赤と青のウルトラマンの2人主人公でしたね。
……あれ?自分がこの小説書いた時にはまだウルトラマンXだったような……?
はい、自分の描くスピードが遅すぎると実感いたしました。
仮面ライダーの小説書き始めたり、ソーシャルゲームやってたりなんだで、複数の身体がほしいなぁと思う作者でした。
これからはもう少し早く書くよう心がけるつもりですのでこれからもみなさんよろしくお願いします。
では本編をどうぞ。
ジー・エンドが爆発し、その身体は黒い霧……ダークエフェクトとしてその場に残った。
『よし、吸収を!!』
護とヒロはいつもと同じように、腕を胸の前で交差させ、ダークエフェクトを吸収しようとしたが、
突如、空に描かれた光の文字を見て、行動を止めてしまう。
『あれは……ジャック兄さん達のウルトラサイン!?』
「各員警戒しろ!!」
護たちと同じように、空に描かれた光の文字、ウルトラサインを見たセリザワは、無線を使い篠崎たちに警戒を促す。
『どうしたんですかセリザワさん!!』
警戒を促された意味を篠崎はセリザワに聞いた。
「……奴が来る」
その瞬間、機体にアラートオンが響き渡ると、上空から黒い光弾がいくつも降り注いだ。
「回避運動!!」
篠崎は何とか上空から迫りくる光弾を回避しようと、機体を操作するが、
夜の暗さと、その数、光弾の速度から完全に回避するのは難しく、光弾は機体の後部を掠ってしまう。
『ティ……サッ!!』
ヒーローは即座に赤と青の粒子の渦を作り出すと、ケツァールバーンティングの上部に投げ飛ばした。
粒子の渦に光弾が当たり、ケツァールバーンティングに光弾が直撃することはなかった。
それを確認すると、ヒーローは生身で光弾から逃げている垣山に覆いかぶさり、光弾から身を守った。
光弾が収まるころには、辺りの建物が壊れる大きな被害を出していた。
幸運だったのは、ジー・エンドとの戦闘を考え、
周辺の住民を避難させていたことにより、人的被害がないことだろう。
しかし、ケツァールバーンティングを守っていた粒子の渦は消失。
ヒーローも、カラータイマーは既に赤く点滅を始めていた。
何とかヒーローは光弾が降ってきた方角へ視線を送ると、不自然にも雲が集まり……。
---その中心から、何かが降ってきた。---
黒い鎧、肩に赤く針状の突起、ウルトラマンと同じ大きさの人型……。
エンペラー星人に酷似したその姿は……。
「ヴォイド人……!!」
セリザワは前にGUYS総本部に送られてきた映像に映っていたヴォイド人を見つめ、そう言った。
『人類よ、今まで私の挑戦を耐えたことを賞賛し、直接挨拶に来た。
私はヴォイド人、この宇宙に存在する超空洞の支配者だ』
『ヴォイド人……っ!!』
ヒーローはよろよろと立ち上がり、ヴォイド人へ構えると、ヴォイド人もヒーローの方に顔を向けた。
『ほう……その程度の強さでそれほどの光を抱え込むか。
だが、所詮は人間とウルトラマンがただ不完全に融合しただけの姿』
ヒーローはヴォイド人へライトニング・ロードを放ち、
そのまま右拳を腰に引くと、ライトニング・フィニッシュを放つため、光となってヴォイド人へ迫った。
しかし、本来であればヴォイド人を貫通し、対象の後方に現れるはずのヒーローは、
ヴォイド人の手で押さえられ、元の身体に戻っていた。
『光は闇を強くするように、光と闇は表裏一体だ。
私を今までの怪獣たちと同じように光で倒すのは不可能だ。
光と闇、同じ力である以上……いや、貴様の光は私と対等の強さではないな』
ヴォイド人はそのままヒーローを投げ飛ばすと、
自身を貫いているライトニング・ロードを指で弾き、叩き割った。
『安心しろ、私は何も地球を壊しに来たわけではない』
そう言うと、ヴォイド人は未だ漂っているジー・エンドのダークエフェクトを、掌をかざし、吸収した。
『はー……負をこの身に感じるぞ……ふふ、挨拶はついでだ、ご苦労だったな。
さぁ?その状態で貴様らはどう戦うか、見させてもらうぞ』
ヴォイド人の両目が赤く光ると、その横に黒い霧が集まり、ある形を形成した。
5角形の様な正面からの姿、頭の角、鋭い嘴、腹部にある独特の模様。
宇宙大怪獣ベムスターの負思念体である。
『さぁ、この負をどう乗り越える?』
その言葉だけを残し、ヴォイド人はまるで最初からそこに居なかったように透け、消えてしまった。
「拙い、ヒーローは既に限界だ!!援護するぞ!!」
『GIG!!』
『GIG!!』
セリザワの指示に篠崎達、そして垣山が了解する。
しかし……。
「エンジンに異常、推力低下!!機体が安定しない!!」
三原がコンソールパネルを操作し、どうにか機体を安定させようとするが、
ケツァールバーンティングの後部から煙が吹き始めていた。
『エンジンの緊急排出!!』
「……だめです!!装置が起動しません!!」
ケツァールバーンティングのエンジン部は先ほどの光弾によって溶けてしまい、
緊急排出装置もエンジンと溶け、固まってしまい作動しなくなっていた。
「セパレートを!!」
『駄目よ、エンジンが逝ってるのにセパレートしたら墜落しちゃう!!』
篠崎がセパレートしようとするが、屋久島がそれを制止する。
ケツァールバーンティングは飛行が不安定であり、戦闘ができない。
護やヒロ、ウルトラマンヒーローは戦う力が残されておらず、また時間制限間近。
ウルトラマンヒカリであるセリザワも、ヒロに渡したエネルギーが戻っておらず、変身ができない。
垣山1人の攻撃威力では、逆に垣山自身を危険にさらしてしまう可能性が高まってしまう。
つまり、現状で戦力といえるものはGUYSには存在していなかった。
ベムスターの頭部の角があやしく輝き、光線を篠崎たちへ放った。
光線は幸い直撃しなかったが、飛行状態が不安定な機体に攻撃が当たったことで、
バランスを崩してしまう。
機体はよろよろと傾きながら、大きな道路へ滑るように胴体着陸していった。
護とヒロは、それを見ることしかできず、機体へ手を伸ばすが、身体を起こすこともできず、
ついにベムスターはヒーローへ光線を放った。
光線はヒーローの身体へ当たり、爆発……したように見えた。
衝撃による煙が立ち込めている中、煙の中に輝く赤い輝きが見え隠れしている。
煙が晴れるにつれ、それが赤い光のシールドの様なものだと見える。
不時着したのち、機体から脱出した篠崎たちは、そのシールドの奥に立つ、それを見た。
「おい、あれは……」
「まさか……」
「メビウス……!!」
地球を救った若き英雄……ウルトラマンメビウスがそこには居た。
待ちに待ったウルトラマンメビウスの登場です!!
本編終了から30年、ウルトラマンにとっては短い時間ですが、地球を救い、さらなる成長を遂げたメビウスは、どんな戦い方を見せるのでしょうか_?
といっても書くのは私なので戦闘シーンを頑張りたいと思います。
それではまた次話にて……ではでは。
あ、最後に一つ……。
今まで投稿した話を見直した結果、これ→。←これ
句読点を付け忘れまくっていたのでいつか直します。
いや本当にお恥ずかしいです。
ではこんどこそ、ではでは。