今回はいよいよ穂乃果達が本格的に動き出します!
1年生のあの娘も初参戦です!!(上手く書けるかは不安ですが・・・。)
それではお楽しみください!
「見て見て見て見て!!」
音ノ木坂学院の二年生、高坂穂乃果は教室に入るや否や先に来ていた幼馴染の南ことりと園田海未、そして最近友人となった諏訪部志郎と武藤幸雄が話してるところに割り込み、机の上にあるものを広げた。
「「え?」」
幼馴染の二名は困惑し、
「これは・・・。」
「スクールアイドルの雑誌じゃねえか。どうしたんだいきなり。」
男二人は疑問を抱いた。
「アイドルだよアイドル!」
「いや見りゃ分かるがなz」
「こっちは大阪ので、これは福岡のスクールアイドルなんだって!最近スクールアイドルは人気でどんどん増えてるみたいで、スクールアイドルのいる学校は入学希望者はどんどん増えてるんだって!!」
「いやだからなぜ」
「それで私考えたんだけど・・・、ってあれ?海未ちゃんは?」
志郎の問いもどこ吹く風とばかりにスクールアイドルについて話す穂乃果だったが、いつの間にやら海未の姿が忽然と消えてることに気が付いた。
「あいつなら廊下に行ったべよ。」
幸雄がそう言うや否や穂乃果は廊下に向かって走っていき、ことりは穂乃果を追っていった。
「海未ちゃん!まだ話は終わってないよ!!」
「わっ、私は用事が・・・、」
「いい方法を思いついたから聞いてよおお!!!」
廊下に追ってきてまで食い下がってくる穂乃果に海未はため息をつきながら、
「私たちでスクールアイドルを始めよう、だなんて言い出すつもりでしょう?」
「うっ海未ちゃんエスパー!?」
自らの思惑を見破られた穂乃果は驚いた。
「いや、話を聞いてれば誰でも察しがつくと思うが・・・。」
「よっぽど頭のキレが悪くなければの話だがね。」
遅れて出てきた志郎と幸雄がツッコミを入れる。
「なら話は早い、それならさっそくアイドル部を!!」
「お断りします。」
「なんでえ!?」
(廊下に逃げた時点で察しろよ・・・。)
志郎と幸雄は喉まで出かかった言葉を飲み込んだ。
「だってこんなにかわいいんだよ!?こんな服滅多に着られないよ!?」
雑誌を見せながら穂乃果はさらに食い下がろうとするが、
「そんな事で本当に生徒が集まると思いますか!?その雑誌のアイドルだってプロと同じような努力をしてここまで来たんですよ!!穂乃果みたいに好奇心だけで始めても上手くいくはずがないでしょう!!」
「うっ・・・。」
「おお、海未選手さっきと打って変わって攻勢に出たぞ・・・!」
「茶化すな幸雄。下手すりゃ巻き込まれかねん。」
「あはは・・・。」
ぶつかり合う幼馴染たちと、それを見て実況してる新しい友人二名を見ていることりはただ苦笑するしかなかった。
「はっきり言います。アイドルは無しです!!」
海未ははっきりと穂乃果の提案を切り捨てた。
時は変わって昼休み。志郎と幸雄は廊下を歩いていた。
「なあ幸雄。さっきの穂乃果の提案、どう思ってる?」
「あれか?うーん。悪い話ではないと思うがね。まあ、出来るならの話でもあるが。志郎はどう思うよ。」
「俺も悪くない案だとは思ってる。スクールアイドルを作ってその人気を利用して集める・・・。それなら名物に欠ける音ノ木坂学院でも何とかなる。だが・・・。」
「まあ、言い出しっぺのあいつがあれじゃあ望み薄だわな。」
「ああ、彼女には悪いんだがな・・・。」
「いい案ってのは簡単に見つからんもんだねーっと。・・・ん?」
「どうした幸雄。ん?音楽が聞こえる・・・。」
廊下を歩いていると、どこからか音楽が聞こえてきたので二人は音楽が聞こえてくる方に向かって歩いて行った。
「ここは音楽室か。」
「中で誰か歌ってるな・・・。」
中を覗いてみると、赤い髪の少女がピアノを弾きながら歌を歌っていた。
「歌声・・・、結構澄んでてきれいだな。」
「ああ、しかしあの歌聞いたことねえな。かなりマイナーな歌手の歌かね・・・。」
「そこに誰かいるんでしょ?入ってきてもいいわよ。」
(うげっバレた・・・?)
