星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

FGOの最新章、セイレムの話が重い
結構来るものあるよ………………
あとレベル半減はやめて


では、どうぞーーー


第91話 師とは超えるもの

前回のあらすじ

 

お師匠様降臨

 

 

承太郎と渚が戦いを始めているとき、とある場所にて紫と女性が話をしていた

 

???「始まったみたいね」

紫「そうね、それで?どうするの?」

???「紫は………………うーん渚君のお手伝いしていて〜〜」

紫「あなたのところには助けは要らない?」

???「うん、西行妖が咲くまであと少し、その間ならあの3人くらいなら食い止められるし。それより万が一渚君がやられたら承太郎君を食い止めていて頂戴ねーー」

 

紫は首を縦に降る

 

紫「それより、渚さんはどれくらい保つの?」

「うーん、今からだとまぁ1時間は保つわね」

紫「そうならいいわ。さてそろそろ私も行かないとね」

「任せたわよ〜〜紫〜〜」

 

紫はそれに頷きながら隙間に入る

残された女性はくすりと笑う

 

「それにしても………………皮肉なものね、生涯不殺を貫き、一度しか殺しをしていない男が死してその不殺を破ることになるなんて」

 

そう言いいつのまにか手に、蝶がとまっていた

しかしこの蝶は普通と違い光って幻想的な蝶だった

 

 

 

 

 

 

 

 

ガキンッ!

 

承「やっぱりナイフ持ってましたか」

渚「まぁ当然だよね」

 

俺が刀で師匠を斬りつけようとしたら、服の袖からナイフを取り出し、ガードする

 

渚「おっと、流石に力勝負になったら負けるから離れないとね」

承「させません!」

 

師匠が後ろに下がろうとするが、俺が即座に詰めて間を持たせない

というか変に間を置いたりするとやられる

 

渚「うんうん、いい判断だよ。でも少し違うよ」

承「え?」

 

そう言い師匠は離れるのではなく近付く

まずい、これじゃ刀が振れない

 

渚「距離を一定に保つのはいいことだけど、それだったら武器を変えるべきだよ。刀じゃ近づかれた時に対処できなくなるよ」

 

そう言い師匠は俺のガラ空きの腹に肘を入れる

いくら非力な力でも、もろに喰らえば流石にダメージはデカイ

 

承「ゴフッ」

渚「承太郎、前に行った筈だよ?君は詰めが甘いって」

承「そ、そうですね」

 

俺はそういい腹を抑えながらふらふらと立ち上がる

 

紫「あらあら承太郎、結構押されてるわね」

承「紫か」

 

そう言い俺と師匠を割って入るように間に紫が出てくる

 

渚「どうかしたの?」

紫「いや〜〜あの子にあなたを手伝いに行けって言われたの」

渚「へぇ、でも要らないよ?寧ろ邪魔しないでね?邪魔したら………………」

 

そう言い微笑みを絶やさなかった師匠の表情が凍った

 

渚「許さないよ」

 

そう声のトーンを下げていった

紫の師匠の殺意に驚き冷や汗をかいている

 

紫「えぇ、勿論よ。私は2人の見学人になるつもりだったし、いいでしょう?それぐらいは」

渚「もちろん!いいよ」

 

そう言い師匠の表情が元に戻った

 

渚「さて、雑談はここまでにして。さぁ続けよう」

 

そう言い師匠は服を脱ぐ、下には軍隊とかが着るような服を着ていた

かつて師匠が中学校のときに来ていた体操服か

完全装備だな

 

渚「言ったはずだよ?こうでもしないと勝てないと、ただですらあまり得意じゃない戦闘なんだから」

 

そう言ってはいるけど、俺は師匠の本気を一回も見たことがない。

良くて8割の実力しか見てない。

そこが不安だ

 

承「相手は圧倒的格上。一個のミスが死を招く、だが勝てない相手ではない」

 

俺はそう自分に言い聞かせる

 

