星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

今回は紅羽ちゃんは出ません
すいません

ではどうぞーー


第104話 失うもの、得るもの

前回のあらすじ

 

誰かに助けられたから誰かを助けたくなる

 

 

承「♩〜〜♪〜〜〜」

妖「なにをやっているのですか?承太郎さん」

承「ん?あぁ銃のメンテだ」

妖「銃ですか………………そのなんかデカくありません?」

 

そう言い妖夢は俺が今メンテしている銃を見る

俺がメンテしている銃は、超大雑把に言うとスナイパーライフル

妖夢はおそらく、ハンドガンとかをイメージしているのだろう

 

承「これは、狙撃用の銃でかなりの距離があっても的確に打てる便利な銃だ」

妖「へぇ〜〜外の世界にはこんなのがあるのですね」

 

妖夢は少し興味深そうに見ていた

 

妖「しかしどうして急に?」

承「いや、なにたまにはメンテしないといざという時に使えなくなるからな。たまたま今日がその日だったってだけ」

妖「成る程、ところで、あの件はどうなんですか?その武さんの…………」

承「アレか、俺も今はどうかは分からないが多分大丈夫だと思う」

妖「予想ですか」

承「まぁ武の話だけしか聞いてないから、そこらへんはまぁ、仕方あるまい」

 

妖夢はまぁそうですねと言い、笑う

あの件について武がどうにかしないと行けないから

俺はそこまででしゃばるのも、アレだしなぁ

というわけで最小限の援助しかしないつもり

 

承「まぁあいつ自身でなんとかしないといけない問題。

だから俺は最低限のしか手伝いはしない」

幽「あらあら〜〜今はそう言っている暇はなさそうよ〜〜」

承「え?」

 

それは一体?と聞こうとしたが言う前にまぁいずれ分かるわ〜〜と言いまたどこかへと行ってしまった

マジで神出鬼没だな

急に来ては、直ぐに何処かへと行く

フワフワとした奴だ

しかし、幽々子の発言はどう言う意味だ?

 

武は無事なのか?

 

 

 

 

ーーーーーーー

 

 

武「朝ってなんでこんなに眠いのだろうかね」

 

そう言い眠たそうな顔をして朝食を食べている武

 

茜「睡眠をしっかり取ってないからです」

霊「そうね、睡眠時間は大事よ。疎かにしても良いことはないわよ」

 

うんうんと頷く茜

へーと言う武

 

茜「それで、お兄さんはいつも通りですか?」

武「そう………………なるな」

霊「大丈夫なの?頭の方は」

 

そう放置していたが、武の頭は昨日花瓶で殴られる決して小さくはない怪我を負った

 

武「大丈夫だ。ほっときゃ治る」

 

しかし、彼からすればさほどの怪我ではないらしい

 

霊「あっそ、ならいいわ。それであの子はどうなの?」

武「うーん、ある程度は良くはなったけど。まだ心が不安定で紅羽ちゃん自身困っているな、愛されたことがないから愛される時にどうすればいいか分からない、甘え方も分からない状態」

霊「うーん結構深刻ね」

 

うんうんと頷く久城兄弟

 

武「親の方は………………大丈夫な………………筈」

茜「まさかお説教して帰って来るとはなんとなく予想はついていましたが、そこまでやったのは予想外でした」

 

意地でもついておくべきでしたと茜は呟く

 

武「それじゃ、そろそろ行くとしますか」

 

武はそういい身支度済ませて、人里へと行く準備を終わらせた

 

茜「では行きましょう」

武「ちゃっかり行こうとしてるな」

 

いつも通りですと茜

まぁ違いないなと武は笑う

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

人里

 

武「さてさて、と着いたってとこまではいつもいいのだけど例の如く紅羽ちゃん探しからな」

茜「なんで約束とかしないのですか」

武「最初は覚えているけどすぐに忘れてしまうのです、色々なことが起こりすぎて」

茜「分からなくはないですが………………それぐらいしっかり覚えてください」

武「善処します」

 

あとそれとと俺は言葉を続ける

昨日の件でお礼を言っておかないと

 

武「昨日、ありがとうな。財布に…………」

茜「気にしないでください。概ね予想通りの行動でしたし」

武「なんかこのままだと、妹とはいえ女の子からお金を借り続けるロクデナシって感じがしてきた」

茜「そのお金も後でしっかり返して貰っているから大丈夫です。

それにそれ以前にロリコンという、もっとヤバイのを持っているので気にしないでください。」

 

事実だというのが辛いです

そんな心境は置いていてと

早く探すとしよう

みんなは友人とは絶対に待ち合わせ場所を決めておこうね、色々後が大変だから

 

数刻後

 

武「安定の見つからない」

茜「まぁそうなるでしょうね」

 

