星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

お待たせしました今回から例の異変です
という訳で早速どうぞーー


妖々夢編
第88話 ここまで綺麗なフラグ回収はそうそうない


前回のあらすじ

 

鬼道いい奴だったよ

 

 

例の事件から約数週間

月も変わりもう4月初めである

気温も上げり、春真っ盛りになっている

 

 

承「なぁ、霊夢。一つ質問いいか?」

霊「何よ?」

承「幻想郷の春ってこんなに遅いのか?」

霊「いいえ、もっと早いわ」

 

筈だった

一面は冬と変わらず雪が積もっている

 

武「サムイサムイサムイサムイサムイサムイ………………」

 

武はコタツの中でガタガタと震える

マナーモードだな、あれ

 

茜「寒がり過ぎですよ。お兄さん」

武「俺は寒いのは無理なんだよ……………………ソウダ、幼女に抱きついてアタタメレバ、イイヤそうだソレガイイヤ」

茜「雪の中に埋めますよ?」

 

茜の手からコキリと音がした

 

武「なんだか急に暖かくなったなーー!」

 

武はそういいコタツから飛び出る

それを他所に霊夢は話を続ける

 

霊「うーんこれは、明らかにおかしいわね。最初はただ春の妖精が寝坊でもしたのかなと持ったけど。いくらなんでも遅すぎるわ」

武「じゃぁこれってよぉ〜あれじゃね?異変ってやつじゃね?」

霊「えぇ、そうなるかしら。まぁ私達からすれば、こんな犯人モロバレな、異変は初めてだけどね」

 

え?もう犯人分かったのか?

 

承「え?そうなのか?」

霊「こんなことできるやつなんかあ、冬の妖精とかそこら辺でしょう」

承「いや流石にそれは無理じゃね?幻想郷全域を冬状態にするなんざ、かなりのことだぞ?」

霊「言われてみれば………………じゃあ誰かしら?」

承「…………さぁ?まずは探すところから始まるな」

霊「そうね、2人は留守番頼むわ」

茜「おまかせください」

 

そう言い俺と霊夢は早速出発する用意を始めた

 

 

魔「霊夢〜〜居るかーーー?」

霊「やっぱ来たか」

承「まぁそりゃ来るよね。普通は」

 

玄関のは案の定魔理沙がいた

まぁ来ると思った

 

咲「承太郎さんはいらっしゃいま………………すね」

承「どうかしたか?咲夜」

 

更に後ろから意外な客人が来た

咲夜である

 

咲「異変解決のお手伝いをしてこいとお嬢様から命を受けて、やって来ました」

霊「あら?レミリアも気付いたのね」

咲「えぇ、勿論です」

承「となると4人か、今のところは」

魔「あぁそうなるな」

承「そうだ、2人に聞くがこの異変に手掛かりを知っているか?」

 

それを聞いた瞬間2人はピタリと止まった

あぁ知らないんだな

 

承「やっぱ情報なしか」

咲「そういえば、お嬢様が上に向かいなさい、遥か彼方まで行けば答えは出るわって言っておりました」

 

それはかなりの有力情報だな

 

承「上?…………ダメだ、まるで分からん。とりあえず行ってみるか」

咲「そうですね」

魔「それが1番手っ取り早いな」

霊「面倒だけど、それしかなさそうね」

承「それじゃ、行って来るか」

武「いってらー」

茜「気をつけてくださいよ、無理はダメですよ〜〜」

承「無論である」

 

そう言い異変解決組は出発する

2人はそれを見届ける

 

 

承「寒いな、もう少し着込めばよかったな」

咲「あっマフラーならありますよ」

 

咲夜はそういい俺に青色のマフラーを渡す

俺はそれを受け取り首に巻く

 

承「手編みか。作ったのか?」

咲「はい、たまたま暇つぶしで作っていたのが功を奏しました」

魔「用意周到すぎだなオイ」

霊「私にも頂戴よ」

咲「一個しか作っていないのよ。我慢しないさい。というかそれ以前でしょう」

 

脇出し巫女服、まさかのそのまま、誰が予想できただろうか。俺は出来なかった

というかできた人がいるならききたい

 

