星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

fgo CCCクリアしました

ラスボス戦はメルトが大暴れして最初から最後まで最前線で戦い体力の3分の2を一人で飛ばし、しっかりトドメを刺すという暴れっぷりにより倒せました
やっぱメルトは強い


ではどうぞーー



第153話 幸福とは

前回のあらすじ

 

やっぱもうくっついてしまえ

 

 

承「んで、永琳にこの部屋で待っておけと言われたわけですがどうするんだろうかね、体を調べると言ってはいたが」

ブ「さぁ?解体でもするのでは?」

承「死ねと?」

ブ「あの人なら傷跡1つ残らずに治せるでしょ」

 

少し休憩してから、あとでここに来るようにと呼ばれその部屋で待つこと数分

部屋の中は手術台みたいなものが置かれている、なんでそんなもんあるんだよと言いたいが、深く考えてしまったらダメだと思い考えるのをやめる承太郎

 

永「おまたせしたわね、じゃ早速やりましょうか」

承「上の服とか脱いでおくか?」

永「あ〜〜うん、そうね。脱いでもらおうかしら」

承「了解」

 

承太郎はそういい上着を脱ぐ

永琳はその体を見るなり、唖然とした表情で話す

 

永「あなた本当に人間?」

承「一応」

永「………………そう、違和感があったのはこれのせいね、とりあえずそこに横になっていて」

 

そう言い永琳は手術台の方を指差す

承太郎はそれを了承し横になる

 

永「とりあえず、寝ときなさい」

承「解剖とかする?」

永「して欲しいならするけど」

承「無しでお願いしまーす」

永「そう、そっちの方が楽といえば楽なんだけど………………まぁいいわ、力抜きなさい」

 

 

そう言い永琳は身体を軽く触り、じっと承太郎の身体を良く見る

1分も経たずに検査が終わった

 

永「もういいわ、服を着ていいわよ」

承「早いな」

永「身体を観るだけなのだから、そんなに時間はかからないわ」

 

承太郎は服を着て結果を聞く

 

永「正直に言うわ、あなたの身体はもうボロボロよ。いえ、少し言い方を変えましょうか、とっくの昔にボロボロになっていたと言った方がいいわね」

承「というと」

永「今でも動けるのはおそらく能力、もしくは別の何かによるもの、常人だったらもうそんな人間離れした身体能力、耐えられる筈がないわ。

………………まぁ現状何故か問題なく動けるからあまり言えないけど、無茶は厳禁ね」

承「わかった」

永「次に質問よ。なんで貴方の臓器の大半はまったく違う別人の臓器なの?なんなら脊髄もいくつか違うわ。というかあの腹部の傷は何があったの?傷的に10年は昔だけど」

 

そう言い承太郎の腹部を指差す

承太郎は腹部を押さえながら語る

 

承「これは………………幼馴染が俺を助けるために自分の臓器を全部俺に移植させたんだ」

永「移植?外の世界は子供でもそんな技術があるの?」

承「いや、そんな技術はない。あの子は俺と似たような能力があってなそれが『移す』能力なんだ。

俺はちょっと色々あって腹に大穴が開いてな、それを助けるために自らの臓器を全部俺に渡したんだ」

永「かなり強引ね、拒絶反応が出ないのが不思議なぐらい。その子の執念か何かかしらね、意地でも貴方を生かしたかったのでしょう。

本当に無茶苦茶なくっつけ方をしたのになぜか正常に機能してる、一体どういう仕組みか興味があるわ、やっぱ解剖していい?」

 

永琳はやっぱお使い頼んで良い?って言うぐらいの軽さで承太郎に頼む

承太郎は即座に笑顔で

 

承「うん、絶対やだ」

永「いいじゃない、ちょっとぐらい。ちょっと調べるだけだから、傷跡も残さないし、後遺症も残らないようにするから」

承「自分の身体が解剖されるとか、想像しただけでやりたくない」

永「………………まぁ、しょうがないわね」

承「んで、これで終わりか?」

永「最後に質問よ。一体何をやったらこんな人間とは思えない身体能力になるわけ?」

 

承太郎は少し考える

 

