星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもお久しぶりですジョースターです

まず初めに大変長らくお待たせしました。
原神やらウマ娘にハマってそればっかしてました、いやほんと、お待たせして申し訳ありませんでした

ではどうぞ


第189話 帰ってきた承太郎

前回のあらすじ

 

落とし穴最強

 

 

 

翌日

 

武「さて、今日承太郎と霊夢が帰ってくる日か。」

茜「そうですね。今日は少し豪勢にしましょうか。お兄さんはにとりさんのところへでしたよね?」

武「そうだな、というかもうそろそろ行かないと時間に遅れちまうのでもう行く」

紗「気をつけて行ってきなさいよ」

武「いってきまーす」

 

 

そういい支度を済ませて神社を出る武

その後に何かあったということもなくにとりの家にたどりつく

 

に「やあやあおはよう盟友、それじゃ早速やっていこうか」

武「おねがしまーす」

に「それでまず最初になんだけど、設計図出来たんだけどちょって見てもらいたいんだ」

 

そういいびっしり設計図が描き込まれた紙が数枚に渡って描かれている

 

武「多いな。後俺が見てもよく分からないのだけど」

に「まぁまぁとりあえず見てほしいんだ。えーと確か、ここだ」

武「転送パーツ?のところか」

に「そうそこ、これ理論上は不可能じゃないんだけれど、超複雑なことになって小型化できるかどうか怪しいんだ。」

武「なるほど」

に「だからもしかしたら大きくなったりしてしまうかもしれない。そこは了解して欲しいんだ」

武「もちろんそれはいいが、この2段階転送システムってなんだ?」

に「文字通りさ。一回ベルトだけを転送して、そこからその装備などを転送し装着することだよ、武が持っているそのなんだっけ?スマホにその転送機能を搭載させてまずベルトのみを転送、そしてそのベルトを起点に一気に転送するというシステムだよ。」

 

最初はスマホのような持ち運びが楽なものでベルト本体を転送、そしてそのベルトを起点に全ての装備を転送し装着するというシステムである

 

武「何でこんなややこしいことを?」

に「答えは単純重量オーバーになる。外付けでちょろっとつけたようなものじゃせいぜいベルトぐらいしか転送できないってこと」

武「なる、ほど?」

に「一応色々いけないかなと試したけどやっぱ無理。これ以上はその通信機本来の機能を切り捨てないといけない。そもそもその通信機の全てが分かった訳じゃないから、製作者本人に切り捨ててもいい場所聞かないといけない。私からいらないようなものでも実はそれが大事な機能を使うためのものとかありうるし」

武「承太郎が帰ったら聞いてみるかぁ」

に「あっこれ空城承太郎が作ったんだ。こんな精密なのよく作れるなぁ、負けてらんない」

武「えーと確認はしたが、この後はどうする?」

に「えっ?あーーそうだね……うんとりあえず確認は以上だからいつも通りかなぁ」

武「わかった」

 

その後は武による実際に着ていくつかの行動をすることでのスーツの調整や新機能の開発や武器作製が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方月の都では

承太郎と依姫の落とし穴によって敗北を喫してから当日、最終日となった今日この頃

承太郎の部屋

 

依「えっともういかれるのですね」

承「いやあと少しだけいるかな」

依「何か御用ですか?」

承「玉兎達のご褒美が何がいいかと聞いたんだが、それをやってから帰ることにしてから地上へと帰ることにしたよ」

 

本来は今日は朝帰る予定だったかその予定を変更し夕方に帰ることにした承太郎

 

承「えーーといきなりで申し訳ないが、今日って少し用事を開けることってできない?」

依「えっと、申し訳ありませんが、それは、少し……」

豊「というと思って、もうすでに今日のあなたの予定は私とレイセンがやって行くことになったわ」

依「えっと、わ、わかりました」

承「ありがとう。えーーとその、なんだろう。月の都を少しどんなものか見てみたいからちょっと付き合ってくれない?玉兎のみんなに『依姫様と一緒に月の都を見ていってください』というのがご要望らしいんだ」

