新・ギルガメッシュ叙事詩   作:赤坂緑

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王の杯

 

 ◇◇◇◇◇◇

 

「さて、要件は簡単だ。――その聖杯を寄越せ。」

 

 それが黄金の粒子と共に姿を現した英雄王の最初の言葉だった。

 一人用の豪奢なソファーに腰を埋め、頬杖を付いているその姿は恐ろしく様になっている。――ともすればその傲岸不遜な要求にも従ってしまいそうなほどに。

 

 だが、切嗣がその言葉に従う道理はない。

 彼は毒が抜けたのか上体をゆっくりと起こし始めたアイリスフィールを庇うように彼女の隣に移動した。

 

「寄越せと言われて簡単に渡すとでも?」

「そいつは人の身には余る代物だ。事情は…知らぬようだな。であれば端的に一言で説明しよう。――その聖杯は汚染されている。」

「「ッ!?」」

 

 思わず驚愕する切嗣とアイリスフィール。

 彼らの驚きは聖杯が汚染されていたという事実だけに対するものではない。勿論それもあるが、何より()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ことに対する衝撃だった。

 

(なぜだッ!?なぜ…()()()()ッ!?)

 

 何の根拠がないにもかかわらず、彼らは心の底から英雄王の言葉を信じていた。

 相手に信じ込ませることに特化し、疑うという防衛機構さえ無効化する魔性のカリスマ。

 ――ともすれば洗脳すら容易くやってのけるであろうその呪いじみた力に思わず戦慄する切嗣。

 

 そんな彼らの内面を知って知らずか、英雄王は真剣な面持ちで彼らを見据える。

 

「英雄王ギルガメッシュの名に懸けて誓おう。これより語るは全て事実であると。故、最後まで語り終えるまでそなたらが口を挟むことは許さぬ。」

 

 そして彼は語り始めた。アインツベルンが過去に犯した過ちを。聖杯の中に眠る悪神に仕立て上げられ英霊となった青年の話を。

 疑惑、驚愕、失望、憤怒、――そして絶望。様々な負の感情が衛宮切嗣に襲い掛かる。

 

 この世全ての悪が聖杯を汚染しており、願いを破壊によって叶えるという事実。即ち、数多の犠牲を払い手に入れようとしていた願望器が実は使い物にならないと知らされた時の虚無感は尋常ではなかった。

 これがまだ英雄王ではなく他の人物の口から知らされた事実であれば、切嗣はそれを嘘だと断言し、これまで通り聖杯戦争に集中出来ただろう。

 しかし、語り手が英雄王であるがゆえに切嗣は疑いたいのに疑えないというジレンマに陥ることとなった。

 

 何度も何度も話の途中で嘘だと思い込む努力をした。だが、それらの努力は全て無駄だった。

 なにせ英雄王には何のメリットもない。あの王ならば、このような作り話を作る必要もなく切嗣から聖杯を奪えただろう。

 

 故に切嗣はこの話を信じた。いや、()()()()()()()()()()

 

 

 葛藤しながらも英雄王の言葉を飲み込んだ切嗣の苦悩する様子は、言峰綺礼に言わせればまさに極上であった。

 正直英雄王が来たら帰ろうかと考えていたが、もうしばらく留まっておこうと考えるくらいにはこれから起こる問答に興味があった。

 

「まぁ、そういう訳だ。残念ながら今回の聖杯は諦めるのだな。」

「……」

「その泥に汚れた聖杯は俺にとっても些か都合が悪い。故にこちらで処理をしておいてやる。感謝し、疾く聖杯を捧げよ。」

 

 苦渋に満ちた表情の切嗣とやけに嬉しそうな綺礼。

 そんな彼らを眺めるギルガメッシュは少々焦っていた。

 

 ランサーを仕留めた後から感じている嫌な予感。あまりにも曖昧な感覚であるため、千里眼でも糸口がつかめない事象。

 ギルガメッシュはこの原因を聖杯であると仮定した。即ち三騎の英霊を飲み込んだ聖杯の中のこの世全ての悪が胎動を始めたのではないかと。

 あれとギルガメッシュの相性は最悪だ。まともにやり合えば間違いなくこちらが劣勢に立たされるだろう。

 

 故にギルガメッシュは回収と破壊を即座に決定した。

 ラスボス降臨など言語道断。生まれ落ちる前に殺してくれよう。

 

「……」

 

 だが英雄王の決定に対し、衛宮切嗣は一言も発しない。肯定も否定もなく、ただ憎悪の視線で王を射貫いている。

 その不快な視線に思わず眉を寄せる英雄王だったが切嗣の事情も多少は把握している。聖杯にかける並々ならぬ思いの強さも。

 故にこそ、ただ一言口にした。

 

