星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

ホワイトデーイベント始まりましたね
クンフーリンオルタ欲しいです

ではどうぞ


第155話 お賽銭が欲しい

前回のあらすじ

 

因果応報

 

 

場所は変わり博麗神社

 

霊「私、思ったことがあるの、聞いてくれる?」

 

そう言いいつもとは違い真剣な表情を浮かべる霊夢

それを真面目に聞く茜と全く興味がない武

 

茜「どうぞ」

武「なんか面倒な予感するんでパス」

霊「ん?」

武「はい、聞いちゃうぞーなんでも聞いちゃうぞー」

 

霊夢の凄まじい圧力に屈して霊夢の方を向いて話す武

 

武「んで話ってのはなんだ?」

霊「実は…………」

 

そう言い少し躊躇うがすぐに言葉を続ける霊夢

 

 

 

霊「ここの神社全然参拝客来てなくない?」

 

 

武「あっ(察し)」

茜「あっ(察し)」

 

やっぱ血は繋がっているだけはあり2人仲良く全く同じことを同じタイミングで全てを察してしまった

 

霊「いつも承太郎が稼いでくれてるから気がつかないけど、正直参拝客ほとんど見たことないわよ、賽銭箱毎日基本空っぽよ!?おかしくない?」

武「ま、ほら、あれだ場所が悪いからしょうがないじゃないか?」

 

人里から大体歩いて1時間はかかる距離、下手したら妖怪に襲われる、最後の最後でクッソ長い階段を歩かされる

これだけの悪条件がつけば無理もないと言えば無理もない

それにたどり着いた場所はご利益不明、妖怪達がよく遊びに来るというある意味修羅の国かなんかのような場所へわざわざ行く必要性はない

 

霊「まぁそれもあるけどねぇ…………だからといっていくらなんでもこれはマズイでしょ、これは」

茜「そうですね、ではどうすれば良くなるでしょうか」

 

黙る一同

数分後ようやく霊夢が口を開く

 

霊「えーと、ほら、道を整備するとか?」

茜「妖怪に対してはどう対処を?」

霊「えーとそれは…………わ、私が退治すれば…………」

茜「正直無理ですよね?」

霊「はい」

 

参拝客が別の場所で同時に襲われたりなんかしたら妖怪を退治できかつすぐに移動ができるのは霊夢だけ、これでは無理がある

 

霊「うーん、これかなり無理があるのでは?」

武「無理だな」

霊「どうにかして打開できないかしら」

 

しかしどんなに考えても出ない

というより現状どうすることも出来ない課題が多すぎるのである

 

霊「一体どうすれば…………あれところで萃香は?」

茜「そういえば最近見てませんね」

武「あぁ萃香ちゃんなら、故郷へ帰るだそうだ」

霊「へぇそうなの」

茜「まぁあの人は自由な人ですから、本当にフラッと帰ってくればいつの間にかいないのですから、本当に自由な人ですね」

 

ある時は夕食だけを食べに帰ったり、朝起きたらいないなんてよくあることである

まさしく悠々自適な生活をしてる

 

霊「あの酔いどれ鬼め………………まぁいいわ、それよりもどうするかよ」

武「案1、もうこないものだと割り切れ

案2、人里からここへの道の舗装、道中の安全性の確保という大掛かりすぎることをする

案3、人里で神社の広告をする」

霊「………………どれも無理ね」

茜「では、どうしようもありません強制で案1になりますね」

霊「やっぱり立地条件が悪いのよ、うんそうね間違いなくそのせいよ」

 

そう言いゴロンと寝転がる霊夢

 

紫「あらあら、そんなにここがご不満かしら?」

 

寝転がった霊夢の真上に隙間が開き紫が飛び出す

 

霊「うっわ急になんの脈絡もなく来やがったよこの隙間妖怪」

紫「私は何処にでもいるから、そこらへんよろしくね」

武「どうしたんだ?紫さんよ」

紫「いや、ちょっと霊夢に話があってね」

霊「何よ、つまらない内容だったら寝るわ」

紫「えぇどうぞ。えーと内容はと言うとあなた新しい力欲しくない?」

霊「は?」

 

