星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

今回は若干無茶が含まれています
ご注意ください

では、どうぞーーー


第85話 夢を見ている人を無理矢理を起こすことは可能か?

前回のあらすじ

 

慣れって怖いね

 

鬼道晃(以下晃)「さて、名乗りはしました。では潔く死んでもらいます」

 

そう言い鬼道はさっきと同じ様に手を掲げた

2人は別々の方向に距離を取る

 

承「チッ、どうするか」

フ「何か案はあるか!?承太郎?」

承「ある訳ないだろ!あるんだったらもうしてる!」

フ「だろうな!」

 

鬼道からの攻撃を回避しながらそう若干八つ当たりも含まれる、会話をする

 

承(こうなったら霊夢達に賭けるしかない)

 

承「フレディ、逃げるぞ!今の俺たちじゃ勝てない!」

フ「分かった!ってどうやってだ!ここは夢、しかも支配権はあいつが持っているんだぞ」

承「とりあえず、時間を稼げ!」

フ「わ、分かった」

 

そう言い各々が別の方向に逃げその場から離脱しようとした

 

晃「逃すとでも?」

 

しかし、鬼道は平然に、狼狽えることなく、承太郎の方に近付いて来た

 

晃「やはり能力的に考えてもあなたを今ここで始末した方が有利なので、死んでいただきます」

承「やっぱ俺に来るか。いいだろう、こいよ」

 

俺はそう言い刀を構える

しかし晃は何もしてこない

それどころか全く動かない

攻撃しようにも、攻撃は無意味

したところでダメージにすらならない

かといって何もしないわけにもいかない

離れた方がいいな、ここは

俺はそう思い距離を取ろうとし動いた瞬間

 

承「!?なっ、ワイヤー!?」

 

グイッと背中に違和感を感じ

更に後ろに下がれないことを理解した

罠だと

 

晃「さようなら」

 

ワイヤーが取れ俺の近くに何か球体のようなものが転がっていた

 

承「!?まずい!『ザ•ワールd」

 

 

ドガアアアアアアアアアン

 

 

そんな爆発音と共に俺は吹き飛ばされた

 

承「ァッ………………」

 

俺は声にならない悲鳴をあげながら地面に叩きつけられるように倒れた

傷は深いが、治せる。

落ち着け、落ち着いて傷を治していけ

 

晃「チェックメイトですよ」

 

鬼道はそう言い手にナイフをいつのまにか持っていた

いや、作り出したと言った方がいいか

成る程、そう言うことか

動かなかったのは、ワイヤーと爆弾を作っていたから

生物を生み出すんだ、まぁ物体を作るなんて余裕だろうな

見落としていた

 

晃「言い残すことなどはありますか?」

承「そうだな、地獄の落ちろ」

晃「はい、死んだならそこへ向かうでしょうね。為すべきことをしてからそちらに行くとしましょう」

承「お前、何が目的だ?どうせ死ぬ身教えてもいいだろう」

晃「まぁいいでしょう。そうですね、目的そうですね、復讐ですかね。この世界に」

 

そう言い晃は手を広げた

その目には激しく憎悪の目が宿っていた

 

承「復讐だと?」

晃「えぇ、まぁこれ以上は教えられませんね。ではさようなら」

 

そう言い右手に持ったナイフを一直線に俺の胸目掛け突き刺そうとしていた

これでいい、俺は死ぬがこれでフレディは逃げれるだろう

元々どっちかが死ぬ運命だったのだ。俺が死ぬ方で良かった

 

フ「さ、せ、る、かぁああああ!」

晃「何ッ!貴様ッ!」

 

フレディはそう叫びながら所謂ライダーキックのような跳び蹴りをしてきた

鬼道の肩に命中し、鬼道は5mぐらい飛ばされた

 

承「フレディ!?」

フ「感謝なら後にしな!さっさと離れるぞ!」

承「分かった!」

 

俺はそういい、鬼道と距離を取り

フレディは変身を解除していた

全速力で逃げた

 

フ「それで!どうやってこの世界から逃げるだ」

承「この世界の所有権は戻ってきたか?」

フ「あぁ戻ってるぜ!」

承「じゃぁそれでもど「させません」何っ」

 

俺たちがこの世界から去ろうした瞬間背後に鬼道が来ていた

 

フ「ダメだ!また奪われた!」

晃「無駄ですよ。あなた達はここで殺すと言いました。絶対に遂行します」

承「だがいつの間に…………そうか、瞬間移動か」

 

それも、鬼道なら可能であろう

なんでも出来るからな

だが

 

承「そうか、だが遅かったな」

晃「ほう、考えましたね」

フ「やっとかよ、遅せぇな!」

 

