星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

今回からコラボです
作品は恐竜ドラゴンさんの「東方悪夢男-フレディ•クルーガーが幻想入り-」です

僕はホラゲーとかはいけるくせに、映画とかのホラーが苦手であまりフレディのキャラ(下手をしたら設定自体)が違うかも知れませんがお許しを

ではどうぞ〜〜〜


恐竜ドラゴンさんとコラボ!「東方悪夢男-フレディ•クルーガーが幻想入り-」
第83話 夢っていい時に限って起きてしまう


前回のあらすじ

 

お節介は時に余計なお世話となる

 

 

茜の鉄拳制裁から数日

俺は妙なこと気がついた

別にそれほど重要ではないが、少々可笑しいことがあった

 

承「妙だ」

霊「何がよ」

 

こたつに入ってくつろいでいる霊夢が聞いてきた

 

承「夢を最近一切見てない」

霊「へぇ…………………………ん!?」

 

霊夢はガタッと音を立て立ち上がった

 

霊「今、なんて言ったの?」

承「夢を見れてない」

霊「あなたも?」

 

あなた"も“だと?それってまさか

霊夢はズイッと俺に目線を合わせ頷いた

 

武「おーはー2人とも〜〜ふぁぁ眠みぃ」

茜「おはようございます、承太郎さん、霊夢さん」

霊「武、茜ちゃん!あんた達今日、というかここ数日夢見たかしら!?」

 

霊夢はそう若干怒鳴り気味にそう言った

 

武「夢?ん、そういや最近見てねぇな」

茜「私もです」

霊「不味いわね」

承「どうかしたか?」

霊「おかしいと思わない?ここに居る全員が夢を最近見れてない、普通じゃそんなのない筈よ、絶対に」

 

確かに、言われてみればかなり可笑しいな、明らかに普通じゃない

 

承「つまりだ、まさかこれは?」

霊「異変の可能性もあるわ」

武「マジで?」

霊「あくまでまだ仮定段階よ、これが幻想郷全域に及んでいるなら、間違いなく異変と扱われるわ」

 

まぁそらそうなるだよね

だが、目的が不透明すぎるな

一体なんの目的で夢を見れなくしたんだろうか

全く見当もつかない

 

茜「夢、うーん分からないですね。夢というのに自体が何に為にあるかが分からないからさらに謎に拍車をかけてますね」

承「確かに、夢という事態がなぁ〜〜あぁ夢のプロフェッショナルとかいないかねぇ」

霊「居るわけないでしょ、とりあえず実験よ。その前にまずは確認よ、本当に夢を見れないのか、確かめる為に承太郎、あんた寝なさい」

 

まぁそうなるよね

俺は仕方なく、布団に潜り目を閉じた

しかし、そんな簡単に寝るわけがない

その旨を目を開き霊夢に言おうとした瞬間

 

霊「セイッ!」

承「ヘァッ!」

 

まさかのお祓い棒で殴ってきた、しかもフルスイングで

 

霊「さっさと寝なさい、目を開けたらねれないわよ?」

 

俺は霊夢がそう言いながら凄く良い笑みを浮かべていたのを見た

孫の代まで祟ってやろうか

俺はそう薄れていく意識のままそう思った

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カ「あら?承太郎起きたかしら?朝食出来てるわよ」

承「あっありがとうございます、カエデさん」

 

俺はそう言い、ベッドから起き上がり、弓矢などの武器が置いているのを眺めつつ、リビングへ向かった

あれ?なんか妙だな

まぁいいや

 

渚「おはよう、承太郎。いい朝だね、昨日はよく寝れた?」

承「はい、よく、ぐっすり寝れました」

渚「そう、それは良かった。じゃあ立って話をするのもなんだし座って朝ごはんでも食べながらにしよう」

 

俺はそれに頷き、椅子に座り食事を始めた

待て待ておかしい、なんかおかしい

 

???「はーい紅茶持ってきましたよ〜〜」

 

そして、不信に思っているとトドメといわんばかりに明らかに見たことのない、顔が焼き爛れてケロイド状態になっている男がティーカップを持って来た

 

承「これは夢か?」

 

いやおかしい、そんなはずはない

よくよく考えてみれば俺は確か、神社にいた筈だ、なのに昔住んでいた家にいたこと、さらには師匠が生きている筈はない、つまり夢だ

 

 

???「そーそーこれは夢だぜ、()()()

承「何者だ?目的は?場合によっては…………」

???「まぁ待て待て、落ち着けって俺は敵じゃねーよ。お前だろ?幻想郷の守護者とやら」

 

そう言い男は紅茶を一口飲む

俺は無言で男の問いに頷く

 

