星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

172 / 198
どうもジョースターです

今回から2、3話現代へ行きます
後新キャラが出ます

ではどうぞーー


第164話 いざ現代へ

前回のあらすじ

 

ゲーマーと化したかぐや姫

 

 

 

かれこれ月の異変から1、2ヶ月が経ちもうそろそろ外の世界でいう夏休みに入ろうとする時期である

承太郎はというと何時もなら授業などで忙しいが今はもう夏休み

先生陣も休みの日が多くなり承太郎はその日を利用して師匠の命日に墓参りへ行こうとしていた

武や茜も実家帰りでせっせと準備をしていた

 

紅「お兄ちゃん、何処か遠出するの?」

武「ん?あぁちょっと実家に帰ろうと思ってね」

紅「外の世界に?」

武「まぁそうだな、ただ安心してそんな長居する気はないし」

紅「そう………………」

武「さてと、準備は終わった。それじゃ今日は遊ぼっか」

紅「うん」

 

こうして2人は仲良く遊びその日は終わった

翌日

 

博麗神社の鳥居の下に承太郎、茜、武、霊夢、そして紫がいた

 

承「さてと、それじゃいくとするか」

霊「そうね。行きましょう」

承「当然のごとく霊夢も行くのか」

霊「まぁね、それともなんか不都合があるわけ?」

承「いや、そんなもん決してあるわけがございませんよ」

武「紅羽ちゃんのお土産買わないとなぁ」

紫「みんな揃った?それじゃいくわよ」

 

そう言い全員の足元に隙間を開き全員そのまま重量に従い落ちていった

目玉だらけの空間の中を落ちていきしばらくすると地面が見えてきた

承太郎は素早く茜の安全を確保して地面に着地した

霊夢も難なく着地

武は紅羽ちゃんを抱え紅羽ちゃんを庇うように地面に着地した

 

承「なぁなんでしれっと紅羽ちゃん連れてきたの?」

武「いや、紅羽ちゃんがどうしても行きたかったらしく、ついスキマに飛び込んじゃったらしい」

紅「ごめん…………なさい………………」

紫「だいぶ肝が座っているというか………………まぁいいわ、その代わり、流石に着替えなさい。和服だと目立つわ」

 

紫はスキマを開きその中に紅羽ちゃんを入れる

 

紫「中に服を用意しておいたわ、それに着替えなさい」

 

数分後、紅羽ちゃんは黒タイツの上にホットパンツという幼女が着て大丈夫かと疑問になりそうな服装で出てきた

上の服はピンクのパーカーを着ている、そして流石に髪色も目立つため帽子をかぶっている

武はあまりの可愛さに失神した

 

 

 

 

数分後

 

 

武は意識を取り戻し紅羽ちゃんに話しかける

 

武「ところでだが、紅羽ちゃん」

紅「どうしたの?」

武「来たのって紅羽ちゃんだけ?由紀ちゃんは?」

紅「1人、紅羽1人」

武「そっか、もしかして一人で人里を抜けて博麗神社まで行ったってこと?」

 

頷く紅羽ちゃん

 

武「流石にそれはダメだよ、紅羽ちゃん。妖怪だってうじゃうじゃいるところに1人で行くなんて危なすぎるよ、もう二度とそんなことしちゃダメだよ」

紅「ごめん…………なさい…………」

紫「むしろ、聞いた話だと2回も1人で行ったことがあるはずなのに一度たりとも妖怪にエンカウントしてないのが不思議ね、人食い妖怪なら人の匂いに敏感だからすぐに襲ってくるはずなのに……………………もはや能力持ちを疑うレベルね」

武「流石にそれはないのでは…………」

紫「まぁまだ証拠がないから可能性程度ね」

武「とりあえず、1泊ぐらいする気でいたから、どうしようかな紅羽ちゃんは………」

紫「なら今日の夜まで行ってそれぐらいなら送ってあげるわ」

 

紫はそういい隙間を開く

 

武「俺が責任とって家まで送ります」

紫「そう、ならしっかり家まで送るのよ」

承「さて、じゃとりあえず今日は自由でいいかな、とりあえず俺は師匠の墓参りしてくる」

紫「そうね、紅羽ちゃんも1日しかないからしっかり楽しみなさいよ」

 

こくこくと頷く紅羽ちゃん

 

紅「あの………おにいちゃ」

武「じゃ一緒にいっこか」

紅「うん」

茜「では私もご一緒にさせてもらいましょうか」

紫「私はどうしようかしら、一応渚君には異変で手伝ってもらったしお礼しとおきましょうかね」

霊「私も行っておこうかしら」

 

こうして二手に分かれて現代での行動が始まった

 

 

 

 

承「師匠、あの時はありがとうございます。あなたに助けられた命無駄にはしません」

紫「貴方には本当に助けられたわ、ありがとう」

(後、頼まれごとはしっかり果たせているわ)

霊「承太郎はしっかり私が面倒見るから任せてください」

承「俺は子供か?」

霊「子供みたいなものよ」

 

