星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

今回は年越し回です
皆さんはどのような年始末をお過ごしですか?

僕?
大晦日は掃除で1日潰れます(白目)

ではどうぞ〜〜〜


第77話 大掃除は無くしたものが出てくる

前回のあらすじ

 

行くぞロリコン。ロリコニウムの貯蔵は大丈夫か?

 

 

霊「さて、そろそろ年越しの用意をしないとね」

 

あの雪合戦が終えてから数週間

時期はもう大晦日に近い日になっていた

そういえば、まだ何もしてないな

まぁ今もこう言っているのだが全員コタツに入っている

 

承「む?そういえば、そんな時期だな」

武「年越しね、大掃除とかをするのか?」

茜「そうですね」

霊「後は一応巫女だし、儀式の用意」

 

儀式?あぁ新年とかそう言う系の儀式か

まぁここも一応神社だし何かしないと流石に不味いだろう

 

霊「あぁ〜この時期は本当面倒、紫に丸投げしたいけど、この時期だと起きているかどうか分からないから、ほんと面倒だわ」

武「起きてないってどういうことだ?」

霊「あのBBAは冬になると冬眠するのよ」

武「熊か!」

霊「あながち間違えてはいないわ」

 

いや、そこは否定してやれよ

事実だと思うけど

 

承「だから、前の雪合戦も居なかったのか。あいつが来そうだったのに来なかったのは」

霊「そうね」

武「あーそうだ。雪合戦で思い出した」

茜「何を?」

 

茜が殺意を若干出しつつそう尋ねた

まだ、あの寝返りを恨んでいるのか

 

武「由紀ちゃんとの約束まだ果たせてない」

承「あったな、そう言えば」

霊「と言うかよく思い出したわね、それであんなにボコられたのに」

武「いや、今まで忘れていたのがダメだ」

 

と言うかあれだけのことをされてよく生きてたよ

いやマジで

 

武「クッソ!なんで忘れていたんだ!幼女との約束を!クソ!万死に値する!この罪、我が命を持って償おう!怠惰なるこの俺をお許しをッ!お許しをッ!お許しをッ!」

承「やめろバカ、事後処理は面倒だから」

武「いや、死ぬとを止めようとはしないだね!」

茜「どうせ死ぬでもすぐ生き返るし」

 

あいつのことなら小町とかの死神の追跡を逃れそう

と言うか、割とどーやって生き返っているだろう

 

武「まぁいいや。それじゃあちょっと約束果たしに」

承「何を言っているのだ?」

茜「そうですよ」

武「え?」

承「もうその約束なら果たしたぞ、とうの昔に」

武「俺された記憶ないだが」

承「そりゃそうだろう。だってお前その時殆ど死んでたからな」

 

雪合戦が終わって、例の罰ゲームで的当てをして、その直後に由紀は膝枕をした

由紀曰く、何もして来なければ思ったより悪い気はしないらしい

一応、したからな

目撃者もいるし

 

武「嘘ダッ!」

承「はい、証拠写真」

 

俺がそう言い、反論する武の前に写真を見せる

そこには眠っている(と言うか死んでいる)武を膝枕して頭を撫でる由紀が写っていた

 

武「マジかよ。あんなことやこんなこともしたかったのに!」

茜「お兄さん、あまり変なことを言うと、大晦日の除夜の鐘の代わりにお兄さんの頭を108回打ちますよ?」

武「お許しを」

 

即座に土下座である

コタツからでて一旦立ち上がり土下座をするまでで約0.5秒

流石である

 

霊「さて、こんな馬鹿をやめてそろそろ仕事に移りましょ」

承「そうだな、面倒ごとはさっさとやるのが1番良い」

武「承太郎、さっきの写真いらないならくれないかな?」

承「働き次第」

武「さぁといっちょやりますか!」

茜「もう妹としてではなく、こんな奴と同じ血が通っていることが恥ずかしくなってきました」

 

まぁそりゃあんな兄がいればね

茜はガックリと肩を落とした

 

承「安心しろ。俺の姉もかなりの変人だったから」

茜「そうなんですか?」

承「あぁ、普段は普通になんでもできる万能な姉なんだが、極度のブラコンでな、俺が絡むと色々と残念になる。時々目がヤバかったし」

茜「変な兄や姉を持つと下は大変ですね」

承「そうだな」

ブ「でも、承太郎だって結構へんじ、アグッロ」

 

俺は変なことを言おうとしたブラッドの顔面に裏拳をかました

ブラッドは変な悲鳴をあげて、倒れた

 

承「掃除するか」

茜「そうですね」

 

茜は苦笑いになりそう言った

 

霊「まずは自分の部屋の掃除よ、各々の部屋を自分で掃除すること」

承「俺はもう終わらせた」

霊「あんたは私生活で毎日やっているからね、隅々まで、じゃあ武の手伝いでもしてなさい、同じ部屋の人間でしょ」

 