俺とフレディはそう言いながらその世界を去った

いや、起きたと言うべきか

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

霊「フゥ、上手く言ったみたいね」

茜「えぇそのようですね」

承「あぁよくやった2人とも」

 

俺はこうなりうる事も予想して、霊夢と茜に特定の時間になったら起こすように頼んだ

叩き起こすと言った方がいいかもしれないが

 

フ「いてて、もうちょっと優しく起こせなのか!」

承「しょうがないだろう。かなり強引に起こしたんだ。寧ろよく起きれたと思うよ」

フ「いやまぁそうだけどな」

霊「まぁ面倒だったわ…ほんと、特に承太郎。フレディは割とすぐ起きたわね」

 

一体何ビンタ往復したかと悪態を吐く霊夢

対して茜は超申し訳そうな表情をしていた

 

承「さて、今回のことで分かったことを整理しよう」

フ「そうだな」

 

そう言い俺とフレディは今回の夢にあったことを纏めた

その間に俺は慧音に連絡して、調べてもらった

 

 

 

結論からいうと

夢になかでは正攻法では倒せない

 

ただあいつの能力発揮させる暇も与えなければいけると思うが、おそらく常時発動状態だろうな。無効化する能力が必須となる

今、それを実現するのは難しい

あいつの能力適応圏内はだいたい半径10mぐらい

その中では無敵、いかなる能力も使える

 

だが裏を返せば、現実ではただの人間であること

ただし、今のところ何処にいるかは不明

 

武「チートすぎじゃね?そいつ。どう足掻いても勝てないじゃんかよ」

霊「となると、やっぱり1番可能性があるには、現実の世界で倒すことね」

承「そうだな、で。それについてなんだが話を始める前に慧音に頼んでおいた『鬼道 晃』は何者かとね、そしてさっき返答が来た」

フ「で?どうなんだ?居場所は何処だ?」

承「結論から言う。そいつは今、この世に存在しない。建物はあると思うが、しかし誰もいない。その男は数年前に死んだらしい」

 

多分、あの能力は死ぬ間際に目覚めた、そして死んで魂が三途の川に行くはずが、能力を無意識かどうかはしらないが、夢の世界に入ることが成功した、と言う感じかね

 

承「と言うことは、弱点は」

フ「ねぇな、完全に」

承「………………そうなるか?…………いや待てよ、フレディもし夢の中で何かを触った状態で起きたらどうなる?」

フ「触ったものが現実世界に引きずり込まれる筈だ………………まさか」

承「あぁ、要はさっきしたことをどっちかがあいつに触った状態で起きることだ。そうすれば、あいつは現実世界に持ってこれる、これしか勝機はない」

フ「たしかにそうだけどな」

霊「難しくすぎない?それ」

 

確かに言ってみたはいいもの

それまでにどうにかするかは決めていなかった

そうだな

 

承「…………………………ダメだ、間違いなく、不可能だな。ありとあらゆる場面を考えたが全部失敗している。」

霊「承太郎、あれは使えないの?ほら、あの矢をぶっ刺す奴」

承「レクイエムか?あれは………………無理だと思う、例え出来ても制御できるかどうか不安だ」

ブ「そうそう承太郎の言う通り無理だよ。リスクが大きすぎるよ」

霊「言われてみればそうね」

 

間違いなくいま八方塞がり状態だな

せめて夢の中が見れれば

ん?夢

夢………………

 

承「あっ!!」

フ「あ?どうした急に」

承「あった良い手が上手くいくかどうかは分からないけど。よく考えれば簡単だった。夢の中では無敵のアイツだけど、弱点があった。それは何か?

フレディ、質問だが俺はあの時時を止めて攻撃しただろ」

フ「あぁしてたな、ダメージ0だったけどな」

 

フレディはどう言う意味がさっぱり分からずに、何言ってんだ?みたいな顔をしていた

 

承「じゃあもう一つ質問だ。あいつはなんでもできる筈なのに俺の攻撃を受けた?能力を封じて仕舞えばいいものを、初見とは言え攻撃を受けるという事態可笑しいんだ、慢心してるっていえば終わるがそれはない、俺らを何としても殺そうとしている奴が慢心してるはずが無い、だから慢心というわけでは無い。じゃあ何故か?」

フ「確かにいくら時止めて攻撃しても、その前に能力封じて仕舞えばそれで終わりな筈だなってことはまさか」

 

俺はフレディのその言葉に頷く

 

承「おそらくだがアイツは他人の能力に干渉できない。つまり能力で夢を作って仕舞えばあいつはうまくいけば生身の人間同然になる」

フ「そんな都合のいい能力あるわけg「有ります」あった」

承「まぁ正直全く使ったことの無い能力だからいける確証はない。そしてまず一番の難点は」

 

