Admiral of Roughneck~From black to white~   作:八意 颯人

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どうも私ですm(_ _)m
運営が新しい機能を開発したので、テスト運用も兼ねて投稿しました(*^^*)

後、この作品に出てくるレミリアは『カスガソフト』様の『忙しい人の為の幻想郷』シリーズのレミリアをベースにしていますので、ご理解の程、お願いしますm(_ _)m


第90話「舞鶴大異変 part 8」

0530 とある部屋にて

 

勇人が同期達に処刑されるまで、残り『2時間半』……

 

道中「うっ……ウウッ……」

 

道中(……此処はどこ?真っ暗で良く見えない……それに身体が()()()()()()()し、()()わ……)

 

道中は暗闇の部屋のベットらしき台の上に寝かされており、薬剤投与されたせいで身体に異変を感じ取りつつ、謎の倦怠感を感じながらも辺りを見渡すと一組の男女が道中に近付き、冷淡な口調で道中に言った

 

男「……漸く目ぇ覚めたか、道中」

 

女「……こいつが例の……」

 

男「……ああ」

 

道中「ッ!?」

 

道中は男の声に反応すると男は道中を汚物を見る様に冷たい目で見つつ、冷淡な口調で言った

 

男「……フム、麻酔が効いていないな……『コンゴウ』……麻酔の量を増やせ、眠らせたら()()()

 

道中(チッ!麻酔が効いていて誰だか分からないし、()()()()()()()()()()()()()……それに……()()()?……ま……まさか!?私を……)

 

道中は麻酔が効いているのか、会話の内容を聞き取れていなかったものの、男が()()()()()()()を察し、顔面蒼白になると、男の助手である女が男の命令に従う様に機械を弄った

 

女「了解しました……『艦長』」

 

道中(誰だか分からないが……止めてぇぇぇ……)

 

道中は二人の行動を阻害する様に暴れようとしたが麻酔が効いている為、抵抗出来ぬまま剥製の様に寝てしまった

 

道中「……」

 

男「落ちたか……さて、そろそろ手術を始める……メス……」

 

男は道中が麻酔のお蔭で昏睡状態になった事を確認すると、道中の顔に向けてメスを入れ始めた

 

まるで、男が道中に『死に化粧』を施すか様に……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻 K国の海域にて

 

美奈「……」

 

朱里「美奈さん、どうしたの?道中を倒してから士気が落ちているが……」

 

朱里は美奈の異変を感じ取り、美奈に聞くと、美奈は俯きながら「何でもありません」と答えると他の基地を殲滅してたレミリア達と合流し、レミリアは朱里に微笑みながら言った

 

レミリア「待たせたわね咲夜、そして久しぶりね……三笠」

 

美鈴「御無沙汰しています三笠さん」

 

美奈(ッ!?幼女に……翼!?あの子、何者……)

 

咲夜「レミリア御嬢様!?よく御無事で……」

 

美鈴「咲夜さ~ん……私の事を忘れていませんか?」

 

咲夜「あら?居たの美鈴?」

 

美鈴「居ましたよ!最初から!」

 

朱里「フフッ、久しぶりね、レミに美鈴……咲夜から聞いたが貴女達も勇人の我が儘(作戦)に?」

 

美鈴「当たり前ですよ!!勇人さんに恩を返す機会(チャンス)なんですから!!」

 

レミリア「アンタは()()()()で参戦したんだろ……それで、貴女が勇人の前世の妻の……」

 

美奈「ッ!?美奈です、この度は私達を支援して頂き、ありがとうございます……レミリアさんに美鈴さん」

 

美奈は二人……特にレミリアの姿を見て驚愕しているのか、慌てて自己紹介すると、レミリアは苦笑しながら言った

 

レミリア「……其処まで畏まらなくても良いよ、普通に『レミ』でかなわないわ」

 

美鈴「そうですよ、レミリア御嬢様は重苦しい雰囲気が()()ですから、気楽に居ても大丈夫(無問題)ですよ」

 

美奈「……分かったわ」

 

美奈(美鈴さんは兎も角、レミちゃんって……壮厳(カリスマ)な雰囲気に似合わない性格ですね……)

 

美鈴は兎も角、かなりブランクな性格のレミリア(おぜうさま)であった

 

