星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

FGOの今年のハロウィンイベは、酒呑とは…………今年もエリちゃんかと思った

とりあえず、ガチャの方で絶対にあの子来るであろうから石貯めないと…………


ではではどうぞーー


第135話 優しさ故に

前回のあらすじ

 

ブラッドは投擲物としても役立ちます

 

 

 

承太郎達が迷いの竹林で迷走している時紅魔館では

レミリアは一人月を眺めていた

 

レ「…………へぇ、誰だか知らないけど、なかなか面白いことを考えるじゃない。まさか、月を太古の月に入れ替えるなんて…………」

 

そう言い一人で笑う

 

レ「でも、それ以前にもっと大変なことが起きるかもね。

幻想郷を守る最強の男が幻想郷滅亡をもたらす死神となる…………か、今回ばかりは私の能力を恨むわ。こんな運命できれば見たくないものね」

 

そう言いレミリアは能力を使い運命を見たときの光景を思い出す

 

誰も彼もがかの死神に殺された、ありとあらゆる実力者が束になってもロクな傷すら与えられずに無残にも殺される

そんな光景

 

レ「しかしこれは最悪の運命

今ならまだ変えられる」

 

そう言いレミリアは一人屋敷を出る

もしものことがあっても、あの子達なら大丈夫そう言い聞かせる

 

咲「お出かけですか?」

レ「そうね、一人で行くわ。家で留守番しててちょうだい」

咲「異変の解決に向かわれるのですね」

レ「そうよ。今回は下手したら私でも殺される。だからもしものことがあったら、みんなをよろしく頼むわ」

咲「お言葉ですがお嬢様。私はお嬢様の側にいてお嬢様を守る者、未熟者ですがどうか連れて行ってください」

レ「死ぬ覚悟はある?」

咲「もとよりそのつもりです」

 

2人は目と目が見つめ合いじっとしてる

レミリアははぁと小さく溜息を吐く

 

レ「咲夜って変なところ頑固よね、まぁいいわ、一緒に承太郎を救いましょう」

咲「はい、お嬢様」

 

こうして2人は迷いの森へと向かう

 

 

 

 

 

場所は戻り迷いの竹林

 

???「いやぁ〜やっぱバレてたか」

霊「あんたねぇ…………バレるも何もそんな帽子かぶってる段階で隠密行動は実質不可能よ、魔理沙」

 

そう言い魔理沙が姿を現す

その後ろにはアリスがいた

 

魔「これは私のトレードマークみたいなもんだ、外すなんてとんでもないぜ、なぁアリス」

ア「まぁそうだけど…………」

霊「それであんた達も異変解決しに来たの?」

魔「当たり前だぜ!」

霊「………………因みにどうやって異変に気が付いたの?」

魔「何ってそんなの」

 

 

魔「()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

承「え?」

魔「え?逆に聞くが、お前たちはどんな異変だと思ったんだ?」

承「いや、そんなの月が太古の月に入れ替わってるから…………」

ア「初耳ね、だから変な月だったのね」

 

承太郎は時計を確認する時刻はいつのまにか5時を回っている、もう太陽が出始めてもおかしくはない時間帯、しかし太陽はおろか空は真夜中とそう大差なかった

 

承「何がどうなってる…………霊夢なんか知ってるか?」

霊「えっ、あーうん知らない知らない、初めて聞いたこんなの、うんうん

ねぇそうよね紫」

紫「あっ当たり前じゃない、おのれ月の民まさか異変を2つもやるとは…………」

 

霊夢と紫はそう言うが目が泳いでいる、冷や汗をかいている

どっかのギャングみたいに汗を舐める必要すらない

こいつらが犯人だろ

 

承「………………」

魔「…………なぁ承太郎」

承「俺に一人で人里へ行かせた理由はこれか」

霊「えーとあの…………待って…………」

承「異変を解決する奴らが異変を起こして面倒ごと増やしてんじゃねええええええええ!」

 

 

 

 

しばらくお待ちください

 

 

 

 

承「いやなに、俺は異変を起こしたことに怒っているんじゃない、理由さえしっかり言って前もって予告しておけば何も言わないよ。

でも、何も言わずに異変を起こしたことに怒っているんだ」

紫「誠にすいませんでした」

霊「すいませんでした」

 

そう言い土下座する2人

魔理沙とアリスはそれを見て笑うことしか出来なかった

 

承「とりあえず、あれこれ言ってももうやっちまったんだ。さっさと異変解決するぞ、それが今俺たちが出来る最善だ」

魔「そうだな、道は分かっているのか?」

承「大まかな道順は分かっている」

魔「流石承太郎、仕事が早い」

承「なんせ霊夢達が異変を起こしている間に一人で黙々と迷いの竹林を彷徨っていたからなぁ」

ブ「承太郎って意外と根に持つタイプだよねぇ…………」

 

霊夢と紫はすいませんでしたと再度言う

魔理沙は二人を煽り

アリスはそれを止める

 

