星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

紅羽ちゃんの話は今回で終わると言ったな

残念もうちょっと続くんだなぁ

ではどうぞーー


第111話 依存

前回のあらすじ

 

君の味方になるよ

 

あの事件から数日

紅羽ちゃんは少し元気が出てきた

後、紅羽ちゃんを引き取ってくれるところが見つかるまで少しの間博麗神社で暮らすことになった

慧音先生と悠馬さんに色々相談しながら、探している真っ最中

後、悠馬さんとは例の男についての事情聴取をされた

現在は捜索中らしい

そして紅羽ちゃんは俺にべったりくっついているけどね

 

紅「お兄ちゃん…………から…………離れたくない」

 

とのことらしい

 

茜「お兄さん、もちろんしないと思いますが分かってますね?」

武「分かってるって。俺も流石に…………ね」

紅「?」

 

俺は紅羽ちゃんを撫でる

こんな他愛の無い日常が続く

あの壮絶な1日が夢のようだ

悪夢だけどな

 

武「さて、人里に行くかな」

茜「そうですね、特にやることもないので、今のうちに慧音先生に色々話し合わないといけませんですしね」

 

普通に授業の話とか、紅羽ちゃんの件についてとか

 

紅「紅羽…………も行く………………ダメ?」

武「もちろんいいよ。じゃそうと決まれば早く行こうか」

 

紅羽ちゃんはうんと頷き

行く用意をする

 

茜「それで、お兄さんどう思います?」

武「何が?」

茜「紅羽ちゃんの性格ですよ」

武「そりゃ優しくていい子だよ」

茜「それもそうですけど何か…………そういうことではなくて…………えーとアレ、なんて言えばいいのでしょう」

 

茜はそう言いこめかみの指を当てる

 

武「まぁ大体何言いたいかは分かる。アレだろ?あのなんでもすると言ってしまうこととか俺に依存しすぎていることだろ?」

茜「やっぱり気づいてましたか…………」

武「正直、アレらに関しては俺たちは何も出来ないからなぁ

アレは自分の問題だし、冷たいようだけど、俺が全てやってしまうのも紅羽ちゃんの為にならない、別に無茶は言ってない筈だ、己で解決できる問題は自分で解決する。

もし俺がこれを解決してしまったら、おそらくもう二度と俺から離れられなくなる、確かに心の拠り所は必要だ、でもそれに居座り続けるのは間違えてる、いつかはそこから出て行かないとな」

茜「それもそうですね」

武「まぁ要は今のうちにそう言ったことをしないとあの子は一生自立出来ないと思う」

茜「それは、不味いですね」

武「だから………………」

 

紅「お兄ちゃん?」

 

俺はまだ言葉を続けようとするが用意を済ませた紅羽ちゃんが俺の顔を見つめる

 

武「用意終わった?」

 

コクコクと頷く紅羽ちゃん

 

武「OK、それじゃ行こうか」

 

そう言い三人は人里へと向かう

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

一方承太郎は

 

 

承「今日が最終日か………………長いようで短かったな」

 

承太郎は荷物を整理しながらそういう

 

妖「そうですね、いつでもいらっしゃっていいですよ?」

幽「そうよ〜〜いつでも来ていいわよ〜〜」

承「あぁそうするよ、つってもまぁ帰るのは夕方だからまだ時間はあるがな」

幽「そうね。そうそう知ってるかしら?

承太郎が帰ってから宴会するそうよ、なんでも花見らしいわ」

承「ほう、花見か、いいねぇ。

うん、いや待て、俺そんなの知らないぞ。

というか桜は大丈夫なのか?」

妖「霊夢さんから聞いてないですか?」

 

承太郎は首を横に降る

 

妖「そうですか、まぁそういうことがあるのだと知っていれば大丈夫だと思います。

それと桜の件ですが、一応大丈夫らしいです

今回の異変の所為でかなり遅れたそうです」

承「そうか、まぁアレだけくそ寒けりゃな、そうなるな」

幽「そうね〜〜感謝してね〜〜」

承「まぁまず異変なんて起きなけりゃ、俺がここにいることはないのだがな」

幽「それは言わない約束よ〜〜」

 

そう言い幽々子はクスクス笑う

 