渚「実力の全てを出し切らないと僕には勝てない、それぐらいは知っているよね?出し惜しみなんかしてる暇はないからね」

承「当たり前です。死ぬ気でいかないと勝てない相手ぐらい知っています」

 

そう言いお互いに間合いを詰める

師匠は武器はナイフ2本とハンドガン一丁か

一番怖いのは銃だな、至近距離で打たれたら死ぬ

だが注意さえすれば、対処は簡単

だが、おそらく基本攻撃はナイフだろう

銃はリロード時間が必要になる。

そんなことをしてる暇はない。

ということは近付きたくはないが、離れて仕舞えば一瞬で気配消されて終わりだ

 

承「覚悟を決めるか」

 

俺はそう言い刀を構えて突っ込む

 

渚「やってることは同じね、容易に避けれるよ」

承「確かに避けられるでしょうね!」

 

俺はそう言い右に持ってる刀を振り落とした

師匠はひらりと躱しナイフを俺の腹に突き刺さす

 

承「やっぱりそう来たか!」

 

俺は予測出来たから、体を捻り回避する

そして、左の手の刀で斬りかかる

 

渚「まだ、甘いね」

承「グッ!」

 

そう言い師匠は回転して俺の腹に蹴りを入れる

そしてその反動を活かして、後ろに下がる

無駄がない、だが

 

バチッ

 

渚「ッ!」

(何か踏んだ?)

 

師匠は足元を見渡すが何も無い、気の所為と判断すると即座に構え直す

俺は蹴られたせいで体制が崩れていたため、追撃は出来なかった

 

承「ザ•ワールド!」

渚「おっと」

 

師匠は俺がザ•ワールドを出した瞬間、躊躇わず結構な距離を取った

時止めは無理か、こんなに距離じゃ時止め中に目の前に行けるのが限界だ

それに師匠が何も対策をしていないはずがない

下手には使えない。ミスったら不味いし

 

承「不味い、殆どの案が無理だ。倒し方が分からん」

 

刀じゃ避けられる、弓も、能力も、肉弾戦も

こうなったら、もう出し惜しみなんか言ってられない

俺はそう思い刀を両方鞘に収める

 

承「短剣2本、製造」

 

そう言い俺の手に短剣が2本現れる

 

渚「刀は使わないの?」

承「はい、今は使いません」

渚「それで、その二本の短剣で戦う気?」

承「まさか」

 

俺はそう言い手に持っている短剣を両方投げる

さらに俺はまた同じ短剣を作りまた投げる

短剣は回転しながら、横に左右対象に曲線を描きながら師匠に向かう

最初に投げた方は後ろから、後に投げた方が前から師匠を目掛け突っ込む

 

渚「成る程、4点同時攻撃ね。でも、回避は簡単だね」

 

そういい師匠は横に動く

しかし短剣は急に方向を変えて師匠をが移動した方に行く

 

渚「何故………………そうか…………『バステト神』か、あの電気が流れた感覚はそれか。今の僕は磁石人間だから、金属のあの短剣は僕に向かってくるということか」

 

それが分かると否や、師匠は動きを止めナイフを落とす

そして呼吸を整える

俺はその間に後ろに回り込み刀を2本抜いた

 

渚「フッ!」

承「なっ!」

 

師匠は後ろから飛んで来た二本の短剣を柄の方に手を伸ばし取った

そしてもう後ろにある方の短剣も取るそして前方の方も同じように短剣も取り、短剣で刀を弾く

そしてすかさず短剣を俺に向かって投げる

 

承「危なっ!」

 

俺は間一髪体をそらせることができ回避出来た

 

渚「………………あの短剣結構いいやつだったね。とっさに承太郎の刀の攻撃をガードしたのにヒビ一つ無かったからね。投げたのは失策だったかな?」

 

そう言っているが短剣の強度よりも、俺は師匠のあの行動について言いたかった

殆ど投げた短剣4本、そして俺の刀2本による同時攻撃だったのだが、捌き切られた

あの膨大な動作を僅か1秒にも満たない速さで行った

俺は絶対に不可能だと思う

普通ならば

だが、それに当てはまらないのが師匠だ。

 

