星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

申し訳ありません
投稿し損ねました


武が思いの外人気で少々驚いています
後、武たちの件ご意見ありがとうございました
この場をお借りしてお礼します

ではどうぞ〜〜


第70話 武の決断

前回のあらすじ

 

史上最弱の能力者 武

 

 

次の日_______

 

 

武「うーーーん誰が俺を治してくれたのだろうかね〜〜」

 

武はそう言い畳に寝転がる

 

承「さぁな、下手に考えすぎるなよ?お前の脳じゃ処理落ちするぞ」

茜「そうですね」

霊「そうね、無理は辞めなさい」

 

ちゃぶ台に正座でピシッと座っている茜と対してダラっと肘をついている霊夢がこれでもかと追い討ちをかけてきた

 

武「俺って、そんな馬鹿だと思われてるの⁉︎俺の脳はそんな低スペックじゃねーよ!」

 

武はムクリっ起き上がりそう言った

 

武以外『ダウト』

 

武「( ゚д゚)」

 

武はそれを聞くと真っ白になって燃え尽きた

 

霊「全く、己の知能ぐらい理解しておきなさいよ」

武「グハッ」

承「辛辣だなぁ…………事実だけど」

武「ウボァ」

茜「流石に言い過ぎですよ。いくら無能な兄でも一応自分が馬鹿だって少しは理解していますよ」

武「ブロッハァ!」

承「うるさいぞ、武」

 

武は俺がそう言うとフラフラと立ち上がり

 

武「ちょっと、話しようか?」

 

武はそう言い右手を親指をクイッと外ぼ縁側の方を指した

話(物理)かよ

面倒だな、茜は…………傍観する気満々

霊夢は論外だし

 

承「そうだ。俺の生徒の運動会の写真が出来たんだ見るか?」

 

俺はそう言いながら亀から由紀ら幼女の写真を取り出した

 

武「見る」

 

今日の朝に射命丸に写真貰って良かった

面倒ごとを回避出来た

武は音速ぐらい出てるじゃないかと思うぐらい高速で写真をひったくった

 

武「フオオオオオオオオ!幼女だぁああ……………あ、溢れるぞ〜〜幼女パワーが俺から溢れ出るゥウウ!」

承「やっぱ渡さなかったら良かった気がしてきた」

 

武は訳のわからない動きをしながら幼女の写真のみを一心不乱に見ていた

 

 

武「やはり幼女は良い!生命の輝きを感じる!」

茜「ウワァ…………改めて見るとやばい奴ですね」

霊「今更それを言うの?」

 

 

 

 

 

少年幼女パワー補給中

 

 

 

 

 

承「そうだ。武」

武「ん?どうした?」

承「ちょっと確認したいことがある」

武「なんだよ?」

承「能力を使え、いや、発動だけで良いからしてみろ」

 

俺は武にそう言い武は渋々だが能力を発動しようと目をつぶった。

 

…………

 

…………………

 

……………………………

 

武「アレ?」

 

武から何か変化が見られなかった

武は首を傾げながら何度の目を開けてはつぶった

しかし

 

武「何でだ?なんで?能力が発動しない?」

承「やっぱり、発動すらしないのか」

武「どう言うことだよ?」

承「昨日紫に言われただろ?誰かを守りたいと言う、強い意志が無いと発動すらしないと」

武「つまり要は、いざという時しか使えないと?」

承「そうだな」

武「タダですらあまり強くないのにあんまりすぎやしませんかい?」

 

武はガクッと膝とついてそう言った

 

承「まぁ、無いよりはマシだろ」

武「いいよな、お前は超強い能力を持っていて」

承「俺の能力は決して強くない。()()()()強くしているだけだ」

武「どういうこったよ?」

ブ「はいはい〜そこからはこのブラッド•メモリーさんことブラッドが説明するよ〜〜」

茜「あっ、ブラッドさんどうも」

 

ブラッドはそう調子のいい声でそう言った

 

ブ「その前に………質問がありまーす」

霊「質問?」

ブ「うん、まずは、1つ。説明書がない中古のゲームソフトを買って、やったことがある?」

霊「私は出来るわけないわね」

茜「無いですね」

武「あるな」

ブ「じゃあこんな事なかった?説明書が無くてどうやって動けば良いのか分からないこと無かった?」

 

武はあーあるあるとそう言った

 

ブ「まぁ僕の能力はまさにそれ。()()()()()()()()()()

