Admiral of Roughneck~From black to white~   作:八意 颯人

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どうも私ですm(_ _)m

今回はシークレットゲストの正体が分かるので皆さんは「あ!?あの少女か……」と分かると思います(*^^*)

ではスタートですm(_ _)m


第96話「時空を越えた大宴会」

2000 舞鶴鎮守府内の厨房にて……

 

美奈「………ふぅ、これでよし……後は大将と少尉が『彼方の勇人君達の世界』に料理(コレ)を……未来、これを運んで!」

 

未来「はーい」

 

 

クパァ……

 

 

勇人「とう!ただいま♪」

 

少尉と呼ばれている少女「おっとと……お……お邪魔してます美奈さんに未来さん」

 

未来「キャッ!?ちょっとパパに少尉!!壇〇斗がコンテニューした様な登場しないで!!料理がひっくり返る所だったんだよ!!」

 

勇人「ハハハッ♪悪い悪い」

 

少尉「……本当にすみません」

 

美奈は一通りの宴会料理の調理を終え、右腕で自身の頭を軽く拭き、一息入れると美奈の足元付近に隙間が現れ、隙間から勇人と『少尉と呼ばれている少女(以後 『少尉』)』が壇〇斗が土管から現れたかの様に隙間から勢い良く現れると未来は勢い良く現れた二人に驚き、運搬していた料理をひっくり返そうになり、美奈は隙間による勇人達の登場に慣れたのか微笑みながら聞いた。

 

美奈「お帰りなさい大将に少尉。どうでしたか?」

 

勇人「なぁに、少し『小さなトラブル』が起きたが、ほぼ準備完了だ。」

 

美奈「流石、大将♪仕事が早いです……ん?小さなトラブル?」

 

美奈は勇人の仕事の速さを褒めながらも、勇人が発言した『小さなトラブル』について聞くと勇人の代わりに少尉が苦笑しながら答えた。

 

少尉「……勇人さん所の金剛さんと榛名さんが原因で『彼方の勇人さん』が気絶しちゃったんですよ……」

 

美奈「……何となく察したわ。金剛さん達の挨拶である『バーニングラブ(熱い抱擁)』によって彼方の勇人君がトラウマを再発し……」

 

少尉「……挨拶によるものではありませんが御察しの通りです美奈さん。」

 

未来「まぁ、あの二人は……ねぇ……」

 

勇人「……あの二人には後でキツく言っておく」

 

美奈、勇人、未来そして少尉は金剛達の性格を熟知しているのか金剛達の『バーニングラブ(抱き着け癖)』が仇となって『彼方の勇人』こと『アズールレーンの勇人(以後 『AL勇人』)が気絶した事に頭を抱え、彼を同情しながら頭を抱えると『コンゴウに似た朗らかな雰囲気を醸し出している金髪の女性』と『茶髪のツインテールの女性』が紅茶を片手に持ちながら三人に近付き、微笑みながら言った。

 

金髪の女性「フフッ♪どうやら『普段の彼方の(わたくし)と榛名』は凄く情熱的な艦娘(艦船)の様ね榛名♪博霊さん……じゃなかったわ。上城大将、私達も何か手伝う事ある?」

 

ツインテールの女性改め『AL榛名』「そうですね金剛姉さん。上城さん、微力ながらも手伝いしに来ました。」

 

勇人「ん?彼方の金剛と榛名か……大丈夫だ。全て終わったから……所で初めての舞鶴鎮守府……いや『()の世界』の居心地はどうだ?」

 

勇人は微笑みながら金髪の女性こと『AL金剛』とAL榛名に質問すると二人は笑みを崩さず、相当寛いでいるのか柔らかい口調で勇人の質問に答えた。

 

金髪の女性改め『AL金剛』「まるで我が家(佐世保鎮守府)に居る様な暖かく優しい居心地ですわ♪」

 

AL榛名「そうですね♪私も『他の世界(鎮守府)』で此処まで寛げるなんて思ってもいませんでした。」

 

AL金剛とAL榛名は微笑みながら答えると勇人は「それは良かった」と二人に釣られて微笑むと『青みの掛かった銀髪をした知的な女性』と妹紅そして慧音が近付き、言った。

 

銀髪の女性「やぁ、は………勇人、ひ……久しぶりだな。」

 

慧音「勇人、宴の進展状況は?」

 

勇人「後は『アイツ』が目ぇ覚めるだけだ。それに久しぶり。元気にしてたか?」

 

