星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

FGO新イベ…………まだ100階しか行けてねぇヤベェ
回らないと(白目)


最近、寒いですね
僕は今住んでいる地域で何年かぶりに雪が積もってるの見ました
ただそれ以前に寒い、滅茶苦茶寒い
外に出るときは防寒は念入りにしましょうね
それと風邪にも気をつけましょうね

ではどうぞーーー


第99話 勉強をしよう

前回のあらすじ

 

守りたいその笑顔

 

承『ほう、そんなことがあったのか』

武「あぁ色々あったけど、どうだ?そっちは」

承『まぁ普通だな。妖夢と手合わせして稽古を見て飯作ってた』

武「幽々子さんか」

承『あぁ、なんであの人自分の体積より多く食べれるか不思議だよ』

 

俺と承太郎はそう他愛のない会話をする

今は夜

俺は承太郎にも今回のことを話すべきだと思い

さっきまでの出来事を話す

そして今はただの与太話

 

承『さてと、雑談はここまででいいだろう。早速本題に行くぞ』

武「…………そうだな」

承『まず、真っ先に確認したいことがある

その子は自分の口ではっきりと「お前にならなんでもする」と言ったんだな?』

武「…………あぁ言ってたよ」

承『それでお前はどういうリアクションをした?』

武「茜と二人がかりで話を変えた」

 

承太郎はそれを聞き少し黙る

おそらく考えているのであろう

 

承『まぁそれでもいいか。それとお前は絶対にその子に変な命令、またはお願いなどはするなよ、その子は絶対にそれをしようとするから

いいな?

おそらくその子は初めて己を愛してくれるお前に嫌われたくない、ずっと一緒にいたいとかのそういった心境でなんでも尽くそうとするだろうからな

くれぐれも気をつけろよ』

武「あぁ分かった」

承『さて、まさか虐待に食料系統も追加か………………こりゃあれこれ言ってる暇ねぇな』

武「そうだな」

承『さてと他に何かあるか?』

武「一つ質問だが、なんでお前はやたら詳しいのだ?」

 

承太郎は言葉を詰まらせる

 

承『昔…………調べたんだよ』

武「そうか」

承『それよりも武、お前よく発狂せずにいけてるな

なんでもしていいって言われたら真っ先にやらかしそうなお前が』

武「いつもの俺ならそうなるけど、なんか今の俺はそれが全く起きない。

あるにはあるけど表に出ないんだ

紅羽ちゃんは滅茶苦茶可愛いし、いい子なのにそう言った感情が何一つ湧いてこない」

 

承太郎は、ほうと興味深いような声を出す

 

承『まぁもし行動を移すようならお前はそこまでの奴ってことにしておく』

武「俺は一応行ってはいけないラインは超える気はねーし、その子のためにもならない、しても後悔しない自分はこうしてほしいと願われない限りはしない」

承『お前はどうせそう頼まれてもしないと思うがな』

武「多分な」

 

夜這いレベルならするかもしれないけど

相変わらず意志が弱いなぁ俺

 

承『お前は絶対に紅羽の味方になり続けろよ』

武「え?」

承『え?じゃねーよ。まぁ急すぎたな、具体的にいう

紅羽ちゃんを救いたいなら、たとえ村全部敵に回してもその子の味方であり続けろと言いたいんだ

難しい事だが、これが一番大事だ』

武「当たり前のことを言うなよ。最初からそのつもりだ」

承『そうか…………安心した』

 

承太郎はそう安堵の声を出す

 

承『さて、とりあえず言えることは紅羽の親、かなりクズだな

俺があった中で2番目にクズだな、聞いた限りだと』

武「2番目なんだ」

承『一番クズはもっと酷かった。そいつもとある子の親だったんだが、その子の苦痛を見て楽しんだり、性的にも、身体的のもイジメられ、奴隷扱いするようなゴミだった』

武「クズというか、なんだその生きる価値なしのやつは」

承『その時はキレたなぁ、その子はボロボロで最後はそれが原因で死んだ』

 

承太郎の声に若干の怒気が含まれている

まぁ俺もその会話を聞くだけで殺意が湧く

やってはいけないことだけどやってしまいそうなほどには

 

武「というかお前、傷治すとかしなかったのかよ」

承『俺が見つけた時には………………もう…………』

武「すまない。忘れてくれ」

承『いや、これは俺の責任でもあった。もっと早く行けていれば、もっと早くその惨状を知っていれば助けられたかもしれない

そう考えると自責が止まらない』

 

俺は掛ける言葉が思い付かない

承太郎は誰でも救える超人だと思ってた

でも違う、承太郎とて人間

いくら救えるとはいえ自分が見えている範囲だけしか救えない

しかし幾ら何でも気負い過ぎだろ………………

いや、それがあいつだった、何でもかんでも救ってしまうから、救えなかったら全て自分のせいにしてしまう。

あいつの悪いところだ

 

承『だから、お前は俺みたいに手遅れにならないようにしっかり救ってやれ』

武「あぁ、分かったよ。やってやろうかねーかよ」

承『そうか。まぁ頑張れや』

 

承太郎はそういい電話を切った

俺が救えるものなんてあるのだろうか

承太郎ですら救えないものがあるのに、俺が、無力な俺が誰かを救う?

