wake up   作:流星群。

1 / 2
初めて書いてみます!
むかし友達といろいろ創造したものを出していきます。

長い目で見てください。


目覚める獣

 

「…きろ。」

 

 

なにか聞こえる。

 

 

「おきろ。」

 

 

頭のなかに響くような不思議な感覚だ。

 

急に辺りが鮮明になり自分の状況を把握する。

 

 

「うおっ!なんだこれっ!」

 

 

自分の周りは木が生い茂っている森のようだが少し前方

は全ての木々が燃えていて火山もある。境界線がはっきりしていて自然に出来たものとは思えない。

 

 

「ようやく来たか。」

 

 

火山の方から人影が近づいてくるのがわかった。

髪、瞳が炎のような赤い色をしており頬には一筋の傷が縦に入っている。

 

180位の身長で赤黒いスーツのような格好をしてこちらへどんどん向かってきている。

 

 

こちらが戸惑っているのを他所に話しかけてきた。

 

 

「我が名は××」

 

 

ん?何て言ったんだ?

 

 

「そうか、まだ聞こえぬか。まあいい。次は聞こえるこ

とを祈ろう。だがもう驚異はそこまできている。」

 

 

薄れ行く景色のなかでなんとなく話を聞いていた。

 

このあとに起こる事件のことを何も知らずに…。

 

 

 

 

「…モモンガ!」

 

 

って、なんの夢見てたんだ俺は。

 

寝癖がひどい頭をかきながらベットから降り、

 

カーテンを開け、日差しを浴びながら伸びをする。

 

これが俺の毎朝行うルーティンだ。

 

とても目が覚めるんだよなー。

 

 

おっとここで自己紹介!

 

姓は美波(みなみ) 名は流星(りゅうせい)

性別男 髪の色は焦茶で17才の高校2年生だ。

自分で言うのもなんだかルックスも成績もまあまあ。

運動神経は学校でもトップレベルで通知表はいつも5が体育のところについている。

 

 

そんなことより準備しないと学校に遅れちゃうな。

 

いろいろ端折り、家を出て通学路につく。

 

 

「おはよー!!!」バシン!

 

 

朝から思いっきり背中を叩かれた。

 

こいつの名前は志水 夏燐(しみず かりん)

小・中・高と一緒の幼馴染。

ポニーテールが良く似合う元気系の女の子だ。

容姿もとても整っており、原作の茜那をイメージするとわかりすい。

 

 

「おはよーさん」

 

俺は気だるそうにあいさつを返す。

 

 

「なになにー!暗くない?せっかく天気いいんだから気分盛り上げていこーよー!」

 

 

さすがに朝からこのテンションにはついていけないな。と思いながら一緒に登校した。

 

俺たちが通うのは白峰高校(通称・しろこう)

なにかが突出してるわけでもなく、全てが中の上レベルの高校だ。

 

様々な声が会話をする中、やっと自分の所属する2-2教室についた。

 

「お、流星!おは!」

「おはよ、眠そうだね。」

 

元気そうなのがカズ。もう一人がマサ。

どちらも中学からの付き合いでいわゆる親友というものだ。

 

「おはよー。そーなんだよ、ねむたくて」

 

ガラっ「ほらー、席つけー!」

 

先生が入ってきて早々と各自席につく。

朝のホームルームが始まったところで俺の記憶は途絶えた。

 

 

「…きろ」

 

 

「おきろー!!!」

「うお!」

 

とてつもないボリュームの声で無理矢理おこされた。

 

「なんだ、夏燐か。びっくりさせんなよ。」

「起こさなかったらいつまで寝てるかわかんないもん!もう放課後だよ?」

 

まじか。俺昼メシも食わずに爆睡してたのか。ここまで寝れるとは…。

 

「ほらっ、暗くなってきてるし帰ろ?」

「おけおけ。準備するわ。」

 

帰路について5分。ここから当たり前のような日常が大きく変わることになる。

 

 

ドカーン!!

 

他愛もない会話を夏燐としていると公園の方からものすごい音がした。

なにかが落ちたような音だった。

 

「きゃっ、なに?いまの」

「…公園の方からだな。見てみるか。」

「え、いくのー?」

「嫌だったら待ってろよ。いってくる。」

「ちょっとまってよー!」

 

なんだかんだ二人で見に行く。

グラウンドの中心にクレーターのような後があった。

 

なんだこれ、なにもないのに、なんの跡だ。

 

「キャー!!!」

 

突如夏燐の悲鳴が聞こえて振り向くとそこには髑髏のような仮面をして全身が白い怪物が佇んでいた。

 

「夏燐!来い!」

 

一目で危険を察知した俺は夏燐を呼び戻そうとした。

だが夏燐は腰が抜けていて立つことも無理なようだ。

 

俺は急いで夏燐の元へ向かい、おぶって逃げようとした。

だが向こうも待ってはくれない。

 

大きな口をあけておいかけてきた。

 

 

やばい、やばい。どうする。

危険が迫っているのはわかっている。

だが為す術がない。

 

体力の限界がきて二人とも倒れてしまう。

 

「ウォーン!!」

 

怪物が声を荒らげて近づいてきた。

 

 

夏燐だけでも…こいつだけでも助けなきゃ。

そう思っていたとき

 

「生きたいか。」

 

この声、

 

「生きたいかと聞いている。」

 

生きたい…こいつを助けたい!

 

 

刹那、景色が変わった。

 

まわりは燃え盛る森。もちろん夏燐も怪物もいない。

 

そこには俺とスーツの男。

 

「やっとまともに会話が出来そうだな。」

「なんのことだよ。」

「詳しい話はあとだ。お前は死神になるしかあの娘を助ける手立てがねえ。」

「しに…がみ?」

 

なにわけのわかんねーこと言ってるんだこいつ。

 

森の炎の勢いが増してきた。

 

「はやく、時間がねえ!俺の名前を叫べ!」

「名前がなんだって!?」

「いいから!俺の名前は××!あとは流れに身を任せろ!」

 

 

景色がもどって目の前には白い怪物、後ろには夏燐。

さっきの状況だ。

 

助かるには名前を呼ぶしかないらしい。

 

怪物が腕を降り下ろそうとしてる。

 

「燃え放たれろ、」

 

「覇凰(はおう)」

 

ゴオッ!

一瞬で怪物は炎に包まれ塵となった。

 

黒い着物を着て、手には真っ赤な刀が握られている。

 

なんだよ、これ。なにが起こったんだ。

 

その思考を他所に急にきた眠気に勝てず、また眠りに落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




わけわかんないことになってるかもしれないです。笑
小説って、たいへんですね。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。