(みたいだな。)
そう二人で小声で話し、覚悟を決めて音楽室の扉を開いた。
「いやあ、すまんね邪魔しちゃって。」
「歩いていたら君の歌が聞こえてきてな。つい立ち聞きしてしまった。」
「あなた達、確か研究生の先輩よね?」
「俺たちを知ってるのか。」
「そりゃ音ノ木坂にいる男なんて一部の先生かあなた達くらいしかいないじゃない。」
「んまあ、そりゃそうだわな。あ、一つ言わせてもらうと先輩には敬語で話した方がいいぜ?俺たちは、んなことは気にしないタイプだが他の人だったら雷落とされても文句は言えねえぜ・・・?」
そう言って幸雄は意地悪そうな笑みを浮かべる。
「ヴぇっ・・・、すいません。」
「謝る必要はないさ。こいつはこんな奴だからな、楽な話し方で話してくれ。そうしてもらえると助かる。」
「そ、そう?ならこのままでいくけど。」
「いやあそれにしても君ってすごく歌上手いねえ、ピアノも上手だし。将来はピアニストになれるんじゃね?」
「べつに、そんな大層なもんじゃないわよ。ただ好きでやってるだけ。それに・・・。」
「それに?」
「ううん。なんでもないわ。先輩たちこそなんか用でもあるの?そっちの人は何か言いたげだけど。」
「ありゃ、分かっちまったか。実はスクールアイドルをやってくれそうな娘を・・・。」
「お断りします。」
「即答かよ!?まだ前ふりしか言ってねえんだけど!?」
「はあ・・・。さっきも女子の先輩から似たようなことを言われたのよ。もしかしてあなた達の知り合い?」
「少し聞いてもいいか?そいつはどんな感じの奴だった?」
「どんな感じって・・・。茶髪のサイドテールで・・・、あとやたらうるさい人だったわよ。」
(幸雄、これは・・・。)
(ああ、間違いねえ。穂乃果の奴先走りやがったな。)
「で?その人がどうかしたの?」
「ああ、そいつは知り合いでな。」
「その、なんだ。いきなり勧誘して悪かったな。あいつには後でお灸をすえとくからよ。邪魔したな。」
そう言って幸雄は音楽室から出て、志郎がそれに続いたが、少女は二人を引き留めた。
「まって!」
「どした?まだ何か?」
「まだ名乗ってなかったわ。私は1年の西木野真姫。あなた達は?」
「武藤幸雄。まあ、縁があったらまた会おうや。」
「諏訪部志郎だ。いきなり邪魔してすまなかったな。じゃあ。」
そして二人は音楽室の扉を閉めて去っていった。
「武藤先輩に諏訪部先輩・・・。覚えといても損はなさそうね。」
「おい幸雄。お前があんなにすんなり引くなんてらしくないな。何か策でもあるのか。」
「ない。いや、正確に言えば潰されたと言うべきかねえ。」
「潰された?」
「ああ、正直穂乃果の奴が先に目を付けていたのは計算外だった。本当ならあそこで煽てたり色々やって引き込もうとしたんだが・・・。」
「あいつが先に勧誘して手ひどく断られたみたいだしな。」
「それともう一つ。あの娘はそういうおべっかとかは通用しないっぽいってのもあるからなあ。」
「あの歌声はいいと思うんだがなあ・・・。」
「ああ、俺としてもこのまま引き下がるのは癪だからな。なんとしてでも引き入れてやるさ。それには新しい手を考えなくてはな・・・。」
「幸雄・・・。あまり邪道な手は使うなよ?」
そして放課後・・・。志郎は借りた本を図書館に返しに行っていた。
「幸雄の奴、今日は用事があるって言ってたな。生徒会にでも行っとるんかね。」
「おーい、志郎くーん!」
本を返し終わり、げた箱から出て帰ろうとしたところでことりが志郎に駆け寄ってきた。
「おう、ことりか。どうしたんだ?」
「ねえ、志郎くん。このあとちょっと時間あるかな?」
「ああ、別に構わんがほかの二人はどうした?」