渚「さて、じゃ僕のそろそろ攻めようかな」

 

師匠はそういいナイフを拾った

俺はそれを見るなり刀を構え直した

 

渚「ほら、隙だらけだ」

承「え?」

 

目の前にいた師匠はいきなり背後に回っていた

あまりにいきなりな出来事に俺は後ろに下がるのがやっとだった

 

渚「駄目じゃないか、承太郎。背中を取られちゃ」

 

師匠から背後を取られるなというのは無理があると

反応できるのがやっとだ

普通なら殺されてようやく気付くレベルだぞ

 

渚「ほら、僕を捉えてみて」

 

そう言い師匠はまた背後にいる、俺は後ろに斬りつけるが、避けられる

 

その後も、背後を取られつつけた

そしてナイフで地道に攻撃する

 

承「こうなったら……………………」

 

俺は目を瞑った

そして残りの五感を研ぎ澄ます

集中、集中しろ

師匠は次に何処に行く………………

足音は聞こえない、気配も無論ない

 

 

 

承「そこダァああ!」

 

 

俺はそういい後ろを振り向き刀を振るった

 

渚「グッ!」

 

師匠はナイフを一本でガードしたが突き破り、左肩を斬りつけた

だが傷は浅いか

 

渚「さすがだね、承太郎。でもね、君は大きな過ちをしている」

 

俺は黙って、話を聞く

 

渚「君は確かに僕を確実に倒すためにいい策を用いた」

渚「合計6回同時攻撃にスタンド能力の力でやろうとした、いい策だ、でもね」

 

師匠はでもねを強調していった

 

渚「君は僕にいいものを与えてくれた」

承「え?」

 

ザクリと後ろから音がする

それと同時に背中から激痛が走った

背中には俺が作り、師匠が投げた短剣だった

そして一本と言わず、4本全てが俺の背中に刺さる

俺はそのまま倒れ込んだ

 

承「何で、俺が投げた短剣が…………」

 

その瞬間、はっと思い出す

 

承「バステト神」

渚「そう、君は僕を磁石にした。それ故にあの6点同時攻撃が成せた、でもね、僕からすればコレを利用することなんて操作もない事なんだよ」

 

つまり、師匠は短剣をあえて遠目に投げ、その投げた短剣と自分の間に俺を入れる

そうすると、磁力で師匠の方に飛んで来るから、必然的に目の前にいる俺に刺さる

ということか

 

渚「承太郎、君は確かに成長した。我が子と同然の君がここまで成長して師としても、大変嬉しいよ。

でも、君はまだ僕には勝てない

君にはまだ足りないものがある、昔僕が話したことをよく思い出して、答えはそこにあるからね」

 

そう師匠はにこやかな笑顔でそう言う

 

承「まだ、だ。まだ終わってないです」

 

俺は立ち上がろうとする

 

渚「いや、君はもう終わりだ。一回休んで思い出して来て」

 

パチンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、霊夢たちは

 

霊「あんたが犯人ね?」

 

そう言い大きな木の前で足らずんでいる女性に言う

 

「えぇ、そうよ」

魔「ならば、分かるな」

「そうね、貴方達が私を倒しに来たのでしょ?」

霊「理解が早くて助かるわ」

「私の名前は西行寺幽々子、ここら辺にある屋敷の主人よ」

咲「では、お覚悟を」

幽々子(以下幽)「それじゃぁ行くわよーーー」

 

そう彼女はいつもと全く変わらず、ふんわりしたトーンで話す

彼女の実力は如何に

 

To be continued ーーーーーーー>




まぁうん、無理矢理感がある気がするなぁ
お許しを
あとなぜ、師匠が承太郎と戦う理由とかは次の話あたりでわかります

あと師匠は一切能力などは持っていません
無能力者です(ただし、暗殺者としての才能はないとは言っていない)
ちなみにこのお師匠さんは、生前単騎で暗殺教室の触手が暴走した人を倒しました


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー

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