豊「つまりデートしろってことね」

承「そういうことになるが、なんかそう言われると少々照れ臭くなるな、どう?付き合ってくれないか?」

依「なっ、えっ、その………はいわかりました」

 

顔を真っ赤にし了承する依姫

 

ブ「あぁーー道中で転けて尖った小石に頭ぶつけちまわないかなぁ」

豊「恋せよ、我が妹よ」

依「違っ、えっと、き、昨日は私も負けたので玉兎の言うことを聞くのは当然ですし、承太郎さんにはここを今一度欲しかったので、そう、そのために案内をするのです、えぇ!」

霊「なんか帰れると聞いたから来たら何この状態」

豊「あっえーとどうしようかしら?先に帰る?それとも貴方も観光してみる?」

 

やっと幻想郷に帰れると珍しく早めに行動していた霊夢、承太郎を催促させようと来たところこの現状である。

 

霊「帰る」

承「ノータイムでいうあたりやっぱ霊夢だわ」

依「流石博麗の巫女と呼ばれるだけはある決断力」

ブ(霊夢の場合決断力というかただ面倒だから楽な方を選びまくってるというか、そういうのだけど黙っておこう)

豊「あら、それじゃ私は送り届けに行こうかしら、それじゃ身支度は………うんもう終わってるわね」

霊「それじゃ承太郎お先」

承「あぁそれじゃ後で」

 

そう言い豊姫と霊夢は一瞬にして消えた

地球、幻想郷へと帰ったのであろう

 

依「そ、それでも行きましょうか承太郎さん」

承「そうだな、というか疑問なのだが俺が外出ても良いのだろうか?一応地上の者だし、わりかし危険人物になるのでは?」

依「流石に承太郎さんと言えど月の都のど真ん中で暴れようものならすぐにとはいきませんが、多分やられますよ、現状の状態では」

承「こっわ」

依「それに正直私とそう大差ないレベルの能力保持してる人が何人かいるので、全員で囲めばおそらくは無力化まではいけるであろうので」

承「依姫レベルがゴロゴロいるとか考えたくねぇ」

依「例えば言ったことと全く逆のことが起こる因果逆転の人もいるので」

承「さりげなくとんでもない能力を……」

 

そう言いつつ2人は屋敷を離れ、都を探索する

道中

 

依「そしてここが料理などは都の主流となっており………え?」

???「…………」

依「ザ、ザクメ様!?えーとこれは玉兎達の訓練の結果と言いますか」

承「えっとどちら様?」

 

右しか生えてないアンバランスな羽に赤い瞳、銀髪のセミショートの髪型で紫のシャツに白いジャケット、下はスカートであり、口に手を当てまるで言わ猿のように喋らないようにしてるように見える

 

依「こちらは稀神ザクメ様、この月の賢者の1人です。」

承「えーと知っていると思いますが空条承太郎です。」

ザクメ(以下ザ)「……………」

承「え、えーと」

依「承太郎さん、このお方があの因果逆転の人です。ですので不用意に言葉を喋るというのが些かまずいので基本口を喋らないようにしているのです」

承「成る程」

 

そこで承太郎はピンとくる

おもむろに亀から紙とペンを取り出してザクメに渡す

 

承「はいこれ」

ザ「………?」

承「話せないなら筆談ならいけるかなと」

依「いや確かにいけますけど」

ザ「…………」

 

サラサラと紙に書くザクメそして承太郎に渡す

 

ザ『よろしく、観光なら楽しんで行きなさい、オススメはここから少し先にある料理屋よ、あまり人が来てる感じはしてない店だけど味は保証するわ』

 

と書かれていた

そしてもう一枚紙に書き、承太郎ではなく、依姫に渡してそのまま何処かへ行ってしまう

 

