星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

皆さん紅羽ちゃんの親に対する殺意が高いなぁ

紅羽ちゃんの親クタバ…………


ではどうぞーー


第101話 集合場所を決めてないと絶対にすれ違う

前回のあらすじ

 

クソ親とりまくた◯れ

 

 

承太郎視点

 

承太郎は部屋に一人でノートパソコンにひたすら何かを打ち込んでいた

 

承「これをこうして………………と、あぁダメだ。これだとこっちが機能しなくなるから………だがこれをこうしないといけないから…………よし」

妖「承太郎さん?何を?」

承「ん?あぁちょっと、な」

 

俺はそういいノートパソコンから視線を移す

移した先には不思議そうに覗き込んでいる妖夢がいた

 

妖「なんですか?その意味不明な文字の羅列は?」

承「あぁこれは………………うーむ説明が難しいな、まぁ要は機械を動かす呪文みたいなもん?」

妖「そうなんですか、それで今やっているのはどんな動作が出来るのですか?」

承「これは、通信機の新機能を追加している。今回追加するのは録音機能だ」

妖「うーんよくわからないですが、兎に角すごそうですね」

 

まぁ全然出来てないけど、まさかここまで時間がかかるとは思ってなかったよ

妖夢と手合わせしてから約4時間後

1時間休憩してからこの作業に入った

もうかれこれ、3時間。それなのにまだ3割の完成してない

いつ完成するのだろうか

まぁ今日は徹夜でやればいけるかな

カフェイン漬けはあまりしたくはないがいたしかしあるまい

 

妖「では、私は洗濯があるので、頑張ってくださいね」

承「ありがとう、頑張ってみる」

 

俺はそういいまたパソコンに向かい合った

え?それ以前に電気は何処から来てるんだ?だって?そりゃ自家発電してる亀の中から充電してるんだよ

 

 

 

 

翌日

 

ーーーー早朝

 

承「や、やっと出来たー〜〜〜」

 

俺はそういい仰向けに倒れる、出来たと知った途端急に疲れが…………

結局寝ずに作ったな

とりあえず…………少し寝て、武に送って説明して寝るか…………

 

俺はそう思い寝た

そして、ある程度時間が経ったら武たち全員の通信機にそのデータを送り俺は一番そういったことが理解が早い武に電話をかけた

茜はこういったのは苦手らしいから、武に言うしかない

俺はある程度の説明をして、電話を切り寝た

 

妖「承太郎さん…………まぁ仕方ありませんか。とりあえずお布団で寝ましょうよ………………引っ張って運びますか」

 

そういい畳の上で寝ている承太郎をズルズルと引っ張るように運んだ

 

 

 

 

武視点

 

武「新機能ねぇ…………」

 

承太郎から急に通信機の新機能を作って送ったっていわれ説明されたけど、録音機能なんざいつ使うんだよ

マジで

 

茜「お兄さん、録音ってどうするのでしょうか?」

武「これをこうして…………ここを押す」

茜「成る程、ありがとうございますね」

 

こういったことは茜まるっきりダメだからな

いつもこういうことの関しては俺がやってる

まぁ仕方がないけどさ

 

 

霊「で?今日はいつも通りなの?」

武「まぁ、そうなるーかなー」

茜「そういえば、紅羽ちゃんも少しずつですが表情も明るくなって来ましたね」

武「そうだな、でもまぁもっと明るくさせないとなぁ、あれ以降満面の笑顔も見てれないし」

 

結局昨日も笑顔は多少はあったけど、満面の笑顔と呼べるものは一つもなかった、まだまだだ

…………その前に今日はまずやるべきことが一つあるな

 

武「まずは、紅羽ちゃんに会う前にあいつらの所に行かないとな」

霊「あいつら?」

武「そっあいつら」

 

俺がそう言うと二人は不思議そうに首を傾げる

 

 

 

 

優「そんで?話ってのはなんだ?お前の話だ、俺で良ければ相手になるぜ」

悠「いや、私もいるのですが………………」

武「わざわざ忙しい中ありがとうございます。お二方」

優「そう改まるなって、俺とお前の仲だろ?」

悠「だから、私も……」

 