銀髪の女性「あ……ああ……」

 

妹紅「おいおい慧音、久しぶりに『片思いの人』に逢うからって緊張すんなよ……よぉ勇人、ついさっき振りだな」

 

銀髪の女性は勇人を見て頬を赤く染め、妹紅は銀髪の女性を茶化し、慧音は開封した一升瓶『芋焼酎 黒霧島』を片手にラッパ飲みをしながら言うと勇人は微笑みながら言った。

 

勇人「本当に『ついさっき振り』だな妹紅。後、既婚者である先生を茶化すなよ。」

 

慧音「片思い?一体、何を言っているんだ妹紅さん?」

 

妹紅「違う違う、アンタの事じゃないよ藤原先生。それに勇人も悪乗りするな。幻想郷(私達)の方に言っているんだ。ほら慧音、お前も何か言ったら?」

 

銀髪の女性改めて『上白沢 慧音(以後 『慧音』)「そ……そんな事を言われても……勇人が……ただでさえ昔はヤンチャ系の美男(イケメン)だったのに、今はこんなにも精悍で知的ある美男(イケメン)に成長したなんて……それに妹紅もそうだろ!勇人に惚れている事を!」

 

妹紅「な!?け……慧音!!それを言うなって!!」

 

ワーワー!!

 

ガヤガヤ!

 

美奈「フフッ♪本当にモテモテですね大将♪」

 

勇人「何故そうなるんだ……モテようとした覚えが無ぇのに……」

 

少尉「……素の性格が『天然スケコマシ』ですからね。大将は……」

 

慧音改め『藤原』「……そうだな」

 

AL金剛「スケコマシって……」

 

AL榛名「……上城さんが私達の鎮守府(世界)に着任しなくて本当に良かったわ。でないと()()()()()()()()()()()()()()』が起こるからね。」

 

未来「シュラバラ沖海戦って……アッチの世界でもあるんだね……ソレ……」

 

AL榛名「ええ……」

 

五人は慧音(上白沢の方)と妹紅の痴話喧嘩に呆れ、AL金剛とAL榛名は苦笑しながら呟くと『狐耳を着けた偉そうな少女』もとい『AL長門』が『ある問題』が勃発し、相当切羽詰まった表情で近付き、涙目になり慌てながら聞いた。

 

ちなみに今話から勇人側の慧音こと『藤原 慧音』の表記は『藤原』そして幻想郷側の慧音こと『上白沢 慧音』の表記は『慧音』と表記しますので御理解の程、宜しくお願い致します。

 

AL長門「た……たたた大変だ博霊殿!いい加減『宴』を始めてくれぬか!?幻想郷の住人達と御主の艦娘達そして余以外の艦船達が勝手に盃を始めているのだ!しかも御主の私物らしき酒を銀蝿しておるのだぁぁぁ!!余だけでは収拾が着かぬから助けて欲しいのだぁぁ!」

 

AL長門は『ある問題』である『参加者の一部が勝手に盃を始めた事』を勇人に伝えると、勇人は何時もの「またかよ。泣けるぜ」と呟きながら頭を抱えると美奈は勇人と同じく頭を抱えながらもAL長門が勇人の事を『博霊』と呼んでいた事について触れた。

 

美奈「大将の所は飲兵衛が多いですからね。勝手に飲ませておけば……ん?博霊?長門ちゃん?何故、大将の事を『博霊』と?」

 

美奈はAL長門に優しく質問するとAL長門は美奈の優しさに少し落ち着きを取り戻し「た……多分、此方の指揮官と被らない様に行った偽名だろう……」とAL長門も子供特有の安直な思考による予想を立てながらも美奈と同じく首を傾げながら答えると少尉は何故、AL長門や一部の艦船達が勇人の事を『博霊』と呼んでいた本当の理由を美奈に説明した。

 

少尉「それもありますが『博霊』は大将の『もう1つの本名』いえ『幻想郷での名前』なんですよ。分かり易く言うと歌舞伎役者が本名とは別に役者としての本名を先代達から『襲名された名前』みたいな物ですよ。ちなみに大将の『幻想郷での名前(もう1つの本名)』は『博霊 飛龍』です。」

 

美奈「あ……成程ね。芸能人で言う『芸名』みたいな物ですね」

 

少尉「そうです」

 

AL長門「襲名に幻想郷って……しかし先程の素振りや()()()()()()()()()()()()()()()()()から察するに御主も紫殿と同じく幻想郷から来た客人か?」

 