ザ『あと依姫は少しは空条承太郎にいるときや話す時はその緩んだ顔をいつものようにしっかりしなさい、みんな何事かと思っているわよ』

依「〜〜〜〜ッ!」

承「なんて書かれてたんだ?」

依「き、機密情報なので、見せれないですね」

承「そ、そうか」

 

素早く紙を折り畳みポケットにしまう依姫、その顔は真っ赤であり明らかに機密情報ではないが承太郎は深く追及すると痛い目を見るタイプだと悟り追及しないことにした

 

依「コホン、そ、それよりもザクメ様のご案内があったお店へ行ってみましょう」

承「そ、そうだな」

 

そういい2人はザクメの案内があったお店へと足を運ぶ

 

 

 

数十分後

 

 

 

店主「ありがとうございました。依姫様!またお越しを、あと隣のにいちゃんもまた来てくれよ!あとレシピ、しっかり使ってくれよ!」

承「ありがとう!色々作ってみるわ!」

 

そう言い店を出る2人

 

依「お、美味しかったですが」

承「まさか、ここにも激辛料理とか存在するんだと思った」

依「これを汗ひとつかかずに食べるザクメ様って一体……」

承「知り合いに同じく激辛料理好きな子がいるんだが嬉々として食べそうだなぁ」

依「こういうところで地上と月の共通点が見つかるとは………」

 

2人は入ったお店は激辛料理が売りのお店であり、月の都ではあまりないお店であり、店主の少し変わった今までにない料理を開発しようと月の都では比較的変わった人によって開発された料理である

そしてそのお店の常連になりつつあるザクメ、たびたび食べに行くなどしているらしい。

店主曰く「無表情で黙々と汗一つかかずに食べておられるから、美味しいのかまずいのかすら分からないのですが、しかし何度も来ていただいてる以上お気に召したのだろう」とのこと。

尚承太郎は作り方を少し尋ねて多少のレシピは教えてもらった

 

承「この世界じゃ競争とかもなくただ純粋に趣味や娯楽でお店を開いているからかレシピについてもむしろ広めてくれと言わんばかりにめちゃくちゃ教えてもらった。隠すということがあまりないのだな」

依「まぁ地上では弱肉強食の世界で隠すのも強さの秘訣になるかもしれませんが、ここではそんなことしなくても全てが遊んでいても無限に色々出せますからね。」

承「というか疑問なんだがこれ俺出てこんな出歩いているのになんか月の民みんなもうちょい差別的かと思っていたが良い人が多いな」

依「まぁ私がいるというので不用意な発言ができないというのもあるけれど、基本穢れも忌みべきものですがよっぽどなことをしなければそんなに移らないものですから」

承「そういうものか」

依「まぁあまり近寄り難いものという認識をしてるものも多いですが」

 

2人はそんな会話をしながら都を歩く

 

 

それからしばらくも色々なところを見て周り、そろそろ時間なので帰ろうと戻り始めた頃

 

依「あの、承太郎さん」

承「どうした?」

依「承太郎さんは、このまま月の都に残るってのはどうでしょうか?

私と姉様のところで玉兎たちを教えてながら過ごすのはどうでしょうか?

ここならあなたは長く生きられるだろうし、穢れも少しずつ消えていくしどうでしょうか?」

承「そうだな、悪くはないが」

 

承太郎は少し考え込む素振りをしたがすぐに答えを出す

 

依「なら!」

承「しかしそれはまだだな、俺には地上で、幻想郷でやるべきことがある、待ってる人がいる。だからまだそれは出来ない、すまない」

依「いえ、承太郎さんの、あなたの決めたことですので私がいっても仕方ありません、さぁもう少しで着きますよ」

承「そうか、少し早いが少しの間だが世話になった」

依「い、いえ私たちの都合でもあったし、得るものがたくさんありました」

承「そうか、何か困ったことがあれば多少は助けになれるかどうかはわからんがいつでもいってくれ」

依「ありがとうございます。私たちも何かあればご協力させてもらいますね」

豊「というわけではい、時間でーす」

 

