思いっきり、投稿する曜日を間違えました
ほんとごめんなさい
前回のあらすじ
結局1週間過ごします
承太郎が月に行っている間武たちはというと
いつも通り仕事へ行ったり博麗神社でグダグダ過ごすかのどっちかだった
今日は3人全員休みで、遊びに来ていた紅羽ちゃんと由紀ちゃんと全員でグダグダと特に何もやることもなく過ごしていた
武は胡座をかいて、その上に紅羽ちゃんが座っていた
そして由紀ちゃんと茜は二人でお茶を飲みながら会話
紗夜は縁側から少し外に出た場所で美鈴から習った技の一人黙々と練習をする
紅「ねぇ、お兄ちゃん」
武「なんだい?紅羽ちゃん」
紅「ずっと気になっていたんだけど、聞いてもいい?」
武「どんな内容かな?言ってごらん」
紅「うん、それじゃ言うけど」
そう言い紅羽ちゃんは武の顔をじっと見上げて言う
武は一体どんなことを言うのかな、結婚っていつから?とかそんなの聞かれたらどうしよう、と内心焦りまくってる状態
紅「赤ちゃんってどうやって出来るの?」
笑顔のまま固まる武
二人揃って飲んでいたお茶を吹き出す茜と由紀ちゃん
ピタリと練習していた動きを止めギギギとまるで油をさしていないためすごく動きがぎこちのない機械のように首を紅羽ちゃんの方に向ける紗夜
紅「?あれ?紅羽まずい事言った?」
武「えーと、ちょっと待ってね、紅羽ちゃん。少しど忘れしちゃったから茜とか紗夜さんと確認してくるね」
紅「じゃぁ紅羽も聞いた方が」
武「いやぁ、全員間違えるかもしれないからぁ、間違えたことを教えたくないから、少し聞かないで欲しいなぁ」
紅「そこまで言うなら………………」
武は紅羽ちゃんに立ってもらい即座に3人を集め少し離れた場所で小さな声で話す
その間に由紀ちゃんが全てを察し全力で紅羽ちゃんに話しかけ気をそらす
武「おいおいおいおい、どーすんだよ、これ」
茜「まずいですね、これは」
紗「無難に、『コウノトリが運んでる』って言うしかないわね、それは本当のことを言うか」
武「でも嘘つくのはなぁ、心が痛む」
茜「お兄さん、嘘は基本いけませんが必要な嘘はあります。これは必要な嘘です。逆にもし本当のこと言ったら、大変なことになりますよ」
武「うーん、紅羽ちゃんのことだから『お兄ちゃんの子が欲しいから早速それしていい?』とか言ってきそう、もう迂闊に紅羽ちゃんのまえで寝れなくなるね」
茜「もうそういうしかないですよ」
武はしばし長いため息を吐き、覚悟を決めたのかよしっと声を出し紅羽ちゃんのところに行く
武「いやぁ、待たせてごめんね?ちょっと認識の齟齬があったんだ」
紅「そう、それとお兄ちゃん」
武「お兄ちゃんはもちろん本当のこと言ってくれるよね?」
武「も、もちろんですとも」
紅「コウノトリが連れてくるなんて言わないよね?」
武(あっ詰んだ)
紅「それは嘘っていうのは知ってるから、本当のことを言って、紅羽お兄ちゃんの子が欲しいのだから、そのためならなんでもするから、だから教えて?」
純粋な目で武を見つめる紅羽ちゃん
武(ヤベェ、どうしよう。もう誤魔化す手段なんてないぞ。どうしよう)
武「あーうん、えーとそうだな」
紅「それでどうやってするの?」
武「……………………それはだね、まだ言えないかなぁ」
紅「…………なんで?」
武「いい?紅羽ちゃん、そう言ったことはまだ紅羽ちゃんには早いんだ、そう言ったことはもうちょっと成長してからじゃないとダメなんだ。だからもう少し、後数年経ったら教えてあげるよ」
紅「でも、お兄ちゃんがそれまでにいなくなっちゃったら…………」
武は、優しい笑みを浮かべて頭を撫でる
武「安心して紅羽ちゃん、俺はいなくならない。
約束するよ紅羽ちゃん」
紅「本当に?」
武「いつも言ってるだろ、ずっとな」