美奈は少尉の説明に理解し、手をポンと打ちながら答え、AL長門は先程の少尉の説明や少尉の頭上に浮いている雲らしき物を見て少尉に聞くと、少尉は然も当たり前かの様にあっけらかんな表情になりながら答えた。

 

少尉「()()は違いますが、()()は『幻想郷の住人』として参加してます」

 

AL長門「そうだったのか、これは失礼……ん?()()は?それはどういう事だ?」

 

AL長門は少尉の発言に首を傾げながら聞くと少尉は微笑みながら答えた。

 

少尉「私は大将の部下であり、私自身の出身は『幻想郷』なんですよ」

 

AL長門「なぬ!?幻想郷出身の指揮官……いや提督だったのか!?名を何て申すのだ?」

 

AL長門は少尉が幻想郷出身だと知り、少し狼狽えながら聞くと少尉は『艦船と呼ばれている平行世界』こと『アズールレーンの世界』の『とある内約』について聞き返した。

 

少尉「……それって()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?ですが、そんな事をしたら『特別防衛機密』こと『最高機密』に引っ掛かるのでは?」

 

AL長門「うぐっ!?そ……そうだった……余とした事が……先程の問い掛け、忘れてくれぬか?」

 

AL長門は初めての平行世界に内心、心が踊っていたのかアズールレーンの世界での『最高機密(特別防衛機密)』に指定されている『提督(指揮官)の本名』について触れかけていた事に失念し、顔面蒼白になりながら少尉に懇願すると勇人は今にも泣き出しそうなAL長門を見て微笑みながら言った。

 

勇人「長門、それはあくまでも『アッチの世界』に()()()()()()()()()だ。この世界に居る時は『アッチの事情(最高機密)』は()()()だから罰せられる事は無ぇよ。その件に関しては『アッチの三笠達』と『脅迫(御話し)』したから問題無ぇよ」

 

AL金剛 AL榛名「え!?そうだったのですか!?てっきり……」

 

勇人「でなければ『アッチの俺』だけでは無く『俺』まで罰せられるからな。」

 

AL金剛 AL榛名「で……ですよね……」

 

美奈 未来 少尉「『御話し』と言う名の『脅迫』ですね……分かります」

 

AL長門「よ……良かった……重桜の旗艦である余が過ちを犯す所だった……では、再度聞くぞ。御主の名は?勿論、余の世界で使うであろう偽名も教えてくれぬか?」

 

AL長門は勇人の言葉を聞き、安堵しながら少尉の『本名』とアズールレーンの世界で使う『偽名』の2つの名を聞くと少尉は微笑みながら自己紹介を始めた。

 

少尉改め『魂魄 妖夢(以後『妖夢』)』「分かりました。私の偽名は『白楼(はくろう) (みどり)』であり本名は『魂魄(こんぱく) 妖夢(ようむ)』です。役職は『佐世保鎮守府第三前衛基地 基地司令』の『海軍少尉』です。以後、お見知り置きを……」

 

AL長門「なぬ!?御主……いや魂魄殿は博霊殿の部下だったのか……」

 

AL金剛「しかも……子供でありながら……提督に……」

 

AL榛名「嘘でしょ……」

 

AL長門は少尉もとい妖夢の立場を聞き先程の偉そうな雰囲気は何処へ行ったのやら、妖夢に敬意を表すかの様に猛省し、AL金剛とAL榛名は子供である妖夢が提督に就いている事に驚くと勇人は何故、妖夢が提督に就いた経緯を簡潔に説明した。

 

勇人「妖夢は俺が着任してから3ヶ月後に着任したんだ。しかも提督になる為の『研修生期間』を()()()()()()()()()()からメディア等で『日本が産んだ天才少女』やら『海軍の看板娘』と数多く報道されていたからな」

 

妖夢「ちょ!?勇人さん!!止めて下さい!!恥ずかしいです……」

 

AL長門「なぬ!?そうだったのか……」

 

美奈「嘘やろ……こんな純粋そうな子が……」

 

未来「……『現実は小説より奇なり』と言うが、これはブッ飛び過ぎる内容だね。私達も他人の事が言えないが……」

 

AL金剛「そうね……」

 

AL榛名「……ちなみに上城さんが着任した当時の反応は?」

 

美奈達は妖夢が着任するまでの経緯やメディア等で報道された内容を知り、驚愕し、AL榛名は軽い好奇心で勇人が着任した時に報道された内容について聞くと勇人はAL榛名の質問に苦笑しながら答えた。

