星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

今回はまぁ捜索回になるかな

ではどうぞ


第105話 純粋無垢な悪意

前回のあらすじ

 

色々超展開すぎて理解ががが

 

 

茜「つまり、両親の死亡時刻はおよそ夜10時あたり、先の父親が殺されて、そして母親が殺された。

そして凶器は刃物ですか

金品などが盗まれてないから、そう言ったものではないということですか」

悠「はい。そして依然変わりなく紅羽さんは行方不明」

 

四人で今出た情報を確認する

死亡時刻についてはさっき結果が出たばっかりだけどな

 

優「それどころか近隣の人々の話によると、紅羽ちゃんが帰っていこうそこには誰も尋ねていないらしい

つまりその場にいたのは、殺された両親、そして紅羽ちゃんのみだ」

 

となると客観的に観て仕舞えば一番疑われやすいのは紅羽ちゃんか

そんなことはないと言いたいが全く知らない人から見るとそう見えてしまう

 

武「大体理解できたけど…………うーん、駄目だ、ちっともわからん

そうだ承太郎にも聞いてみよう」

優「え?いけるのか?」

 

俺はそういいスマホもどきを取り出す

自警団組は不思議そうな表情をしていた

 

茜「あっその手が…………」

 

俺は承太郎の番号に連絡をする

 

承『どうした?武?何かあったのか?』

優「うおっ喋った」

悠「こういうのがあるのか…………」

承『そこは自警団の事務所か』

武「おうそうだ、それでお前にも一緒に考えて欲しいことがあってだな」

 

俺は事情を話して今出た情報を全て承太郎に話した

 

承『ふむ、成る程、失踪か。うーむ何故紅羽一人だけが行方不明なのか…………理由が分からんな』

武「やっぱか」

承『そうだ武。お前の質問だ、紅羽に通信機を渡したか?』

武「あぁ、だが通信には出てないぞ」

承『そうか、じゃあ次だ。今紅羽の家にはそれが置いてあったか?』

 

俺は家にそれらしきものが落ちてたか思い出す、がしかし思い出せない

多分、なかったはずだ

 

武「無かった筈だ」

承『そうか』

武「それがどうかしたたか?」

承『いやなに、ちょっとした確認だよ。まぁ変に期待持たせて失敗なんてことしたら洒落にならないから、今の間は伏せておく』

武「なんかよく分からないが、分かった」

承『じゃ、俺はやることができたから切る。

その前に最後に言っておこう、絶対に紅羽は殺人を犯してない。

というより犯せない。

それ以前に出来るのはそこそこ力がある人のみだ』

 

そう言って承太郎は電話を切った

何故承太郎は最後にこんなことを?

 

茜「なるほどなるほど、承太郎さんはかなり遠回しにそう言いたかったのですか」

 

そう言い茜は一人納得する

 

武「どういうことだ?」

悠「成る程、確かにただの少女が出来るはずが無いことが現場にありますね」

 

そう言い悠馬は全く分からない俺と優也に説明する

 

悠「まず、父親に関しては後ろから不意打ちで少女でも殺せますが、母親に関してはそんなことが目の前で起きたのです当然抵抗します。

しかし、そんな抵抗の余地すらさせずの一方的に滅多刺しです

現場はそんなに散らばっていなかったでしょう

もし抵抗してるとならば、少しは散らかっているはずです。

一回刺してそこから滅多刺しにしとうとしても紅羽ちゃんの身長では腕を上げないと胸まで届きません

そんな大振り普通余裕で止められます」

武「だから、大人の女性を倒れさせる力が必要だと」

 

確かに紅羽ちゃんじゃ

かなり厳しい

あの子力なんて皆無だからな

 

 

武「となると、紅羽ちゃんじゃ不可能に近い。じゃあ誰が?