そう、ここは自警団

一応紅羽ちゃんのことを話しておくことにした

俺は紅羽ちゃんが虐待を受けていること、そして紅羽ちゃん自身は親と離れたくないことなど、ある程度の内容を二人に話した

普段は、俺と同じでふざける優也ですら、黙って真面目に聞いてくれた

 

武「ということなんだ」

優「おう、その親どもぶっ飛ばしに行こうぜ。妹とは関係のないことだが、同じような年齢の子が、そんな仕打ちを受けてんだ。

さっさとやりに行こうぜ」

悠「私もこれに関しては同感ですね、ですが…………そういったことで捕まえることはできませんし…………」

武「なんでだ?」

 

悠馬はこういう、まずその親の教育方針だった場合、それに関しては口出しできない、そしてその子自身が離れたくないと言っていること

これでは、こちらも動くことができない

 

優「なんだよそれ!その子が虐待されている、それだけで自警団は動けないのかよ」

悠「口惜しいけど、無理だ、上が許さない。それにまだ証拠も足りないし」

 

上というと長とか?

俺はそう聞く

頷く悠馬

 

悠「私達は、基本は上からの命令で動きます。故にこういったことで独自に動いてしまうと、自警団そのものがなくなり、それこそもっとまずいことになるかもしれません」

武「じゃあ無理か…………」

優「力になれなくてすまない、武」

武「いや気にすんな。それよりありがとな、わざわざ時間を開けてくれて」

 

二人から気にするなと、言われる

こうして自警団での話は終わった

 

 

 

茜「終わりました?」

武「あぁ終わった」

 

外に出ると目の前には茜が立っていた

自由行動って言ったはずなんだけどなぁ

 

茜「さっき戻って来たばっかです」

武「あっ一応何処か行ってたんだな」

茜「暇ですから、大体お兄さんがどれだけ話すか予想はできたので、その少し前に戻って来ればいいと思ってたので」

 

さりげなく、とんでもないことをしているなぁ

驚きはしないけど

 

茜「それで?どうでした?」

武「やっぱ無理だった、やるにしても証拠が足りないらしい」

茜「成る程成る程…………」

武「さて、そうだ紅羽ちゃんを見かけてはいないか?」

 

茜は少し思い出し作業が入っていたがすぐに答える

 

茜「いえ、今日は見ていません」

武「そうか、まぁどこか適当に歩けばいずれは会うだろう」

茜「そうですね」

 

現にそうやっていつも会っているし

俺と茜は紅羽ちゃんを探しがてら、人里をブラブラした

 

 

武「おかしい、ここまでしても一回も会わないなんて…………」

茜「まぁ仕方ないといえば仕方ない気もしますが…………」

 

まぁ人里広いしね、仕方がないといえばそうなるのかな

 

慧「む?武と茜じゃないか」

武「あっ慧音先生どうもっす」

茜「どうかされました?」

慧「ちょうどお前たちを探していてな。はいコレ、昨日奴だ」

 

そう言い俺に数枚の紙を渡す

俺はそれを受け取り茜のカバンの中に入れた

 

慧「それで?自警団に話したのか?」

武「一応は」

慧「どうだった?」

武「無理らしいです」

慧「そうか…………」

武「まぁ元々わかりきってたことだから、仕方ないといえばそうですが」

 

それはそういい苦笑いをする

そう、わかりきってた

いくら自警団でも、流石に無理がある

わかってた、わかってたけども…………

 

慧「すまない、私が迂闊に薦めたりするから」

武「いえ、慧音先生は悪くないですよ。一応自警団にも話せたから、もし何かあればすぐに対処できるでしょう」

 

そう、今は無理。でももしかしたらそのうち動いてくれるかもしれない。

その可能性もある

 

武「では、俺たちはこれで…………」

慧「そうか、じゃぁ頼んだぞ」

茜「お任せを」

 

そういい慧音先生は寺子屋へと戻っていった

 

武「さて…………紅羽ちゃん探し再開するか」

茜「そうですね」

 

今度はもっと入念に、見落としなしで探そう

 

 

 

 

武「いない…………どこにも…………」

茜「そうですね」

 

探し始めて2時間人里全域を全て念入りに探したのに紅羽ちゃんはいなかった

家にいるのかな?

