星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

今回は誕生日ネタです

皆さんは自分の誕生日はどのようにお過ごしでしょうか?
僕?いつも通りのボッチですよ

では、どうぞ〜〜


第71話 誕生日?親に祝ってもらう日だろ?

前回のあらすじ

 

武&茜、げんそうぐらし開始

 

 

武たちがここに住むことになってから数週間が流れ

季節の夏から秋へと変わっていった

そんなある日のことである

 

承「じゃあいつも通り仕事で出掛ける」

武「いってら」

霊「しゃーい」

茜「行ってらっしゃいませ」

 

なんでまともな返事が一人しか返ってこないんだよ

承太郎はそう思いつつも黙って人里へ向かった

 

武「あー暇だーー」

茜「働いたらどうです?」

武「俺は面倒が嫌いなんだ」

 

武は無駄にキメ顔でそういった

 

霊「あーその気持ち分かるわーー」

茜「あなた達ね………」

 

茜はそこで深い溜め息をついた

武「それによーー今、絶賛秋なんだぜ?こんなゴロゴロしやすい季節はない…………ん?」

 

武はそこで口が止まる

 

武「今って、9月だよな?」

霊「えぇそうね。9月18日ね」

 

武はそれを聞いてしばらく思考をする

そしてしばらく経った後

 

武「あっ、今日承太郎の誕生日だ」

霊「あっそうだったの?」

茜「そう言えばそう言っていましたね」

武「じゃあなんかサプライズパーティかなんかしようぜ」

 

霊夢はそれを聞いて首を傾げる

 

霊「さぷらいず?」

茜「えーとなんと言うか簡単に言えばドッキリみたいなもんですよ」

霊「要は宴会を承太郎に内緒で用意して、承太郎を驚かそうって言うこと?」

武「そういうこった」

霊「それは面白そうだけど、ここにそんな金があるとでも?」

 

瞬間、3人とも思い出す

ここの財政は全て承太郎が賄っていることをというわけで、今此処にあるのは必要最低限のお金だけである

そんなお金では宴会など開けれるはずがない

 

武「ヤベー忘れてたここにいつ連中じゃ、金の期待ができないってことが」

茜「かといって、承太郎さんに頼もうにもバレちゃ意味ないし、他の人も結局承太郎さんが払う羽目にあるから駄目だし」

霊「無理ね」

???「あら?諦めるにはまだ早いじゃないの?」

 

その声が聞こえるとスキマが開きニュッと紫が出てきた

 

紫「貴方達がこうなると予想がついていたから」

そう言うと紫は隙間から身を引いた

その直後にとある少女達が出てきた

 

レ「私達が手伝ってあげるわ」

 

レミリアのと言うよりは紅魔館組が出てきた

 

紫「いろんな人に声をかけておいたわよ」

魔「私も手伝うぜ!」

霊「助かるわ」

武「これで承太郎を驚かせるぞ!」

茜(なんでここまでお兄ちゃんは必死に承太郎さんの誕生日を祝おうとしているでしょうか、前なら絶対にしないはずなのに)

 

茜はそう思ったが、敢えて口に出せず黙っていた

 

武「さてと、その前に…………」

 

武はくるりとレミリアの方を見る

レミリアはヒッと小さな悲鳴をあげた

無理もない

あんなことをしたら誰でもそうなる

 

武「幼女成分補充だァアアアアアアアア」

レ「イヤァアアアアア」

武「さぁ、レミリアちゃん俺の胸にダイブしてくれ!お願い致します!」

 

武はそう言いつつ逆に思いっきりレミリアの胸にダイブしようと飛び込んでいた

まぁそんなことしたら、賢明な読者ならこの後に展開大体分かるであろう

 

茜「犯罪ですよ?それは」

武「ちょ、や、ヤメロォオオオシニタクナーーーーイ」

 

ドゴンと石が割れる音を出しながら、武の腕を持ちそのまま綺麗な一本背負いで茜は武を石畳にメリこました

 

