星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

ではどうぞーー


第117話 分裂系の能力ってチートじゃね?

前回のあらすじ

 

萃香、降臨

 

 

承「さぁてと、どうするかなっと」

 

俺はそう言い刀や幽波紋を出す

正直、どんな能力か一切わからない状況だと

ロクに戦うことが出来ない

今、分かっている情報だけだと能力がどんなのなのか不明

ただ分かっているのは、霧になれる、そして人の意識を誘導する

それだけだ

これだけだと何かさっぱりだ、関連性がなさすぎる

 

萃「来ないのかい?じゃあこっちから!」

 

そう言い萃香は重心を前に逸らし飛び込むように俺に向かう

そして俺に向かってフルスイングの拳を放つ

 

承「ッ!」

 

俺はそれを躱し、腕を掴み腕を捻り思いっきり投げる

萃香はあっさり投げ飛ばされる

しかし、一回転して着地する

 

萃「うーん流石にこれじゃ対応されるかぁ…………それよりすごいねぇ、あの一瞬で腕を捻り壊しに行くなんて、身体が丈夫じゃなかったら今頃、腕使えなかったかなぁ」

 

流石に手を抜きすぎたかと呟く萃香

 

承「肉弾戦が強いやつなら攻撃手段を潰す上等の手段だ。

まぁ、それ以前にそんなんじゃ俺にダメージすら負わせられないぞ。こちとら大妖怪なんて何回も戦って勝ってんだよ」

 

まぁ死にかけが殆どだけどさ

それを聞いた萃香はニヤリと笑う

 

萃「へぇ………………人間風情が舐めたこというねぇ」

承「そうだな、言われたくなければ言わせたくなくなるようなもん持って来やがれ!」

萃「ほざけ!」

 

そう言い萃香はさっきより断然速く、そして力強く踏み込み

襲いかかる

もう一度さっきと同じようにしようとしたが、多分間に合わない

だったら

 

承「オラァッ!」

 

スタープラチナを出し、拳をぶつける

最大火力でも互角かよ

 

萃「その変な霊、かなりの力だねぇ!まぁ、だからといって勝てない相手じゃないけどねぇ!」

 

そう言い萃香は徐々に力を入れていく

それに比例するかのように押し負けていく

このままじゃ押し負ける

 

承「グッ!」

 

俺はスタープラチナを引っ込める

スタプラがダメージを受ければこっちも食らってしまう

だから、そうさせないために戻す

勝てない勝負には挑まないタイプだ

 

萃「いいの!それ引っ込めて!」

承「あぁ別にいいぜ。」

 

俺はそう言い距離を取る

一定の距離を保て、じゃないと一発食らって終わりだ

 

萃「そんな距離取らせるとでも?」

 

萃香は詰め寄る

しかし、俺もその間に離れるのでイタチごっこだ

 

萃「………………しょうがない、あれするかな」

 

そう言い萃香は立ち止まる

そして俺は近くにいないのに拳を振りかぶる

 

承「ッ!まずっ!」

萃「セイヤァッ!」

 

瞬間、萃香の目の前から突風が吹く

前武がやっていた、ことである

ただし、そこに武見たくデメリットがあるわけでもなく、威力が下がっていることもなかった

ただ単純に武が腕を犠牲にしてまでやった技をなんのリスクもなく

それどころか武のやつより火力が高いと思ってしまう

これが鬼

 

承「あっぶね!」

 

俺はギリギリだが時止めを使い回避は出来た

萃香の攻撃によって風が通ったところは嵐が過ぎ去ったような状態だった

間違いなく当たったら即死じゃん

木折れてますやん

 

承「鬼ってこんなバケモンなのかよ」

萃「隙を見せたね!」

 

瞬間、萃香が詰め寄る

そしてさっき攻撃した方とは逆の手でパンチを繰り出す

 

承「ぐっ!」

 

ギリギリだが躱す

顔掠った、まぁいい

顔を通り抜けた腕を掴み捻り投げる

 

萃「そうなんどもされると思ってる?」

承「なに?」

 

投げとばそうとしたが、萃香は飛ばない

そして逆に俺を投げ飛ばす

視界が一瞬で変わる

 

承「うおっ、ぶなっ!」

 