いつの間にいた豊姫のそんな声とともにいつの間に承太郎と依姫は承太郎の部屋にいた

 

承「あれいつの間にか、元の場所に戻ってる」

豊「私の能力でちょっとえいと」

依「少し遅れていましたか」

豊「本当はそのまま地上にしようと思ったけど博麗の巫女を送ったときにそこにいた茜って子に伝言頼まれちゃってね」

承「茜が?」

豊「うん、武ってところに送ってくれってなんか開発があるからって」

承「うーむ大体わからない」

豊「とりあえず武って子がわからないから写真か何かあればいいんだけどある?」

承「こんなやつ」

 

そういい通信機で承太郎の誕生日に撮っていた集合写真の武を見せる

 

豊「うん大丈夫じゃ行こうかしら」

承「わかった、それじゃ依姫はここでお別れか?」

依「えっと、その、すいません」

 

そういい依姫は承太郎の頬に唇をつける

その直後承太郎と豊姫は姿を消す

1人になった依姫は頰を紅潮させ、目を潤ませ涙を流しながら笑顔だった

 

依「承太郎さん、またいつか、お元気で」

 

 

一方承太郎は

 

承「えっとこれは、一体」

豊「我が妹ながら最後の最後で凄いのしたね、罪な男よ承太郎は」

承「??????」

 

やれやれという素振りをする豊姫

承太郎と豊姫は幻想郷の妖怪の山の川付近へと降り立った

 

豊「ちょっとズレちゃった」

承「それは大丈夫なのか」

豊「私もあまり人を起点に移動するのは直接本人にあったこともない相手だとちょっとあまりしたことないのよ」

 

武「うぉビックリした」

承「ただいま」

に「突然の人がぁ!」

豊「はいとうちゃーく」

 

 

スーツの開発に勤しんでいる武とにとりの元に2人は到着する

 

承「何やってんだ?」

武「仮面ライダーの作成」

承「は?」

豊「その仮面ライダーって何?」

武「えーとそれはだな………ってどちら様?」

豊「豊姫でーす、よろしくね武君」

武「えっあっはいよろしくお願いします………じゃなくて、仮面ライダーというか今作ってるのは要はパワースーツで、携帯から転送していつでも変身するようなものを開発してる」

豊「よくわからないから設計図ある?」

に「えーとこんな感じ」

 

にとりは武に見せた設計図を豊姫に見せる

 

豊「あーそういうことね、この2段階転送システムはいいと思うけど、これ転送システム不完全だけど良いの?」

に「それがだねーまだうまくいくかどうか分からないものなんだよねー」

豊「うちにあるけどアレ結構複雑だから地上の技術だとかなり厳しいと思うわよ」

武「ん?」

に「ん?」

豊「ん?どうかしたの?」

 

武とにとりがあっけに取られていると

 

豊「月じゃこの技術なんてよくあるものよ」

承「そういやそれっぽいのあったな」

に「そ、それって譲る或いは設計図とかいただけたししませんでしょうか!」

豊「うーーーーーーん、そうね………幻想郷の賢者見てるでしょ出てきて話しましょ〜」

紫「チッやっぱ気が付いていたわね」

 

そう言い隙間から豊姫を睨みつけながら出てくる紫

 

豊「それじゃ取り引きしましょうか」

紫「条件は?」

豊「転送システムに必要なパーツをいくつか提供する代わりに、空条承太郎それに準ずる元々幻想郷にいなかった者達の月への侵略への一切を禁じる、そしてこの技術を用いて月の侵略を行わない。」

