星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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あけましておめでとうございますジョースターです


今年もよろしくおめでとうございます

ではどうぞーーー



第96話 白髪ロリって最高と思うだけどどう?

前回のあらすじ

 

受け身の練習で命綱なし崖からバンジー

 

 

1日目

 

 

承「………………」

幽「どうかしたの?」

 

俺は無言で考え事をしていたら幽々子が聞いてきた

妖夢は、やることがあるといい部屋を去っていた

から2人きりだ

 

承「いや、そういやば色々疑問があったんだが」

幽「異変の時に起きたあなたが殺した幽霊の話なら、紫に聞いてね」

承「だってさ、いるんだろう」

 

俺がそういう時、俺の隣の空間が割れ中から紫が出てきた

 

紫「よく分かったわね」

承「お前のことだ。どうせ嬉々としてこう行った場面を見るていると思った」

紫「よく分かっているわね。それで私に何を聞きたいの?」

承「お前は見てたろ異変の時のやつ」

 

俺に明確な殺意を持ち、実体をもっと大量の幽霊達

それが今回来た時にはそこそこゆっくり来ているのにかかわらず1匹も来なかった

 

紫「あぁ、あれね。あれは異変で幽霊が活発になっていたからああなったの」

承「そうか」

紫「まぁたまには常時あぁなってるやつもいるけど。そこは流石あなたの師匠。

それを全て見極め襲ってきそうなものを片っ端から全て倒し成仏……………という言葉が一番しっくりくるわね。正確には違うけど、まぁ要はそいつらが承太郎を襲えないようにしたわ。だから安心してここにあなたはいけるわ」

承「師匠の最後とか見ていたか?」

 

紫は無言で頷く

俺はどんな様子だったかを聞いた

 

紫「それはもう凄まじかったわよ。一人で大体200ぐらいを相手取って、押されるどころかむしろ圧倒してたわ。そして向こうが諦めて下がって行ったわ。

そしてそのまま消えて行ったわ」

承「200を相手取るって、あの幽霊ども決して弱く見えなかったぞ。

それをあの状態で、立っているだけでやっとのレベルのはずだが」

紫「そうね。多分限界なんかとっくに迎えていたと思うわよ。

それでもあなたを救いたい一心で動いていた

そういうことよ」

 

やっぱり俺は救われてるな

俺のためにそこまでしてくれる人がいるなんて…………

 

幽「彼自身、そうなることを分かりきって承太郎に挑んで行ったのよ。今となればだけど、そうじゃないと戦う動機が薄すぎるし…………

まぁそんなすごい人に助けてもらった命よ。

大事にしてねー」

承「当たり前だ。この命はそうそうくれてやるつもりはない」

紫「変わったわね、少し前と見違えるようになったわね」

承「そうか?」

 

紫は無言で頷く

そういったことは自分じゃ案外分からないからな

 

承「じゃ、俺はちょっとフラフラしてくる。

道覚えがてら」

幽「行ってらっしゃい〜〜」

 

俺はそういい部屋を出た

 

 

 

承「…………ん?」

 

しばらくフラフラと探索していると

庭で刀を振るっている妖夢がいた

声をかけておくべきか………………いや邪魔になるだろうしそっとしておこう

 

妖「あっ、戻られましたか承太郎さん」

承「あ、あぁ練習か?」

妖「はい!幽々子様を守るためにも少しでも強くならないといけないので…………」

承「そうか。」

妖「…………どうやったらあのようなことができますか?」

承「あのような?」

妖「あのあなたのお師匠さんにやっていた3方向同時斬りですよ」

 

あぁあれかあれは、自分でもなんでできたかわからないだよなぁ

結局できたのであれきりだし

あれはもはや奇跡の技だからな

 

承「すまん。正直俺もどうやってアレができたのか分からないんだ。

あれはまぐれといってもいい」

妖「そうですか…………」

 

妖夢は申し訳なさそうな顔をする

 

妖「そういえば、承太郎さんって技とかはあるんですか?」

承「技?」

妖「はい、剣の技です。自分が最も得意とする型。そういったものです

いわば、必殺技です」

承「技………………技ねぇ…………」

 

俺は自分が使っている技を思い出す

パクリ、思い付きを除き必殺技レベルのものを思い浮かべてみる

しかし結果は目に見えていた

 

承「…………無いな。それといったものは」

妖「ない?」

承「あぁ俺は相手によって戦い方を変えて相手の不利な能力や技でどうにかするタイプの人間だから、そういう必殺技はかえって邪魔になってしまうことがあるから、そういうのはあまり持たないことにしてる」

妖「邪魔になるとは?」

承「まぁ言ってしまえば、その技で決めることばっか考えて

それに囚われて思考が固定してしまうことがあってな」

 

それで元に一回死にかけたこともあるから

それ以降しないようにしている

 