志郎が尋ねると、
「それは秘密。今から海未ちゃんも呼びに行くところなの。」
といって微笑んだ。
二人が弓道場に着いて中を覗いてみると、なんと海未がへたり込んでいるのが見えた。よく見てみると、海未の射た矢はどれも的から大きく外れていた。
「どういう状況だよ・・・。あいつがあんなに外すなんて。」
一度海未の練習を見学した志郎にとってはとても異様な光景に見えたが、それに構わずことりは、
「海未ちゃーん。ちょっと来てー。」
と、海未を呼んだ。
「志郎には恥ずかしいところを見せてしまいましたね。」
「別に気にする事はないさ。誰しも不調なときはあるさ。」
「ありがとうございます。全く、穂乃果が悪いんです。あんなことを言うものだから全然練習に集中できません。」
「でもさ、それって少しはアイドルに興味を持ったってことだよね?」
「うっ。そ、それは・・・。」
(なるほど、そういうことか。今の話から察するに、海未は自分がアイドルになった姿を想像してしまって悶えていたというところか。海未、この場に幸雄がいなくてよかったな。いたら確実にそれをネタに弄りまわされてただろうからな・・・。)
「でも、本当にうまくいくとはとても思えません。」
「でも、こういう時っていつも穂乃果ちゃんが言い出してたよね。」
「そうなのか?いや、大体想像はつくが・・・。」
「うん。私たちがまだ小さかったころに、大きな木に登ってみよう!って穂乃果ちゃんが言い出した事があるの。私と海未ちゃんは無理だよって言っても穂乃果ちゃんは大丈夫だよって言ってどんどん登っていくから私たちも付いていくしかなかったんだよね。」
「ははは、目に浮かぶなあ。で、それでどうなったんだ?」
「何とか登り切ったけど、乗ってる枝が折れちゃって穂乃果ちゃんは上の枝に飛びついたけど、私たちは木の幹に掴まって滑り落ちそうになっちゃったんだ。」
「それって一つ間違えたら大ごとになってただろうに・・・。」
「でもね、そこから見えた夕日がとてもきれいだったの。穂乃果ちゃんは私たちがしり込みしちゃうところを引っ張ってくれて、見たことのない場所に連れてってくれるんだ!」
「まあ、そのせいで散々な目にあうことも多かったですがね。穂乃果は強引すぎるんです。」
「そうは言うが、悪くはないって顔をしてるぞ。」
「なっ!?そ、そんなこと私は言ってませんよ!」
「だが、後悔したことはないんだろうな。きっと。」
「それは・・・。」
海未の目には、幼い頃に三人で木の上で見た夕日がまだ鮮明に浮かび上がっていた。
「着いたよ。二人とも、見て。」
ことりが志郎と海未に見るように促した先には、
「ほっ、ほっ、ほっ・・・。うわあっ!!いったーい・・・!やっぱ難しいなあ。みんなよくできるなあ。よし、もう一回やってみよう。」
何度も転びながら、めげる事無くステップの練習をしている穂乃果がいた。
「ねえ海未ちゃん、志郎くん。わたし、やってみようと思うんだ。海未ちゃんはどうする?」
「私は・・・。」
「うわわわ!あいたたたた・・・。ってあれ、海未ちゃん?」
穂乃果がまたバランスを崩して転んだところに海未が駆け寄り、穂乃果に手を差し伸べていた。
「一人で練習をやっても意味がありませんよ。やるなら三人でやらないと。」
「海未ちゃん・・・!」
それを見ていた志郎は、そんな二人の姿を見てあることを感じていた。
(穂乃果は決して優秀な人物とは思えない。だがこうやって人を惹きつけ、ついていきたいと思わせる才が、カリスマがある・・・。父上のそれとは形こそ違えど、これもまた人を導き、高みへと上り詰めることが出来る、俺が持つことのできなかった才・・・。ならば俺のやることは・・・!)