ある程度歩き回ったが見つからないので、予定変更紅羽ちゃんの家に行くことにした

その道中

 

優「いた!た、武!」

武「ん?どうした?そんなに慌てて」

 

優也はずっと走っていたのか息を切らせている

 

優「く、紅羽ちゃんが………………」

武「ッ!」

茜「あっお兄ちゃん!」

優「待ってくれ、茜ちゃん。先に君に紅羽ちゃんがなにが起こったか話しておこう」

 

俺は考えるより早く行動していた

それを聴くと即座に全速力で紅羽ちゃんの家に向かった

茜は俺を追いかけようとしたが優也が茜を引き止めた

 

武「紅羽ちゃん…………」

 

紅羽ちゃんになにがあった

親か?分からないとりあえず急げ

そうこうしているうちに家の前に着いた

そこにはそこそこな人が集まっていた

 

武「どいてください!」

 

俺はその人たちを押し退け

自警団の人と思われる人が俺に制止の声を出していたが無視をする

家の中に入る

そこには………………

 

 

武「嘘だろ………………」

 

大人の男女の死体があった

どう見ても間違いない

紅羽ちゃんの両親だ

 

武「ウップ…………オエ…………」

 

初めて人の死体を見た

焦点が定まっていない不気味な目

胸から血が流れていたのだろうなと分かる血の跡

ピクリともしない身体

人が人とは思えない感じがする

なんとも言えない独特の感じ

そして胃から何かがこみ上げる

俺はそれを必死に堪え必死に思考する

親が殺されたってことは紅羽ちゃんは?

殺された?

そんなことがあってたまるか、あんなに不幸だった子からさらになんで奪おうとする

頼む、無事でいてくれ

 

武「紅羽ちゃん!」

 

俺はそう声を出す

 

………………

 

しかしなにも帰ってこない

俺は家中を必死に探した

しかし、なにに見つからない

 

武「何処だ!何処にいるんだ!返事をしてくれ!紅羽ちゃん!」

 

俺は出せるだけ声を出す

 

武「頼むから………………返事してくれよ…………」

 

俺はそういい膝から崩れ落ちる

 

優「武…………」

茜「お兄ちゃん」

 

そう言い後ろから2人が来る

 

優「場所を変えよう。少なくとも君達二人は何が起きたか知る義務がある」

 

そう言い優也は俺と茜を自警団に連れて行った

 

 

 

悠「ようやくきましたか、お待ちしておりました。武さん、茜さん」

武「何があった、紅羽ちゃんは、どうなった」

悠「そうですね、紅羽さんの親は両方殺されました。

しかし、紅羽さんに関しては分かりません。

今の所行方不明という扱いになりますね」

武「手がかりは?」

 

悠馬は首を横に降る

まぁある訳ないか

 

悠「それで優也、どうだった?」

優「あぁ、一通り家を探してみたが、何一つ金品は盗まれていなかった。要は金欲しさに窃盗っていう線はない」

悠「成る程、しかしこれだと犯人探しが出来ない。

とりあえず近隣の人たちに目撃情報、聞き込みをしてくれ、今すぐに」

 

優也はりょーかいと言い俺に肩に手を置き

捜査に出た

 

茜「ふむふむ、つまりは私達は何か情報を知ってないか教えてくれと」

悠「まぁそうなりますね、といっても紅羽さんの性格や殺しはしないかどうかを聞くだけですが」

武「絶対に紅羽ちゃんは殺しはしない

紅羽ちゃんは優しくて、自分より誰かを優先するような良い子だ

殺しなんて一番に縁がないような子だ」

 

俺はそう力強く言う

これには悠馬のたじろぐ

 

悠「そうですか。親の恨みとかは?」

武「無かった」

悠「ふむふむ、成る程了解しました。これで紅羽さんが殺したという説は消えた」

武「まずどのように殺された?」

悠「そうですね

殺された両親二人とも刃物、おそらく傷口から推測するに包丁でしょう。

それに刺され刺殺ということになります。

母親の方は仰向けで倒れており、胸のあたりを滅多刺し

即死ですね

父親の方は背中を刺され、倒れこみように倒れています、おそらく刺されて倒れるように死んだのでしょう」

茜「血痕はどうなってましたか?」

悠「えーと、母親は基本的に全般的に広がっていて

父親の方は周りに血だまりが出来ています」

 

ダメだ、マジでなにがなんだがさっぱり分からん

そんなことはよそに二人はどんどん会話を続けていく

頼むから…………俺を置いて話をしないでくれ…………

 

To be continued ーーーーーーー>

 




急展開すぎてごめんなさい

色々考えて気がついたらこうなりました

ドウシテコウナッタ

感想誤字アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー

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