妖「成る程…………確かに強力な必殺技があればそれに目がいって思考は固定されてしまいますね」

承「だから俺は、相手に合わせる戦い方をしている。

まぁこれは能力幅が広い人しか向いていない系の戦いだから、妖夢はするなよ」

 

元に師匠にもそれで言われた

人に教える時はその人に合わせた教え方をしろと決して君の戦い方を教えるなと

 

妖「勿論です。私には剣しか取り柄がないのでこれで頑張っていきます」

承「おう、そうしろ。一つに絞ってその道を行くという方が俺みたいに全てに広く浅くやってる奴には強いからな

究極の一と無限の能力じゃ、究極の1の方が強いからな」

 

まぁいくら能力を持っていたとて、その道を極めた一撃には勝てない

当然といえば当然だ

俺の能力は所詮コピーの紛い物

ただ能力をコピーして己がものにするだけの能力

 

妖「私頑張って見ます!」

承「頑張れ」

妖「………………そうだ!承太郎さんお願いがあります」

承「ん?」

妖「剣について教えてください」

 

そう言い妖夢は俺に向かい頭を下げてきた

 

承「え?俺が、お前に?」

妖「はい、私はまだ未熟。剣の腕に関しては承太郎さんの方が上です。だからこそ教えて頂きたいのですが…………よろしいでしょうか?

せめてどんな練習をしているかだけでも教えてください」

 

どうするか、剣を鍛えるといっても

俺の場合はあの木刀を毎日100〜200振り回すだけだし

あとは実践でしかないからな

教えようがない

ここは正直に答えよう

 

承「すまん。俺の場合ただ毎日木刀を降ってるだけだし、それ以外は実践しかしてないんだ」

妖「木刀?」

承「そう、この………………えーとあったあった。この木刀」

 

俺はそういい亀から木刀を探し見つけだす

 

妖「普通の木刀ですね。じゃ一体どうやって…………」

承「あっやべおちっt」

 

俺はウッカリ手に持ってた木刀を滑らせ地面に剣先が刺さるように落ちる

ドスッと音を立てて地面に木刀が刺さる

 

妖「え?」

承「すまんすまん。手が滑った」

 

俺はヒョイとそれを引き抜き

手に持つ

妖夢は驚いた表情をしている

 

妖「それ何キロですか?」

承「えーと100は軽く超えてるね」

妖「………………」

 

妖夢は呆然としていて口を開けていた

現実が受け入れられないようだな

 

承「2本余ってるけどいる?」

妖「……………………もらいます」

 

俺はそういい妖夢に木刀を渡す

妖夢だけが持った瞬間、木刀は地面に叩きつけられるかのように剣先から落ちました

まぁそうなるよね

その後必死に持とうとしている妖夢は実に可愛らしかった

そしてその日は特に何もなく終わった

 

 

ーーーーーー

 

2日目

 

武「さーて。やることないからってまた人里に来たのはいいだけどなー」

茜「全く勉強とかすればいいと思うんですがね」

武「勉学など、俺が出来るとでも?承太郎がいないのに?」

茜「…………ハァ。そこまでお兄さんはバカだったのを忘れました。

私が教えようにも習ってないことを教えるのは無理がありますから結局は承太郎さんに頼らないといけないですよね

復習させるなら出来ますけど…………」

 

おそらく意味ないでしょうねとため息を吐く妹

 

武「勉強は必要になったらやるから、今はやらない。」

茜「………………その必要になった時がいつもギリギリでそれに巻き込まれる私の身にもなってください

まぁそれで本当にやり遂げるあたりは見事としか言えませんが」

 

受験とかもそうやって乗り切ったからな

いざというときはやるんだよ俺は

 

茜「さて、どうしましょうか。今日は予定はないですし」

武「どーしようね………………」

茜「…………お互いに自由行動にしますか。

ただし分かりますね?」

武「へいへい、自警団沙汰はしませんよと」

茜「分かっているならいいです」

 

そして俺と茜は時間と場所を決めて自由行動が始まった

 

 

行く宛がないまま歩くこと30分

少し先に見覚えがある後ろ姿が見えた

白い髪がたなびくその姿は間違いなく紅羽ちゃんだ

どうする話しかけるか?

 

1.話かける

2.やめておく

3.後ろから飛び込んで抱きつけ!

 

………………3にしたい

でもしたら、命はないだろうな

2は論外だし

消去法で1だな

俺はそう思い紅羽ちゃんに近付く

 

 

武「やぁ、紅羽ちゃん。昨日ぶりだね!」

紅「ッ!武お兄ちゃん…………」

 

紅羽ちゃんはビクッと驚く

そして声をかけてきたのは俺と知り落ち着く

というかちょっとお兄ちゃん?

………………やばい色々吹っ飛びそう

幼女のお兄ちゃん呼ばれした!