俺と武は共同の部屋を使っている。

と言っても、お互いにろくに使っていないけど

机で授業内容をまとめて、タンスから服を出すぐらいしかしない

武のそれぐらい

 

武「なんで俺名指し!?」

霊「1番時間がかかるからに決まっているでしょう」

武「掛かるね絶対」

 

ドヤ顔で言うことじゃないからな、それ

 

承「もし、武の机から変なもの見つけたらどうすればいい?」

茜「燃やしてください、汚物なので。炭すら無くしてください」

承「わ、分かった」

 

明らかオーバーキルのような気がするがまあいいや

 

承「じゃあさっさとやっていこ〜」

武「やるつっても、俺の机を掃除するだけだけどな」

承「バカ言え、机の下とかも掃除するぞ、そこには結構埃溜まるしな」

武「うわーメンド、じゃあ承太郎任せた」

承「写真」

 

俺は武にそう言い例の写真を見せた

 

武「ぬぅうう、いいだろう。やってやろう」

承「じゃあお前は、取り敢えず雑巾持って来い」

武「分かった」

 

武はそう言い駆け足で雑巾を取りに行った

珍しく素直だな

 

承「にしても、武の机ってって意外と綺麗だな、俺はてっきり幼女関連のなんかは大量的の置かれているかと思った」

 

実際武の机は俺は一切何も手をつけていないのにもう既に掃除したと言ってもいいほど綺麗に整理されていた

茜がやっているのだろうか

 

承「じゃあ、机の上はいいとして机の中を見てみるか」

 

実は中はぐちゃぐちゃでしたって言う可能性がある

俺は若干宝箱を開けるような感じで机の中を見てみた

まずは3段あるうち1番上を見てみるか

 

承「……………空だと」

 

無しだった

以外だ。その一言に尽きる

まぁそれはそれでいいことなので次二段目に手をかけた

 

承「…………………ハイッ、アウトーーー!」

 

中には大量の写真が入っていたしかも綺麗にまとめられた状態で、写真はどんなのなのか?

幼女or茜のどっちかだよ

見た感じ軽く3桁はいってるな

まぁこれはギリギリセーフとしよう

ギリギリね

そして、俺はもう開けたくないという気持ちもある中

最後の三段目に手を掛け開けた

 

承「……………………」

 

バタン

 

無言のそっ閉じ

見なかったことにしよう

決してrー18の本が大量にあったとか見てない

と言うかどこから入手したんだよ

それ以前にこれも幻想郷に持ち込んだのかよ

確かに紫が、ここに住む前にある程度は持ち込んでいいって言ったけど

これを持ってくるやつがいるかよ普通

駄目だ。もうツッコミが止まらん

 

武「おい、雑巾取ってきたぞ」

承「あぁありがとう」

 

俺は武が取ってきた雑巾を貰い机を軽く拭いた

うん、全く汚れてもいない

 

承「これお前がやったのか?」

武「そだけど」

承「意外だな」

武「失礼な、俺はそこそこキッチリしてるぞ、勉強はしてないけど」

 

自覚あるのかよ

なら治せよとツッコミたいが我慢だ

 

武「机の中見る?」

承「いやだ」

武「3段目見たんだな、その様子だと」

 

武はニヤァといやらしい笑みを浮かべた

 

承「なんのことかね?」

武「まぁまぁ一冊だけでも、これは幻想郷で得た本でな、気に入ったから持って帰った」

 

武はそう言い机の中から一冊本を出してきた

 

つ『自分のロリな妹が発情して襲ってきた件について』

 

もうタイトルだけでわかる

幼女系のやつやん

 

武「見る?」

承「見るか!」

武「えーこれでもまだかなり優し目な、初めて読む人用な作品なんだがな、上級者はもっと凄いぞ!例えば『幼女をか「やめろ!お叱り受けるぞ!」よしやめよう、流石にこれ以上はお叱り受けるな。あれ以上はR18の内容になるしな!」

 

かなりメタイが事実である

嫌な予感しかしねーもん

 

武「見ないのか?」

承「見るか!」

 

武はそう言い半ば強引に俺に渡す

どうしよう燃やそうかな

炭一つ残さず

 

茜「承太郎さん?………………えっと、何を持っているんですか?」

武「あっやべ、退散」

 

武はそう言い全力で逃げていった

俺の目の前には、赤面している茜がいた

これ間違いなく、俺がエロ本を持っているから色々と良からぬ誤解を招いている気がするのだが

 

茜「承太郎さん、そんな趣味が、こんな不潔なものを」

承「待て、誤解だ。落ち着け」

 

俺はそう言い本を机に置いて茜に近付いた

 

茜「ッ!近付かないでください!へ、変態!」

承「ガッ」

 

茜はそう言い正拳突きを繰り出してきた

顔面に命中し宙を舞った

 

承「俺は悪くねぇのに……………」

 

俺は呟き意識を手放した

 

 

 

茜「申し訳ありません、本当に申し訳ありません承太郎さん」

承「いや気にするな」

 