 

勇人「俺の時は『前任以上の問題児』やら『日本海軍一の狂人』『日本海軍が産んだ地上最低最悪な愚者』『日本海軍の汚点』と叩かれ、更に妖夢が着任した時の報道内容は『可憐な天才少女である魂魄少尉を良からぬ事をする為に着任させた最低野郎』等、メディアにボロカス叩かれたからな。しかも新聞やニュースで一面を飾る程の……」

 

アズレン組「うわぁ……これは酷い……」

 

美奈 未来「あははは……そこまでボロカス言われていたとは……」

 

妖夢「当時の民衆は前任達のせいで勇人さんの事を、あまり良い様に思っていませんでしたからね……」

 

六人は着任した当時の勇人の報道(悪評)を聞き、只々、作り笑いをしていると勇人のスマホにTV電話が入り、勇人は通話相手である『AL勇人』の電話に出た。

 

勇人「よぉ、目ぇ覚ましたか?勇人?」

 

勇人は画面に映っている貧弱に痩せ細った体型以外、勇人に瓜二つの男である『AL勇人』に陽気な口調で聞くと、AL勇人は申し訳無さそうに言った。

 

AL勇人「ああ……僕とした事が……また……」

 

勇人「気にするな。所でアッチの状態は?」

 

勇人は陽気な笑みを溢しながらAL勇人に聞くと、AL勇人もまた陽気な勇人に釣られたのか、リラックスした口調で答えた。

 

AL勇人「うん。此方は東風谷さんや優花ちゃん、そして三笠元帥達のお陰で宴の準備は終わったよ……ただ……」

 

AL勇人は落ち着いた口調で彼方の状況を勇人に報告しようと、スマホのカメラを自身の背後を映すと……

 

 

 

翔一郎「……」←飲み過ぎてダウン

 

敦 隼一 千川「……すまん。お祖父ちゃん(上城)()達では収拾が着かない状態になってしまった……」

 

朱里に瓜二つの艦船『AL三笠』「ほう♪三笠元帥は朱里殿の妹分で東風谷殿は、あの上城殿の……」

 

三笠元帥「そうよ♪しかし角が生えている所以外、お姉ちゃんに瓜二つね♪」

 

早苗「同感ですね三笠元帥。そして私が勇t……じゃなかった。飛龍君の彼女ですよ三笠さん♪」

 

優花「誰が勇t……じゃなかった。飛龍君の彼女だコラ。アンタの場合は『()()()』で、飛龍君の彼女は私だろうが!」

 

コンゴウ「違うぞ優花!この私が艦長の許嫁だ!!」

 

兎耳を着けた艦船『AL飛龍』「三人共、何言っているんだ!博霊さんは僕の旦那様になる人だ!!しかも『牛みたいな体型(太っちょボディー)』をした女が艦娘としての(飛龍)だなんて信じられません!!」

 

飛龍「(デブ)じゃないもん!!ガリガリなアンタとは違って私の方がオッパイが大きいもん!!それに此処の飛龍は私と比べて貧相過ぎる体型だなんて、どうかしているわ!!」

 

AL飛龍「ッ!?何だと!?」

 

兎耳を着けた艦船『AL蒼龍』「ちょっと飛龍!!すみません。妹や仲間が……」

 

蒼龍「……それは此方のセリフよ。相棒達が御迷惑を……」

 

2つの角を生やした少女『伊吹(いぶき) 萃香(すいか)(以後『萃香』)』「良いぞぉ!もっとやれぇぇぇ!!」

 

額に一角の角を生やした女性『星熊(ほしぐま) 勇義(ゆうぎ)(以後『勇義』)』「ハハッ♪良いねぇ♪宴に艦娘と艦船の恋の喧嘩……心が滾るなぁ♪」

 

隼鷹「……此処の愛宕と(隼鷹)がダウンしたから後は宜しく。赤城に大鳳」

 

九尾の尻尾が着いた艦船『AL赤城』「な!?何で私が!?元々は彼方の世界の醜い恋愛模様のせいでこうなったのよ!!私を巻き込ませないで!!」

 

着崩れした花魁風の和装をした艦船『AL大鳳』「そうですわ!!上城様!この大鳳達に助けを!!」

 

優香里に瓜二つの女性『友伽里』「博霊さん!いい加減始めて頂戴!!これじゃ本当に収拾が着かない状態になるわよ!!」

 

ワーワー!!

 

ヒャッハー!!

