星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

先週は投稿できずすいません

合宿があって書く暇なかったんや

ではどうぞーー


第126話 これってどう見てもアレだよね?

前回のあらすじ

 

止まるんじゃねぇぞ

 

 

武「紅羽ちゃん。歩きながらでいいから質問いいかな?」

紅「何?」

武「紅羽ちゃんって将来どうなりたいの?」

紅「…………将来?」

武「大人になったら何したい?」

紅「………………わからない、大人になってる時にどうなってるか予想がつかない」

 

無理もない、というか大抵の人に聞けばよっぽどの人ではない限り即答は出来ない

大抵の人は多分こうなっているだろうと言うしかない

 

武「まぁ難しいよね」

紅「でも、なりたいことはあるよ」

武「あるんだ、それでどんなの?」

紅「それは………………えーと…………言えない」

 

紅羽ちゃんは顔を真っ赤にしてそっぽを向く

 

武「?」

紅「着いたね、行こ」

 

そう言い話を無理矢理切り上げて目的地に行く

そこは由紀ちゃんが看板娘の店だった

目的は紅羽ちゃんの好物の一つの宇治金時を食べること

すっかりここの宇治金時の虜となった紅羽ちゃん

2人は店に入る

 

由「いらっしゃいませ〜〜ってお二方ですか。今日もいつものを?」

武「そうだな」

由「かしこまりました、その前に席にご案内しますね。

紅羽ちゃんこっちだよ」

武「しっかし、ほんとしっかりしてるなぁ………………たまげたなぁ……」

紅「お兄ちゃん?」

武「いや、由紀ちゃんの働きぶりに感心してた。

今の俺でもあんな働けないから…………」

 

事実であることがさらに悲しい

まぁ武だからしょうがないよね

いや、決して武はロクに働かないロクデナシというわけではない

なんならそこそこな働きぶりをすることができる

ただ周りにいる約2名が常人の何倍もの働きをしてしまうがため、あまり働いていないようになってしまっているだけである

 

武「ほんとあの2人は同じ人間なのかなぁ………………」

紅「?」

武「あぁごめん、独り言だよ」

 

そう言い二人は由紀ちゃんに案内された席に着く

そしてメニューを開き注文をする

と言ってもどちらにせよ頼むのは宇治金時である

 

由「かしこまりました。では少々お待ちを…………」

 

そう言い一礼して厨房に戻る由紀ちゃん

 

武「それでこれから何しよっか」

紅「服とか…………見てみたい」

武「服か………そうだね、いつも和服だし洋服とか見てみる?」

紅「うん、そうする」

 

この幻想郷には和服だけでなく洋服も一応文化としてある

しかしやっぱり和服の方が使用面でも色々と使い勝手がいいため、和服の方が多い現状ではあるが

ただ洋服も着る人は着るし、もちろん販売もされている

 

武「さてさて、その次は…………」

紅「………………お兄ちゃんは何所か行きたいのあるの?」

武「俺?俺は…………特にはないかな」

紅「本当に?」

武「ほんとだよ」

紅「そう………………」

 

気まずい雰囲気が辺りを包む

お互いにどうすればいいかと考えてしまい会話ができなくなっていた

こんな時に茜がいればと2人とも心の中で嘆く

 

由「お待たせしました。宇治金時でーす」

武「ありがとう、由紀ちゃん」

紅「ありがとう、お姉ちゃん」

由「えっ………………あっそうでしたね。

どういたしまして紅羽ちゃん」

武「そっかこれから家族になるんだったね」

由「いまいち実感がないですね」

 

頷く二人

 

由「では、ごゆっくりどうぞ」

 

そう言い一礼して去っていく由紀ちゃん

 

武「食べるk…………」

 

そう言おうした矢先もうすでに食べている紅羽ちゃん

やはり好きなものに対しては積極的すぎる

そして紅羽ちゃんの顔はいつもの無表情ではなく、すごく緩み切って満面の笑みを浮かべている

武はそれを見て少し笑い自分も食べ始める

 

 

武「ご馳走さま」

紅「ご馳走さまでした」

 