「待てよ。三人じゃなくて、四人だろ?」
「え?」
海未とことりは志郎の言った事が一瞬理解できなかったのか戸惑っていたが穂乃果は、
「志郎くんもスクールアイドルをやりたいの!?男子のスクールアイドルは予想外だったなあ・・・!」
「違う!そうじゃない!俺はお前たちの手伝い、つまりサポートをするって言ったんだ。まあ、歌もダンスもてんでど素人だが出来ることならなんでもするぜ!」
「おお!ありがとう志郎くん!」
こうして、穂乃果達のスクールアイドルとしての活動が始まる、と思われたが・・・。
「失礼します!」
穂乃果達三人と志郎はアイドル部を設立するために部活設立申請書を持って生徒会室に来た。
「お、どうしたんだお前らいきなり。しかも志郎も一緒か。」
「あれ?幸雄くん生徒会室で何してるの?」
そう、生徒会室には生徒会長の絢瀬絵里と副会長の東條希だけでなく、幸雄の姿もあったのだ。
「あ?見ての通り仕事中さ。仮所属ではあるが俺も生徒会の一員でね。」
「そうなんだー。あ、そうだ!生徒会長、これを!」
穂乃果は申請書を絵里に渡した。
「これは?」
「アイドル部設立の申請書です!」
「それは見ればわかります。」
「では、認めていただけますね?」
「いいえ、部活は同好会でも最低でも5人の部員が必要なの」
「しかし、校内の部活動では5人以下のところがたくさんあると聞いています。」
「設立した当時は部員が5人以上いたはずよ。」
「となると、あと一人必要やね。」
希は笑いながらそう言ったが、
「いいえ、俺も彼女らと同じ一員ですが、あくまでもマネージャーに徹します。よってそういうことになるとあと二人必要になります。」
志郎はそう反論した。
「あと二人・・・。分かりました。行こうみんな。」
穂乃果は海未達を促して出ていこうとした時、
「待ちなさい。どうしてこんな時期にアイドル部を始めるの?あなた達2年生でしょ?」
「廃校なんとしても阻止したくて。スクールアイドルって今凄い人気になっているんです。だから……」
「だったら、例え5人集めてきても認めることができないわね」
絵里は即座に穂乃果の提案を否定した。
「どうして?」
「部活動は生徒を集めるためにやるものじゃない。思い付きで行動したところで状況は変えられないわ。変なことを考えてないで、残りの2年に自分のために何をすべきかを考えるべきよ。」
そういって絵里は穂乃果達に申請書を突き返した。
この時、志郎の心中は穏やかなものではなかった。せっかく穂乃果達が一生懸命考えたことを「変な事」と言い捨てたことに志郎は激しく憤っていた。だが、ここで怒りを露わにすれば彼女たちの思いはまさに無駄なものになってしまう。それに、絵里のいうことにも一理あるとも考えており、その二つの思いが彼の中でせめぎ合っていたのだ。
「さっきの言葉、誰かさんに言い聞かせてあげたいセリフやったなあ。」
穂乃果達が去ったあと、生徒会室で希は絵里に向かっていった。
「え?さっきのあのセリフ、生徒会長と関係があるんすか?」
幸雄はにやけながら希に尋ねた。
「希!まったく・・・。一言多いのよ。」
「・・・。さーてと、じゃあ俺は先に失礼しますわ。」
「ちょっと武藤くん!?まだ帰っていいなんて・・・。」
「仕事ならあいつらが帰る前に終わらせちゃいましたよ。そんな事より、あんな面白そうなことを却下するなんて、生徒会長も人が悪い。」
「面白半分で余計なことをしてほしくないからよ。」
「別にきっかけなんてそんなもんでしょう。彼女たちの目を見たところ、本気に見えましたし。」
「あなたに何が分かるの?」
絵里は幸雄に訝し気に問いかける。