「諦めよ、貴様の願いは叶わない。」

「――ッ!」

 

 切嗣の殺気が濃くなる。アイリスフィールが怯えながらも彼の手を握るが、切嗣の剣吞な雰囲気が鎮まることはない。これまで犠牲にしてきた全てのものが無に帰そうとしているのだ。もはや妻を気遣う余裕など彼にはない。

 

 殺し続けたのだ。

 

 少数を切り捨て、大を生かすために。

 命を数で捉えて天秤にかけ、傾いた方を救うべく、もう一方は殺し尽くす。

 たとえ選ばれなかった方に己の大事な人――家族、愛する人――がいたとしても、感情を切り離して殺し続けた。

 

 守られた数こそが貴いと信じて。

 

 だがこの方法では限界があると切嗣も知っていた。故にこの連鎖を、人間の闘争に対する性を塗り替えられる奇跡を欲したのだ。

 だというのに…これでは誰も救われない。

 

 切嗣の中で憤怒が、絶望が、嘆きが、裁き切れぬ罪に沸騰した地獄の釜のように煮えたぎる。

 

 その大きな感情の渦は、彼が憎み蔑む英雄たちの祖。英雄王ギルガメッシュへと向けられることとなる。

「英雄」という欠陥構造を生み出したことへの恨み。

 圧倒的な力を持ちながらも人類を救おうとせず、争いを良しとするその姿勢への憤慨。

 

 

 ふと、英雄王の顔を睨みつけていた切嗣の感情に蓋が乗せられた。

 

 ――英雄王ギルガメッシュ。伝説の英雄にして規格外の英霊。彼が武器として使用している王の財宝にはありとあらゆる宝物が収納されているという。

 

「…まだだ。僕はまだ、()()()()()()()()。」

「ほう?」

 

 面白いとばかりに唇を吊り上げる英雄王。そんな彼の紅眼を真っすぐに見つめ、切嗣は確信をもって問いを投げた。

 

「原初の英雄王。あんた、聖杯を持ってるんじゃないのか?汚れてない真っ新なやつを宝具として。」

「フ、フハハハハハ!!然りッ!!」

 

 それはこの聖杯戦争という儀式を土台から崩す衝撃の事実であった。祭典の参加者が既に戦利品を手に入れているなどイベントが成り立たなくなってしまう。

 だが、英雄王だけは特別だ。彼こそはありとあらゆる伝説中でも頂点に立つ男だ。そんな男がアーサー王伝説における聖杯探索のもととなった宝を所有していないはずがない。

 睨んだ通りだと冷静さを取り戻した切嗣はほくそ笑んだ。

 

「――だが、貴様にやると誰が言った?俺は貴様のような輩にくれてやる宝具など一つも持ち合わせてはおらぬ。」

「――ッ!」

「どうしてもと言うのであれば、それ相応の対価を差し出すのだな。」

 

 当然と言えば当然の反応だった。いくら英雄王がそれなりに慈悲深いとはいえ、ただで切嗣に聖杯をやるような男ではないだろう。

 切嗣は英雄王に価値あるものとして差し出せるものなど持ち合わせてはいない。

 ――となれば彼に取れる行動は一つ。

 

「…セイバーに遠坂邸を襲撃させると言ってもか?」

 

 武力による脅しだった。恐らくセイバーは断るだろうが令呪を三画も使えば従わざるを得ないだろう。英雄王の防御宝具で固められているとは言え、聖剣の光であれば焼き払えるだろうというのが切嗣の見立てだった。

 

「なるほどな。俺がこの場に姿を現したことを逆に利用するという訳か。悪くない手だ。」

 

 だが、その認識は甘い。確かに展開してある防御宝具では防ぎきれないかもしれない。それでも遠坂邸には英雄王の信頼する獅子が護衛についている。令呪で強制的に戦わされるセイバーなど敵ではないのだ。

 

「――そら、刮目するがいい!これこそが浅ましくも貴様らの求めていた願望器よ!」

 

 しかし、英雄王は敢えて切嗣に乗せられることにした。

 

「これが……聖杯……ッ」

 

 部屋の中央のテーブル上に、王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)から出現した黄金の杯が置かれた。

 

 感極まったように聖杯を見つめる切嗣とその妻アイリスフィール。理想を実現するために追い求めていた物が遂に目の前に現れたのだ。それも愛する妻の犠牲なしで。

 彼は心の底から歓喜し、感謝し、久方ぶりに心からの笑顔を浮かべていた。

 

 “だが忘れていまいか人間よ。安易に叶う理想は理想ではない。”

 

 望外の喜びに浸る人間を見つめるは原初の王。

 彼はその千里を見通す眼でもってその浅ましき心を見抜いていた。

 

 “故に、王が問おう。貴様の理想が何たるか”

