もう一つの方の作品は活動報告どうりに3月にあげますのでどうかこの小説で我慢して下さいm(_ _)m
私の名前は○○。人里に住む妖獣だ。ちなみに狼だ。
身長は…138cm。
……え?スリーサイズだって?教えてほしい?
別にいいけどさ…
あー、バストが64で、ヒップが73、ウエストが53。
…あ?今、私のこと『ロリ』って言った奴。出てこい。テメェの身体を食い千切ってやる。
お前らの業界ではご褒美なんだろ?
こう見えても私は執念深いんだよ。
…さて、自己紹介はこれくらいにして、今日も姉貴に挨拶にいくか。
まだ朝早く、人気の無い人里を水色の髪をたなびかせて歩く。
日は上がりきっておらず周囲は薄暗い。
手には自家菜園で作った採れたての野菜、果物を持って、目的地は『迷いの竹林』。
ああ?『姉貴』が誰かだって?…いちいち聞いてんじゃねぇよ。もうちょいで分かるんだからじっとしてろ。
で、目的の竹林についた訳だが…。
『迷いの竹林』
そこには何時までも薄い霧が立ち込め、高く伸びた竹が此方を試すかの様に上から睨みつけてくる。
この竹は異常な速度で成長し、日々日々変化するため目印というものがない。
よってとても迷いやすく、運が悪ければ一生抜けられないと言われる。
……噂ではこの霧の上空には化け物がいるとか…。
「ハァ、しかし此処にはどうも慣れないな…」
と、愚痴を零しつつも姉貴はここで生活しているので入らなければ会えないのだが。
取り敢えず、地面の匂いを嗅ぎ始める。
姉貴の匂いを見つけるのだ。
「…あった」
その匂いを辿って竹林を歩く。
どんどんと匂いが強くなってくる。近づいてきた証拠だ。
そして一段と匂いが強くなる。
目の前に姉貴がいると確信して顔を上げた。
「…また来たの?貴方」
そこには呆れた顔をした姉貴…『今泉影狼』殿がいた。
「…姉貴!おはようございます!」
「ああ、もう、…おはよう」
「差し入れっス!どうぞ!」
持ってきた野菜、果物を差し出す。
「ありがとう…でも何度も言うけど何で私が姉貴なの?」
「姉貴はあの『博麗の巫女』に戦いを挑み、追い込んだではないですか!」
そう、ある異変が起こったとき、私は迷いの竹林にいた。
そして、見たのだ。姉貴が博麗の巫女に弾幕ごっこで勝負しているのを。
「でも、私は負けたのよ?」
苦笑を浮かべて私を見る姉貴。
「何をおっしゃるのです!あの『博麗の巫女』に善戦したのですよ!?」
あの怪物巫女に戦う前に瞬殺される仲間がいる中での『影狼』の姿は、まさに自分にとっての英雄だった。
「(悪い子じゃないんだけどなぁ…)」
影狼は心の中で呟く。
「うーん、でも私は何も教えることはないよ?」
「大丈夫です!私は姉貴の後ろを付いて行きます!」
「そ、そう…」
「ですが私もいつかは姉貴のように狼に変身したいです」
「だけどあの姿は結構毛が……いえ、何もないわ」
「?どうしました?」
「いずれ変身出来たら分かるわ….」
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姉貴に朝の挨拶を終え、人里へと戻る。
帰ってくる頃には日も上がり人里には早くも活気に溢れていた。
「おう!○○ちゃん!おはよう!」
「ああ、八百屋のおやっさんか。おはよう」
「○○じゃねぇか。おはよう」
「おう、大工のオヤジ。おはよう」
「○○ねぇちゃん!おはよー」
「向かいの娘か!おはよう」
実は私はある能力で人里ではちょっとした有名人だ。
どんな能力かって?それはな…
「おーい○○!来てくれー!アレ頼むわ」
…どうやら早速出番のようだ。
声をかけられた方へ向かうと、着物をきた青年が家からコッチコッチと手招きしている。
顔馴染みでもあるので別段緊張も無く家に立ち入り、言われるがままついて行くと、そこには
桶に汲まれた大量の水があった。
「コレをアレすればいいんだな?」
「そうだ。いけるか?」
「勿論だ」
桶の水に手をかざし、能力を発動する。
すると、一瞬にして
グツ、グツ、グツグツ
時間にしてみればほんの一秒もなかっただろう。
あっという間にお湯が沸いたのだ。
「おー!ありがとう!薪をきらせてて火が無かったんだ。助かったよ」
「ふふん、お安い御用だ」
そしてさっそうとその家をさっていった。
これで私の能力が分かっただろう?
