星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

えーと後書きで詳しく説明しますが、ちょっと色々やらかしました
おそらく何をやらかしたかは本編見れば何となく分かります


ではどうぞーーー


第171話 手紙

前回のあらすじ

 

月へレッツラゴー

 

 

月の都

そこは柱や窓、扉、照明他調度品などの細かな意匠が中華風である建物が大小様々な大きさで建っている

人々は誰も彼もが笑っておりそれはそれは平和な町である

そこに鈴仙によく似たうさ耳の少女が書を持ち走る

 

???「これを、豊姫様と依姫様に渡せと言われたのはいいけど、どうすれば…………」

 

少女はその2人がいる屋敷に着くが門番がおり、どうするべきかと途方に暮れていた

 

彼女がどうしてこうなったかそれは一ヶ月以上前の話である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少女は、月から逃げた

そんな大層な理由がある訳ではない

ただ単純に自分の仕事が嫌だったから逃げた

自分は全く関わり合いがない人の罰で永遠と薬を作るのが耐えられなかった

それだけだった、地上に月に革命をもたらす者がいると聞いた

もしかしたらそれに匿って貰えるかもしれない

それだけの理由で行動に移すことにした

根拠のなく、自信もないけど行くことにした

地上に行ける羽衣を盗んで逃げた

その結果地上についた後あっさり倒れてしまった

そしてその場は偶然にも、博麗神社だった

 

承「霊夢、どうした?」

霊「……………何?ぼさっとしないでさっさと運ぶわよ」

承「どうせ俺が運ぶんだろう」

霊「あんた男でしょ、女にやらすの?」

承「そういう時だけ、とってつけたように言うのどうかと思うよ?」

霊「煩いわね、疲れてんのよ、こんな異変にもなりもしない異変を解決させられ、あの閻魔に延々と説教されて疲れたのよ」

承「俺はその閻魔に、もっと怒られたんだけど……………」

 

その時は60年に一度ありとあらゆる季節の花が咲き乱れると言う異変の解決しにいった帰りである

 

霊「グダグダ言わないで、とっとやれ」

承「わかってますよ、駄巫女さん」

霊「誰が駄巫女よ、ぶっ飛ばすわよ?」

承「お前俺と茜と武がいない場合の日常生活がどうなるか知って言ってるのか?」

霊「……………………おそらく餓死します」

承「そういうことだ」

 

その後もそんな会話をしながら長い長い階段を登り帰る2人

 

 

武「おかえりーってどうした?そのうさ耳ロリは?」

承「さっき拾った」

武「えぇ……………変態かよ」

霊「言い方に語弊がありすぎるわ、倒れていたからとりあえず神社まで運んだだけよ、とりあえず医者に見せる必要は……………承太郎がいるからいけるわね」

茜「あっ救急箱持って来ました」

 

承太郎は少女を布団に寝かせ、少々傷付いている場所を消毒する

そして、男では触れないし見れないであろう場所は茜が治療する

 

承「普通に傷自体は軽症、ただ過度な疲労で気絶したのであろう」

茜「ですね、これならすぐにでも治りますっていうか、承太郎さんの能力で治せますよね?」

承「確かに治せるには治せるが消毒はして損はないだろう、あれ下手したら傷に付着した変なウイルス閉じ込めそうだし」

茜「まぁそうですね」

霊「にしても綺麗な羽衣ね」

 

霊夢はそういい倒れた少女が持っていた羽衣を畳みながら言う

 

承「まぁ綺麗なのは間違いはないな」

霊「こんだけ恩売ったから貰っていいかしらね?」

承「発想が蛮族」

霊「そうだ、あなたこれ複製できない?」

承「ふむ、やってみるか」

 

承太郎が作った能力のうちに、もの複製する能力があるのでそれで作ってみることにした、しかし作るのには条件があり物の構造を完全に理解しないといけないのである

そのため、一旦直接触り解析することでその能力が使えるようになるのである

承太郎は霊夢からその羽衣を受け取り、その羽衣の素材構造を解析し始める

綺麗とはいえたかが布、すぐに出来るとタカを括っていた承太郎だったが、始めた瞬間その考えは即座に捨て去った

 

承「なんだこれ。全く訳分からん構造しているのだけど」

霊「え?綺麗な羽衣なだけでしょ?」

承「いや、これダメだ。ピンセットなしでノミの解剖してる気分だわ。全部理解しようものならその世界の最高レベルのスパコンが2台以上いるわ。

あまりにも複雑かつ、見たこともない構造

コピーは愚か良くて2、3割理解できるか、下手しなくても1割理解出来るかどうかのレベル」

霊「なんでそんなものをこの子が…………」

承「ただ分かったこともある。これは普通の羽衣とかではなく何かしらの役割がある。

おそらく、何処かへの移動手段かな。

正直これ以上は分からない。

どんな方法で移動するかとか、どこで作られたとかは不明」

茜「これだけの技術ですか………………」

武「ワンチャン宇宙人が作った。ほら、永遠亭の故郷の人たちが作ったんじゃね?」

 

一度全員黙る

 

武「ほら、倒れた子もうさぎ耳あるし、ありえるかもしれなくない?」

承「……………………いやいやいや、なんでわざわざ圧倒的に発展してる所から来るんだよ、いや、追い出された?いや違う、それはない、追い出すだけならこんなもんを使うこともないだろう

あの羽衣、おそらく帰ることも可能だろうし」

霊「まぁ彼女が起きてから考えましょう」

 

