星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

先週はインフルエンザにかかり投稿できずすいません
皆さんもインフルエンザ気をつけてくださいね

ではどうぞーー


第149話 やっぱ武は武だわ

前回のあらすじ

 

労働確定

 

 

神社へ帰るとそこにはいつも通り昼食を食べている茜がいた

ちなみに異変のせいで時間感覚が狂ってしまっているがいつの間にか時計の針は12時を回っていた

 

承「ただいまーってあれ?武は?」

茜「あっおかえりなさいませ、承太郎さん、霊夢さん」

霊「武はどうしたのよ」

茜「あぁそれなら…………」

 

そう言い茜は異変解決に回っている間に何があったか話す

 

 

 

 

時刻的には承太郎が暴走したあたり

 

武「zzzz…………」

 

武は霊夢にあの男の助言を伝えやることがなくなり寝ていた

その時近くの机に置いていた通信機が細かく震える

 

武「んあ?こんな時間に何があったんだ?」

 

そう言い武は布団から出て通信機を手に取り誰から来たか確認する

 

武「!?紅羽ちゃんから?」

 

いつもの武なら「怖くて寝れないのかなぁ」となるが今の場合は紅羽ちゃんの身に何かあったのではと思った

だが前者の可能性もあるため出来るだけ冷静に装う

 

武「どうした?紅羽ちゃん」

紅「よかった繋がった、人里に妖怪は攻めてくるって聞いたのこのままじゃ…………」

武「ッ!待ってろ、由紀ちゃんの家から絶対に出るなよ!」

 

そう言い武は通信を切って

急いで蔵へ走る

 

茜「…………ううん、うるさい…………お兄ちゃん?」

 

その騒ぎで目が覚めた茜は目をこすりながら外に出ると蔵へ走る武を見つける

それに気がついた武は急ブレーキをかけ茜に話す

 

武「茜かちょうどいい!俺今から人里行くからここは任せたぞ!」

茜「えっあっおにいちゃ」

 

茜が制止しようとするがそれを無視して武は蔵に入りエアライドを取り出し瞬く前に人里へ向かう

一人取り残された茜はただただ呆然とするしかなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

茜「とまぁそんな感じです。その後のことは後でお兄さんにでも聞いてください」

霊「成る程ね、まぁ武らしいといえば武らしいわね」

承「そうだな、しかし人里へ向かったのか…………俺たちが妹紅に案内されて人里付近までいた時には妖怪がいる気配がなかった、もう撤退したのか?いやそれ以前に戦いになったのか?それらしい痕跡がなかった…………まぁいいや」

 

承太郎はあれやこれやと推察するが武に聞けばいいやと結論をつけて思考を停止する

 

茜「とりあえず宴会があるのですね、では用意をしないと」

承「そうだったそうだった、それが一番大事だ」

霊「じゃ料理は二人に任せたわ。それ以外はやっておくから」

承「頼むわ」

茜「では早速下準備をやっておきましょう、今やっておかないと間に合わないものもあるので」

 

そう言い承太郎と茜は調理場へと向かう

 

承「材料足りるかなぁ」

茜「つい最近買ったばっかりですよ、流石に行けるでしょう」

承「いけるよね、幽々子くるけど約1週間分の食料あれば足りるよね」

茜「あっ…………い、いえ。流石に足りる…………はず」

 

2日前に一週間分の材料を買ったから買い足す必要はないはずだけど幽々子がもしかしたら全部食べてしまうのでは?と思わず思ってしまう

 

茜「と、とにかく下準備です、あれこれ考える前に手を動かしましょう」

承「だな」

 

と思考を放棄して作業時に没頭する2人であった

 

 

 

 

霊「えーとこの机をこっちに並べて、これをえーーとそうだ、こっちだ」

 

霊夢は一人で机を運び並べる

いつもなら武がいるせいでだいぶ早く終わるが今回はいないため、やや遅めである

 

 

武「ただいまーって宴会でもするのか?」

 

そうこうしてるうちに武が帰ってくる

今回は紅羽ちゃんを連れて帰ってこなかった

 

霊「そうよ、だからさっさと手伝いなさい。話なら手を動かしながら聞くから、紅羽ちゃんは無事だったの?」

武「おう全然問題無かったわ。運が良かったといえばよかったけどな」

霊「運が良かった?」

武「あとちょっとで人里に入られてしまいそうになった時に異変を解決して帰りにたまたま人里を寄ろうとしたレミリアたちが人里を襲おうとしていた妖怪供をボッコボコにしたってだけ」

霊「あいつら…………狙ってやってるのか、そうじゃないのか、分からないわね、あっその机はそっちじゃなくて逆の方において頂戴」

武「あいよー」

 