誰の尋ねてはいないのだろう?」

悠「それが一番困りものです。誰も尋ねてない、ということはその3人しか現場にいなかったということを証明しているのですよ」

茜「能力者」

武「え?」

茜「能力者なら、気付かれずに侵入できるのでは?そういった能力はありますし

それに刃物で殺害したあたり恐らくはそう行った系の能力者という可能性がありますし」

優「確かにその線はあるな、人殺しをする能力者は少なくない」

 

確かに能力者なら誰にも知られず入れかつ、ただの大人の女性を一方的に取り押さえて殺すことができる

まぁ筋は通っている

 

武「だが、流石にそんなことあるのか?」

茜「ない、とは言い切れません。ですがあるとも言えません」

優「そりゃそうだが、もし仮に能力者となると厄介だな

楠の時は承太郎が捕まえていたからどうにかなったが、今はいないからなぁ慧音先生に協力してもらうか」

悠「そうするしかありませんか、残念ながら私たちは能力なんて無いですし、能力者には能力者をぶつけないと勝ち目はほとんどありませんから」

 

俺も能力者と言いたいがあんなの特殊な過ぎる能力だから発動するかどうか分からない

というかあれ以降使えてない

茜も無理だろうしな、茜は実質能力無しと同意義だしなぁ

なお素のスペックがバケモンだけど

搦め手系統の能力だったら間違いなく無理だろうな

特に精神系、恐らく組み合わせ最悪だろうな

俺もそうだけど

 

武「とりあえず、犯人より俺は紅羽ちゃんの安否だ。とりあえず人里探し回ってくる」

悠「そうですか、分かりました。

ですがくれぐれもお気をつけて」

武「分かってる」

 

俺はそういい残し茜と一緒に事務所を出た

そして、俺と茜は一旦別れて、別々に探し始めた

 

 

 

武「いない……………か……………」

 

俺は紅羽ちゃんと行った店と足を運ぶが居ない

まさかとは思ったが、現実は非情だった

 

武「クッソ、何処にもいない」

 

その後も、人里隅々まで探したがそこにもいない

まさか人里の外へ?

と思ったが、関所の人に聞いたが今日は誰も外に出てないらしい

じゃ、何処へ?

まさか………………

犯人に…………いやいやそんなはずは無い

そうだ、入れ違いが連発してるだけなんだ

俺はそうよぎった悪い予感を払った

 

茜「どうですか、いました?」

武「いや、居なかった。茜は?」

茜「いえ見つかってません」

 

一旦合流した俺と茜はお互いに見つかったか聞く

お互いに見つかってはいなかった

 

茜「どうしましょう」

武「うーむ、誰でもいいから過去が見れればなぁ……………」

茜「ん?」

 

俺は零した言葉に茜は食い付く

 

茜「あ!慧音先生!慧音先生です!あの人なら分かるかもしれません!」

武「そうだった、あの人の能力なら見れるかもしれない」

 

そうと決まれば即移動開始だ

俺と茜は駆け足で慧音先生の家へと向かった

 

 

慧「ど、どうした?ふたりとも」

武「過去、過去を見てください」

慧「なんの過去だ?」

茜「えーとそれは…………」

 

茜は事情を話す

 

慧「なるほど、そういうことか。ならば都合がいい、そのことについてだがもう調べ済みだ」

武「本当ですか!」

慧「結果は、君たちに推測通り犯人は能力者だ。そしてそのせいで殺した直後から見えない。故に紅羽ちゃんの行方が掴めん」

武「マジかよ」

茜「ふむ、手掛かりとなりそうなのはありますか?」

 

慧音は首を横に降る

 

武「てことは、ほとんど進展なしか」

慧「面目無い」

茜「いえ、こちらこそすいません」

武「慧音先生でも、情報なしとなるとなんか妙だな」

茜「妙?」

武「あぁ、情報が無さすぎる。完璧と言っていいほど手掛かりになりそうなのは消されている。たしかに証拠は多少は残っている、しかしそれは結局は最低限なもの、それだけ分かっても意味がない奴だけだ、決定的なものは残ってない」