俺は意識を取り戻してから茜に事情を話し誤解を解いてもらった

俺はまでロリコンになるところだった

 

茜「そうですよね。承太郎さんがそんなものを読む筈がありません、よく考えればそうでした」

承「そう言って貰えると嬉しいよ」

 

さて、武に罰を与えないとな

 

承「その代わりと言っちゃなんだが、ちょっとお願いがあるのだが、いいか?」

茜「もちろんです。何でもっとはいけませんが、ある程度なら承ります」

承「じゃあ………」

 

俺は思い付いたお願いを言った

 

茜「分かりました。では、準備が出来たら呼んでください」

承「分かった」

 

俺はそう言い男子陣の部屋に行った

 

武「災難だったな承太郎」

承「あぁ全くだ、お前の責任もあるからな」

武「いや〜スマンスマン」

承「そうだ。机の中も掃除するから一旦、中身全部出せ」

 

武はそれを聴いた瞬間固まった

 

武「出さないとダメ?」

承「出さなくてもいいけど濡れても知らないよ?」

武「分かった。出そう」

 

武は渋々ではあるが中から大量の写真と本を取り出した

多すぎだろ。

机に収まらない量って

 

武「じゃあ、早くやってくれ」

承「分かった。任せろ」

 

俺はそう言い机の中を掃除した

 

承「終わったぞ」

武「じゃあ早く直してもいい?」

承「ちょっと待ったほうがいいかな?」

 

武は何故みたいな表情を見せたが、机の状態で納得した

机は若干湿っているから、乾くまで入れるのは危険だからな

 

武「もういいかな」

承「ああいいぞ」

武「じゃあ入れるわ」

霊「ねぇ、話って何?承太郎」

武「何ィ!」

 

武が本を入れようとした途端、部屋に霊夢が入ってきて、後ろから茜が来た

 

霊「……………武」

武「はい」

 

武はスッと正座をした

 

霊「これは何?」

武「えーとHな本です」

霊「そう、まぁ武も年頃だしこういうのに興味があるのはわかるわ。でもね、この量は何?」

 

霊夢はそう言い山のように積まれた本を指差す

 

武「お気に入りのシチュを悟られないようにカモフラージュしてました」

霊「それにしては多いわね」

武「幼女成分が欲していたんです」

霊「へぇ、まぁいいわ。あなたの褒められる点は、こんな本を見ているけど決して行動には移さないこと、一線は超えないこと、そこは素晴らしいと思うわ。でもね、いくらなんでもこれは多すぎる。そして極め付けは、この写真の束は何?」

 

武は瞬間固まる

目も泳ぎ、滝のように汗が流れる

霊夢はそれを見てため息を吐く

 

霊「この写真は焼却、この本は、茜と承太郎に任せる「「全焼却」」だそうよ、これをしないと……………わかるわね?」

武「イエスマム」

 

霊夢はそう言い、部屋を出た

 

茜「さて、燃やしますか、承太郎さんにまで害が出たらたまりません、跡形も無く燃やしましょう」

武「イヤだ、嫌だァアアアアアアアアアアア!」

 

武の絶叫も虚しく、しっかり燃やされました

結論

エロ本は、見つかってはいけない

見つかったら死を意味する

 

 

 

 

 

霊「これで終わりっと」

 

時間は流れ、夜

霊夢は儀式を一通り終わらせ、外から戻ってきた

 

承「お疲れ、ほら年越し蕎麦だ」

 

俺はそう言いコタツに入りグダッとなっている霊夢の前に丼鉢に入れた蕎麦を置いた

 

霊「あら、気がきくわね、いただくわ」

 

霊夢はそう言い食べ始めた

 

承「さて、俺たちも食うか」

武「年越しうどんねぇ?」

茜「もちろん用意してますよ」

 

そう言い茜は武にうどんが入った丼鉢を置いた

 

武「これこれ、いただきます」

承「俺もうどんにしようかね」

茜「了解です、すぐお持ちしますね」

 

そう言い茜は奥からうどんを取ってきた

 

茜「お待たせしました」

承「ありがとう、茜は?」

茜「蕎麦にします」

 

そう言い茜はちゃっかり自分の分も持ってきていた

 

霊「色々あったわね、今年は」

承「俺がここに来たり、異変が起きたり」

霊「外の世界へ行ったり」

承「俺に至っては別の幻想郷に行ったり」

武「死にかけたり」

茜「笑って、泣いて」

霊「辛いことのあった、でも楽しい一年だったわ」

承「来年もそうだといいな」

 

ゴーン

 

承「む、除夜の鐘か」

霊「それではみなさん」

 

 

全員『あけましておめでとうございまーす』

 

こうして、俺はここにきて初めての年越しをした

今年もいい年でありますように

 

To be continued ーーーーーーー>

 




時季外れですがお許しを

なかなか話が進まない
もう異変いってもいいのに予定見ても、やりたい話が4、5はあるこれは始まるの9月末だな

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜〜

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