霊「コレは所謂トレードマークよ。コレを着ないとしっくりこないよね」

魔「そうだった、お前はそういうやつだったな」

承「もう訳分かんねぇよ」

咲「逆に分かってはいけない気がするんですよね」

 

やっぱり?と俺は咲夜に聞いた

 

ブ「霊夢ちゃんだから仕方ないよね!」

承「あっ馬鹿おまっ」

 

そんな言い方したら霊夢が

 

霊「まずは肩慣らししないとね。久し振りの異変だしね。と言うわけで」

魔「早くしろよーー」

咲「時間は有限よ」

ブ「知ってた」

 

霊夢は分かってるわよ〜と言いながら指をポキポキと鳴らす

 

霊「ボッコボコにしましょ、ボッコボコ」

 

 

数秒後

ブラッドの死体が出来上がった

流石霊夢慈悲がない

まぁ、相手がブラッドだからね、是非もないネ

 

ブ「だからって、これは酷くないかなぁ!」

 

一回、墜落してから、フラフラと元にの場所に戻る

 

魔「いや、全く」

咲「普通?では?」

ブ「そんなぁ」

承「さっさと行くぞ、咲夜の言う通り時間は有限だ、急ぐぞ」

霊「そうね、こんなところで油売ってる暇は無いわ」

承「せやね」

 

そう言い一行は再度移動を開始した

しかしいくら上に行っても行ってもそれらしい物は見当たらず

 

 

霊「どーなんってんのよ!全くそれらしいものないじゃないの!」

 

痺れを切らした霊夢はそう叫ぶ

それに便乗し頷く魔理沙

 

魔「そーだぜ!全くレミリアの奴騙したのか!」

咲「いえ、そのようなことは決して………………」

 

そう言い咲夜はポリポリと頬を掻く

 

承「まぁ落ち着け、こうなったら多少面倒というか元に戻るだけだが、人里やらなんやらで情報を集めるぞ」

霊「そうするしかなさそうね」

ブ「ここは手分けして探そう!纏まるのもなんだし!そうだな2人1組で行こう!」

 

そう言いブラッドは手にクジを持っていた

俺たちはくじを引いた

くじには先に赤か青の色を塗っている

 

霊「えーと青ね」

魔「てことは私は霊夢とか」

咲「では、私は承太郎さんと」

承「おう、あと霊夢これ渡しておく通信機だ。何か有力な情報得たら、これで言え」

 

俺はそういい霊夢に通信機を渡した

霊夢はそれを受け取りポケットにしまった

こうして俺らは急遽予定を変更して人里へと向かった

 

霊「じゃ後で」

承「あぁ」

 

着くなり早速分かれて情報を集める

 

咲「まずは何処へ行きましょうか」

承「そうだな、慧音かな」

 

あいつなら何かしら知っているだろう

最悪過去を見てもらう

それと咲夜はそういい寺子屋へと向かった

 

慧「む?承太郎か、今日は何の用だ?おや?紅魔館のメイドでは無いか、珍しいな」

 

慧音は机の前に座っており何かを書いていたが俺達がくるなり筆を止めてこっちを向いて話を始めた

 

承「今日は、ちょっと聞きたいことがあってだな」

慧「この異変のことでは言えることはないぞ」

承「何故?」

慧「まず情報は回ってこないし、歴史を使って探ろうとも何故か邪魔が入って見れないんだよ」

 

能力に介入するだと?

まさかな

 

咲「では、何もご存知では無いということですか?」

慧「まぁ不甲斐ないがそうなるな。だが」

 

慧音は言葉を続ける

 

慧「情報を知っている奴なら知っている」

承「何ッ!そいつは何処だ!」

慧「悪いがスグには会えない、そいつは霧雨魔理沙と同じようにあの森にいる魔女でな、たまたま人里に人形劇をしている時の生徒が世話になっているから先生としてお礼を言いに行った時に、知ってそうな素振りだったからもしかしたら知っているかも知れん、そうだ彼女に会いに行くならついでにこれを頼む」

 