だからどうやれば能力を使い、動かせるのか分からない状態で1つ1つの能力に違いがあるから、そのスタンドの対応した動き方をしないといけないだよ。所詮は人の才能のコピーした()()だからね、いくら扱いやすくしているとはいえ、最初は暴発したり機能したかったりすることが多々あったよ」

 

ブラッドは懐かしむようにウンウンと頷く

 

ブ「承太郎は、師匠、潮田渚と修行中に大量の能力をやり方、使い方を覚え、今では全部とはいかないけど大半の能力を動かせるようになった、だからもし強いと思ったならそれは承太郎が陰でどれだけ努力しか分かっちゃうだね」

承「為に時止めとかもミスる時があるけどな、だから勝負ではあまり使いたくはない。失敗したら自分が危なくなるかもしれないからな」

霊「確かにいつも時止めしてボコれば良いと思っていたけど、そんな理由だったのね」

ブ「一応、承太郎を擁護しとくけど他人のスタンドを使うなんて相当難しい事だよ?君たちが思っている以上に、かなりの精神力を持たないと何百体とコピーした能力を暴走せずに使うことなんて不可能に近いことだよ」

 

まぁ正直精神力に至ってはあの幼少期に鍛えられた

使い方も、一番の要因は、あの本能のままに殺していった時の感覚を思い出して出来たからな

 

承「因みに補足だが、合成して作った能力は、俺の能力となるからスグに使えるからな」

霊「流石にそこは緩いわね」

 

そこも他人の能力と扱われたらもう雑魚能力だよ

 

武「お前って結構努力家だな」

承「そうでもしないと他の人に迷惑がかかる。俺は普通の人通りに過ごそうものならこうでもしないといつ、何処であの時みたいなことになるか分からんからな」

 

俺はハッとなる

しまった。ついあのことを言いかけた

不味い。絶対の追求される

 

茜「あの時?なんのことです?」

承「………………なんでもない」

武「なんだよ。それ」

 

やっぱり追求され始めた

どうする、どう誤魔化す?

そうだ。大雑把に言えば良いじゃね?

 

承「幼い時のちょっとな」

霊「人のトラウマを抉るのもなんだからやめましょう、この話」

茜「ですね」

 

よかった。追求が止まった

これで安心

 

武「そうだ。承太郎、後で良いからちょっと2人で話をして良いか?」

承「別に構わんが」

茜「……………霊夢さん」

 

茜が何かを察したかのように霊夢に呼びかけた

霊夢は霊夢で大体分かっているから、頷く

 

霊「えぇ私たちは邪魔のようね。ちょっと向こうに美味しいお菓子でもあるからそれを食べに行きましょ?」

茜「えぇそうですね」

 

2人はそう言い神社内へ入った

俺と武は2人で棒立ちしていた

 

 

承「まずは座るか」

武「あぁ」

 

俺はそう言い縁側に腰を下ろし

武のその後に腰を落とした

 

武「なぁ承太郎。お前って自分の能力に、自分自身に怖いって思ったことがあったりするか?」

承「あぁ、よく思うよ。自分は普通の人とは違う。自分は化け物だ、自分は人を殺すバケモノ。今でもそうよく思ってしまう」

武「そっか、お前でも怖いと思うだな…………………俺な、あの能力が今回の件で目覚めたときは嬉しかった、これで俺は足を引っ張るダメな奴じゃないそう思っていた。でもな、その能力が目覚めたキッカケが怒り、しかも明確な殺意で目覚めたと知った今では自分が怖いだ。もし、外の世界に戻ってもこの能力は発動条件さえ満たしてしまえば使えてしまう」

 

武は自分の両手を握ったり、開いたりしながらそう言っている

 

武「そして、また人を傷つけてしまう。いや、そんな生易しいもんじゃ無い。幼い時で半殺しだ、今やってしまったら間違いなく殺してしまう。たとえそれが憎い相手でも、どんな奴でも人を殺すのは間違えている。死んで当然のやつなんていない、そうだろ?」

承「……………………どうなんだろうな。それは人それぞれだ。」

武「それもそうだな。この話はまぁいいや。俺は元の世界に戻りたいと思う反面、彼処にもう俺の居場所は無いじゃないかという感じもする、例え戻ってもこの能力を知っている状態で元の生活に戻るなんて、俺には出来ない」

 

武は暗い表情で下を向きそう言った

 