承「幼い頃にトチ狂ったように修行して師匠と戦っていた、それだけ」

永「なるほどそういうことね」

承「以上か?」

永「ええそうね。悪かったわね、私用に付き合わせてもう戻って良いわよ、私はとりあえずやることあるから、自分の部屋で何かするなり、鈴仙を弄るなり、姫様とお話しするなりご自由に」

 

承太郎はそうかと言い部屋を出る

永琳は一人部屋に残り、検査結果を紙に書きまとめる

 

永「本当、恐ろしい子ね。私はアレを人間と言い張るには少し抵抗があるわね。アレはもう人間じゃない、人間を超えてしまったなにかよ」

 

永琳以外誰もいない部屋で一人呟く

しかしその言葉を言った後の首を横に振る

 

永「いや、それは彼に対しての侮辱ね。こういった方がいいわね、人間であるはずなのに人間としての限界点を超えてしまっていると

おそらく極限まで自分を追い詰める修行をして圧倒的格上と戦い続けたのでしょう」

ブ「そうそう、いつ死んでもおかしくないような日々だったよ。お師匠様からは止められていたのにそれでも隠れてやり続けていたんだよねぇ承太郎」

永「ッ!?……………………いたのね、ブラッド君」

ブ「うんいたよ最初から」

 

全く気が付かなかったと永琳は言う

ブラッドはそれに対して影が薄いと思いションボリする

 

ブ「まぁ正直あの修行は今思い出しただけでも、正気の沙汰ではないね。分かりやすく言うなら毎回毎回自殺未遂してたようなものだからね」

永「………………それはもはや………………いえ、私があれこれ言うのもあれね」

ブ「まぁ今ああして生きてるわけだし結果論だけど問題ないよ」

永「……………ところであなたはいつまでその道化を演じるつもり?」

 

それを聞いた瞬間ブラッドから笑みが消え声のトーンもいつもよりも低くなる

 

ブ「あぁやっぱバレるよね」

永「そうね、やっぱりバレたわね」

ブ「まぁ別に隠す気なんてないし、別にバレても良いんだけど」

永「それであなたの目的は何なの?」

ブ「当然、我が主人でもある空条承太郎の幸福。もちろんその幸せは人並みの幸せ。

人並みに生きて人並みに笑い人並みに泣き人並みに恋をして人並みな人生を送って欲しい

でも承太郎は誰かのために己を犠牲にしてまで助けようとする。

それは良いことなんだ、素晴らしいことだ、でもいくらなんでも」

ブ「いくらなんでも己を優先順位に異常な程低いのはダメでしょ、ある意味承太郎は死に急いでる。だれか救うために最悪自分は死んでもいいやっていう思考が少しあるんだ」

永「だいぶ自己犠牲が激しい思考ね。だから自傷にも躊躇がないのね」

 

ブラッドはその言葉にその通りと言う

 

ブ「まぁそれをやめろとは言えない。でも、彼には生きて欲しい。だから僕はそれを両立するためなら幾らでもやろう、なんでもやろう。それがどれだけ馬鹿なことでも、卑怯なことでも僕は喜んでやろう」

永「貴方も大概ね」

ブ「よく言われるよ」

 

そう言いブラッドはケタケタと笑う

永琳はそれにつられて笑ってしまう

 

 

 

 

 

 

 

 

一方承太郎は

 

承「いや、あの………………ここ………………」

 

承太郎の部屋の中2人の少女が暴れていた

 

妹「死ね!ニートが!」

輝「そっちが死ね!」

 

そう言い炎と彩りの光球が飛び交う

さっきも言ったが部屋の中でである

ベッドはもちろんさまざまなものが壊れている

というか壁もいくつか穴が空いている

みるも無残な大惨事である

 

 

承「テメェら、いい加減にしろ!」

 

そう言い承太郎も堪忍袋の緒が切れ、二人に襲いかかる

その後二人の少女の悲鳴が上がった

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




ブラッドは何気に一番美味しいポジションといえばポジションなのである

まぁオチ要員としてよく使いますが
ブラッドだししょうがないね


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回もお楽しみにーーー

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