そう言い慧音は新しい紙を取り出しスラスラと何かを書く

それと一緒に机の引き出しから綺麗に折りたたんでいる手紙らしきものを俺にそれを渡して来た

 

ブ「アリス…………マーガ………………トロイド?これがその人の名前?」

慧「あぁ、そうそれが彼女の名前。場所は一応調べてあるから、地図もつけておくが、正直案内人がいないと詰むが…………まぁそこらへんは霧雨魔理沙がいるから大丈夫か」

承「それでこの手紙らしきものはなんだ?」

慧「あぁ、また人形劇をして欲しいと、子供達がうるさくてな。要は依頼状みたいなものだと思ってくれ」

 

成る程、そういうことか

ていうか、異変中でも子供達優先って………………流石だな

 

咲「まぁついでですし、やります?」

承「無論だ。一応俺も先生だしな、礼の一つでもしないとな」

ブ「なんか言い方が、ヤの字みたいだね」

 

それは報復という意味合いだ

一緒にするな

 

咲「では、早速2人を回収しましょう」

 

そう言い寺子屋を後にする

 

承「せやね」

 

出来るだけ早くしたいから、ね

 

ブ「僕が呼ぶねえーと」

霊『なによ?急にかけて来て、何か分かったの?』

ブ「えーとね」

 

そう言いブラッドは通信機にこう言った

 

ブ「脇出し巫女と馬鹿力魔女さっさと戻って来やがれーーー!……………………って承太郎が言っていたよ」

 

瞬間、空気が凍る

その後の俺の行動は速かった

即座にブラッドを埋め立て、通信機を手に取り弁明しようとするが時すでに遅し、もう通信を切られていた

それを知ると同時に咲夜に後は任せたと言い、エアライドに乗りこもうとした

 

 

霊「弁明は?」

承「我ハ冤罪也」

魔「辞世の句は?」

承「くたばれや、ブラッド貴様、許せぬぞ」

 

瞬間

俺はマスパと夢想封印のによって遥か彼方に消し飛んだ

 

咲「承太郎さーーーーーーん!!!!!」

 

そんな咲夜の叫び声が聞こえた

まぁ咲夜でも救出は無理だろうな。逆に出来たら凄い

 

魔「あっやべあっちの方角私の家とかがある方だ」

咲「………………あっ」

 

咲夜はなにかを察してしまう

その予感は見事に的中してしまう

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

???「今日もまた雪かぁ…………まぁしょうがないわね」

 

少女はそういい森を探索する

彼女の周りには可愛らしい人形がフヨフヨと浮いている

 

「それにしても、騒がしいわね。それに何かが近付いている気がするし」

 

ドッゴォオオオオオオン!

 

「へ?」

 

少女は目の前で起きた光景に唖然する

無理も無い、急に極大ビームが目の前をする通り過ぎたのである

絶句するしかない

 

「なっ何があったのかしら?」

 

そう言っているとビームが通り過ぎた木の所に何か人影があった

 

「まさか、人間?どうしましょうか………………とりあえず助けないと」

 

そう言い、少女はその人影に近付く

そこには瀕死状態の承太郎がいた

 

「…………息はしている。傷は結構ね。とりあえず私の家で治療しないと」

 

そう言い少女は人形に承太郎を持たせて家まで運んだ

 

 

 

 

 

 

「傷は………………アレ?治ってる?」

 

少女は承太郎を治療しようとしたが、いつの間にか治っていることに気付く

 

承「ここは何処だろうか?」

 

その直後に承太郎が目を覚ます

 

???「気がついた?」

承「あぁ成る程。治療してくれたのか。感謝する」

???「え?あっ、ど、どういたしまして?それで何があったのかしら?あっ、その前に自己紹介ね」

承「俺の名は空条 承太郎だ」

アリス(以下ア)「そう私は、アリスマーガトロイドよ。気軽にアリスって呼んで頂戴」

 

それを聞いた瞬間、承太郎は固まる

理由?まぁお分かりでしょう

 

こうして、空条承太郎は異変の情報を知っている少女アリスと遭遇した

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




若干、無理矢理な点がある気がするけどきっと気のせい

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー

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