慧「た、確かにそうだ」

武「なんだろう。犯人は自ら犯行したと言ってる反面消して姿を見せたがらない。

目立ちたいのかなくないのか全くわからない」

 

あそこまで大胆な殺人をしておいて、完璧に重要な証拠は消されている

 

武「でもまぁ結局は何も分からん」

慧「だろうな」

茜「うーむ、それに疑問なのがなぜ親は殺されたのに紅羽ちゃんだけ行方不明何のでしょう」

 

3人は考える

しかし考えども考えども出ない

やはり何も分からない

 

武「ダメだ。分からん」

茜「そうですね、とりあえず外で情報を集めて見ましょう

思いがけない情報があるかもしれません」

武「そうだな、じゃそうするか」

慧「私はもう一度過去を深く探ってみる」

 

俺と茜は過去の解析は慧音先生に任せて外で情報を探しに出た

 

夕暮れ

 

茜「日が暮れますね。とりあえず一旦博麗神社に戻りましょう」

武「そうだな、一応霊夢にも聞いてもらいたいしな」

 

そう言い俺と茜は一旦博麗神社に戻ることにした

 

 

武「ただいま」

霊「遅かったわねぇー」

武「いや色々あって………………」

茜「え………………」

 

俺と茜は絶句をしてしまった

何故って?そりゃ思いがけない人がいたから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅「お帰り、なさい。武お兄ちゃん」

武「く、紅羽ちゃん!?そうしてここへ?」

紅「お父さんも、お母さんも殺されて一人で怖かったから………………ここへと来ちゃった」

 

そう軽く行ってるけど、ここかなり遠いし、妖怪が出るから危険なはずだけど

奇跡的に遭遇せずに行けたのかな

というか入れ違いが起きてたのかよ

まぁ今現にここにいるならそれでいいや

 

俺は紅羽ちゃんに抱きつく

紅羽ちゃんは最初は困惑していたがスグに紅羽ちゃんも抱きつく

 

武「よかった……………………無事で、よかった………………生きていてくれて、本当に良かった」

紅「お兄ちゃん…………怖かった、怖かったよ。紅羽頑張ったよね?」

武「あぁ頑張った凄いよ」

 

俺は抱きついたまま頭を撫でる

その光景を眺めながら2人はというと

 

茜「これで良かったですね」

霊「そうね」

 

そう言いながら霊夢は頷く

 

 

こうして、紅羽ちゃんは無事なまま見つかりましたとさ………………

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁんて、くだらないよね。ありがちすぎて下らない

もっと、もっと絶望を、もっと、もっとそうもっとだ。

こんな話は実にくだらない

いや、途中までは良かった。

初めは気まぐれで不幸な子が見たかっただけだそしてあの子は良かった

そう途中までは、もう少しで心が壊れ、どうしようもない状態のなる。その最高の絶望が見られると期待していた。

しかし、あの男はその状態を壊してしまった。

そして僕は焦ったのかとうとうやってはいけないことをしてしまった」

 

「そう、あの子の目の前で殺しをしたよ。あの時の顔はすごかったなぁ」

 

そう言いながら笑う

 

「しかしあの子は折れなかった、そしてあの男に会おうとした、そして会ってしまった

まーた幸せになろうとしているのか、アァ、ダメだダメダダメダダメダダメダ!」

 

「君は不幸でならなければならない!そう!君は不幸が似合う!

決して幸福などイミハナイ!

だから、その幸福を」

 

 

「また壊しに来たよ、紅羽ちゃん」

 

 

紅「う………………そ………………」

 

紅羽は膝をつく

そこには血が流れている腕を押さえている霊夢

壁に寄り添って意識を失っている茜

そして、目の前で背中を斬られ倒れている武

 

「嘘じゃないよ?これが本当、リアルさ」

紅「い、いや。うそ……………………いやあああああああ!」

 

To be continued ーーーーーーー>




はい、マジで何があったし
と思う方もいるでしょう
それは次回お楽しみに

感想誤字アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーー

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