俺はなんとか着地が出来る

しかし、萃香は続け様に攻撃をする

ギリギリ回避出来ているが、いつ食らうか分からない

早い間の体勢を立て直さないと

 

承「ゼリャッ!」

萃「おっと、刀を投げるのかい。危ないねぇ」

 

俺は亀から刀を二つ取り出して投げる

萃香はヒラリと躱す

まぁ予想通りだ

一瞬意識をそらせればそれでいい

俺はその間に詰め寄り別の刀を抜き攻撃する

 

萃「危ない危ない。そんな見え見えな攻撃意味ないよ」

 

ひらりと躱す萃香

 

承「知ってた」

 

さてとあいつの能力がはっきりしない以上迂闊に攻められない現状

どうやって能力を引き出させるかだな

煽ってもさほど意味なさそうだし、やっぱ使わざる得ない状態にするのが手取り早い

そうとなれば、早速やるか

その前にダメ元で聞いてみるか

 

承「なぁ、お前の能力ってなんだ?」

萃「ん?なんで言わないといけないの?」

承「いや、だってお前は俺の能力を知っている癖に、俺は知らないってのは不公平だと思わないか?」

 

屁理屈だ

言ってることが無茶苦茶過ぎる

まぁそれぐらいしか言えそうにない

 

萃「あぁ〜〜うん、いいよ。教えてあげるよ。私の能力は『密と疎を操る』程度の能力だよ、これでいい?」

承「うん、ちょっと待って?いや、え?なにその頭おかしい能力。

要はそれって無限に分裂出来たり、巨大化出来たりするってこと?」

萃「まぁ可能といえば可能になるねぇ」

承「ほうほうヘェヘェ…………やってられるか。マジで能力対策しないと詰みじゃねーかよ」

萃「さてこれでフェアだね。じゃさっさと続けよっか」

 

そう言い萃香は俺に詰め寄り攻撃をする

間一髪で回避しつつ、どうやって能力を無力化するか

 

承「こうなったら………………」

 

俺はそう言いスタンド、スタプラと刀を取り出す

 

萃「へぇ、完全武装か…………じゃこっちも………………本気で行こうかねぇ…………」

 

そう言い萃香は増える。文字通り増えた

一人一人がさっきと同じ戦闘力

メタルクウラを彷彿とさせるね

 

承「さぁて俺が倒れるのが先か、倒しきるのが先か競争と行こうか」

 

襲いかかる大量の萃香

それを回避しつつ、刀やスタンドで反撃する

しかし一人一人がタダでさえ耐久力が高く

なかなか倒れない

 

承「チッ、ジリ貧だ」

萃「「「ほらほら、どうしたの?動きが鈍いよ!」」」

承「クッソ!………………いや、待てよ。なんかこう言うのの見たことあるな…………」

 

………………あっあの分裂する蛇と同じことしてるんだ

だったら…………あの時みたく倒すのではなく

 

承「無力化させればいいんだ!」

 

そう言いあの時使った能力を使う

 

承「まずは凍らせろ!そして『マッド•チェスター』はひたすら打ち続けろ!」

 

そう言い敵を凍らせたり、動けなくしたりして倒していく

半分ぐらい倒せたあたりで萃香らの動きが止まる

 

萃「へぇ、これはちょっと無理だね。じゃ戦いかたを変えようかなっと!」

 

そして萃香が一人だけになる

そしてドンドン大きくなる

 

 

萃「さぁ、第二ラウンド…………でいいっけ?まぁいいや、始めようかね」

承「なんだろう。急にストーリーが変わった

いきなり進撃の◯人始まったんだけど」

 

承太郎は軽く10mは超えている萃香を見て呟く

どうなる、承太郎

この修羅場をどうくぐり抜ける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方武は

 

 

武「紅羽ちゃん?」

紅「ねぇ、なんで紅羽以外の子にはあんなにデレデレして、紅羽のはしないの?」

武「いや、違うんだ。紅羽ちゃん」

紅「何が…………違うの?」

武「えーとそれは……えーと」

 

別の意味の修羅場を迎えていた

 

To be continued ーーーーーーー>




萃香の能力って割と冗談抜きでなんでもありだから、隠れたぶっ壊れだと思うの、全然隠れてないけど

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがします


次回もお楽しみにーーー

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