇人「それなら柏木が事前にアイツらのアジトに忍び込み、盗んだんだ……」

 

柏木「上手に盗みました~♪」

 

加賀「モン〇ンみたいに言うの止めてください」

 

コンゴウ「……そうか、ありがとう」

 

柏木「あれ?シカト?」

 

柏木はコンゴウにジョークを言ったが、本人が柏木のジョークをスルーした為、少し凹むとコンゴウは勇人に礼を言い、柏木に伝えた

 

コンゴウ「すまない……この世界のジョークはまだ分からないのでな……」

 

柏木「……それなら仕方ないな」

 

勇人「まぁナノマテリアルと浸食魚雷を解析、量産出来たら佐世保に送るから楽しみにしておけよ」

 

コンゴウ「……吉報を期待する」

 

マヤ「ありがとう……龍のオジサンに虎のオジサン♪」

 

二人は電話を切ると二人はマヤの言葉にショックを受けたのか低いテンションになり、愚痴りだした

 

勇人「オジサン!?はぁ………歳は取りたくねぇな」

 

柏木「全くだ……まぁ、マヤと言うガキからすれば俺達はオッサンだけどさ……」

 

咲夜「……あのガキ、後でシメてやる」

 

博和「まぁまぁ……勇人様も柏木様も、まだヒョッ……二十代ですから、まだまだ若いですよ」

 

勇人「お前もだろ……後、さりげに『ヒョッ子』って言うな」

 

柏木「……こいつ、ゼッテー『ドS』だ……勇人、同情するぜ」

 

龍鳳(提督も人の事が言えない様な……)

 

柏木が勇人に同情すると博和は何かを思い出したのか足が止まり、勇人と柏木に伝えた

 

博和「あ!?そう言えば二人に『お客様』が御待ちになっている事を忘れてました」

 

勇人「オイコラ、それは忘れちゃ駄目だろ……んで、そのお客様は?」

 

勇人は博和に呆れながら言うと博和は真剣な表情で言った

 

博和「藤原慧音さんが御待ちです」

 

咲夜以外全員「ッ!?」

 

博和が答えると勇人達は驚き、博和に聞いた

 

勇人「何時からだ?」

 

博和「10分位前です」

 

柏木「ちっ……入れ違ったか……」

 

龍鳳「なら急いで向かいましょ!」

 

勇人達は急いで慧音が待っている部屋に急いで向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻 佐世保鎮守府にて

 

コンゴウ「はぁ……良かった……」

 

コンゴウは勇人達がナノマテリアルを取り返してくれて安堵すると優花はコンゴウに素朴な疑問を抱き、聞いた

 

優花「ちょっと気になったんだけど先程コンゴウさんが勇人君を見て蒼の艦隊の1人である『千早群像』って言う人に似ていると言ってたけどコンゴウさん達の世界って『異世界』そして『未来』の地球だよね?」

 

コンゴウ「ん?ああ……そうだが……」

 

優花「なら『未来の地球』での勇人君や私達はどうなっているのかな?」

 

明石「あ!?それ、私も聞きたい!」

 

夕張「私も!」

 

蘭「お前ら……コンゴウ、すまないがコイツらに付き合ってくれないか?」

 

蘭は呆れ、コンゴウにお願いすると、コンゴウもまた蘭と同じ様に呆れながら言った

 

コンゴウ「まぁ無駄だと思うが……仕方ない、先ずは佐世保の龍『上城勇人』を調べてみる」

 

コンゴウはモニターを展開し、コンゴウ達の世界に居る未来の勇人を検索した

 

そして……

 

コンゴウ「……どうやら佐世保の龍は私達の世界でも居る様だな……なっ!?」

 

優花「どうしたのコンゴウさん?」

 

優花はコンゴウ側の世界での勇人の経歴を見て驚くとコンゴウは頭を抱えながら言った

 

コンゴウ「……これは色々と不味い事になったぞ」

 

蘭「……アッチの兄さんは何をやらかしたんだ?」

 

コンゴウ「いや……彼は普通の医者として過ごしていたが……これを見てくれ」

 

優花「なっ!?」

 

夕張「え!?」

 

明石「嘘でしょ!?」

 

蘭「……マジかよ」

 

コンゴウは優花達にコンゴウ側の勇人の写真そして経歴が記載されていたモニターを優花達に見せると皆コンゴウと同じ様に驚愕した

何故なら……

 

優花「『千早勇人』……旧姓『上城』……そして千早群像の……お祖父ちゃん!?」

 

そう、コンゴウ側の勇人は蒼の艦隊のリーダーである千早群像の実の祖父だったのだ

 

 

そして蒼の艦隊のアジトでも……

 

杏平「ちょ!?これ……ヤバくね!?」

 

いおり「……すると私達は……」

 

僧「パラレルワールドとは言え群像のお爺様……若い頃の勇人おじいさんと……」

 

イオナ「……」

 

ハルナ「……」

 

赤のぬいぐるみ『キリシマ』「ちょ!?アイツのジーさん!?ヤバい事になりそう……」

 

それは情報収集中であるタカオと群像以外の蒼の艦隊全員もまた、驚愕していた

 

そうとは知らない勇人達や群像、タカオは……

 

勇人「……アイツら……俺の愛車を……」

 

群像「……此処まで俺達を虚仮にしやがって……」

 

タカオ「……チッ!」

 

勇人 群像 タカオ「許せん(せない)!!絶対仕止めてやる!!」

 

神城会総本部そして逃走中の車内から3人の怒りが爆発した

 

異世界とは言え自身の身内相手に……


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