星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

ここ最近の雨が降る時すごく降るけど、降らない時はとことん降らないせいで、ちょっとお昼を買いに外に出る時でも傘が手放せなくなった今日この頃、皆さんも雨や急な風にはご注意を
自分は風のせいで傘が一本大破しました

ではどうぞーー


第186話 甘々過ぎる空間を見ると似てるこっちが恥ずかしい

前回のあらすじ

 

BB(この先が血で見えない)

 

 

 

玉兎「ハッ、セイッ!」

承「よし、いい調子だ。もっと来いッ!」

玉兎「はい!」

 

今日も玉兎の稽古を付ける承太郎

その光景を見る綿月姉妹

豊「いやぁ、凄いわねーほぼぶっ通しで3、4時間は訓練してるわね。」

依「サボり癖がある玉兎にしてはすごい集中力ですね。やはり教え方が上手いからでしょうか」

豊「そうねーーただそれだけじゃないと思うのよねー」

依「と言いますと?」

豊「ほら、承太郎君って人望というとかみんなからの好感度が高いというか、ほら、ね?」

依「まぁ確かに、承太郎さんへの玉兎の好感度は高いですね、よく懐かれてますね」

豊「あら、やきもち?」

依「いえ、私も玉兎には怖がられているのはよく理解しているので、それはないです」

豊「悲しくならない?自分で言って」

依「いえ、元より嫌われ役みたいなモノなので」

 

我が妹ながらそれはそれでどうなのよと思う豊姫

 

承「よーし、一旦きゅうけーい。30分後に再開するからそれまでに各々休めとけー」

 

玉兎らは一斉にはい!と言い。

休憩を入れる

 

依「お疲れ様です承太郎さん。あのもし、よろしければこちらを」

承「ん?これは桃?」

 

依姫は承太郎に籠に入った桃を承太郎に渡す

 

依「はい、今朝ここで取れた桃です。美味しいですよ」

豊「あーーないと思ったら依姫が取っていたのね!いつも取るなと言ってるくせにーーー」

依「承太郎さんにはお世話になっているし、こう言ったお礼をしないと………」

承「ありがとう。ところでこれ食っても何にもないよね?食ったら不老不死とかそういうのないよね?」

依「はい、一応そう言ったものが一切無い普通の桃の木を選んで取ってきましたので安心してください」

承「それはわざわざすまない。ではいただくよ。ナイフとかない?」

依「少々お待ちを、承太郎さん少しこちらのお皿を持ってはくれないでしょうか」

 

そういい承太郎に皿を持たせ、桃を一つ取り上にポンと投げる

刀を素早く抜き、戻す

そして承太郎の持っている皿に皮が剥け、6等分された桃が綺麗に落ちる。

 

承「お見事」

依「ありがとうございます。では召し上がってください」

承「それではお言葉に甘えて………うっま、水分量が桁違いで噛めば噛むほど果汁が出るというか、とにかくうめえ」

依「ふふ、それは嬉しいです。まだまだあるのでどんどん食べてくださいね」

承「あーそれなんだけど、今しれっとお前の姉さんが一個持っていったぞ」

 

しれっと豊姫の手には桃、それをせっせとかぶりついている豊姫

 

豊「……………デリシャス」

依「いや何しれっと食べてるんですか」

豊「そこに桃があるから」

承「えぇ……」

豊「だって大好き桃があるのよ!見てるだけなんてできないわよ!」

依「………今回だけですよ。まだ数があるし………」

玉兎「…………」

 

じっと桃を美味しそうだなと目で見る玉兎

 

承「………依姫」

依「いいんですか?これ全部承太郎さんのためのですよ?」

承「俺にはあんな目をしてる子が見てる中食べることは出来そうにない。みんなで食べよう。ほんとごめんなさい」

依「いえ、むしろ素晴らしい精神です」

 

 

結果全員の玉兎にそれぞれ少量ではあるが行き渡るようになり(というかしれっと豊姫がいくつかさらに取ってきた)

全員で桃を食べた

 

 

依「本来はこうなるはずではなかったのですが」

承「わざわざ俺のためにしてくれたのに申し訳ない」

依「い、いえ、気にしないでください!」

 

 

この後も何もなく訓練も終わった

 

 

承「それじゃ、依姫の練習もう始めようか」

依「お願いいたします」

承「んじゃ組手からだな」

 

お互いに木刀を持ち1発当てたら勝ちのルールで始まる

木刀はいつもの超重いアレ

依姫はしれっとそれを振り回せた。

 

 

 

 

依「はっ、フッ」

承「ウォッ!あぶっね」

依「これもダメですか」

 

 

依姫の怒涛の連撃を間一髪回避する承太郎

お互いがお互いの実力を知っているが故に油断も隙もできない作れない状態であり、気を抜いた方が負けるという闘いである

組み手といっても勝負は勝負、お互いは手を抜くなんてものは考えておらず、勝つことしか考えてない

 

依「ならこれならッ!」

承「そういうの待っていたんだよなぁッ!」

 

依姫は上から大きく振りかぶり斬りつける、しかし承太郎は一歩下がり空振りした後で1発入れようとした

 

依「今ですッ!」

 

木刀の向きを素早く変え上に切り上げる

そして承太郎の顎に

 

承「読めてたよ」

依「なっ」

 

承太郎は身体を回転させ回避してその勢いで背中に一撃を加える

そしてそのまま倒れ込む依姫

 

依「お見事です。承太郎さん」

承「いや依姫もやっぱ俺教えること何もないぐらい強いな」

 

そういい手を差し伸ばす承太郎

 

依(あれこれって合法的に手を繋ぐチャンス!?どどどどどうしよう、落ち着くのよ私、そう冷静にクールに自然に)

依「あっありがとう、ごご、ございます。」

 

手を借り立ち上げる依姫

 

依「それでは次はどうしましょう?」

承「そうだな、次は今の戦いの映像をブラッドに録画させてるからそれ見て改善点を見つけていこうかな」

依「わかりました、では早速見ていきましょう」

承「そうだな…………ただ手を繋いだまま見るのはアレだし、離してもいいか?」

依「え…………」

 

目線を下に落とす依姫

そこには掴んで離さないとばかりにがっしり承太郎の手を繋ぐ依姫の手があった

 

依「えっ、あっ、ご、ごめんなさい」

承「いやなんかこっちこそごめんというか」

ブ(まるで恋愛系の漫画見てる気分ダァ、なんか自分の主人ながら腹立つ)

 

そういいその映像までバッチリ撮っているあたりブラッドである

尚その後、映像を確認後にそれがバレ2人に斬られ埋められた

 

ブ「みんなは盗撮だめ絶対だからね、やめようね、僕みたいになるから」

 

そうこうしているうちにあと1、2日で地上へと帰る承太郎はてさて、依姫はどうするのだろうか

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 




武と紅羽ちゃん以外でこんなベタベタなラブコメっぽいのしたの何気に初なまである。
武と紅羽ちゃんらは書いたら自然とそうなるのだけれど

感想、誤字、アドバイス、などございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー

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