カルデアの1日   作:大学生カッコカリ

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今回は前編、後編の2部構成です。
ちょっと短めですがご容赦ください(土下座)

UA64,640、お気に入り件数328件、総合評価411PT、ありがとうございます!
また、評価をつけてくださった方々、本当にありがとうございます!
これからも失踪せずにがんばりますので、よろしくお願いします!


黒き騎士王のマチアソビ 前編

人理修復が成功し、亜種特異点の証明が完了した次の日。

マスターは自室にて録画しておいた映画を観るべく、飲み物を持って戻る途中だった。

そこへ聞き慣れた少女の声が聞こえた。

 

 

黒王「む、マスターか。それほどの大量の菓子とドリンクを持ってどこへ行くのだ?」

 

 

ぐだ「あ、アルトリア…オルタか。これから自室で映画を観ようと思ってね。」

 

 

声をかけてきたのは、アルトリア・ペンドラゴン。一般的にセイバーオルタと呼ばれる少女だ。アルトリアの反転した姿であり、目的のため必要ならば非情になれるが、根本は変わってないため、気軽に話しかけられる少女である。ぐだが初めに召喚した星4のサーヴァントであり、これまでの絆からぐだはアルトリア・オルタと呼ぶことを許されていた。

 

 

ぐだ「生物災害っていうSFモノだけど、一緒に観る?ポップコーンもコーラもハンバーガーもあるよ」

 

 

ちなみにアルトリア・オルタが好きなものばかりである。彼女はジャンクフードか大好物なのだ。

 

 

黒王「.………………それは大変魅力的な話だが辞めておこう。マスター、新宿へ行くぞ」

 

 

ぐだ「新宿へ?何をしに?」

 

 

新宿は先の特異点ともなった都市である。

何があったかは省かせてもらうが、簡潔に説明するならば、無法地帯とも言える状態だった。

 

ぐだ「フリクエも終わったし、歪みが生まれそうなとこはスタッフの皆さんが確認してるし。理由が思いつかないけど…」

 

 

黒王「なに、理由は簡単だ。私とデートしろ。もちろん、他の連中には知らせるなよ」

 

 

ぐだ「…What?」

 

 

黒王「発音は最悪だな。あとで正しい英語を教えてやろう。1時間後に部屋に行く、それまでに用意は整えておけ」

 

 

そう言い残すと、アルトリア・オルタは去っていった。ぐだの目が点になっているのにも気づかずに。

アルトリア・オルタが去っても、ぐだは呆然としたまましばらく立ち尽くしていた。

 

 

 

________________________________________

 

〜30分後〜

 

ぐだ「さて、こんな感じかな。」

 

 

自室に戻ったぐだは、早速着替えて準備を済ませた。アルトリア・オルタは短気な性格ではないが、女性を待たせるのは失礼だと思い直ぐに着替えた。

 

 

ぐだ「それにしても、アルトリア・オルタの事だから何かしらあるのかとも思ったけど、それにしてはマシュにも伝えるなっていうのはおかしいし。どういうことなんだ?」

 

 

黒王「言ったろう、デートに行くと。それ以外の何があると思っているのだ」ガチャ

 

 

ぐだが眉間にしわを寄せながら考えていると、その問いに答えるようにドアを開けながらアルトリア・オルタが口を開いた。

 

 

ぐだ「うおっ!?突然ドアを開けるのはやめてくれよ、マジびびるからさ」

 

 

黒王「フン、その程度で驚いているなら、その指先を下ろすのだな。さすがの私とて神霊さえも拘束するガンドをくらいたくはない」

 

 

ぐだ「おっと、ゴメン。条件反射でつい」フッ

 

 

そう言い、ガンドを消すぐだ。

そして改めてアルトリア・オルタを見ると

 

 

ぐだ「…ホントにデートなのか。その格好を見る限り」

 

 

黒王「初めからそう言っているだろう。私とて、デートと称して戦闘に行くほど空気の読めぬ女ではない。」

 

 

アルトリア・オルタの格好は新宿での異変の時に出会った時と同じ服装だった。

 

 

ぐだ「その格好でも良いけどね。よく似合ってるし」

 

 

黒王「む…っ。ンッ、ン!それはともかく、時間は有限だ。さっさと行くぞ、準備は整ったか?」///

 

 

ぐだ「あ、もうちょい待って。財布とカードケースと…よし、大丈夫だ。待たせたね、行こうか」

 

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〜新宿〜

 

ぐだ「はー…やっぱ人多いな〜。」

 

 

それもそのはず、彼は亜種特異点を証明した事により、新宿はもとに戻りつつある。そのため、大勢の人間が新宿に現れているのだ。

 

 

黒王「貴様は日本出身だろう?こういう光景は見慣れたものではないのか?」

 

 

ぐだ「俺は東京のような大都会じゃなくて、ちょっとした地方に住んでたから。

学校の修学旅行とかで何度か来たことはあるけど、行く機会はそんなにないんだ」

 

 

黒王「そうなのか。なら、今日は楽しめ。貴様はいつも他の者のことばかりを考えて、ろくに楽しまないからな。いいな、これは命令だ」

 

 

顔を近づけて睨みつけるアルトリア・オルタ。彼女が使っているシャンプーのいい香りが鼻をくすぐり、思わず赤面する。

 

 

ぐだ「も、もちろん。デートの最中に寝他のことを考えるほど器用じゃないから」///

 

 

黒王「どうだか。まあ良い、まずは…そうだな、まずはあの店だ。行くぞ」

 

 

ぐだ「はいよ。どこまでもついて行くよ」

 

 

そう言うと、アルトリア・オルタと並んで歩きはじめる。

しかし、ぐだ男は気づかなかった。カルデアの通信機に連絡が入っていたことを。

そして忘れていた。彼のことを異常なほど気にかけているサーヴァントがいたことを…

 

 

 

 

 

 

「ふふふっ…旦那様(ますたぁ)?待っていてくださいね…?」

「…………………………………気に入らないわね」

 

 

 

 

 

 

 

〜後編に続く〜




へいよーかるでら(ry)
そろそろ花粉の季節になってきましたね。作者は鼻水と目の痒みが止まりません…薬飲んでるからだいぶ収まりますけど。
さて、fgoはボーイズコレクション始まりましたね。このタイミングでプロトアーサー出してくるとは思いませんでしたが(汗
そういえば、前々回の投稿は10月の最期でしたね。
そこからのガチャの結果が知りたい方は、気軽に感想欄にコメントしていただいてOKです(^_^)


さて、近いうちに後編をあげますので、少々お待ちください。
それでは、しーゆーねくすとあげいん!

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