紫「デメリットのが多いわね、そんなもの到底成立出来ないわ」

豊「いいえ、貴女も重々この取引は平等いえそれ以上の取り引きなのは分かっているでしょう、貴女達が2度に渡って手に入れようとした技術を限定的とはいえ簡単に手に入るのよ。

それにまさか貴女達は元々この幻想郷の存在でもない人らに頼らないと勝てませーんとでもいう気かしら?」

 

2人の間に緊張が走る、少しでもボロを見せれば最後即終わりな取り引き

 

紫(痛いところをつくわね、たしかにこの技術が手に入るのは願ってもないこと、それに武のスーツが完成すれば後々承太郎だけじゃなく武も戦力換算出来るだけじゃなく上手くいけば茜ちゃんや紗夜まで戦えるようになる、そうなればいざ何かあった時のためにも、元々大分出来るかどうかすら怪しい代物だから何がなんでもこのチャンスをモノにして完成させたい)

 

豊(だからこそ、この条件は受けざる得ない。でもその代償は承太郎という私や依姫ひいては月の実力者すらも超えかねない、いえ超えている空条承太郎、そしてそのスーツとやらで強化された武君それら一行の月面への侵略ができないこと、そのスーツの技術すらも使えないとくればすぐにはハイとは言えないわね)

 

紫(それにもしその取り引きを破ってそのスーツ技術を送り込んでもそれ以上の技術は間違いなくある、むしろそれで現状最強戦力を使わせないようにするというのはむしろ安いなんてどころじゃない、海老で鯛を釣るどころかミジンコで鯛を釣るようなものよ)

 

武「なぁなんで2人とも黙ってるんだ?」

承「2人とも頭がいいから心理戦しまくってんだよ」

に「賢者様は考えること違うなぁ」

 

紫「そのパーツ提供はいくつぐらいする予定なの?」

豊「そうね…………大体3、4つぐらい、つまりは最大4スーツ分は提供してあげるわ」

紫「壊れたりはしない?」

豊「そのパーツが壊れるなら先に本体が壊れるぐらいの硬さは誇っているわ、経年劣化とかもどんなに低く見積もっても3桁は軽くフル稼働しても問題ないぐらいはいけるわ」

紫「つまりは壊れたりすることは基本あり得ないと?」

豊「そうね」

 

少しの間その場に沈黙が訪れる

 

紫「分かったわ。その取り引き受けましょう」

豊「あらもっとゴネると思っていたわ」

紫「もちろんそうしたかったけれど、あまり意味はないだろうし、言われた通り承太郎話で侵略ができない訳でもないわ。あと一つ確認なんだけど少しにとり貴女と3人だけで話をしてもいいかしら?」

豊「ふーんいいわよ」

に「えっ、なんか自分だけ場違い感が」

 

と言い終わると同時に3人が姿を消し数分後戻ってきた

 

豊「面白い発想ね、いいわ本来はしたくないけれど承太郎の月での功績を讃えてその機能も搭載して提供してあげましょう」

紫「これで取り引きは成立ね、現物を頂いてからその条件は適応でいいわね。それじゃ私は帰るわ。せいぜい次会う時に寝首かかれないように首を洗って待ってなさい。」

 

そう言い残し隙間へと消えていく紫

 

豊「さてとそれじゃ私も帰ってそれの作成や申請をしとおかないとなぁ」

承「というか月の技術漏洩ってヤバいのでは?」

豊「えぇ本来はあってはならないことよ。ただ元々貴方が月にいた段階で、交渉する、ひいては多少の技術を犠牲にして漏洩してでも貴方と戦いたくないというのが上の方針よ」

豊「最初は貴方を浄化なども考えたけど下手に刺激して貴方が暴れたりしてしまったら最後都は甚大な被害を被り最悪都としての機能すら成り立たない可能性すらあり得る以上、こっちとしても日常でよくある技術を提供するだけでいいなら願ったり叶ったりというわけよ」