その案に一同合意し、少女が目が醒めるまではいつも通りの日常へと戻っていった

といっても時間はもう夜皆各々の寝床へ行き眠った

 

 

 

数時間後、夜が開けて少女は目が覚める

 

???「ここは………………」

 

見慣れない天井、あぁそうだ自分は地上に来たんだと少女は思い出す

 

霊「あらようやく目が覚めたのね」

「!?」

 

少女は、辺りを見渡す

 

霊「どうしたの?あぁこの羽衣がないから、探してるの?」

 

霊夢はそういい羽衣をヒラヒラと見せる

 

「返して」

霊「それは今は出来ないわね。これがどんなものか分からない以上、渡したくはないわ。だってこれがもし大量殺戮兵器だとしたら大変でしょう?」

 

少女はぐうの音も出ないのか黙る

 

霊「まぁ、とりあえずご飯でも食べながら話しましょう」

承「む?起きたか」

霊「朝食は…………ってもう二人が用意してるわね」

 

そう言い全員が机に座り、朝食を食べ始める

少女は少し周りを警戒心があるためか、最初は食べるそぶりがなかったが空腹に負け口に入れる

 

「美味しい」

 

そして凄い勢いで食べる

 

霊「それであの羽衣は何?」

「詳しくは言えないけど、乗り物みたいなものよ」

承「どこから来た?」

「………………これ以上は言えないわ。助けてくれたのは感謝しているわ、ありがとう。でも、これ以上は言えないの」

武「………………なぁところで承太郎。お前そろそろ仕事だろ?今日寺子屋自体は休みだけど、なんかやることがあるんだろ?」

承「…………忘れてた、じゃ後は任せた」

 

承太郎はそう言い食器を重ねてまとめて運ぼうとする

 

茜「あっ私が後でやっておきますので、大丈夫ですよ」

承「そうか、ありがとう」

茜「お気になさらず、それよりはやく行かないと遅刻しちゃいますよ」

承「そうだな」

 

承太郎は自分の部屋へと戻り、あっという間に身支度を済ませ人里へと向かって行った

 

 

 

 

 

一方霊夢達は

 

霊「それじゃ、私は寝るわ。流石にまだ疲れてるわ」

茜「私は、洗い物をしてくるので、お兄さんは………………邪魔にならないようにしててください」

武「紅羽ちゃんと今日遊ぶ予定があるから、人里行って来まーす」

 

こうして各々がバラバラに行動を始め、うさ耳の少女は霊夢が持っていた羽衣をバレないように取り返す。

その時だった、不意に声が聞こえた

 

『玉兎よ、XXの罰を受け続ける、玉兎よ』

 

少なくともここに住んでいるものが、地上にいたものがその言葉を発することは不可能な名前を発することが出来る声

少女は、その声がする方へと向かう

 

 

 

 

しばらく少女が走るとそこには永琳がいた

 

永「あら、思った通りビンゴね」

「地上のものがあの名を言うことは不可能なはずですが、なぜあなたはそれを…………」

永「私の名前八意XX、かつて不老不死の薬を作って、盛大な裏切りをして月を追い出された者よ」

「あの月の頭脳とまで言われた、八意様!?なんという幸運」

永「…………私を捕まえに来たの?」

 

少女はフルフルと首を横に振る

 

「まさか、そんなことするわけがないですよ、ただすこーし匿っていただけないでしょうかっていうだけですよ」

永「………………大分自分勝手ね、いや玉兎らしいといえばらしいわね、結果から言うとあなたを匿うことは不可能よ」

「それは何故?」

永「だって、私はもう月の都に興味がないですもの、あなた達は私を勝手に月の都に逆襲するって言ってるけどそんな気は一切ないわ

それに貴方みたいな、月にまだ未練があるようではなおさらよ」

「そんな、そうしたら私はどうすれば!?」

 

月の都の者からすれば勝手に地上へ行くといくということは大罪である、ましてや仕事が嫌だったからという理由で逃げて地上に行くなどなおさらである

下手しなくても死刑にされる

 

永「私も死ねというわけではありません、あなたにはある重要な役割を与えましょう、おそらくこの役割さえあればこの罪は不問にされるでしょう」

 

永琳はそういい封筒を渡す

少女はそれを受け取る

 

永「これをその封筒に書いてる人に渡しなさい。彼女たちならきっと上手くやるでしょう」

「綿月様!?えっ正気ですか?無理ですよ、私なんかがお会いできる人達じゃありませんよ!」

永「あら、あの2人はそこまで偉くなったのね、師匠として鼻が高いわ、寧ろ好都合よ、堂々と渡しなさい。それに従えば月は安泰よ」

 

少女は一抹の不安を抱えながらも、月に帰ることになり現在に至る

 

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 

 

 




はい、見て思ったでしょう、なんでいつの間にか花映塚終わってんの?って理由は簡単です。

このど阿呆のジョースターさんは堂々と時系列を間違えました

永夜抄やって花映塚やって現代行って儚月やる予定だったのですが

永夜抄が終わって、次描こうとした時、何を思ったかまさかの花映塚は儚月の後にやるものだと思いっきり勘違いしてました

そこで思いついた苦肉の策が、一旦花映塚をやったことにするです
そして儚月やった後で、回想みたいな感じで花映塚をやるという、荒技にもほどはあることをするということになりました

ほんと、ややこしすぎることをしてすいません

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回もお楽しみにーー

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