 

「――衛宮切嗣に問う。汝、その杯をもって何をなさんとする?」

 

 巨大な覇気が静かに部屋に満ちる。

 先程までの英雄王とは明らかに違う。姿勢や姿が変わったわけではない。ただ何かが切り替わったかのように威圧感が増し、存在そのものが膨れ上がったように感じる。

 

 人外にして神性の証である真紅の瞳が真っすぐに聖杯を手に取ろうとする切嗣を見据える。

 

 安易に答えを返すことは許されないと眼が告げていた。

 もし己の信条に背いたのならば英雄王は即座にその背徳を見抜き、首を刎ねるだろう。

 

 首元に剣を押し当てられているような緊張感に襲われながらも切嗣は乾いた喉を震わせて慎重に答えを返した。

 

「……人類の救済。争いを根絶した恒久的世界平和の実現だ。」

 

 切嗣の願いを聞いた英雄王は暫く何も答えなかった。嘲笑うこともなく、否定するでもなく、視線を少しずらして考え事に耽っていた。

 やがて視線を切嗣に戻した英雄王が再び問いを投げかけた。

 

「それは具体的にどのような手段で実現させるのだ?」

「……分からない。だからこそこの聖杯に手段を問い、実現させる。」

「それは無理だ。」

「――ッ!何を根拠に…」

「それは貴様の妻に眠るものとは違って無色の聖杯だ。純粋無垢と言い換えても良い。――では問うが、貴様は物の道理を知らぬ赤子にどうやって世界救済の方法を説く?」

「それは…」

「説明できぬということは、つまりそういうことだ。貴様自身にも分からぬ救済の方法を願望として成就させようなどと、土台無理な話だ。」

「しかしッ!」

「願望器とはその名の通り、貴様の知り得る方法でのみ願望を成立させる宝具。」

「…………」

「貴様がこれまでなしてきた人類の救済とやらの規模を世界規模まで拡大する。これを奇跡と言わず、何と言う?」

「……う……」

「それでも叶えられぬのなら、貴様の理想は理想として破綻している。」

「…違う……」

「もう一度言おうか?貴様の願いは…()()()()。」

「違うッ!!」

 

 血を吐くような切嗣の絶叫が部屋に響き渡る。

 

「何か、何か方法があるはずだ…でなければ僕がこれまでやってきたことは一体何なんだ……?」

 

 疲弊した切嗣の弱弱しい眼が縋るように英雄王へと向けられる。

 

「な、なぁ英雄王?君なら知っているはずだろ?争いを無くし、世界を救う方法を…?」

「知らぬ。」

 

 だが英雄王は冷たく一蹴するのみ。

 哀れな男を眺める真紅の瞳には何の感情も浮かんでいなかった。

 

 幽鬼のように顔色を無くし、絶望に膝をつく切嗣。

 

「切嗣ッ!?」

 

 急いでそばに駆け寄るアイリスフィール。

 夫に寄り添う彼女の眼尻には涙が浮かんでいた。あまりにも哀れな夫の姿を見て溢れてきたのだろう。

 しかし、その宝石のような涙をぬぐうことなくただ夫に寄り添う姿は、無感動に事態を眺めていた英雄王の心を少しだけ動かした。

 

「……もう分かったであろう。このような代物は人の手には余る。」

 

 これは彼なりの気遣いであった。これ以上夫の傷ついた姿を見たくないであろうアイリスフィールへの。

 

「……待て。」

 

 だが英雄王の気遣いを無にする狼藉者がいた。完全に心が折れたと思われていた衛宮切嗣だ。

 彼は餓えに苦しみ、餓死寸前の獣のような危険な光を眼に宿し、聖杯へと手を伸ばした。

 

「戦いだ!闘争本能があるからいつまで経っても人間という生き物は醜く殺し合うんだッ!!だが、その本能を聖杯で消し去ってやれば世界は平和に……」

「戯け!」

 

 雷のような一喝だった。思わず理性を取り戻した切嗣を厳しい眼で見据え、英雄王は語る。

 

「闘争本能を失った人間がどのような末路を辿るのか貴様には想像できんのか?抵抗という概念を失った彼らは病魔と闘う気概、侵略者から祖国を守る使命感、人の世を発展させる術、それらを全て失うのだぞ。それがどれほど惨たらしいことか…」

 

 蔑むような視線で切嗣を睨み付ける英雄王。

 だが、目の前の願望器への欲望からか狂気に浸かりつつある切嗣は止まらない。

 

「ならばッ!人間という存在を根底から塗り替えてやるッ!戦争をせずとも理解共存に至り、不公平という概念を平等に変える力と理性を持った存在にすればいい!」」

()()()。」

 