これがぶっちゃけいけるかどうかわからない

 

承「その世界に引きずりこむには、近くで眠らせないといけない」

フ「え?待て、それって」

承「うん、結局あいつを探さないといけない、普通ならば」

フ「それダメじゃねーかよ!」

承「話を最後まで聞け。俺たちは元々夢の中にいるんだ、要はアイツの近くで能力を発動させればいける筈。というかそれができるように能力を若干変える」

 

俺の能力は能力コピーだけじゃなく、改造もできるからな

 

承「ただし、俺はそれを使っている間ロクに戦えない。それを維持しないといけないからな。だからフレディお前が実質1人で倒せ」

 

一応

スタンド像も出るけど、ロクに戦えない筈だ

初めて使うってレベルだからな

 

フ「そんな生身の人間1人だ、楽勝だな」

承「そうか。なら頼むぜ」

フ「あぁ、任せな」

霊「私達は前と同じでいいかしら?」

 

俺はその問いに頷く

万が一のためにな

 

承「さぁ、これで最後にしよう」

フ「あぁいい加減寝るのもしんどくなってきたしな」

承「確かにな」

 

俺とフレディはそう言いながら眠りについた

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

承「む?夢か」

フ「そのようだな」

承「じゃまずは鬼道探しだ」

フ「だな」

 

俺とフレディはそう言い鬼道を探し始めた

結論から言うとスグに見つけた

鬼道は何か墓らしきものに合掌のようなことしていた

 

フ「どうする?不意打ちするか?」

承「いや、罠の可能性もある。一旦待て。俺らの目的は、俺の世界に連れて行くこと今すぐ殺すわけじゃ無い、だから下手なリスクは追わなくていい」

フ「わかった」

 

鬼道は俺たちが見ているのに気付いたのか、急に立ち上がり後ろを向き俺たちの方を見た

 

晃「さて、ようやく来ましたか。待ちくたびれましたよ」

承「そうだな、俺も時間かけ過ぎたと思う」

晃「えぇ本当に時間をかけすぎた、そのせいでもうタイムリミットは僅かですよ?あと少しで、私の計画が全部上手くいく」

フ「テメェの目的はなんなんだよ!」

晃「復讐です。私は現実にはもういない存在、現世で無念の死を遂げたただの亡霊です。私はこの能力で、全てに復讐する!夢を奪ったのは始まりにしか過ぎません」

 

夢を奪うのが始まりにしか過ぎない

夢、まさか

 

承「お前まさか」

晃「えぇそうです。奪った夢を使って夢を一旦返しその夢に侵入しますそして夢の中で人を殺す、そうすればどうなりますか?」

フ「その夢のやつは死ぬな」

晃「そうです。殺して殺して殺します!悪人だろうと善人だろうと関係なくすべてを殺します!さぁ、それを止めたければ命がけで挑みなさい!」

フ「最初から!」

承「そのつもりだ!」

 

俺とフレディは同時に鬼道に近付こうと走り出す

フレディは前と同じように変身していた

今回はすぐに大きくなったな

しかし、鬼道は何かに気付いたのか遠距離攻撃をしてきた

剣や槍などを矢のように発射して来た

お前はどこの金ピカの王だよ

 

承「チッ、これじゃ近づけねぇ」

フ「おい、どーすんだよ!」

承「知るか、頑張って近付け!クソっあと数メートルなんだよ。その数メートルが遠い!」

フ「承太郎!お前って盾とか作れるか!」

 

盾?一応あるな

氷の壁とか

 

フ「じゃあ、歯くいしばれ!」

 

フレディは前俺はフレディにしたように俺の襟元を掴みぶん投げた

俺はその瞬間に氷の壁を作った

 

承「フレディ貴様アァアアアアアアア!」

 

俺はしなかったのにあのやろう絶対許さん

 

晃「なっ!バカな!」

 

俺は鬼道に綺麗なタックルをした

ダメージは無いけど、射程圏内に入った

フレディも入っているな

 

承「これで終わりだ!『死神13(デスサーティン)』」

 

瞬間

空間がグニャリと曲がり、場所が森のような場所だったところが遊園地みたいな場所になった

 

晃「何!能力が!」

承「さて」

フ「覚悟は出来たか?」

 

承•フ「「俺たちは出来ている」」

 

To be continued ーーーーーーー>

 




正直、鬼道は作った自分ですら、こんな方法しか倒す方法なかったです

FGOようやく一章ストーリークリアできました
初めて5ヶ月目にしてようやくクリアです
そのまま新宿のクリアしました
クリア記念にコラボ終わったら短編書こっかなぁ

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願い致します

次回のお楽しみにーーー

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