家…………家か…………

まさか、まさかな…………

 

いやいや、何を考えている?俺

いくら見つからないからってこんなことを考えてはいけないぞ

うん、きっと風邪とかそういうので家にいるのだろう

そうだきっとそうだ

どうする?だとすれば見舞いに行くという手もある

一応あの子の家は知っているし…………

どうする?

 

茜「お兄さん、そういうのは自分で決めるものですよ」

武「そうだよな、やっぱ…………」

茜「ですので、私は一切助言はしません」

 

無意識のうちに茜の方を向こうとしていた

俺に茜は声をかける

そうだ、こう言ったのは俺が決めないとな

 

茜「んん………コホン……………これは私の独り言ですが。

もし行くならば、それ相応の覚悟がいると思いますよ」

 

茜はわざとらしく咳をして、明らかに俺に聞こえる大きさの声でそういう

 

武「………………」

 

思いっきり助言してるじゃないか

なんて言うことは、無粋だな

 

茜「さて、では私は先に帰るとしましかね。お買い物も済ましておきますね」

武「あぁ、分かった。気をつけろよ」

 

そう言うと茜は頷き、帰っていった

さてと…………結論は決まった…………

 

 

俺は………………

 

 

 

 

 

 

 

紅羽父「全くっ、お前は何もできのか!もういい!あの部屋で反省してろ!いいと言うまで出るなよ!」

 

男はそう言いそれまでずっと殴っていたがそういい、紅羽乱暴に持ち上げた

今回、暴力をされた理由はただ、紅羽が掃除したのにほんのちょっと汚れていたから

その汚れももはや言いがかりレベルの汚れだった

しかし、そんなことこの男の前は意味をなさない

即座に紅羽を殴り蹴る

そして今に至る

 

紅「ッ!?い、いやだ…………………あの部屋は…………あの部屋だけは…………いやっ!」

 

紅羽はまるでその部屋にトラウマがあるような様子で、必死に抵抗する

しかしウルセェ!と言われ顔面を殴られ、その抵抗を意味を成さなかった

 

そして、紅羽はその部屋に入れられる

その部屋は何もない和室だった

しかし普通の和室と違い、赤い、全般的に赤い

その赤も真っ赤とかではなく、赤黒い色だった

この部屋は、お説教(ただし物理的なお説教)部屋

紅羽が何かするたびにその部屋に入れられる何時もに増して殴る蹴るの暴力をされ、挙げ句の果てに何もないこの和室に1、2日閉じ込めることである

人は食べ物を食べなくても数日は生きられる

水がない場合は2日あたりで死を迎える

そのため水だけは多少くれる

しかし、あくまで死なない最低限

暴力でボロボロになった紅羽を待つのは大人でも根を上げそうな地獄

そして、夏は暑い。冬は寒い

そんな中、何もない。布団もない

そんな地獄

 

紅「ごめんなさい、許してください。お願いです。なんでもしますから…………」

 

必死に懇願するがその願いも虚しく

部屋に入れられ閉じ込めれる

 

ドアを必死に叩いても何をしての開かない

そして紅羽は壁にもたれる

 

紅「辛い、嫌……………こわいよ…………こわい…………………」

紅(また、武お兄ちゃんと会いたい。抱きしめて欲しい…………でも…………)

 

ダレモ、タケスケテ、クレナイ

 

そして紅羽は目を瞑った

 

 

 

 

 

 

ドンドン

 

紅「ッ!?」

 

外から何かが叩く音がする。誰かが訪ねて来たのだろう

親は生憎、こんなことをしているが外に出るとある程度信頼されて、様々なことをしているから、外面だけはいい

そう思い、また目を瞑ろうとする

しかし、今回ばかりは違った

 

武『どうも…………こちらは黒木さん宅でありますか?

ここに紅羽ちゃんはいませんか?』

 

紅「ウソ………………」

 

そう今、ここに彼女の救世主が来た

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




最近誰が主人公が分からなくなって来た今日この頃

武が主人公してる…………

武メインの話だけども…………


感想、誤字、紅羽ちゃんの親に対する殺意、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回お楽しみに〜〜〜

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