Admiral of Roughneck~From black to white~ 作:八意 颯人
0600 K国の海域付近にて
勇人が同期達に処刑させるまで、残り『2時間』……
朱里「ちょっと!?レミ!それはどういう事よ!!何故、美奈さんは勇人を……冗談でも聞き捨てにならないわ!」
金剛「Yes!!これは笑えない
朱里と金剛は『
レミリア「勇人は娘……いえ、
美奈「ッ!?そんな……」
美奈(大将は私達を守る為に
美奈は勇人に聞かされた『本当の作戦』の打ち合わせの時に
レミリア「……それはあくまで、
美奈「え……ウチの……
美奈はレミリアの言葉に希望の光が現れたかの様に悔やんだ表情から一転、神妙な表情で聞き返すと、朱里は勇人の『本当の作戦』の全貌が見えて来たのか、レミリアに聞いた
朱里「……成程ね、あの子の本当の作戦は……」
レミリア「……
朱里「……泣けるわね」
レミリアは朱里の考えが当たっているのか、溜め息を吐きながら答えると美奈はレミリアの推理力に驚きつつ、勇人を殺す必要が無くなったのか、安堵した表情でレミリアに聞いた
美奈「良かった……所で何故、レミちゃんが本当の作戦を
美奈はレミリアが勇人の『本当の作戦』の
レミリア「……私達は『能力』を使ったからよ」
美奈「能力?レミちゃん達の能力って一体?」
美奈はレミリアの能力について聞くと、レミリア、フランドール、美鈴そして咲夜は自身の能力を美奈達に教えた
レミリア「……私は『運命を操る程度の能力』を持っているわ」
美鈴「私は『気を使う程度の能力』を持っています……勿論『気』とは『気功』や『波紋』……人間が本来持っている力の事で『相手を思い遣る気持ち』の方ではありませんので御間違えの無い様、お願いします」
咲夜「私は『時間を操る程度の能力』を……」
フランドール「そして私は『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』を持っているの……」
美奈 艦娘達 蒼き鋼「はぁ!?何そのチート染みた能力は!?」
レミリア達は自身の能力を美奈達に説明すると、美奈達はレミリア達の能力を聞いて驚愕すると、朱里は『ある人』について咲夜に質問をした
朱里「咲夜、『パチェ』は?」
咲夜「パチュリー様は持病の『喘息』が再発したので……」
朱里「……相変わらず貧弱な魔女だわ……今度、勇人に頼んで診察させてみるわ」
咲夜「……申し訳ございません、奥様」
朱里は『パチェ』こと『パチュリー・ノーレッジ』が不在の理由について聞くと、咲夜は申し訳無さそうに答えると美奈達の会話を聞いていた群像がレミリアの能力に驚きを隠せないまま、レミリアに聞いた
群像「レミリアさん、まさかだと思いますが……その……レミリアさんとフランドールさん、そして美鈴さんは……人間では無いのですか?」
群像はレミリア達の種族について聞くと、レミリアは微笑みながら答えた
レミリア「ええ、私とフランは『吸血鬼』で、美鈴は貴方の祖父……勇人と同じ『妖怪』よ……妖怪の種族は違うが……」
群像「……泣けるぜ」
レミリア「流石、勇人の孫ね……容姿だけではなく口癖も一緒だわ……」
レミリアは群像の仕草や容姿そして口癖を見て『勇人の血縁者』だと改めて知ると美奈はレミリアの事を信用したのか、朱里達に指示を出した
美奈「分かりました、ではレミちゃんの能力を信じ……皆さん!周りを警戒しながら舞鶴に帰還しましょ!大将の『本当の作戦』を成功する為に!」
全員「了解!」
朱里達は美奈の指示に従い、周囲を警戒しながら舞鶴に帰還し始めた
そして……
男「……完了だ、後はアイツが誘いに乗ってくれれば……」
女「……そうですね」
とある場所で道中に『死に化粧』を施した男女が疲れ切った口調で会話し『ある人』を待ち構える様に神妙な表情で暗闇の部屋を後にした
自身の仲間そして家族を賭けた戦いが再び始まろうとしていた……
勇人が同期達に処刑させるまで、残り『1時間』……