武「なんか知らない間に承太郎がやべー奴みたいなことになってんだけど何しでかした」

承「無理矢理送りつけられて、妙に強い豊姫の妹と戦って勝ってその部下らを教育して帰ってきた」

に「確かその妹さんって博麗の巫女や吸血鬼の姉とかそのメイドとかそこらへんの全員倒したって聞いたんだけど」

 

どこぞの鴉天狗の新聞によって知られた特大ニュースでもありあまりそういうのを見ないにとりも目を疑ったそうな

 

豊「負けた時は上層部大慌てだったわ、いくら連戦で殺しなしの戦いなのに全力の依姫は負けたとなれば一大事よ。すぐ会議とか起きてさっきの結果へと行き着いたわ、基本プライド高い人らなのにここまで言わせるってよっぽどよ、まぁ最も貴方にそこまで敵意がない、まだ迎合出来るからというのもあるけど」

(まぁ正確には彼の潜在的なヤバさが確認されているからというのもあるけど。

承太郎はまだ何かとんでもないのを隠している或いは知らない能力があるわ、間違いなくそれこそ盤面そのものをひっくり返す、どうにもならないような能力があるはずだわ)

 

豊姫はそういいその時の上の右往左往する反応を思い出す

 

豊(でも戦った当本人の依姫はそこまで彼の潜在的ヤバさに気が付いていないようだったけどね、というかベタ惚れしすぎて気が付いてないわねアレ)

 

一週間の依姫の反応を思い出しあの緩みまくった表情をしまくってた我が妹に言ってやりたいと思った豊姫であった。

 

豊「まぁというわけでこうなったというわけよ」

武「なんか知らんがただ純粋に俺が得しただけという」

豊「正直超絶僥倖だったわ、変に承太郎に技術とか与えたくはなかったし、とても感謝してるわ」

に「開発者としては自力でたどり着きたいところだけど、完成形が見たいという欲に負けた」

武「まぁとりあえずありがとう、えっと豊姫さん?」

豊「呼び捨てでいいよ〜〜というか月の方でも言われてるしこっちぐらい硬っ苦しいのは避けたいわ」

武「そ、そうか、とにかくありがとうございました。豊姫」

豊「よろしい、じゃ私は帰るわ〜〜渡すものは後日この青髪の子に直接渡しにくるわ〜〜じゃバイバーイ」

 

そういい瞬間消えていった豊姫

 

承「それじゃ、帰るか」

武「そんな時間か?」

に「うわっもう夕刻じゃんほら暗くなる前に帰りなって、調整とかは全部一人で出来るし気をつけて帰りなよ」

 

そういい2人は日が暮れる前になんとか神社へと帰ることができた

神社に戻ると魔理沙や咲夜、レミリアなど少し何人かばかし来客が来ていた

 

魔「おっ帰ってきたか承太郎。今日は霊夢と承太郎が帰ってきた記念に宴会だぜー」

武「知らぬ間にこんな」

紫「面白そうね、私も混ぜてよ」

承「しれっと混ざるのやめてくれません?」

 

魔理沙の隣にさりげなく座っていた紫

 

茜「おかえりなさいませ、承太郎さん、お兄さん、料理はできてるので手を洗って早速いただきましょう」

咲「私と茜さん……あと多少手伝った紗夜さんの料理です、いっぱい召し上がってください、承太郎さん」

承「ありがとう、それじゃさっさと食べるかぁ」

 

 

その後ある意味いつもの宴会が行われ、その日が終わり承太郎の長いようで短い月の一週間生活が終わった。

 

To be continued ーーーーーーー>




早い話承太郎と戦うのは厄介極まりないから、どうせほっといたらすぐ死ぬしじゃぁ変に対策するよか多少の情報ぐらいで無力化出来るならそれでよくね?ということです。

これにて月のお話は終了です。
次回は少し戻ってするかそのまま進めるかどっちかを決めてすらないので、また時間かかるかも知れませんがお待ちを

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみにーー

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