星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうも最近pcホラーゲームにはまっているジョースターです
今は、魔女の家 霧雨の降る森 殺戮の天使をやっています

殺戮の天使にいたっては、ノーミスでエピソード1を40分近くでクリアしてしまった………

ヤベェ、楽しい………
あっ、勿論勉強もしてますよ

そして、とうとうこの小説も一周年を迎えました
時の流れは速いですね……
最初の話を改めて見てみるとへったくそだな〜〜って思っています

次は2周年目指して頑張ります

ではどうぞ〜〜


第53話 首の後ろに手刀を当て相手を気絶させる技があるけど、現実では出来ないって誰かが言っていた

前回のあらすじ

 

承太郎、死亡フラグ(大嘘)

 

 

文「清く正しい射命丸文!助太刀に参りましたよ!!!嵐さん‼︎」

 

あれは………こっちの世界の射………命丸なのか?

ならば良し、速く………嵐を連れて逃げてくれ………

 

アァ〜〜マタ、ジャマナ奴ガ………殺さないトネ〜〜

 

てめぇは勝手に動くな‼︎

 

 

嵐「お前が此処に来れたって事は……結界は消えたんだな?」

文「はい。私以外の皆さんは今、外の死体達と闘っています。いやぁ、あんなの初めて見ましたよ。まあ、不老不死の人もいる幻想郷ですから、あまり驚きはしませんでしたが」

嵐「おい待て。今、ちゃっかり凄い事言わなかったか?」

 

いや、そんなことより速く逃げろって………

 

承「痛イナァ…決闘中ニ割リ込マナイデ貰エル?」

 

ほら、もう動き始めるぞ………

 

文「あやや…あれが承太郎さんですか?成程、もう一人の紫さんの言う通り人間やめてますね。外来人は人外が多いんでしょうか?」

 

それは俺と嵐が特殊すぎるせいだと思う

 

人外?人ジャナイ?

アー嫌ナ言葉ダ………嫌いダ嫌い……

 

嵐「まさかとは思うが、その人外に俺は入ってないよな?」

文「…………」

 

いや、嵐。俺も人外じゃない………て言いたいが俺は言えないんだよなぁ〜〜

 

モウ殺ッテイイ?

イイヨネ?

 

承「イツマデ話シテルノ?モウ殺シテイイ?」

嵐「もう少し待つ心を持とうぜ!!女子にモテないぞ!!!」

 

その言葉 結構傷付くんですが………

 

チョット君ハ黙ッテ……

 

文「!!?……私を狙いにきましたか。ふん、私も舐められたものです……ね!!!」

 

文は殴り掛かってきた俺の腕を掴むと、勢いに任せて後方へ投げ飛ばした。

 

 

承「オット……」

 

 

が、俺は一回転して着地する。

こんな時に変に鍛えた事を後悔したい

 

嵐「凄いパワーだなお前……そのパワ一で投げられて上手く着地できる承太郎も承太郎だけど」

文「呑気な事言ってる場合ですか!!?もう承太郎さんの攻撃は始まってます!!!」

 

俺は嵐の周りにいくつもの斬撃が俺と文に向かってきていた。

 

 

嵐「ここは一旦時を止m「飛びますよ!!」え?……うわぁぁぁぁぁぁ!!?」

文「ふぅ……危なかったですね。……あれ?嵐さん大丈夫ですか?」

 

射命丸は嵐の抱えるとかなりの速度で空を飛んだ

 

嵐「大丈夫じゃないわ!内臓の位置が下にズレると思ったわ!!!」

文「でも嵐さん、下……見てみてください」

 

 

遠くて見えないが………嵐は絶対に文句言ってんだろ

文が自分が元いた場所を指を指している。そこは無数の大きな斬撃の跡が残っていた。もし、あそこにいたら、今頃推理小説よろしくのバラバラ死体に成り果ててただろう、よかったな嵐……

 

 

嵐「……悪い文。助けてくれてありがとう」

文「分かればいいんですよ。一先ず、地上に下ろしますね」

 

………可笑しい、いくら狂気の俺でもこんな単発で技をするか?