???「そうか、だったら話ははぇや、単刀直入に言うぜ。俺はお前らの世界の異変を解決しにきた男だ!名前はフレディクルーガーだ」

 

フレディクルーガー

とある映画の殺人鬼

顔が火傷になっており、手には鍵爪。

そして夢の世界に出て殺人などを犯す殺人鬼である

 

承「やっぱり異変がらみか、で?どっかのホラー映画に出てきそうな状態のフレディさんとやら、お前は別の幻想郷の世界の奴か?」

フレディ(以下フ)「まぁお前からすればそうなるかな」

承「詳しく外で教えてもらおうか」

フ「いいぜ、話せるだけ話してやるぜ」

 

どうやってきたんだよってツッコミたい

場所を外に移し話を続けた

 

フ「それがよくも分からずここに来ちまったからな、なんか急にあの紫とかいうBBAに無理やりここに送られたんだよ」

承「なんというかドンマイ、帰ったら紫をボコっとけ」

フ「………………そうしよっかな」

 

フレディは若干悲壮感が漂ってきたので、俺が慰めると若干悲壮感が消えた

 

承「で?なぜ俺の存在を知っている?」

フ「そりゃ、ここにきたのはいいんだが、何するかも分からなかったらここの紫が来て早速問い詰めて、事情を話したら「そう、なら帰るついでにその異変とやらをついでに解決しといてねー。まぁ1人じゃ厳しいから空条 承太郎って言う幻想郷の守護者が博麗神社にいるから協力して解決してねー」って言われた、危うくブチ殺しかけた」

承「あのバカ何言ってんの!?後でとっちめておくわ!」

フ「サンキュー感謝するぜ!というかどこの世界でもあのBBAは変わらずにロクデナシなんだな!」

 

これは俺がやらないといけない裁きだからな

何他所様の世界の人パシってんだよ

幾ら何でもあんまりすぎるだろう

 

承「で?一つ質問だが、何故この夢を俺に見せた?返答次第じゃ」

フ「いやーお前の1番いい時の思い出を見せてやろうと思ってな、まぁいわゆるお近付きの印ってやつだ?一応、珍しく俺が善意でやってるんだぜ?コレでも」

承「そうか、それは有難い、懐かしい思い出を見れたよ。で?今回の異変で何か知っていることはあるか?」

 

フレディは俺の問いに首を横に降る

まぁ知ってるわけないか

 

フ「全く知らねーが、夢を見れなくするってのは俺の存在価値消えるから是非とも止めたいぜ。夢こそが俺のアイディティだからな」

承「ほう、夢か」

フ「あっそうそう言い忘れたが、夢で死ぬと本当に死ぬからな」

 

うん、なんとなくそんな気はしてた

 

承「さて、聞くがお前はここに1人で来たんだな?誰も連れてきてないな?」

フ「そうだな、連れてくる暇すらなかったからな」

承「そうかそうか。じゃああそこにいる変な獣とかは初めて見るか?」

 

俺はそう言い自分の後ろを指差す

背後には、まるで見た目はバクみたいな見た目をした獣がいた

見た目はね、バクと大きく違うのはまずデカイ、俺よりデカイ2mは軽く超えてるね、そして二足歩行してる

見間違えることなき化け物である

フレディは無言になり固まった

 

フ「なんじゃありゃぁあああああああああああ!!」

承「逃げるぞオオオオオオオオ!」

 

まだなにをしてくるか分からない以上逃げる

 

フ「アレ絶対、アレだよね!夢とか食ってきそうだよな!あいつ元凶じゃねーのかよ!」

承「知るか!というかコレお前の夢だろ!なんとかしろよ!」

フ「それがなんか知らないが出来ねーんだよ!」

承「それ絶対奪われてるよな!支配権奪われてるよな!」

フ「ようこそ!『俺の悪夢へ!』」

承「なに上手いこと言ってんだよ!要はこれ俺達孤立したよな!」

 

俺たちは全速力であのバケモンから背を向けて逃げながらそんな八つ当たり紛いなことを叫んでいた

バケモノは動く様子はない

興味がないのか?

これなら逃げれる逃げれる

 

 

バク「ーーーーッーーーーーッッッ!!」

承「へ?」

 

後ろから声にならない叫び声が聞こえた

そして、何かにものすごい力で引きずられそうになった

まさか、あのバクどっかのピンクの悪魔よろしく俺たちを吸い込み気だ!

