星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

今回はまた武回になるのかな

ではどうぞーー


第160話 やることが絶望にないね

前回のあらすじ

 

薬売り承太郎

 

 

承「それで色々巡って早十数件、お薬1つでも売れましたか?俺の方は完売したが」

鈴「売れませんでした…………」

ブ「まぁ薄々こうなるのではないかなって思ってはいた」

 

それぞれ鈴仙と承太郎は別々に様々な家に薬を売り込もうとするが突然見たこともない奴が安全な風邪薬と称して売ろうとするため承太郎はともかく鈴仙の方は全く売れない

 

極め付けは鈴仙が説明するときに結構な頻度で専門用語を使ってしまうため、相手からすればよく分からない言葉を延々と言われ続けるという新手の拷問か何かを受けさせられるのである

そして何より、彼女は人見知りである

そのため、声がとてもとても小さ食いボソボソ喋ってしまう

なおかつ専門用語のオンパレードである

結果1つも売れずの終わった

 

承「お前逆にどんな売り方したらそうなるんだよ」

鈴「フツーにやっているだけなんですけど…………」

ブ「フツーの定義壊れる」

承「まぁとりあえずさっさと完売させるぞ」

鈴「は、はい」

 

その後承太郎の活躍により無事薬は完売した

ちなみに帰った後、承太郎は鈴仙に売込む時のコツを徹底的に教え、なんとかある程度は買ってもらえるぐらいのレベルになりました

 

承「やっぱこう言うのって思い切りが大事だな」

ブ「そうだね、人にものを売るときは積極的に行かないと売れないからね」

鈴「勉強になりまーす」

承「さて、じゃ帰るか」

 

その後特に何か起こるわけでもなく永遠亭に着きその日が終わった

 

 

 

 

 

 

 

一方博麗神社

承太郎が薬売りをした次の日の博麗神社

 

珍しく朝から起きている霊夢と何かを教えている紫がいた

 

霊「難しいわね、というよりはイマイチ感覚がつかめないわ」

紫「練習あるのみよ。慣れれば手順をロクに踏まずに出来るようになるわ、そうなったら実戦でも使えると思うわ。

私が知る限りではそれを実現した者もいるわ、敵だったから腹が立つけど」

 

霊夢と紫はある技の練習をしていた

紫曰く使えれば絶大な力が手に入るというレベルの技

 

霊「あーーー練習とかめんどくさいわ!楽に出来る方法はないの!?」

紫「ないない。コツを掴めば簡単に出来るようになるからひたすら数をこなしなさい。教えるだけ教えたわ、後は自力で頑張って」

 

紫はそういい隙間を開き中へ入り消えていった

 

武「頑張っているなぁ、霊夢」

茜「そうですね。ここにいてもお兄さんは邪魔になると思うので人里でも行ってきたらどうです?」

武「しれっと毒を吐いているのは置いておいて、そうするかぁ」

茜「私は家事をしないといけないのでいけませんけどね」

武「そうか、んじゃ、俺は紅羽ちゃんと遊びに行くか」

茜(アレでも今日って確か普通に寺子屋があるから紅羽ちゃんは寺子屋にいるような気がするけど…………まぁ困るのはお兄さんですしいいや別に)

茜「いってらっしゃい、お兄さん」

武「おう、いってきます」

 

武はそういい外に行く準備を済ませ人里へ出発していった

茜は兄がおそらく一人で人里をぶらぶらして歩いて帰ってくるか、それとも寺子屋で何かするかなど、あれこれ予想はするがどうせなんとかなるという結論が出て思考を放棄する

 

 

 

 

 

 

人里

 

武「さてさて、早速紅羽ちゃんのところに………………」

 

武はそういい紅羽ちゃんの家を目指すが流石の武でも何かに気がつく

道中で子供に出会わないからである

ほとんどの子供は寺子屋へ行っているため、当然と言えば当然だが道中で子供に出会うはずがない

 

武「あれ、もしかしてこれって寺子屋が今日ある日では…………」

 

武は承太郎と違い寺子屋がある日は全部来る人ではなく、言うなれば非番の体育教師なので今日は休みの日なのである

それ故か、今日は完全の休みの日と覚えたがために本来は寺子屋がある日なのに休みと思ってしまったのである

 

武(やっベー、思いっきり忘れてた。道中で幼j………………子供が危ない目に遭っていないか見守っていたから気がつけてよかった。

でも実際どうしようか、紅羽ちゃんのところへ行く以外に何があるだろうか)

 

武は何ができるか思案する

 

武(一人で何が出来る?寺子屋へお邪魔する?いや、ほんと邪魔になりそうだからやめておこうか、そうなると何も考えず人里をブラブラするぐらいしかやることがない気がするのだが………………)

 

思いつくは思いつくがどれもこれもあまりいい案ではなく結局人里をぶらぶらするしかなくなった

 

武「まぁこうするしかないか…………」

「おや、武じゃないですか」

武「ん?」

 

武は不意に呼びかけられ振り向く後ろには咲夜がいた

 

武「咲夜か、どうした?」

咲「少々食料の調達をしに来たのよ。あなたこそ何しにここへ?」

武「いや、霊夢が今特訓してるから邪魔になると思ってこっち来ただけ何も考えずに来たから今どうしようかと考えてた」

咲「要するに今は暇だと?」

武「そうなるな」

咲「ならちょうどいいわ、ちょっと紅魔館へ来てもらってもいいかしら、送り迎えはしっかりするから」

 

いつもなら来るなと言われる筈だが、今日に限っては何故か逆に来いと言われ困惑する武

しかし返答は決まっていた

というよりはこうするしかなかった

 

武「わかった、そっちへ行こう」

咲「なら少し待って、買い物を済ませ……………………て来たわ」

 

咲夜は時を止めて、移動時間を省き買い物だけを済ませるという荒技によりわずが数分で大量の買い物が終わった

 

咲「それじゃ行きましょうか」

武「ちなみに俺飛べないのだがどう運ぶんだ?」

咲「………………」

 

 

 

武「せめて人としての扱いがして欲しかったァアアアアアアアアアアアア!!!」

 

武は紐でぐるぐる巻きにされミノムシのように吊るされながら運ばれた

側から見ればもはやただの誘拐現場であるがここは幻想郷、だれも気にしないのである

どうなる武

 

To be continued ーーーーーーー>




実際やることがないってどんな苦行よりも辛いと思う

感想誤字アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします

次回も楽しみにーーー

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