 

AL勇人「……勝手に宴会を始めちゃって、今まさしく『時空を越えたシュラバラ沖海戦』が勃発しているんだ」

 

AL勇人は今現在の彼方の世界では艦船と艦娘そして一部の幻想郷の住人達による『時空を越えたシュラバラ沖海戦(酒肉竹林なカオスな状態)』になっている事を勇人達に見せると勇人は物凄く重い溜め息を吐きながらAL勇人に言った。

 

勇人「はぁ~……分かった。今から始めるからモニターの電源を入れてくれ。此方も収拾が着かない状態になっているからな」

 

AL勇人「う……うん……それじゃ、また後で……」

 

勇人「おう」

 

W勇人は宴会の最終準備をする為、一旦電話を切り、勇人は会場に設置されている特大モニターの電源を入れ、戦場で培った大声で会場に居る全員に怒鳴った。

 

勇人「………ゴルァァァァ!!今から祝勝会及び歓迎会の挨拶を行うから一旦、飲むのを止めんかぁぁぁぁぁ!!

 

全員「ッ!?」

 

AL加賀「……漸くか。」

 

AL加賀は勇人の一喝に安堵したが偶々、隣に居た陸奥が飲酒による気分の高揚感に身を任せているのか、妖艶で陽気な口調で勇人の一喝を無視し、AL加賀に酒を飲ませた。

 

陸奥「えぇ~……節介、アッチの加賀と呑んでいたのに……ほら加賀、もう一杯♪もう二杯ィ~♪もっと呑んじゃえぇ~♪」

 

AL加賀「んぐ!?ちょ!?止めろ陸奥!?ってかナチュラルに脱がすな!!そして触るな!!」

 

陸奥「あらあら♪アッチの加賀もムッツリとはね♪なら此処で産まれた時の姿に晒してあげるわよ♪」

 

AL加賀「や……止めてくれぇぇぇ!!」

 

AL加賀は泥酔している陸奥のハラスメントに相当困り果て、誰かに助けを出すかの様に大声で叫ぶと勇人はAL加賀の状況を見て、呆れながら長門に言った。

 

勇人「……長門。何とかしろ」

 

長門「了解しました。フン!」

 

ゴン!!

 

陸奥「フニャッ!?」

 

長門は陸奥の暴走を止めるかの様に拳骨を咬まし、AL加賀に申し訳無さそうに言った。

 

長門「すまない。妹が迷惑を……」

 

AL加賀「……全くだ。」

 

長門「……提督に少尉、鎮圧完了です。御挨拶を……」

 

長門は拳骨を食らって気絶している陸奥を放置し、先程の申し訳無さそうな控え目な口調から何時もの凛々しい武人の様な口調で勇人に報告すると勇人は長門の男前な鎮圧方法に苦笑しながらモニターに映っているAL勇人と共に宴会の挨拶を始めた。

 

勇人「漸くか……幻想郷の皆様、陳びに重桜の皆様。今回の祝勝会、陳びに……」

 

AL勇人「僕の着任祝の為に準備して頂いて、ありがとうございます。申し遅れましたが僕は平行世界の勇人です。階級は少尉です。」

 

AL赤城「そして()()()()()()()()()()であり()()()()()()()()()()()()()()()()()()()である『重桜』の赤城と申します。以後、お見知り置きを……」

 

AL勇人とAL赤城は画面越しではあるが参加者全員に自己紹介をし、勇人はAL赤城の発言に物凄く呆れながらもマイクを持ち、挨拶の続きを始めた。

 

勇人「さりげにアイツの正妻ポジションに着きやがった……抜け目ねぇな……まぁ良い、長ったらしい挨拶は性分じゃねぇから、此処までにして……では……」

 

勇人はマイクから持ち変える様に足元に置かれている日本酒を持ち、持った日本酒の封を開け、そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勇人「益々の御発展を願い、そして今回の出会いに感謝して………カンパァァァァァァイ!!!

 

「「「カンパァァァァァァイ!!!」」」

 

勇人の宣言により、3つの世界を巻き込んだ『大宴会』の幕が開いた……




はい、シークレットゲストの正体は姫桜様が執筆している東方と艦これのクロスオーバー系の二次小説『魂魄妖夢がブラック鎮守府に着任しました。』の主人公である『魂魄妖夢』ちゃんでした(~▽~@)♪♪♪

姫桜様は艦これのクロス二次の他にハリポタと東方のクロスオーバー系の二次小説も執筆しており、大変面白いのでオススメです(~▽~@)♪♪♪

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