まさか………俺が使ったの孤月………斬撃……まずい‼︎このことはまだ一切教えてない‼︎

早くそこから離れろ‼︎嵐‼︎

 

アララ、気付イチャッタ?

デモネ、イクラ君ガ気付イテモネ?意味ハナインダヨ?

 

………確かにな、だがしかし、いくら身体自由が効かなくても、喋れなくても、能力が使えなくてもな‼︎できることはある‼︎

 

 

承「………(ニヤッ)」

 

ナニをダイ?ナニガデキルンダイ?

ホォラ、ソコニイルヤツハモウ死ヌンダダヨ?

 

嵐(笑った…!?)

 

 

俺はニヤリと笑い、嫌な予感がしたのか嵐は、文を抱き抱え横に跳ぶ。

 

チッ、ヤリソコネタカ………残念ダナァ〜

デモイイヤ………次デ殺せバイイ……

ソリヨリサァ…………君ネェ〜〜困るヨォ〜〜君ノ所為でスタンドガツカエナインダヨ!邪魔ダヨ……サッサト使えル様にシテヨ……

 

ぐっ、残念だがそれは出来ない

これが俺が今できる精一杯………しかし、お前にスタンドは使わさせん‼︎

 

ハァ………マアイイヤ、ソレガナクテモコロセルシ……

 

嵐「ッッ!!?」

文「嵐さん!!!」

 

 

嵐は背中を斬られ文は嵐に近づき抱き起こす。

 

承「ハハハ!嵐ハ優シイネ!傷ガツイテモ直グニ再生スル妖怪ヲ助ケルナンテサ!!」

嵐「妖怪も何も関係ねぇよ。それにしても驚いたぜ……『星孤月・無刀・白』が『斬撃が通過した場所から再び斬撃を出す』なんてチートな能力を持ってるなんてよ」

 

状況判断能力よスギィ‼︎

 

スゴイスゴイ、ヨク一発デ気がツイタネェ!

 

承「サスガ嵐!ヨク分カッタネ!!」

 

 

相変わらずケラケラ笑う俺に嵐は舌打ちをする。

 

 

嵐「……文、ここから先は手出し無用で頼む」

文「何を言ってるんですか嵐さん!!?あんなの相手に一人で勝てるわけないでしょう!!?」

 

はぁ‼︎お前………何言っているのか分かっているのか‼︎そんなの自殺行為に近いぞ‼︎

 

ナメテイルノカナ?僕を………モウイイヤ、コロソウ。コロスコロスコロス……

 

てめぇは勝手な事をするな‼︎

 

ウルサイ!アァ………君ハイツモ、ワガママダ!

君ガ僕トイウ化物を作った癖二ナンデ僕を否定スルノ!

 

嵐「いいか文。恐らく……いや、確実に藍さんと橙は此処に監禁されている。そして藍と橙をさらった犯人はあのハゲのスタンド使いだ」

文「本当ですか!!?」

 

黙れ‼︎お前は存在してはいけないんだ‼︎

 

アァ、マタソウイッテ

自分を否定し続ケル、君はナンナンダイ?

自分を殺ソウトシテイルノ?

 

自分を殺す?

お前は俺じゃない‼︎

俺であって俺じゃない別のナニカだ‼︎

 

嵐「能力は簡単に言うと、人間や妖怪を外の奴等のようにする事だ。藍と橙が既に攻撃されてるかもしれない……手遅れになる前に早く行け!!!」

 

チガウ‼︎僕ハ君ダ!君ノ本性ダ!

 

違う‼︎

チガワナイ!

違う‼︎

チガワナイ‼︎

違う

 

…………モウイイヤ、君ハソウヤッテ僕を………自分カラ逃げテイルンダ……

モウ………イイヨ?ソノママデ………ソンナ己カラ逃げ続けルトイイサ……

ソレガイヤナラ、シヌシカナイカモ…………ネ?君ノ望みノ………ね………

 

望み?…………どういうことだ‼︎おい‼︎

 

サァ?ナンダショウネ?