美奈はレミリアの雰囲気と性格とのギャップに戸惑っていると、レミリアの後ろからフランドールが現れ、朱里に抱き着いた

 

フランドール「あ!?朱里オバチャン!お久し振り!!」

 

朱里「おっとと、フランも相変わらずね……」

 

朱里はフランドールを受け止め、微笑みながら言うとフランドールは笑顔で答えた

 

フランドール「うん!朱里オバチャンも元気そうで……ん?何で私が居るの?スペカ使っていないのに?」

 

戦艦女帝「ほぇ?」

 

フランドールは戦艦女帝を見て、自分のスペルカード(必殺技)『禁忌 フォーオブアカインド』で現れた分身だど勘違いしていると朱里はフランドールの質問を簡潔に答えた

 

朱里「違うわ、あの子は『もう1人の人格の勇人』よ……今は分離しているが……」

 

フランドール「え!?もう1人のお兄ちゃん!?」

 

戦艦女帝「うん……えーっと……貴女がフランドールさん?」

 

戦艦女帝はフランドールの()()()を知っているのか、珍しく敬語で質問すると、フランドールは微笑みながら答えた

 

フランドール「そうだよ、それに私も御姉様と同じく、堅苦しい挨拶は苦手だから普段通りの喋り方で良いよ、女帝ちゃん」

 

戦艦女帝「そう?なら普段通りに喋るね!宜しく!フランちゃん!」

 

フランドール「宜しく!」

 

二人は子供らしい笑顔で自己紹介をすると、レミリアは二人を見て微笑みながら二人に言った

 

レミリア「新しい友達が出来て良かったわね、フラン」

 

フランドール「うん!」

 

レミリア「戦艦女帝、フランの事を宜しくね、あの子……『能力』のせいで、あまり友達が居なかったからね……」

 

戦艦女帝「うん!私もお兄様と同じ能力を貰っているからね!」

 

レミリア「……なら問題無いか」

 

戦艦女帝「ねぇフランちゃん、この作戦が終わったら佐世保の艦娘達(御姉様達)と遊ぼ!」

 

フランドール「ッ!?うん!!!」

 

レミリア「……本当に良かったわ……フランを連れてきて……」

 

美奈「そうね……」

 

美奈(レミちゃんって、見かけに寄らず物凄く良い子じゃないの!?オバチャン……泣きそう……)

 

レミリアはフランドールの笑顔を見て、自分の事の様に嬉し泣きをし、美奈は三人の会話に微笑ましく、そしてレミリアの気持ちを共感し、感動していると、朱里は美奈の心情を察したのか、呆れながら言った

 

朱里「……美奈さん、()()()も、まだまだ御若いからオバチャン発言は止めなさい」

 

美奈「……人の心を読まないで下さい」

 

美奈は朱里の読心術にツッコミを入れると、レミリアは笑顔から神妙な表情に一転し、美奈に()()()()をした

 

レミリア「美奈さん……貴女、未来(子供)を守る為に舞鶴に戻るのでしょ?なら()()()()()()()()()()()方が()()()()

 

美奈「ッ!?それはどういう事?」

 

美奈はレミリアの忠告と()()()()()()()が矛盾しているのか、少し驚きながらレミリアに聞くと、レミリアは美奈の考えを見透かしている様に目を据わりながら答えた

 

レミリア「……簡単な理由よ、早く行けば未来は助かる……だけど……」

 

レミリアは一呼吸を置き、レミリアの口から()()()()()()を口にした

 

 

それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリア「()()()()で勇人を……()()()()()()()()を見てしまったのよ」

 

全員「ッ!?」

 

美奈「……」

 

美奈が勇人を()()()()()()()()に……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして 首都高速湾岸線にて……

 

恭一「……アイツの遺伝子情報(DNA)の『サンプル』があって良かったぜ……でないと俺まで『これ』に感染してしまうからな……うっ!」

 

恭一が『黒ずんだ液体』と『紅い液体』を混ぜ、注射器で自身の首筋に注入すると、恭一の身体はメタボ体型から筋肉質になり、目の色も紅色に変色した

 

恭一「……さぁ!上城……俺達を怒らせたらどうなるか、死を以て償わせてやる!」

 

生まれ変わった恭一が勇人を殺害する事を楽しみにしているのか、高々に笑いながら舞鶴に向かった

 

勇人が同期達に処刑させるまで、残り『2時間』……


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