…え?まだわからないって?…しょうがないな。
私の能力は
『一瞬にしてお湯を沸かす程度の能力』だ。
…おい、そこのお前。『地味』だとか『弱っ!』って言っただろ。
これでも妖獣だ。妖獣の力をその身に刻んでやろう。四肢を噛み砕いてやる。
因みに私が沸かしたお湯は普通のお湯より冷めにくいんだぞ?
しかも発電にも使えてだな…
…まあ、言ってても仕方がない。今日は仕事があるからな。
まず、飯を食べてその後、仕事場である河童んとこに行くとしよう。
取り敢えず肉を買って帰ろう。(人肉じゃないよby作者)
……作者よ。私の回想に入ってくるんじゃない。
作者「え?…フゴッォ!」ピチューン☆彡
…フム、今日は肉を買わなくても良さそうだな。
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飯を食べ終え、河童の住処である『妖怪の山』へ向かう。
勿論歩きで、だ。
…空を飛ばないのか、と言われてもなぁ、飛べないから仕方ないだろ。あいつらとは違うんだから。
暫く歩くと川が見えてくる。この川を沿って歩いていけば…
「お!来たな○○!今日は頼むよ」
「ああ、勿論だとも」
この話し掛けて来た河童は『河城にとり』。
同じ髪色なので何かと親近感を覚えている。
「さあさあ、入って入って」
にとりのラボへと入る。
周囲の壁からは絶え間無く機械の駆動音が反響していた。
「こっちだよ」
ラボの奥へと進み、他の部屋とは違い随分こじんまりとした部屋へと通された。
その部屋の中央には大きな桶に並々と注がれた水とその上に組まれた謎の装置があった。
「あとは頼んだよ」
首肯を返し、桶の水に能力を使う。
…この量を沸騰させるには少々体力を使うようだ。
「…ハァ!」
グツグツグツグツ
「ふう、無事に沸いたよ」
「おーありがとう!」
因みに私は何をしたのかと言うとどうやら電気とやらを作っているらしい。
どうも私もよくわからないのだが。
なにやらタービンがどうとか熱エネルギーがどうとか何を言っているのやら。
こういう話は河童に丸投げするしかない。
「…ところで○○さ。この後時間ある?」
「なんだにとり?別に空いているが」
「ちょっと遊んでいこうよ」
そしてにとりはチラッとポケットから3D○を見せる。
「ふふ、その言葉を待っていたよ」
そして私もポケットから3○Sを取り出した。ーーーーーー
「今だヤド○ン!『とおせんぼう』!」
「なに!?」
「これで○○のポ○モンは交代出来ないよ?」
「しまった!」
「このポケモ○の名前は25ヤ○ラン!このままTOD勝ちだ!」
「この卑怯者め!」
「褒め言葉です(^◇^)」
まさに外道。ーーーーーーーーー
「あ!?リオレ○スそっちにいった!」
「任せろ。…くらえ属性解放切り!」
『ギャオオオオ』
「しまった!?にとり!後ろ!」
「え?」
『ドカーン』
『力尽きました』
『報酬金が3000z減りました』
「「…………………」」
ーーーーーーーーーーー
「1、2、3、4、5…まーた借金だよ…」
「ふふ、さっきの○ケモンで害悪パなんて使ったからバチが当たったんだ」
「ちぇ、言ってな。今に大逆転してやる」
「ふん、どうだか…8か。1、2、3、4、5、6、7、8…えーなになに?『最下位の人と手持ちのお金を入れ替える』ぅ!?なにこれ!どんなマスなのよ!」
「わーい、わーい(^◇^)」
「また、にとりに負けた…orz」
「あ、もうこんな時間だ」
人○ゲームで意味のわからないマスに止まりにとり惨敗し、雪辱を晴らすべくス○ブラでボコッていたのだが、そろそろ帰らなければならない。
「○○もう帰るのか?」
「ああ、まだやる事があるからな」
「そうか…また来てね!」
「そうするよ。楽しかったよ。またな」
そうしてにとりのラボから人里の自分の家に帰った。
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帰宅するとまず、家庭菜園の野菜、果物たちに水をあげる。
姉貴にあげるものなんだ、しっかり育てないと。
その後、保管してあった肉を喰らい、(何の肉か?…ご想像にお任せする)
布団を引いて床へと着く前に日記を記す。
日記は癖みたいなもので子供の頃からずっと続けている。
……おい、今私を『今も子供だろ』と思ったやついるだろ。後でシバく。覚えとけ。
そしてゆっくりと瞳を閉じていった。
種族→妖獣(狼)
危険度→極低
能力→一瞬でお湯を沸かしす程度の能力
身長/体重/BWH→138cm/38kg/64/53/73
性格性質→執念深い
髪色→水色
これは作者の本名でやった結果です。
こんな感じで『メッセージ』で送って頂けたら嬉しいです。
…感想欄からでもいいですがネタバレになるのでm(_ _)m
どんどんご応募待ってます!
後、感想も待ってます。
…来るのかなぁ。