「俺は人を見る目には自信があるんすよ。『どこかの誰かさん』とは違ってね。言うなれば『炯眼』ってやつですかね?」
「あなたねぇ・・・!」
煽られた絵里は言葉尻に怒りをにじませるが、
「理屈をあれこれこねて何にも動きがとれないよりも、あいつ等みたいに勢い任せに動いた方が光明が差す場合もあるんですよ。正論であれば良いってもんじゃあないんですよ、会長。」
「うっ・・・!」
そう語る幸雄の目はあまりにも鋭くて冷たく、絵里でさえもたじろぐほどであった。
「んじゃあ、俺はこの辺で失礼しまーす!」
幸雄はそういって、生徒会室から出て行った。
「なんなのよあいつ・・・。」
「これは随分な曲者が来ちゃったみたいやね。でも、ゆっきーくんのいうことも一理あると思うで?えりち。」
「それは分かるけど・・・。」
絵里はただ窓の外を見ることしかできなかった。
場所は変わり、校舎前。穂乃果達は失意の中、桜並木の道を歩いていた。
「がっかりしないで穂乃果ちゃん。穂乃果ちゃんが悪いわけじゃないんだから。」
そういってことりは穂乃果を励ました。
「生徒会長だって気持ちはわかってくれていると思います。でも、部活として認められなければ講堂も使えないですし部室もありません。」
「そうだね。ああ、これからいったいどうすれば・・・。」
「どうすればいいのでしょうか・・・。」
二人は深刻に悩んでいたが、
「このままやめてしまうのか?」
志郎は唐突に呟いた。
「このまま認められないからと言ってやめてしまうのか?お前たちの想いとやらはその程度なのか?認められないならば認めさせてやればいい。あの生徒会長を見返してやればいい。そもそも俺たちはまだスタート地点にも立ってすらいないが、それなら立つために、そして立った後も走り出せるように頑張ればいい。」
「そんなことは・・・。」
海未は無茶だともいえる志郎の言葉に反論するが、
「武の道を進むお前なら分かるはずだ。何事も頭で考えるだけでは始まらない・・・、動かねば始まらないことを・・・!」
そう志郎が言葉を返す。志郎は穂乃果の方を見て、
「お前はどうする?このままやめるか、進んで死中に活を見出すか。すべては言い出しっぺのお前次第だ。」
「私・・・、やっぱりやるよ!やるったらやる!!」
「その言葉を待ってい」
「やっぱりお前さんならそう言うよな。」
後ろから幸雄が現れた。
「「幸雄(くん)!?」」
「生徒会の仕事があったのではないのですか?」
「ああ、あんなもん俺の手にかかればチャチャっと終わっちまうよ。そんな事より俺も協力するぜ?」
「でも幸雄くん、生徒会が・・・。」
「ああ、俺別に仮所属だし。それに会長がああ言ったからって従う義理はないしな。」
「いいのですか幸雄?」
海未は呆れながら幸雄に問うが、
「ああ、俺は面白そうなことは全力で楽しむ主義でね。というわけで、俺も志郎同様出来る限りのサポートをしてやるよ!」
「幸雄、お前・・・。」
「ありがとう幸雄くん!よーし・・・!音ノ木坂学院のスクールアイドル、やってみせるよ!!」
「うん!」
「はい!」
「「おお!!」」
こうして、穂乃果を中心とした音ノ木坂学院の廃校を阻止するためのスクールアイドル活動が、今幕を開ける!!
いかがでしたでしょうか?
アニメとオリジナルのバランス配分が難しいのと、筆が乗っちゃってだいぶ長くなっちゃいました。(文字数およそ7300字)
もし長さに関して「こうしたらいいのでは?」と考えることがありましたら是非とも、ご意見をいただけたら幸いです。
遂に真姫ちゃんが参戦しました!上手く真姫ちゃんのキャラを描写できたでしょうか・・・?
それでは次回もお楽しみください!!