紅「そうだったね」
武(なんとか誤魔化し切ったのかなぁ)
紅「でも、教えてくれる時には実際にして欲しいな?」
武(頑張れ数年後の俺)
武は少し返答に困りながらも考えておくよと言う
一方承太郎
依「こちらです」
依姫の案内され2人は応接間みたいな部屋へと連れて行けれる
承「少し街を見ながらここへ来たが興味深いものがいたるところにあるな。メカニズムは分からなくてもどう言ったものなのかが興味が湧く」
霊「そう?まぁ確かに一体どういうものなのかというのは気になるわね」
依「そうですか、とりあえずそこで待っていてください。今お姉様を連れてきます」
豊「もういるわよー」
依姫が部屋を出ようと後ろを向いた瞬間に目の前に豊姫が現れる
依「………………わざわざ能力使って来ないでください」
豊「あら、派手に出たほうがよかったかしら?」
依「いえ、そういう意味ではなくて………………」
豊「とりあえず、始めまして。博麗の巫女と空条承太郎さん、私は依姫のお姉さんの綿月豊姫と言います、よろしくね」
そう言い悪意も敵意もない純粋な笑顔で笑う豊姫
承「こちらこそよろしく頼む。それで具体的に俺と霊夢は何をすればいい?」
依「博麗霊夢に関しては、少し外で神降ろしをして下さい。少し神降ろしで私に疑惑がかかってしまったので私だけができる技ではないと証明して欲しいのです」
霊「えぇ、なんか見世物みたいで嫌だわ」
依「ある程度の報酬は出します」
霊「今すぐしましょう、早急に」
現金過ぎんだろこいつと思いつつも言ったら殺されそうなので口を閉ざす承太郎
若干顔が引き攣る豊姫
言ってみたもののここまで食いついてくるとは思わなかったため少しドン引きの依姫
三者三様の反応をする
承「で俺は?」
依「えっ、そのじょ、承太郎さんは……………少しその、く、訓練をつけて欲しいのです」
承(訓練?あぁあの玉兎だっけかあいつらの教育か)
承「いいだろう、それぐらいならいくらでもしよう」
依「あ、ありがとうございます」
依(2人っきりで訓練してもらえる、うれしい!いえ、これは私の成長のためです。そう決してやましいことではないです)
無表情を貫いているが全く出来ずに顔が緩みきっている依姫に気が付き全てを察する豊姫
豊(あっ、これなんか勘違いしてるタイプね。………………面白そうだし言わないでおきましょう)
承「そうなると少しプログラムをしっかり組んでおきたい、早速作りたいのだが」
依「あっ、案内します。お姉様、博麗の巫女の方の案内をやってもらっていいでしょうか」
豊「ええ、いいわよ〜〜早く行ってきなさーい」
承太郎は依姫に着いていく
霊「あなた、楽しんでるわよね」
豊「えぇ、あんな妹見たことないからついテンション上がっちゃったわ」
霊「そ、そう」
月も地上もそんなに変わらないんだなぁと思う霊夢だった
一方承太郎は自分に割り当てられた部屋へと着き一人でプログラムを考え、紙にいくつかまとめ始めた
承「えーと、まずはどれくらいできるか知りたいから、戦って………………それから一番酷い部分を治して行って………………」
月に行こうが幻想郷に行こうが現代にいようがそんなにやることが全く変わらないようなことをする承太郎
しかし、そのプログラムは依姫ではなく玉兎達のプログラム
対して依姫は嬉々として教えてもらえるのを今か今かと待っているのであった
ブ「はぁ、これ絶対ロクなことにならないよね…………」
これは依姫に言うべきなのかどうなのか迷うブラッドだった
To be continued ーーーーーーー>
人はこれをアンジャッシュ状態という
感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします
次回もお楽しみにーーー