承「…………………………お前な」

武「なんだ?」

承「まさか、その程度で悩んでいたのか?」

武「んだとッ!」

承「お前の能力は発動したら強いそれは認める。実際妖怪を倒しているしな、でもな俺の能力よりは圧倒的に弱い。俺は外の世界でこの能力を意のままに操る程ではなくてもある程度は制御できている。俺が出来てお前に出来ない訳がない。それにな、例え発動したとて俺よりはマシだ」

武「俺はお前みたいに天才じゃないんだ!出来るわけがッ!」

 

俺はその言葉を言い切る前に武の顔面を思いっきり殴った

 

武「ッッ……何しやがる!」

 

武は身体が数メートル飛ばされ、フラフラと立ち上がった

 

承「俺が天才?バカ言うな俺はただの、馬鹿だ。それにな今『出来ない』と言ったな?」

武「だからどうしたんだよ!」

 

武は俺の胸ぐらを掴む

俺はその手をそっと外した

 

承「どうしても出来ないだな?」

武「それは、やってみないとわからない」

承「やってもねーのになんで出来ないって決めつけてんだよ。そう思っている限りは絶対に出来ないな」

武「………………その通りだな。ワリィ迷惑かけた」

 

武はそう言い縁側に腰掛けた

俺もその後に腰かけた

 

承「さっきあーだこーだ言ったが、このことを省いてもここに残るならそれでも良い俺はお前の選択に尊重する。その代わり悔いの無い選択をしろ」

武「あぁ、分かった。話を聞いてくれてありがとうな」

 

武はそう言い神社内に入っていった…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後

 

鳥居の下で武と紫は二人きりで話をしていた

 

紫「で?決まったの?」

武「あぁ、決まったよ」

紫「そう。で?如何するの?ここに残るの?帰るの?」

武「俺は……………にする」

紫「良いのそれで?後悔はない?」

武「あぁ、ない」

 

 

 

 

 

 

 

-----------

 

------------------

 

 

 

 

 

承「で?どうしたって?」

武「ん?あー教えねー」

 

俺は武に結果を聞いたが頑なに言ってくれない

まぁどうせすぐ分かるけどな

 

承「いやどうせすぐ変わるからな?」

武「その時まで待ってろ」

承「テメーな、まぁいい俺は人里行くから、もし帰るならじゃあな」

武「おう!またな」

 

それ答え言っているようなものだが、まぁいい

帰るのか、まぁそうなりだろうな

逆に帰った方が良かった。これが1番あいつ達の為になるんだ

 

霊「良かったの?」

承「あぁ、これで良い。あいつらの為だ」

霊「ふーん、でもまぁ………………」

 

霊夢はそう言うと途中で止まった

 

承「どうした?」

霊「なんでも無いわ」

承「いや、いま明らかに」

霊「な ん で も な い わ!!」

 

霊夢はそう血相を変えて言ってきた

俺はその迫力に負け下がった

そのままそそくさと人里に行った

 

 

 

 

 

 

その日の夜

 

 

承「ただいま」

霊「おかえり〜〜」

茜「おかえりなさいませ」

武「おっかえーり」

承「ただいま…………………ん?」

 

俺は人里から帰ると武、茜、霊夢が三人ともゴロゴロしていた

 

武「どうかしたか?」

承「え?帰らなくて良いのか?時間的に」

茜「え?」

武「なんか、勘違いしているな?」

承「え?どういうこったよ」

 

俺がそういうと武と茜はゆっくりと立ち上がり

 

武「俺たちここに残ることにしたよ。だから今日から改めてよろしくな!」

茜「不束者ですがどうかよろしくお願いします」

 

武はニヤリと笑い右手をサムズアップ

茜はぺこりと礼をした

 

承「は、はぁああああああ?」

武「どうしただよ?」

承「いやお前らまじて言ってんのか?」

武「うん、しっかり考えてここに残ることにしたんだよ。やっぱここにいた方が楽しいしな」

茜「私は監視人なので………」

 

いや確かに自由って言ったけどな

理由、理由が楽しいからって

 

承「まぁいいや」

霊「じゃあ改めて承太郎、言ってちょうだい」

承「あぁ」

 

俺は一旦間を置いて

 

承「ようこそ、幻想郷へ!」

 

To be continued ーーーーーーー>

 




武も武なりには苦悩して結果、残る事を選びました

武はあぁ見えていざという時は結構真面目なんですよ
あぁみえて

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いいたします

次回のお楽しみに〜〜〜

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