食べ始めてから数分後あっという間に宇治金時を食べきった二人とも

 

武「ここの長居するのもアレだし、行こっか」

紅「うん、分かった。お兄ちゃん」

武「俺のことはずっとお兄ちゃん呼びなんだね」

紅「だってお兄ちゃんはお兄ちゃんでしょ?」

武「まぁそうだね」

 

もうこれは完全に武=お兄ちゃんと言う式が成り立っているらしい

まぁ承太郎だってフランやチルノにお兄ちゃん呼ばわりされているから今更ではあるが

因みに武は毎回お兄ちゃんと呼ばれるたびに心の中で若干発狂しているそうな

 

武と紅羽ちゃんは席を立ち勘定をするために由紀ちゃんのいる場所へ向かう

 

由「お会計ですか?」

武「あぁそうだな。ほい、丁度だ」

由「えーと…………はい確かにそうですね、ありがとうございました

またお越しくださいね、武さん紅羽ちゃん」

武「おう、また来るな」

 

そう言い残し外に出る二人

そしてつぎの行き先へと向かう

 

 

一方その頃承太郎達は

 

数刻前

 

承「さてと、ついたな」

茜「そうですね、取り敢えずお兄さん達を探しましょうか」

承「まぁアイツがいる場所なんて予想がつくが」

茜「そうですね。おそらく、あの場所にいますね」

霊『というか早速はぐれたのね』

 

武達が人里へついて数分後承太郎と茜(と霊夢人形)が到着する

そして即座に尾行を開始すべく、武たちを探す

 

承「取り敢えずそこに行くか」

茜「ただ困ったのが、そこの店員由紀ちゃんいるのですよ」

承「つまりそれが引き金となってバレちゃうかもってことか」

 

それはまずいなと呟く承太郎

茜は考え込む

 

霊『あら、貴方達なんのための能力だと思っているの?』

承「お前ほんとそう言う系の頭の回転は異常なほど早いな」

霊『うっさい、ほらさっさと入らないと別の場所へ移動されちゃうわよ』

 

強引に話を戻され店に入る二人

 

由「いらっしゃいま…………あっ!」

承(さてと上手いこと能力で誤魔化すか)

 

承太郎は能力を展開しようとする

 

由「!………………2名様でよろしでしょうか?」

茜「はい、問題ないです」

由「ではこちらへ」

 

そう言い武達がいる方向とは逆だがしっかり二人が見える場所へ移動された

 

由「ご注文は?」

承「俺は………………このパフェでも頼もうかな」

茜「私は、コーヒーで」

由「かしこまりました。では少々をお時間を」

 

由紀ちゃんはそう言いその場を立ち去ると思いきや

承太郎に耳打ちをする

 

由「今回だけですからね」

承「ッ、すまない感謝する」

 

そして由紀ちゃんは何事もなかったかのように戻っていく

 

承「由紀が滅茶苦茶理解力があって助かった」

茜「本当ですね」

霊『いい生徒持ったね承太郎』

承「いやホントだよ」

 

そう言い承太郎は苦笑いをする

これはもしチルノとかだったら間違いなく能力を使用して誤魔化さないといけなかった

 

承「取り敢えず本題の武たちは………………アレ?」

茜「なんか………………会話が弾んでない気がするのですが」

承「あの二人なんか変なところ遠慮しがちだからな、全く紅羽はともかく武はいつもはもっとうるさいのになぁ」

茜「まぁ仕方ありませんよ。お兄さんですし」

承「そうだな」

霊『ところで思ったのだけど変装ぐらいしたら?』

 

あっしまったと同時に声を出す二人

思いっきり忘れていた

承太郎なんざ個人を断定が容易な奴を変装させずに尾行させるなんてことやってはいけない

 

承「…………後で服屋でも行くか」

茜「ですね」

 

どうなる次回

 

To be continued ーーーーーーー>




承太郎の身長195cm
もうこれだけで尾行に向いてないってはっきりわかんだね


FGO福袋エクストラ回して出たのはキアラでした
これでアルターエゴ星5をコンプしました
本音?
邪ンヌとかアビーちゃんがほしかった

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回もお楽しみに

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