デモマァ、キミハソコデナニモ出来ズニタダ人ガ死ヌをミテイルトイイヨ………

昔ミタイにね………

 

おい、やめろ‼︎おい‼︎…………くそがっ!俺は昔から何も変わってないじゃないか‼︎

………やっぱり俺は…………あいつの言う通り死ぬべきなのか?

 

クリス「俺達も行こう、まだ奴等がいるかもしれない。行くぞピアーズ!」

ピアーズ「はい!……俺達が帰ってくるまでには友達の目を覚まさせていろよ」

 

そう嵐に言い残し、2人は作業場を後にした。

 

 

嵐「さあ、来いよ承太郎。優しい優しい嵐さんがハンデをやるからよ」

 

ソウダ、君を殺サナイト………

 

承「ソウ?……ジャア、遠慮ナク!!!」

嵐「ぐっ!!?」

 

 

俺の拳がブチブチッという音と共に腹にめり込む。恐らく、内臓が2、3個潰れたのだろう。

 

 

嵐「ゴホッ……この時を待ってたよ」

 

⁉︎シ、シマッタ………マズイ‼︎

 

承「!!?これは……『隠者の紫』!!?」

 

 

嵐は忍ばせていた紫の茨のスタンド『隠者の紫』を承太郎に絡めつける。そして、

 

 

嵐「偽物はとっとと……!オネンネしやがれぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

承「ガァァァァァァァァァァ!!!!」

 

 

ありったけの波紋疾走(オーバードライブ)を『隠者の紫』を通じて俺に浴びせる。

 

アッ、ア………アアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァ‼︎‼︎‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

**

 

承「ハ……ハハ!イヤァ……マサカ自分ノ身ヲ呈シテマデ攻撃ヲ与エルナンテ……君ノ根性ニハ度肝ヲ抜カレタヨ……」

 

アッ、アブナカッタヨ

僕自身ガ多少ノ波紋耐性ガアッテ………

マァ、ツカエルカラアタリマエダケド……

 

俺は倒れた嵐を見ながら笑う。だが、彼の体は既に限界を通り過ごしていた。

それでも彼は倒れない。それはたった1つの理由……雷風嵐にトドメを刺す。これを終えてないからだ。

 

サァテ、コロシテアゲルヨ……

 

や、やめろ‼︎

 

承「サテ、楽シマセテクレタオ礼ダ……楽ニアノ世ニ送ッテヤルヨ!!!」

 

「はい、ストップ」

 

 

嵐の心臓に向けた俺の手刀が止まる。そこにいた人物を見て、俺はギリッと歯を軋ませる。

 

 

承「!!?お前は……八雲紫ィ……!!!」

 

紫………丁度いい、俺は今、満身創痍だ

その間に俺を殺してくれ‼︎

 

紫2「貴方と同い年くらいの男の子にトドメを刺すなんて可哀想だと思わない?それにしても、この嵐くんも大したものねぇ。『死神』と恐れられた貴方と互角に戦えるなんてね」

 

そして、紫は俺の首の後ろに手刀を当て、俺の最後の意識を刈り取った………

なんで……… だよ…………なんで……… 生かすんだ……殺してくれよ………

俺の叫びは声に出る訳もなく消えた……

 

紫2「さて、『永遠亭』にこの二人を連れて行かないとね。スキンヘッドは……こっちの世界の私が何とかしてくれるでしょう」

 

 

そう言って紫はスキマを作ると、承太郎と嵐を肩に乗せて、作業場から姿を消した。

 

To be continuedーーー>

 

 

 




アレッ?承太郎が何故か殺してほしいみたいな事になってきた………
まあ、思いつめているだけ………うんきっとそう……


あっ、後一周年記念の番外編を募集してますのでやって欲しいのがあれば活動報告まで………

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜〜

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