 

 

 

 

その後も2人で話をしながら凄まじい速さで用意を済ませる

あっという間に全ての用意が終わった

2人はやることがなくなりいつも通りに縁側でグダグダし始める

そこに下ごしらえを終わらせた承太郎たちが帰ってくる

 

承「じゃぁ話してもらいましょうか、人里で何が起きたか」

武「おう、もうほとんど霊夢に言ったことなんだが少ししっかり話をするか」

 

そう言い武は話を始める

 

 

 

 

 

時は遡り数時間前

 

武は猛ダッシュで人里へと着きいつも通り人里へと入ろうとする

しかし入り口にいるのがいつもの門番さんではないことに気がつく

そこにいたのは慧音であった

なぜ慧音先生が此処に?と思いながらもとりあえず近付いて話を聞くことにした武

 

慧「む?武か、どうした今ちょっと忙しいのだが」

武「実はあれがこれでこうで…………」

 

武は事情を話す

 

慧「ふむ、なるほど。通信機というものは便利だな」

武「で実際のところどうなのよ」

慧「今は私の結界でどうにかなっているがヤバい状況なのは間違いないな、ちょっとでも綻べばそこから入られてしまう」

武「マジか」

慧「とりあえず中に入っていいぞ、紅羽にでもあってやれ、あの子はお前の助けを求めているんだ、行ってやれ」

武「おう」

 

そう言い武は急ぎ足で由紀ちゃんの家へと移動する

人里の中は明けない夜のせいで若干騒がしい

武はパニックになりかけてる人とかをすり抜け由紀ちゃんの家に着く

扉をノックして返事があるか待つ

数秒後扉が開く

そこにいたのは由紀ちゃんと紅羽ちゃんだった

 

由「こんな時間…………でもないですね、どうしたんですか。武さん」

武「よかった二人とも無事だったか」

由「?まぁ今のところは…………」

武「よかった、コレで安心できる」

 

武はそういい安堵する

 

紅「………………」

武「どうした?紅羽ちゃん」

紅「…………」

 

紅羽ちゃんは何も言わずに武に抱きつく

武も何も言わずにそっと紅羽ちゃんの頭を撫でる

 

紅「よかった、お兄ちゃん来るときに怪我とかしてない?」

武「ないない、全然問題ない」

紅「そう…………よかった」

 

その後も特に会話をすることもなく2人と別れて自警団のところに行く武

 

悠「そっちの警備はどうだ?」

優「ダメだ、全然足りない。もっと人数を動員してくれ」

悠「いやそうなるとこっち側の手薄になる。それは許可しかねる」

優「だがこのままじゃもし妖怪が来たら……」

 

2人は人里の警備について話をしている

しかし優也が途中で武の存在に気がつくとちょっと来いと手招きする

 

優「武、お前は手伝いに来たっていうことでいいか?」

武「まぁそうなるな」

悠「ならそっちは武君を入れて………………武君一人追加で充分か?」

優「多分いけるだろ。一応能力者だし、使えなくても強いし」

武「まぁほとんど使える機会がない能力なら持ってるな」

悠「じゃそっちは任せた」

 

そう言い悠馬はその場を離れ持ち場に戻る

 

武「んで俺は何すればいいの?」

優「見回りをする妖怪を見たら、連絡してぶっ倒せ」

武「スッゲェシンプル」

優「じゃさっさと持ち場にいこーぜ」

 

その後は人里の見回りをして、気がついたら異変が終わっていた

 

 

 

 

武「んでひと段落ついたから帰ってきた」

承「へぇ俺たちが戦っている間に人里ではそんなことがねぇ」

茜「というか少しは事情を話してください。心配したのですよ」

武「あの時は紅羽ちゃんが助けてっていうから1秒でも早く行きたかったから」

霊「本当あんたって分かりやすいわね、何がとは言わないけど」

武「まぁ否定はせんよ」

 

武は苦笑いをする一応は自覚症状があるようだ

 

承「さてとそれじゃ料理を作り始めるか」

茜「もうそんな時間ですか」

 

茜は時計を見ると実際もうそろそろ宴会が始める時刻である

 

霊「じゃお二人とも頑張って」

承「なーんで異変解決した奴がこんなに働かないといけんのかなぁ」

 

承太郎はそう愚痴をこぼしながら調理場へと向かう

その後特に何が起きたってこともなく着々と人も妖怪も集まり宴会が始まる

 

To be continued ーーーーーーー>




というわけで、次回宴会回です

感想誤字アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします


次回もお楽しみにーーー

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