承「全く………………まぁいいや、なってしまったもんグチグチ言っても仕方ない、まぁとりあえず宴会をやると言うことだけを分かればいいや」

幽「それが一番懸命よ」

承「そーだろうな」

 

そう言い承太郎は荷物を片付けが終わり少し休もうとしていた

それを見計らったかのように幽々子は口を開く

 

幽「ところで、承太郎〜〜お腹すいたな〜〜」

 

そう満面の笑みで承太郎に言う

その後、過労による瀕死状態で承太郎が帰っていった

 

 

 

ーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

武「よし、到着っと」

茜「では、まずは…………慧音先生の所ですね」

武「そうだな」

 

俺はそう言い寺子屋を目指す

紅羽ちゃんは俺の腕をギュッと抱きしめるようにして離れないようにしてる

 

武「慧音先生のところに行って、次は自警団だっけ?」

茜「そうです、それで一応用事は終わる筈です」

武「まぁ時間にして、3時間ぐらいかな」

茜「そうですね」

 

俺と茜はそう話しながら寺子屋へ向かう

 

 

 

 

 

 

慧「む?来たか」

 

寺子屋へ着き

外の学校で言う職員室に行くと

何か作業をしている慧音先生がいた

 

武「取り込み中?」

慧「いや、大丈夫だ。それほど急ぎではないし、もう大体終わってるから全く問題ない」

 

そう言い座ってくれと俺たちに言う慧音先生

俺たちはとりあえず慧音先生の近くの椅子に座り話を始めた

紅羽ちゃんは俺の膝の上に座っていた

 

武「見つかりました?」

慧「順に追って話そう。まず人里中に一応話はしていた。結果は一件を除いてダメだった」

茜「まぁ流石に見ず知らずの少女を預かってくれるなんてのは甘すぎますね」

 

現実そんなに甘かない

そんな言葉が似合う結果だった

だがしかし、一件あるんだ

 

慧「そして唯一やってもいいと言ってたきた家がだな…………

まさかのお前たちの知り合いだ」

茜「それはどなたなのですか?」

慧「それについてはまだ確実ではないからあまり言えん、だが言わないのも不信感を抱くだろう………………そうだな武、お前だけここに残れ、2人にはすまないが少し開けてもらえないか?」

 

茜はなにかを察して紅羽ちゃんと一緒に部屋から出る

 

茜「では、あとで…………失礼しました」

 

そう言い残し出る

 

 

慧「よし、じゃあ発表するか」

武「はい」

 

慧音先生は引き取ってくれる人達の名を言う

俺はそれを聞いた驚きと、安心感が出てくる

 

慧「それで、武よ。紅羽ちゃんを引き取ってくれる家が大丈夫だと思うか?」

武「はい、全く問題ありません。むしろそれが一番いいです」

慧「そうか、では話をつけて紅羽ちゃんにも面会してもらい引き取ってもらう形でいいな」

武「はい」

 

そして慧音先生はそれに関するものをやることになったので俺は邪魔になると思い、部屋から出て行く

 

 

茜「どうでしたか?」

武「全く問題なかった。寧ろこれが一番だと思う」

紅「紅羽、会ったことある?」

武「うーあーうん一応あるな一応」

 

そう言うと紅羽ちゃんは少しホッとした表情をしていた

 

武「それじゃ次は自警団に行こう」

茜「そうですね」

 

そういい寺子屋をでて自警団の事務所を目指す

 

 

 

悠「ようこそ、お待ちしておりました。どうぞこちらに」

優「待ってぜ」

武「待たせたな」

 

そう言い椅子に座り向かい合いながら話をする

毎度のことながら紅羽ちゃんは膝の上

 

悠「では話をしましょうか。今回の事件についての話です。

紅羽さんもお辛いでしょうがどうか聞いてください」

紅「大丈夫、お兄ちゃんがいるから…………」

 

そう言い紅羽ちゃんは俺の福をギュッと握る

俺は頭を撫でる

 

悠「では、話させてもらいます」

 

悠馬は口を開く

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 

 

 




次の話ではまだ明かしてない紅羽ちゃんが家に帰ってから親が殺されるまでの話などをする予定です


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー

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