 

そんなこんなで数刻後

 

 

 

承「…………一体いつになったら着くのでしょうか…………」

霊「おい」

魔「こまめにマーキングしてるから、同じところをぐるぐるしてることはないと思うが、なんでどこを見渡しても竹だ、方向感覚狂うぜ」

ア「確か、案内人がいたはずだけど。運良く出会わないかしら」

霊「期待するだけ無駄でしょ」

承「止まれ」

 

先頭を進んでいた承太郎の足が止まる

それに反応するかのように全員の足が止まる

目の前にはブレザーを着てうさ耳の少女がいた

 

承「いやぁ、わざわざ出迎えありがとう。できれば君の本拠地へ案内してくれれば嬉しいな」

???「誰が案内するか、あんたたちは私に今ここで殺されるのよ」

霊「ねぇ、あれって…………」

紫「間違いないわ、武が言っていた承太郎と戦わせてはいけない人」

霊「承太郎!下がって、あんたは戦わないで!」

承「そうだったな、それじゃ大人しく下がるとしますか」

 

そう言い霊夢と紫が前に出て承太郎は一番後ろまで下がる

 

???「えっ逃げるの!?」

霊「バカ言わないで、あんたなんて承太郎が出る幕ですらないのよ。なんなら私一人でも十分よ」

???「なっ、馬鹿にしないで!この鈴仙・優曇華院・イナバがみんなまとめてぶっ倒してあげる!」

 

 

 

 

数分後

 

 

 

 

鈴仙(鈴)「ガッ…………」

霊「この程度?出直して」

 

結論から言おう、ヨーイドン、と同時に霊夢が容赦のない攻撃、そしてそのまま鈴仙気絶、1、2分かかったかどうかのレベル

 

魔「なんだ大したことなかったな」

ア「そうね、口だけのやつだったわね」

紫「………………私にはわざと倒されたようにしか見えなかったのだけど」

霊「たしかに、でもわざわざ倒される理由がある?」

承「メリットはないな」

紫「まぁ完全に気絶してるし、問題ないわね。それじゃ早速本拠地へ乗り込みましょう」

承「おっとその前に、縄でくくりつけて傷を治してと」

 

そう言い承太郎は拘束し傷を治す

 

霊「変なところ優しいわね」

魔「さっき行っておくぞー」

承「おう」

 

そう言い全員先へ行き承太郎は一番後ろになった

傷も治し承太郎も後を追いかける

 

鈴「かかった…………わね」

承「えっ」

鈴「私の目を見なさい!」

承「なっこいつ意識が…………」

鈴「全部演技に決まっているわよ!わざとやられて気絶したフリしてただけよ!まぁ拘束されるのはちょっと予想外だったけど!でもなんら問題はないわ!」

 

鈴仙の能力『狂気を操る程度の能力』

物事の波長を乱し、人を狂気に飲み込ませたり出来る

 

承「ま、まずい……………戻る前にこいつを倒さないと………」

鈴「もう遅いわ!フルパワー!」

承「アアアアアアアアアアアア!」

鈴「グッ…………でも…………これで…………」

 

承太郎は狂気に飲み込まれながらも、無理矢理体を動かし鈴仙を気絶させる

 

霊「承太郎!」

 

自体の気がついた霊夢達が承太郎に近付く

 

承「ク、ルナ…………俺は、いいから、早く…………逃げろ、俺がお前たちを、殺してしまう前に…………」

紫「やってくれたわね、あの駄兎めなんて恐ろしいことを、幻想郷はおろか世界まで滅ぼす気かしら…………」

魔「な、なぁこれまさか…………」

紫「みんな構えて、承太郎を殺す気で戦いなさい。この化け物を止めるわよ」

ア「一体なんで殺気だってるの…………」

 

魔理沙はアリスに軽く説明する

 

霊「一応聞くけど逃げるという選択肢は?」

紫「あるにはあるけど、一体どこへ逃げればいいのかしらね」

霊「逃げ場なんてあるわけないよね」

 

 

幾度その人格を葬っても、承太郎が存在する限り永遠に存在する

承太郎の悪、幼き頃に人間そのものに絶望して全てを殺し尽くそうとしたあの承太郎に今

 

承「キヒ、アハ…………ハハハハハ」

霊「えっ…………」

 

刹那

 

それは刹那の出来事だった

一瞬で霊夢の懐まで入るそして取り出した刀で一閃

誰もが気を緩めなかった、誰もが承太郎から目を離さなかった

しかし、それでもなお反応すらできなかった

 

霊(あっこれはダメな奴だわ)

 

そう即座に思い

霊夢は目を瞑った

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




はい、というわけで主人公がラスボスルートです

承太郎はいつもは若干手加減とかそういうのするタイプだけどこの承太郎は容赦もなくガチで殺しにきてます

あと来週は諸事情にて投稿できない可能性がかなりあります
申し訳ありません

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー

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