承太郎たちは師匠の墓につきお供え物をしてそれぞれ一言を言い合掌する

 

承「それじゃ、俺はカエデさんに挨拶してくる」

霊「せっかくよ私の行くわ」

紫「そうね、せっかくだもの」

カ「むしろ1人できたら怒るわよ、承太郎」

承「カエデさん、いつの間に」

カ「さっき来たばっかよ、元気にしてる?」

 

承太郎の背後には承太郎の師匠である潮田渚の妻のカエデさんがいた

 

承「はい、一応は元気です」

カ「そう、それは良かったわ。ここでの立ち話はアレだし私たちの家へ行きましょう」

 

 

全員頷き元承太郎の家だった家へ着き中へ入る

その後カエデさんになにが起きたか話す

冥界での話、明けない夜の話など様々な話をした

それに色々なリアクションをしながらカエデさんは聞いている

そして一通り話終わった

 

 

カ「色々あったのね、まぁそれがいいことであり悪いことであれ、よく学んで成長しなさい、それだけよ」

承「はい、分かりました」

カ「そんな堅っ苦しくならなくていいのよ、承太郎」

承「いえそう言うわけには……………」

カ「はぁ……………まぁいいわ。それよりも一つ質問なんだけど、あなた一人暮らしの時のマンション覚えてる?」

承「まぁ一応は、幻想郷に来る前まで俺が住んでいた所ですよね」

カ「それよ」

承「それがどうかしましたか?」

 

もう家賃を払えてないから追い出されているものだと思っていた承太郎

 

カ「それがね、ずっと誰かが家賃を払い続けてくれているのか、承太郎の部屋のところがまだ承太郎のままなのよ」

承「……………え?」

カ「とりあえずそのマンションに行って来なさい」

承「そうですね」

 

こうして承太郎の行き先が決まったようだ

その後カエデさんと別れて自分が住んでいたマンションへと足を動かす承太郎

霊夢と紫も現代での承太郎の私生活が気になり付いていくことに

 

 

 

承「さてと、マンションについた訳だけど……………嫌な予感がするのは俺だけ?」

 

マンションにつき自分の部屋番号を確認するとやっぱり空条というネームプレートが貼られている

承太郎たちはそのまま指定された階層まで登り承太郎の部屋の前にいた

 

霊「さっさと開けなさい」

承「とりあえず鍵を開けないといけないから、えーと鍵が………………あったあった」

 

承太郎は亀の中に入れた鍵を取り出し鍵穴に差し込み回した

そしてドアノブに手をかけドアを開けた

 

承「……………………アレ?鍵が閉まった?」

紫「誰かがいるってこと?」

承「そうなるけど………………おそらく金出してくれてる人だろう、とりあえず開けるか」

霊(そこにあるインターフォンってやつを使えばいい気がするのだけど…………まぁいいわ、こっちの方が面白そうだし)

 

承太郎はもう一度鍵穴に鍵を入れ回す

そしてドアを開けると

 

 

 

そこはゴミ屋敷と化していた

 

 

バタン

 

 

 

承「……………………あれ俺の部屋だよね?」

霊「あんた片付けぐらいしなさいよ」

承「待て霊夢、俺はしっかりそういうのはしてるぞ」

紫「これはちょっとひどいわね」

 

あまりの光景に承太郎は部屋を再確認して、霊夢はちょっと軽蔑の目を承太郎に、紫は苦笑いしている

そうこうしている内に部屋の中にいた者がドアを開けたのかドアが開いた

 

 

ガチャリ

 

承「!?」

 

開けた人物はジャージ姿の女性だった

その女性はとても美人で黒色の長髪に整った顔

ジャージさえなければ満点のような女性だった

それを見た承太郎は固まり、女性の方も固まった

 

承「えっと………………なにやっているんすか?紗夜さん」

紗夜(以下紗)「承太郎………………よね?」

承「そうだけど…………」

 

紗夜と呼ばれる女性はほっと安堵の表情を浮かべる

 

紗「よかった、無事だったのね………………」

承「えっととりあえず、部屋掃除してから話をしようか」

紗「えっ、あっ、そっそうね」

 

 

 

30分後

 

 

 

承「久しぶりに本気でやったわ」

霊「これが承太郎の本気」

紫「あのゴミだらけの部屋が1時間もかからず綺麗に」

 

承太郎の活躍により綺麗になった部屋のテーブルに腰をかけ

承太郎と紗夜、向かい合うように霊夢と紫が座っていた

 

紗「それじゃ、まずは自己紹介からするわ。私の名前は佐藤紗夜、承太郎とは仕事で同僚だった者よ」

 

To be continued ーーーーーーー>

 




えーと、はい、スタンスは戦いとかはめちゃくちゃ強いけど日常生活能力が皆無系キャラです
戦闘能力で言ったら、スタンド無しの承太郎をボコボコにでき、幻想郷でも能力無しである程度は対抗できるレベルです

ぶっちゃけ能力あり武に勝てる

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回のお楽しみにーー

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。