………………ダメだ。んなこと分かってる、やるしかないんだ。

だれでもねぇ、この俺がだ

 

 

 

 

 

翌日

 

博麗神社にて朝

俺は茜に叩き起こされ、身支度をして朝食を食べていた

そして、ふと思ったことを声にしてみた

 

武「そういや、紅羽ちゃんって。寺子屋って行ってたっけ?」

 

俺は体育の先生だからある程度の生徒は覚えてるのだけど、紅羽ちゃんのような子は見たことない

 

茜「それは、えーと………………アレ?ちょっと待ってください………………」

 

茜は首を傾げる

そういや茜は仕事始める際に全校生徒の名前と顔を覚えてたな

アシスタントみたいな存在のはずなのに、恐ろしい

 

茜「えーと恐らく居ないはずです。それから所謂不登校ですね」

武「やっぱりか………………」

 

ならば今日やることは決まった

俺は朝食を食べ終え、用意を済ませていた

例の如く茜も付いてくる

まぁでしょうね

俺はそんなことを思いつつ用意を終えて人里へと行く

 

 

 

 

人里に着くなり俺は紅羽ちゃんを探す

いつの大体この時間に外に出てフラフラしてるからそれを見つけないと

 

紅「武お兄ちゃん、誰探してるの?」

武「え?」

 

俺が目線を下に下げると目の前に紅羽ちゃんがいた

エンカウント早すぎるだろ

 

茜「別れて探すまでもなかったですね」

武「そうだな」

紅「?」

武「やぁ、紅羽ちゃん。急だけど今暇かな?」

 

紅羽ちゃんは無言で頷く

 

武「よし、じゃあ寺子屋行こうか」

紅「ッ!」

 

紅羽ちゃんはビクッと震え首を横にブンブン振る

 

武「行きたくないの?」

紅「わ、私…………寺子屋に習ってないから、行っちゃダメって」

武「お母さんが?」

 

コクリと頷く

 

武「大丈夫、お金は取らないよ。まぁ一回どんなものかやってみるだけだから、どう?」

紅「………………じゃぁやろう…………かな」

武「よし来た、じゃ行こうか」

 

俺はそう言い紅羽ちゃんの手を引く

紅羽ちゃんは最初はオドオドしていたが、ある程度すると俺の腕に体を当て両手で離さないように固定していた

アニメとかでバカップルがするような奴って言えばだいたいわかる?

因みに今回は茜審査はギリ通れました

 

武「けーねーせんせーいまーすーかー」

 

俺はそういい寺子屋の玄関を叩く

今はまだ授業がないがそろそろあるから慧音先生は結構な頻度でここにいる

色々準備あるしな

 

慧「どうした、久城兄妹?………………む?その子は?」

茜「えーとこれは…………」

慧「とりあえず中に入って説明してくれ」

 

どういい慧音は親指で入れと言ってるかのような動きを見せる

3人には寺子屋に入り、適当な部屋で座り説明をした

 

慧「ふむふむ、成る程………………よしいいだろう。軽くだが勉強してみるか」

武「助かります」

慧「じゃ、私は授業をちょっと組むから…………そうだな武君、お前も来い」

武「了解っす」

 

俺はそう言い立ち上げる

 

武「紅羽ちゃん、ちょっと行くから少し待っててね、その間茜とお話とかしててもいいからね」

 

頷く紅羽ちゃん

俺はそれを見届けて、慧音先生と別の部屋に移り授業のプログラムを組む

 

慧「あの子………………紅羽と言ったな?」

武「えぇそうです」

慧「幼いのにアレほどの仕打ちを受けているとは………………にわかに信じられん」

武「慧音先生なら知ってると思ってた」

慧「私とて全てを知っているわけではないぞ。」

 

まぁそれもそうか

俺と慧音先生は紅羽ちゃんについて色々話しながら作業をする

 

慧「そうだもし助けたいなら、虐待からなるためなら、一回自警団に相談してみたらどうだ?あいつらならある程度の話なら乗ってくれるぞ」

武「自警団か、優也とかに聞いてみるか。すごく殺意が湧き出てそうだけど」

 

まぁ同士ですし

というかあんな仕打ちを聞いてキレない奴がいるかよ

 

慧「出来た、じゃさっさと授業を教えに行くぞ」

武「はい、武いっきまーす」

 

俺はそういい紅羽ちゃんのいる部屋へと向かった

こういうので少しずつ心を開かせないとね

頑張るか

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




今でこそ学校は義務で絶対ですが、昔とかは行きたくてもいけないような人もいるようなこともあります
色々理不尽な理由で行けなかった人もたくさんいたでしょうに…………


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー

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