 

フ「す、吸われる!誰だよ!ダイ○ン持ってきたやつ!」

承「知るか吸引力は変わらない掃除機なんてここにはねぇよ!」

フ「お前なんとかしろよ!能力あるの聞いたぞ!」

承「それが出来ないんだよ!夢の中じゃ俺の能力は使えねぇよ!」

 

ここは俺の夢ではない

あいつの夢だ

スタンドは夢に持ち込めないからな

あのバカが出てるわけないしな

 

フ「使えねぇだと、ふざけんなよ!おいどーすんだよコレ!」

承「どうしようね、俺武器一つも持ってないし………………………いや待てよ。この世界の物って使えるのか?」

フ「多分使える筈だ!」

承「そうかそれはいいことを聞いた!」

フ「おいどこ行くんだよ!」

承「武器を取りに行く!」

 

俺はそう言い自分の家の窓に飛び移り窓を開けて自分の部屋に入った

確か、ここら辺にあるはず

 

承「あった!コレだ!」

 

俺が手にしたのは弓矢

刀とかもあるにはあるけど今この状況だとあんまり意味ないから、一応携帯しておくだけにしておく

 

フ「ウォオオオ、ヤベェって。待て待て待てぇ!吸い込まれる!」

 

不味い、フレディが放置してたら結構吸い込まれていた

俺はそれをみると即座に弓を引き矢を放った

矢はバグに一直線に向かい無防備の胴体に当たった

 

バク「!?ッ!?」

 

バクは急のダメージの所為か、吸い込みをやめた

 

フ「止まったのか?」

承「早く離れるか仕留めろ!」

フ「任せろ!」

 

フレディは手につけてる鍵爪でバクを切り裂いた

バクは特になにもすることなく倒れ、それから立ち上がることはなかった

 

フ「なんとかやれた様だな、オイ」

承「危なかった。お前がこの夢にしていて良かったよ」

フ「いやお前のよく気がついたな、この夢を作った俺ですら気付かなかったんだぜ?」

 

たまたまだ。運良く見ていたからどうにかなった

しかし妙だ

こいつはなんなんだ?

敵か?

いや、敵であることは間違いないな、弱かったけど

恐らくこの異変の首謀者の手下ってところか

 

フ「お、一旦だが所有権が戻ってきた。コレですぐにでも起きれるぜ」

承「そうか、その前に確認したいことを確認してから起きるわ」

フ「そうか、早く用事を終わらそうぜ」

 

俺は倒したバクに近寄り、触ったりして一体コレが何であるか確認した

果たしてはコレは、本当に生物なのか、生きているのか

 

承「間違いない、こいつガチの生物だ。呼吸もする、食事のする。マジの生物だ」

フ「それがどうかしたのか?」

承「まず見たことのない怪物というところから、操るだけとは思えない。となると生物を生み出したか、それがただ他の生物を変えただけか、それとも一から作り変えたかでこの異変の首謀者の厄介さは大きく変わる。コレが一から作られたのだったら、相手は生物関連の能力者がいる、となると協力者がいるかもしれない」

 

まぁ確証はないがね

あくまで仮説だ

多分こんな単純じゃない

 

承「そういや、現実のお前は何処にいるんだ?」

フ「ん?えーと何処だっけ?かな、まぁお前がいる場所は博麗神社だろ?そこで合流しようぜ」

承「まぁそれが1番妥当か」

 

俺はその後も、起きた後の事を打ち合わせをして

夢から覚めた

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

霊「あっ起きた。で?夢見れた?」

 

目を覚ますと霊夢が俺を覗き込むそうに見ていた

 

承「見れたは見れたが………………」

 

俺は夢の出来事を全て話した

霊夢は若干驚きつつも納得の表情を浮かべていた

 

 

 

 

霊「成る程ね、じゃあそのフレディって言う奴が今ここに向かっているということね。じゃそろそろ」

 

 

「うぉおおお!?誰だお前ッ!」

「ウルセェ!お前こそ誰だよ!」

「久城 武 「ロリコンお兄さんは黙ってください」グハッ」

「お、おう」

 

霊「やっぱり」

 

外から武たちの声が聞こえ霊夢はため息を吐いた

俺は布団から出て外へ顔を出した

 

フ「おっいたいた承太郎!約束通り着いたぜ!」

武「え!?なに承太郎知り合いなのか?」

承「あーうん分かった一応全部事情話すから落ち着け」

 

 

本日2度目の事情説明

 

 

 

武「大体わかったが、フレディ…………………………フレディねぇどっかで聞いたことあるような無いような」

茜「気のせいでしょう、お兄さんは幼女以外はロクな記憶してないんですから」

武「酷い!」

フ「面白い奴だな、武ってよぉ」

承「馬鹿だからな、まぁいや。で?フレディお前は本当に協力してくれるんだな?俺たちに、絶対にだな?」

フ「あぁ約束してやるぜ、裏切りとかはしねぇ、絶対にな。まぁ仲良くやろうや」

 

こうして、別の幻想郷から来た殺人鬼フレディが仲間になった

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




一応コラボは3、4話ぐらいで完結するつもりです

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみに〜〜〜

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