武「ワガヨウジョ魂ハコノテイドデハシナヌ………………ガクッ」

レ「これは、変態がいなくなった方で喜べばいいの?人間が武をあんな状態にする茜ちゃんに恐怖すればいいの?」

咲「それ以上は考えないほうがいいですよ?お嬢様」

レ「そっ、そうね」

 

レミリアはやや強引に喜ぶ方に結論付けた

そして、一旦レミリア達と紫は用意をする為に一旦帰って行った

茜は武を外に邪魔にならない場所に投げ捨てるように放り投げた

茜も十分化け物じみている気がしているとか言わない

正論だから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方承太郎は------

 

ブ「ねぇねぇ、承太郎」

承「どうかしたか?」

 

承太郎は午前の授業を終わらせ、職員室で休憩している時にブラッドはひょっこり出てきた

 

ブ「そういえば今日は承太郎の誕生日だったね」

承「………………………そうだったな、忘れてた。」

ブ「これは酷い」

承「仕方ねーだろ。祝ってくれる人が居なかったし、まともにそれらしいの両手で数えられるぐらいだし」

ブ「まぁ師匠達との暮らしは誕生日が分からなかったってのもあるけどね」

 

そう、彼こと承太郎は、思ったよりボッチ期間が長かった故に、クリスマスなどはともかく、人によって日にちが違う誕生日にパーティやら、何かをするということを全くしなかったのである

 

 

慧「承太郎〜〜少しいいかーー」

承「どうした?」

 

承太郎がくつろいでいると、慧音が声をかけて来た

承太郎が慧音の所に行くと慧音は、紙袋を承太郎の前に出して来た

彼は少したじろいだが紙袋を受け取った

 

承「これなんだ?」

慧「た、誕生日プレゼントだ。受け取れ、今日だろ誕生日」

承「なんで知っているんだ?」

慧「お前がここに働く時に一応書類に色々と書かせただろ。名前とか年齢とか色々」

承「あぁあったな、その時か」

 

承太郎はやや投げやる気味にそう言った

 

慧「まぁ中身はあまり期待するな」

承「なになに………………」

 

承太郎は丁寧に紙袋を開く

中には本が入っていた

 

承「えーーーと誰でも分かる算数…………………はい?」

慧「え?ちょ、ちょっと待て。見せろ」

 

慧音はそう言い承太郎の手から本をひったくる

そして表紙を見るなり顔が真っ赤になって来た

 

慧「あああアアアアア間違えたぁああ」

承「お、落ち着け!」

 

承太郎は慧音に一発頭突きを慧音は正気に戻った

 

慧「すまん間違えたちょっと待っててくれ」

承「分かった」

 

慧音はそう言いダッシュで自分の机に戻った

 

 

ーーーー数秒後ーーーー

 

 

慧「すまないコッチだ」

承「お、おう」

 

慧音はやや息を切らせ肩を上下にしていた

お疲れ様です

俺は慧音から茶色の紙袋をもらい、開け中身を取り出した

 

承「手袋?」

 

中には綺麗に編まれてた手袋が入っていた

見た目からして、自分で編んだのか?

 

慧「そうだ、もうそろそろ寒くなるからな。付けておけ」

承「ありがとう。大切にする」

慧「それは良かった」

承「これ、手織りか?」

慧「そうだが…………何かへ、変なところとか無いよな?」

承「いや、ない。むしろとても上手だ、外の世界でも普通に売れるぐらいだ」

 

慧音はそれを聞くとそうかと言い

時間も時間なのでそのまま授業がある教室に行った

俺は手袋を亀に入れて、教室に向かった

その後、授業を終えた後にチルノ達から色々と誕生日プレゼントを貰った

というかどっからその情報聞いたんだよ、俺一切言ってない筈だぞ

プレゼントの内容?

