ウルトラマンヒーロー   作:ホルンでごぜーます

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書き終わりました!!
必死に列伝風に書こうと思っていましたけど、もう二度と書きたくないです!!
では本編をどうぞ


大研究!!GUYSの今とこれからの敵!!

GUYS基地、いつもの指令室にGUYSクルーが全員が集まっていた

「最近、怪獣が頻繁に出現していたからな。

久々に来た休息の時間だが、これまでの出来事をまとめる勉強会をしようと思ってね」

橘がその手に資料を持ち、ページをめくる

勉強会、そう聞いた篠崎は難色の色を示した

「今さら勉強することなんてないだろ?めんどくせぇ……」

「じゃあ、篠崎君、これはどっちが偽物かわかるかい?」

その言葉に橘はにやりと笑うと、篠崎に二つの写真を写しだした

そこにはニセウルトラマンヒーローとウルトラマンヒーローが映っていた

「え?……右!!」

「……ということもあるから勉強会を始めようか」

左のヒーローに赤丸が付き、右のヒーローには青バツがついた

 

橘は大型のディスプレイに怪獣を出した

「随分古い映像だな……」

篠崎は愚痴をこぼすだけだが、三原は冷静にその映像を分析していた

「えっと、ドキュメントSSSPの最初に記録された怪獣、ベムラーの映像ですか?」

「そうだ、これはつい最近出現したダークエフェクトによるベムラーとは出現方法から違う。

SSSPに記録されているベムラーは湖に出現したとあり、水が大量に必要なのではないかといわれていたが、

私たちが確認したベムラーは街中で突然現れた

突然現れるのは同じだが、ダークエフェクトの影響で出てくる怪獣は街中で出てくるという特徴があるとされる」

 

屋久島は、ダークエフェクトの怪獣と聞き、一体の怪獣を思い出した

「ダークエフェクトといえば……あの怪獣は今までに見たものではなかったわね」

「……勉強会だからね、勝手に発言も許そう……

そうだね、この怪獣はドキュメントを探し回ったけど、どこに存在は確認されていない」

そう言い、橘はとある怪獣をモニターに出した

「この怪獣はのちに本部からレジストコードが決定した。

ダークエフェクトの特性も合わせて、サイコダークと名前が決まった。

ダークエフェクトについては、その特性が影響を受けた人の協力により、ある程度わかったらしい」

「でも、本部は本当に性格が悪いと思うんです。

愛ちゃんや光君が被害を受けた子だってだけで、無理やり事情を聴きだすなんて……」

「まぁ、そのおかげで、特性が判明したんだが……ダークエフェクトの特性はかなり厄介だった

ダークエフェクトの特性は、何らかの精神的負担を抱えるものを標的にとりつき、

怪獣が同時に出現する……らしい

現在の日本だけでも精神的負担の要因は多い……いつ、どこでダークエフェクトの怪獣が現れるかは予測不能だ」

 

そういえば、と屋久島は坂牧にひとつ質問をした

「由依ちゃんのあのゴーグルってどうなってるの?」

「ポインタスコープですか?特に普通の指定機ですよ」

「あ、なんかのメテオールか何かだとおもったわ」

「朱里ちゃん、メテオールは30年前のファイナルメテオールから新規の開発は禁止されているんですよ?」

「そうだったっけ……?」

橘は待っていましたと、自身の持っていた資料のページをめくり、説明を始めた

「30年前、ファイナルメテオールが使われた後、メテオールは必要最低限のもの以外は封印処理、

新規開発も同時に凍結したんだ……

まぁ、怪獣が現れだしたからメテオールの開発は今後再開されるかもしれないね。

ちょうど、良いからGUYSの兵器についておさらいしようか、はい篠崎君、レッドスパロウの説明よろしく」

橘は篠崎に説明を投げた

 

「俺かよ!?あぁ……、レッドスパロウはあのGUYSガンウィンガーの後継機で、ガンウィンガーよりか強い!!

なんたってガンウィンガーより赤くてかっこいいからな!!」

「篠崎君が説明下手ってわかった、次は三原君、オオルリの説明を頼もう」

「GIG、オオルリはレッドスパロウのように、GUYSガンローダーの後継機として作られました。

しかし、オオルリはレッドスパロウの支援機としての性能を重視され、

さらに、マニューバモード時のブリンガーファンの機能がオミットされています。

ただ、ガンローダーよりもすべての性能が向上しており、

レッドスパロウとホワイトホットの両機とも合体できる特徴があります」

「ありがとう、わかりやすい説明だったよ」

篠崎はどこか満足そうに席に座る三原を見ていた

「じゃあ、篠崎君にリベンジをあげよう」

「よっしゃあああ!!来い!!」

 

橘は最初に見せた二枚のウルトラマンヒーローを見せた

「はい、本物は左だったね?じゃあその見分けができる場所を言ってくれ」

「目つきが悪い!!」

橘は二枚のウルトラマンヒーローをしばらく見つめ、その後篠崎を見た

ヒロがその沈黙に耐えられず、声をあげた

「あ!!ほら、篠崎さん!!あのウルトラマンは左右の手の色が違うんですよ!!

偽物のほうは両手とも手が赤いんです!!」

「……そうか!!偽物は両手が赤いんだな!?」

「はい!!」

「……やべぇ!!カッケぇ!!」

「はい!!……えぇえええええ!?」

「篠崎さん、赤が好きだからね」

 

勉強会はその後も続き、楽しく笑顔で終わったが、終わった後、一つの疑問を持った坂牧が橘に話をかけてきた

「橘さん、一つだけ何かおかしいなと感じることがあったのですけど……」

「なんだい?」

「ダークエフェクトが発生してから、火星の無人機への通信はできていますね?」

「あぁ、スペシウムを回収する無人機との通信のことか、送受信は今でもできているが?」

「インターネットも機能してますよね」

「……しているな」

「……何かおかしいと思いませんか?」

「何かおかしいところはあったか?特にはない気がするが……」

「ダークエフェクトが発生してから、ダークエフェクトの外側へ人工衛星を送る試みは全て失敗しています。

ダークエフェクトに侵入した時点でその衛星との通信が途切れています。

なのに、もとより外側にある衛星とだけ通信はできるって都合が良い気がします」

 

橘は顎に指を当てて、考えていた

確かに何かおかしいと

「ダークエフェクトに触れた途端通信が途切れる、もしくは衛星が故障すると仮定しても、

そこまでの能力があるなら、ただの通信が影響はないっておかしいですよね?」

「確かにそうだ……だが、そんな話、まだ報告すら上がってないぞ?」

「報告は確か一度本部に送られるんでしたっけ……?」

「坂牧君……まさか、本部を疑っていないかい?」

「はい、疑っています」

「どうしてだい?」

「いろいろおかしいですよね?性能が上がっているはずのレッドスパロウもオオルリも、

最近出現した怪獣に手こずっています。

可能性としては、それほど怪獣が強いか……マシンの威力が低いかです。」

「怪獣の強さなんて確かめられないだろ?何かの間違いじゃないか?」

「私の父親はあの二機を作って、本部に送りましたが……私にあの二機のチェックをさせてください

きっと、どこかがおかしくなっているはずです」

橘はしばらく悩むと、坂牧と格納庫へ向かった

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?
わかりにくい部分があったかもしれません、その部分はフィーリングで想像してもらえれば幸いです
まだうまく書けない部分があったので、これからの話でゆっくり仕上げていきたいと思います
では!!
ご感想、ご指摘お待ちしております

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