そう言い紫は扇子を開き口元を隠す

霊夢は呆気にとられている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方承太郎

 

承「さてとやることがないな」

ブ「永琳のお手伝いでもしにいく?」

 

承太郎は昼食を食べ終わり自分の部屋に戻り、本も読み終わってしまいやることがなってしまった

 

承「いや流石にそれは」

永「ちょうどいいわ、外の知識を教えなさい」

承「どっから出てきた、月の頭脳」

 

当然のように音もなく承太郎の背後に回り話す永琳

忍者とかそういうのになったら間違いなく、優秀な忍びになれただろう

 

永「もともとあなたを呼ぶ予定だったからちょうどいいわ、さぁ色々情報を吐きなさい」

 

そう言い引きずるように承太郎を運ぶ永琳

 

ブ「うっわ、探求精神が強すぎるとこうなるんだ」

 

 

 

 

 

医療室

 

永「というわけで、はい、情報を知ってる限り吐きなさい。

おそらく私の推測だと、まだ万能細胞とかの実用化は出来てないのでは?」

 

そう言い永琳はいつでもメモが出来るように紙とペンを用意して話をする

 

承「あぁーえーと、実用化は………………されてたかな?いや、まだされてない、今のところは」

永「へぇ、その感じだと。実用とは言えないけどもう大体出来つつあるって感じね」

 

そう言いながらサラサラとメモに書く

 

永「次に…………えーと…………」

 

 

数十分後

 

 

永「まぁこんなものね。ありがとう、しかしやっぱり月に比べてだいぶ遅れてるわね…………いや、それでも予想よりは少し速いみたいだけど、それにしてもだいぶ詳しいわね、薬学とか嗜んでいたの?」

承「いや、ただ外の世界の元同業者が毒と暗器の使い手でな。色々教えてもらった」

永「へぇ…………毒に暗器ね…………まぁ確かに毒は使い方によっては薬となるから、必然的に詳しくなるわね。

同業者っていうあたり色々ツッコミ所あるけどまぁそれは置いておきましょう」

 

承太郎から得た情報をメモにまとめていく永琳

 

承「まぁ、国が表沙汰で出来ないようなことをする汚れ仕事みたいな感じかな。殺しは基本しないけど、というかしたことない」

 

その仕事ではと付け足す承太郎

 

永「へぇ、汚れ仕事ね」

承「そうとも言うな」

永「………………まぁいいわ、とりあえずお疲れ様、休んできていいわよ」

承「そうか」

 

じゃお言葉に甘えてと言い席を立つ承太郎

そのまま部屋を出て自分の部屋に戻る

 

 

 

承「さてと、どうするか」

ブ「どうしようね」

 

部屋へと戻る廊下にて部屋に戻った時になにをするかと考える

あれもいいなこれもいいなとあれこれ考えながら部屋へと戻った行く

 

部屋の前まで着き扉を開けようと襖に手をかける

 

バッチィイイン!

 

 

承「いっでぇえええええ!」

 

考えことをしていたせいかろくになにも確認せずに襖を開けようとしたがためにネズミ取りみたいなもので指を挟まれる承太郎

痛めた指を振り回し痛みを忘れようとする

そして犯人は誰かと考える

いや、考えるまでもない。

あいつだアイツしかいない、こんないたずらをするのはここではあのう詐欺師ぐらいしかいない

 

承「てゐ貴様アァアアアアア!」

てゐ「昼の仕返しだ、ザマアミロ!」

 

そう言い全力ダッシュで逃げるてゐ

追いかけようとするも何か別の罠を貼ってそうなので迂闊に行けない承太郎

借りを返すのは今ではなく後の方がいいと考え、とりあえず部屋に入る

 

鈴「あっ承太郎さん。待ってましたよ」

承「何の用だ?」

鈴「いやぁ、特にはないのですけど外の世界ってどうなってるのか知りたくて…………」

 

部屋の中にはベットに座っている鈴仙がいた

なぜか居るという状況に少し戸惑いながらも要件を聞く

 

承「まぁそれぐらいなら教えよう」

 

外の世界について話を始めた

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




承太郎の仕事についてはまぁ超大雑把に書いたのでいつかしっかりそれについては書くつもりです

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回のお楽しみにーーーー

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