案の定とんでもないもの渡されたよ

チルノは氷人形(やや溶け気味)大妖精とリグルは二人で金を出し合った普通なハンカチ。ミスティアはいつか奢るって言われた

ルーミア?渡されたものが真っ黒で何も見えなかったよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、武たちは

 

武「さて、ある程度用意は終わった。あとはプレゼントだな」

 

宴会の用意を終わらせ武達は承太郎に何をプレゼントすればいいか考えていた

 

茜「何を渡せばいいでしょうか?」

霊「あんたならなんか知っているじゃ無いの?武」

武「いや、前に聞いたんだが特に無いって言われた」

霊「じゃあ前に何貰ったとかあるでしょ?」

武「それも聞いたな」

茜「なんて言っていましたか?」

 

武は言うのを躊躇っていたが少し間を置き言った

 

武「刀」

 

 

…………………

 

……………………………

 

霊「はい?」

武「いやだから、刀」

霊「だけ?」

武「だけ」

霊「な、なんの情報にもならないじゃ無いのォッぉぉぉおおおおおおおお!!武の役立たず!」

武「知らねーよ!俺に言われても!というかあいつ、どんな少年時代過ごしたんだよ!」

茜「落ち着いてください!まだ詰んだわけじゃ無いんですよ!他になにか良い案が」

 

大声で叫んでいる霊夢と武を必死に茜が止め、別の案を考えていた

 

武「まず、誕生日プレゼントから一旦離れよう。

あいつが何が欲しいか考えてみよう」

茜「そうですね。意外なところから案が出るかもしれませんしね」

霊「あいつがハマっているものとかは?」

武「ゲーム」

茜「…………………無理ですね」

霊「分かってたわよ」

武「なんであいつは、欲しいものが今手に入りにくいものばっかかな!」

 

武はそう叫び天を仰いだ

もうここまでくると承太郎に非があるように思えてきた

 

霊「た、食べ物!好きな食べ物は⁉︎」

武「あいつはなんでも食べるし、好きな食べ物はあんま無いって言ってた」

霊「好き嫌いが無さすぎるせいで!」

 

普段じゃ、褒められることすら愚痴に変わる

 

霊「全く、承太郎の趣味が変なのばっかだからこうなるだわ!」

武「そうだな、その通りだぜ!承太郎が変なだけなんだ!」

霊「そうよ!あいつは…………」

 

茜「打つ手無くなって、承太郎さんをディスるようになって来た」

 

霊夢と武から少し離れている茜はやや呆れ気味に溜息をつく

少しした後に茜の隣に隙間が空いた

 

紫「何この状態」

茜「カクカクシカジカです」

紫「いや、分からないからね?しっかり説明して頂戴」

茜「分かりました」

 

茜は若干混沌(カオス)なりつつある。

今、この現状を紫に説明した

 

 

 

 

茜「という訳ですよ」

紫「成る程ね。確かに承太郎のプレゼントは考えるは難しいわね。まぁ彼ならよっぽどなやつじゃなければ、なんでも喜んでくれるわよ……………多分

茜「今小さな声で多分って言った気がするんですが」

紫「空耳よ」

茜「そ、そうですか」

紫「そんなことより早くしないと承太郎が帰って来ちゃうわよ?もう私が運んであげるから早くしなさい」

茜「はい、分かりました」

 

茜はそう言い愚痴をひたすら言っている2人の前に行った

 

茜「いつまで愚痴を言っているんですか?二人とも」

武「あっ只今終わりました」

茜「じゃあ、早く買いに行きますよ」

武「え?早くね?」

茜「時間が無いのですよ?分かっていますか?取り敢えず良さそうなものを探してください」

 

そう言い武を引きずるように紫の隙間の前まで引きずり、中に投げ込んだ

そしてそのまま茜はゆっくり入って行った、そして後を追うように霊夢が入って行った

 

 

 

 

 

そして数時間後

 

いよいよ、承太郎の誕生日の宴会が始まった

果たして3人は無事プレゼントを買えているのだろうか

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 




誕生日でプレゼントなんて、親ぐらいしか貰ったことない
貰っている人は羨ましいです

後、承太郎は変な趣味持ちじゃ無いですよ?
昔はそれぐらいしか欲しいのなかっただけですよ?

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみに〜〜〜

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