ウルトラマンヒーロー   作:ホルンでごぜーます

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今回はパソコンからです
やっぱりお話を書くのは難しいですね
では本編をどうぞ


思い出のヒーロー/メビウス2-負思念体ディノゾール登場-

突如怪獣ディノゾールが現れたことで街もGUYS基地も混乱が生じていた

各天体観測局がダークエフェクトの変化を報告を上げておらず、再確認をしているが、

やはりダークエフェクトの変化を認められなかった

橘はモニターに映し出されている状況確認をしているクルーに聞いた

「つまり突如出現したにも拘らず、あのディノゾールはダークエフェクトの怪獣ではない……

そう言いたいのか?」

『はい、そのはずです!!しかしディノゾールが現れた地点に宇宙船の反応もありません

あり得るとしたら……ダークエフェクトによる新型の怪獣だとしか……!!』

「わかった、何か分かり次第報告してくれ」

『GIG!!』

橘は通信を切った

 

その時、橘に篠崎の怒声が響いた

「隊長!!どうして出撃の許可が下りないんですッ!!」

「さっきも説明したが、本部から出撃の停止を命じられている、偽物の通信ではない、確認も取れている」

「じゃあ街はどうするんです!!あの怪獣が暴れているだけじゃないですか!!」

「気持ちはわかる、確かにこのままだと被害は拡大する、だがあの街は高い建物が密集している

もしディノゾールを攻撃し奴を刺激してみろ、少し暴れただけでそこらのビルが倒壊するんだ、

本格的に暴れていない今しか、民間人が避難する余裕がない、

……一人でも多くの民間人が避難するために今は耐えるんだ!!」

「……クソッ!!」

篠崎はその行き場のない怒りや悔しさを近くの机に拳を叩きつけることでしかごまかすことができなかった

 

その時、三原の机のディスプレイに報告が入る

「えっ!?た、橘隊長!!」

「どうした三原」

「ナンダが出撃してます!!」

「なんだって!?」

全員が周りを見渡すが、さっきまでそこにいた護とヒロがいない

「いつの間に……あいつら……」

篠崎がさっきまでの怒りよりも驚きの声を出した」

橘はメモリーディスプレイで護を呼び出す

「護!!まだ出撃許可は出してない!!

今出撃したらどうなるのか考えているのかッ!?」

『はい、刺激したら大変なことになるってわかってます』

「だったら早く戻れ!!民間人が避難してからでも遅くはない!!」

『でも、やり方はいくらでもあります、俺は……一人でも助けられるように……

今、この瞬間にも助けを求める人がいるなら、助けに行きたいんです!!

GUYSとして!!』

「……駄目だ、出撃許可は出していない、戻れ」

橘は少しだけ悩んだが、GUYS Japanの隊長として命令した

『謹慎処分でも除隊でも後なら受けます、あ!!ヒロは俺が無理やり連れて行っただけなんで!!では!!』

護はメモリーディスプレイの通信を一方的に切った

「橘隊長、本部から戦闘車両の出撃について、通信が来てます」

屋久島が橘に通信をつなぎますか?と確認を取った

橘は頷き、指令室の大型ディスプレイにsound onlyと表示され、音声が流れる

『出撃の許可は出していない、どういうことか』

「…………」

『橘君、もう一度言う、戦闘車両の出撃、本部は出撃するなと命令を出した

なぜ、出撃をしている』

「それは……」

橘の体は静かに震えていた……しかし、橘は俯いた後、息を大きく吐いた

「できることをしに行かせました」

『何?』

「私たちはGUYSとして、GUYSの誇りに恥じない行為をしなくてはなりません」

『君はその行為が被害を拡大させることにつながるとも報告したはずだが』

「はい、ですから本部の言うとおり、一人でも多くの人々を救える選択を取りました」

『橘君、どうなるか、待っていたまえ』

「もうここまで来たら何も怖くはないですよ」

橘は振り返った、そこにはすでに命令を待つ4人が立って待っていた

「過去にウルトラマン以外に怪獣に立ち向かえたものは、私たち人間しかいない

だからこそ、戦える私たちが一人でも多く……いや、助けを求める全ての人を助けるために頑張らなくちゃな

護とヒロを援護できる位置で、サポートしてやってくれ

……GUYS!!sally go!!」

『GIG!!』

 

 

 

 

 

 

街ではディノゾールが街をゆっくりと街を移動し、被害を大きくしていた

逃げまどう人々の中に違いはない

それをディノゾールは楽しむように、心に傷をつけるように歩き続けた

そこに一台の空飛ぶ車、ナンダがディノゾールの視線を塞ぐように顔の前に停止した

「やるぞヒロ」

「はい」

ナンダはディノゾールの体を中心にゆっくりと回り始めた、

さらに首が下を向かないように、高度を少し上げ回った

 

ナンダを顔で追うディノゾール、ナンダはゆっくりと、避難経路の反対へと移動し、

ディノゾールに自身を追わせることに成功した

「うまくいったな」

「はい!!」

「ただヒロ、この音だけはどうしようもないのか?」

『バックします……バックします……』

ナンダから発生しているバック音に護は少しだけ不快を示した

「しょうがないじゃないですか、車ですから、ちゃんと音を出さないと」

「この音は自動車じゃなくてトラックだろ……」

ディノゾールの注意がそれている内に、避難を進める人々だったが、

このままうまくことはなかった

 

ディノゾールのが大きく開いた、咄嗟にナンダの高度の上昇と、

右にハンドルを切り、何かから回避しようとするが、

ディノゾールの口から放たれる何かが、ナンダの車体を切った

ナンダの車体の後部が切られ、完全に制御が利かなくなったナンダは地面に落下していく

避難していた人々はその様子をみて悲鳴を上げた

どんどんと地面に近付くナンダ

揺れる車内で、護はフュージョミッションを取りだし、ヒロは自分を見る護に頷き、光り輝いた

護も自身を光に変え、ナンダから飛び出した

「ヒーロォーーーッ!!」

フュージョミッションを前に突き出し、ヒロの光に合わさり、ナンダを包み、光からウルトラマンへと姿を変える

青い体のウルトラマンが現れ……

一瞬の光とともに、赤い体のウルトラマンに変わり、ナンダを左手に持って着地した

護は近くにナンダを下す、人々の歓声が響いた

 

ヒーローはディノゾールへ構えた

『サァーーッ!!』





実際に怪獣が現れたらみんなどう逃げるんだろう……っていうこと考えて
いや、怪獣が昔からいるM78の世界観なんだから避難経路ぐらい設定されてるな
と思いました

学校で流れる避難訓練の放送もきっと怪獣が現れましたが存在してるんだろうな
次の更新も早めに書きますでは

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