何この子かわいい抱きつきたい、なでなでしたい、ぎゅーってしたい

いや、待てよ。

そこはお兄ちゃん呼ばれされながら踏まれて罵倒されるのも悪くない

「武お兄ちゃん、踏まれて喜ぶなんてとんでもない変態だね」って言われたい

イイゾイイゾ!凄くいいぞ!

いや、落ち着け落ち着け落ち着け

俺はまだ優しいお兄さんキャラでいるんだ

そうだ落ち着くんだ

 

俺は何かが吹っ切れそうだったが無理矢理抑えて紅羽ちゃんの顔を見る

しかし俺は顔を見た瞬間、絶句する

 

武「ッ!それは…………」

紅「これは…………その…………」

 

右頬には、大きなガーゼみたいなものが貼っていた

ガーゼも切った部分がギザギザで自分で切ったものだろう

おそらく腫れているのだろう

一体何故?

なんだ悪ガキにでもイジメられてるのか?

いや、だが今は冬休み

そんなことはない筈

そして昨日別れたのは夕方あたり

今は朝方、その短い時間でなるはずがない

となると…………

 

紅「えーと…………その…………」

 

紅羽ちゃんはオロオロと目が泳ぐ

何か誤魔化そうと言い訳を考えている子のように

 

武「まさか親?」

紅「ッ!」

 

図星だったようだ

女の子…………ましてや自分の子供になんでこんな仕打ちを

しかも顔だぞ、腹などの胴体じゃなく顔

「女は顔が命」と言われるほどのところに

いやそれより治療が先だ

だが俺はそういうのは最小限しか出来ない

確か、茜ならいける筈

 

紅「あ、あの…………」

武「今から用事あるかな?」

 

紅羽ちゃんは無言で首を横の降る

俺は紅羽ちゃんの手を片手で引いて

もう片方で承太郎からもらった携帯(もどき)を取った

話す相手は茜

 

茜『何ですかお兄さん』

武「茜か?あーすまん、ちょっと合流できるか?」

茜『…………いけますが、何故?』

武「事情は後で話す、説明するより見たほうが早い」

茜『…………わかりました。ではもともと決めていた合流場所に集まりましょう』

武「分かった、すまない」

 

俺はそういい通話を終了する

紅羽ちゃんは不思議そうな顔で俺をみる

 

武「これが気になるのかい?」

 

首を縦に降る

移動しながら説明する

 

武「これは、携帯電話と言ってこれを持ってる人と会話ができるものなんだ」

紅「すごい…………」

武「俺はもともと外の世界にいた人なんだけど

その前から来てた知り合いの馬鹿が外の世界のものを程じゃないけど作りやがったんだ」

 

紅羽ちゃんは興味津々の顔をしていた

愛らしい顔なのにそのガーゼがまた別の気持ちをよぎらせる

それは後でどうにかするとしてまずは合流することだ

俺は怒りを振り払い集合場所へ向かった

 

 

 

茜「成る程、そういうことですか」

 

場所に着くと先に来ていた、茜が俺と紅羽ちゃんを見ると全てを察した

 

武「えーとこの子は黒木紅羽ちゃんと言って…………」

茜「私は武の妹の茜と言います。よろしくね」

 

茜はそういいニッコリ笑う

その表情に紅羽ちゃんは戸惑いの表情を浮かべていた

 

紅「えっとよろしくおねがい…………します」

 

そういうと茜は頷き

視線を武に変える

 

茜「場所を変えましょう。そうですね………………博麗神社に行きましょう。あそこなら医療品がある程度揃ってます」

武「そうだな。それでいいかい紅羽ちゃん?」

紅「は、はい」

 

俺たちはそういい博麗神社に向かった

移動中、エアライドに乗っている時に俺にしがみついてきた

落ちない様にするためでもあるけど、それは絶対に離して欲しくないような感じがした

そんなにスピードは出してないから、風で飛ばされることはないものの、ギュッとしがみつく

いつもなら発狂ものだが、今はそれ以上に別の感情が出てくる

 

 

そうこうしているうちに博麗神社に着いた

 

霊「…………早いわね………………いやそういうことね」

 

霊夢は帰ってくる俺たちを見るなり、だいたい察して棚の上に乗っていた救急箱を取りに行く

というかみんな察し良すぎない?

 

武「じゃ治療しながら何があったか話してくれないかな?」

 

そう言うと紅羽ちゃんは少し躊躇いながら、頷いた

そして口を開く

 

紅「私は………………誰にも愛されて…………ないんです…………」

武「え?」

 

これは少し

いや結構闇が深そうだなと思う

そして紅羽ちゃんは何があったか話す

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 




何?承太郎と武の話で温度差が激しく?
気がついたらこうなってた

FGO福袋引きました
メルトでした
アルターきた瞬間「アッコレキアラだ」と思ったら予想を良い意味で裏切ってくれた
ありがとうメルトちゃん
そして普通のガチャでは星5は来ないくせに星4がいっぱい来ました
シュバリエ、すまないさん、ニトクリス、パライソが来ました

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー

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