星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもあけましておめでとうございますジョースターです

今年もよろしくお願いします

あっfgo の福袋みなさんはどうでした?
僕はエレちゃんでした欲しかったから嬉しい

あっ今回でこの異変は終わりです

ではどうぞーー


第146話 夜は明ける

前回のあらすじ

 

結局タイマン勝負じゃないか(困惑)

 

 

承(一騎打ちにせざる得ない状況になったのは少しマズイが、やることは変わらないただ勝つだけだ)

永「あらかじめ善意で言っておくわ、私は不老不死よ。だから殺しても死なないからその気で来なさい」

承「それを聞いて安心した。容赦なくできるわ」

 

承太郎はスタープラチナを出す

刀は取り出さない

永琳は弓矢を手放す、完全に互いに殴り合う気でいる

 

承「オラァ!」

 

承太郎はスタープラチナで殴りかかる、狙いは顔面

相手が女だろうが容赦はなく、仕留めにいく

 

永「ッ!」

 

永琳はそれを紙一重で回避する

そしてすかさず承太郎の懐に潜り込む、そして強く踏む込みをし承太郎の腹部に肘打ちをする

承太郎はその攻撃を後ろに下がり回避する

 

承「マジか、アレ中国拳法の八極拳じゃないか…………あんなもん食らったら臓器が大変なことになるな」

永「あらこの技のこと知っているのね、流石に意外ね」

承「知り合いに中国拳法の使い手がいてね」

 

まぁアイツの場合本気出せば、多分能力無しだったら負ける

あんな居眠りばっかする門番だがな

前やった時もそこまで本気じゃなかったと思う、ガチで殺しに来てたらもっと出来るはずだ

まぁ現状関係ない話なんですが、と承太郎は言葉にはしなかったが心の中で思う

 

永「中…………国?あぁあそこね。あそこはコロコロと名前が変わるから思い出すのが面倒なのよね」

承「それに関しては否定はせんよ」

 

実際そうだしと言葉を続ける

 

永「まぁそんなことはどうでもいいわ」

承「そうだな、仕切り直しと行こうか」

 

そう言い2人は相手目掛け走る

承太郎はその時に亀の中から刀………………ではなく槍を取り出す

 

永「チッ、間合いに入れさせない気ね」

承「そらそうだろう。あんなもん喰らいたくはねぇよ!」

 

そう言い承太郎は永琳目掛け槍を突き刺す

 

永「その程度まさか対処出来ないとでも思っているのかしら?」

 

そう言い永琳は紙一重で躱しそのまま承太郎の懐に入る

そしてがら空きの腹部にあの一撃を………………

 

承「そらそうなるよな」

永「そううまくはいかないわよね」

 

永琳が攻撃した承太郎の腹部に氷の鎧があり、それにモロの触った右肘が凍りついていた

永琳は即座に距離を取る

 

永琳「………………少しの間はこっちの腕は使えないわね、でもまぁ………………」

承「ゴフッ…………チッ、鎧でガードしても貫通するのかよ…………」

 

承太郎は口から溢れた血を拭う

永琳は右腕が少しの間使用不可

承太郎は吐血レベルのダメージ

 

承「まぁこの程度なら、いける。相手が治る前に攻めるか」

 

そう言い承太郎は永琳に詰め寄る

しかし永琳は距離を取る

 

承「チッこうなったら、槍ってのはこういう使い方が出来るんだよなぁ!」

永「ッまず」

承「オッラァ!」

 

承太郎は槍を永琳めがけ投げる

ものすごい速度で永琳に飛んでいく

永琳はそれを躱すがその間に承太郎は刀を取り出し永琳の懐に迫っていた

 

永「チッ」

 

舌打ちをしながらスカートのポケットに左手を入れる

 

承(どうする、左腕を切り落とすか?いや、罠かも知れない。だったら胴体を斬った方が早いか)

承「おせぇ!」

永「ぐうぅ!」

 

承太郎は胴体を斬りつける

刀は腹部に入りそこから血が飛び出る

そして口から血が出る

 

永「クッ、ゴフッ」

 

永琳倒れこむようの承太郎に近付く

もはや抱きつくように倒れる

 

永「あなたは、選択を、間違えた」

 

承太郎の右腕になにかが刺された痛みが走る

承太郎は目線を右腕に向けるとそこは注射器が刺さっていた

そしてその直後に意識が急に遠のく

 

永「特製の睡眠薬よ。象はおろかどんな屈強な妖怪でも半日は昏倒する代物よ。あそこで腕を切り落としていたなら、私は負けていたでしょう、ですが貴方はそれをしなかった。それが敗因よ」

承「ぐっ、あっくそッ………………」

永「おやすみなさい。そしてこれで私の勝ちよ」

 

承太郎はそのまま倒れる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はずだった

 

承「アアアアアアアアアアアア」

 

そう言い承太郎は刀を自らの腹に突き刺す

無論血が大量に出る、尋常じゃない痛みが承太郎に襲い

承太郎は叫ぶ

 

承「イッテェ、だが目が覚めだぞ…………ゴフッ、ガッフ」

 

そう吐血しながら言う

 

永「あなた正気?あなたそのままだと死ぬわよ、いくら急所は外しているとはいえその流血量よ。早く治療しないと死ぬわよ」

承「まぁ確かに普通なら死ぬよな、だからさっさと終わらせよう」

永「…………いいでしょう、あなたが望むなら受けて立ちましょう」

 

そう言いスッと構えとる永琳

それに応じて承太郎は無言で刀を鞘に納める

間合いは一歩踏み込めば永琳の拳が承太郎の腹部にモロに入る距離

お互いの呼吸を整える

 

数秒間場に静寂が生まれる

 

 

 

一歩、思いっきり地面を踏み抜きその勢いで掌を当てに行く永琳

当たれば間違いなく承太郎はやられるだろう

それに腹部にはさっきの傷もある

普通なら立っていることですら奇跡な状態である

本来躱せる筈がない攻撃

死の淵に立たされているはずなのに承太郎はというと冷静だった

何度も何度も死にかけたせいかそういったものは感じなかった

 

承(あぁ、よく見える。今ならやれる)

 

瞬間今まで動かなかった承太郎がいつの間にか永琳の横を通り過ぎていた

そして、刀を数回振り鞘に納める

糸が切れたか人形の如くプツリと倒れる永琳

 

永(あのすれ違う一瞬で、3回…………いや、それ以上…………それも峰打ちで…………ほん、と、恐ろしい人…………ね)

 

そしてそのまま意識を手放す永琳

 

承「………………」

 

それと同時に倒れる承太郎

立ち上がる気配すらない

 

 

霊「えーと、これは、相…………打ちになるの?」

レ「そうね、でも」

魔「咲夜がまだ戦闘可能だから………………私たちの勝ちなのかしら?」

咲「結局、能力使わなかったわ…………ある意味作戦通り?」

レ「とりあえず2人を回収するわよ、特に承太郎は下手したら死ぬから急いでしないと…………」

 

こうして明けなかった夜は眩しい朝日を迎え

この長い長い異変が承太郎達の勝利で幕を閉じた

 

To be continued ーーーーーーー>




承太郎の作戦とかは、後々書く予定なのでそこらへんは置いといてください
永琳がなぜ八極拳を使ったと言いますと
永琳の戦闘描写どうしよう
せや永琳なら八極拳とかそういったもん全部できるやろというとんでも理論でこうなりました

まぁうん、自分でもだいぶぶっ飛んでるなと思いました

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー

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