 それはただただ拒絶であった。否定であった。

 英雄王は、切嗣を認めなかった。

 

「――ッ!何故なんだ!?どうして僕の願いだけを否定するッ!?あの騎士王は?征服王は?彼らの願いを認めておきながら、どうして僕の理想を認めないんだッ!?」

 

 子供の癇癪のように認めてもらえないことを嘆く切嗣。その無茶苦茶な感情の吐露は目の間に追い求めた万能の願望器があるからこそなのだろう。

 理想に焦がれ、人の世の平和を願う男を英雄王は醒めた眼で見ていた。

 

「貴様、俺のことを聖人か何かと勘違いしていないか?全てを許し、導きを与える都合の良い存在か何かと。――間違えるなよ。俺は己の見据えた王道のみを征く()だぞ。認められぬ者は否定し、拒絶する。当然のことだ。」

 

 己を英雄達の王であると定めた男は語る。己の王道を。認められぬ世界を。

 

「俺は今の人間の形にこそ価値を見出している。それが根底から覆された世界など…視るに堪えぬ。もし仮にその様な世界になったのであれば――()()()()()()()()()()()()()。」

 

 それが本気であると切嗣は分かった。分かってしまった。

 恐らく目の前の王は切嗣が想像する理想の世界へと至った時、躊躇なくその世界に住む人々を皆殺しにしてでも世界を滅ぼすだろう。

 

 恐ろしい、と思った。切嗣は、ただただ目の前の王が恐ろしくて仕方なかった。

 

 だが、英雄王に譲れぬものがあるのと同じように切嗣にも譲れぬものがある。

 

「……それでも僕は止まれない。世界を救うんだ。僕はね、僕が背負ってきた全ての人々の犠牲を無駄にしないためにも願いを叶えなくちゃいけない。」

 

 理想を叶える手段はないと王は告げた。しかし、それでも、切嗣は立ち止まることなどできない。決定的な何かを失うその時までは。

 

「……愚かな。」

 

 だが、英雄王は決して認めようとはしない。寧ろ、先程までよりも怒り心頭に見える。

 事実、一言発した侮蔑の言葉には彼を知るものならば即座にその場から失せるであろう程の怒気が込められていた。

 

「……これまで犠牲にしてきた人々の為に戦うことの何が悪い?僕は何と言われようと理想を叶え、世界を救ってみせる。」

「下らんな。未だに己の間違いに気づけないとは。」

 

 終わりの見えない問答を終わらせるべく、英雄王は真実を告げる。

 

「よく聞け、貴様は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 それは決定的な一言だった。

 怒気を露にする英雄王にも強気で立ち向かっていた切嗣が顔から表情を失う程には。

 

「今まで犠牲にしたもののために戦う?見当違いの罪悪感で果たされる理想などただの偽善だ。良いか?貴様が今まで積み上げてきたのは犠牲に()()()()()人々の屍だ。断じて彼等が進んで犠牲になったのではない。」

「……」

「彼らの内、一人でもお前に何か言葉を、思いを託して死んだ者がいたか?もし仮に託されていたとして、貴様は今日に至るまでその重荷を背負って生きてきたのか?――背負ってなどいないだろう。人の死を、自らが殺めた者の命を本当の意味で背負えるものなどほとんどいない。」

 

 思い出す。驚愕の眼差しで自分を撃った息子を見る父。

 空で散った母代わりだった女。

 魔術師一人を殺すために巻き込んだ人々。

 

 皆死んでいった。切嗣の判断で。正しいと信じた空虚な命の物差しで。

 

「貴様が見捨てた者たちを哀れに思って理想を果たそうとしているのならば、それは意味のないことだ。

 謂れなき憐憫はただの侮辱だ。憐れむことなかれ。悔いよ。」

 

 切嗣の中で何かがひび割れ、崩れていく音を聞いた。

 辛うじて体制を保っていた理想という仮面が剥がれ落ち、罪悪感に打ち震える素顔が露になっていく。

 

「そも、救いを与えるという考えからして間違いだ。命とは終わるもの。それがどのような終わりであれ、喜劇であったか悲劇であったかを決めるのは死ぬ間際の当人であろうよ。」

「ぼ、僕…は…」

 

 どうすればいいのかと縋るような視線が英雄王へと向けられる。

 今度は、拒むことはなかった。

 

「あるがままの世界を見ればよい。悲しきことあれば涙すればよし。望外の喜びあればこれを素直に受け入れればよい。

 我慢ならぬことあれば立ち向かうがよい。――まだ間に合う。お前には、背負えるものが残っている。」

 

 チラリと切嗣に寄り添うアイリスフィールへと視線を向けて英雄王は告げた。

 

()となれ衛宮切嗣。さすれば人としての貴様の願い、誕生の祝福として俺が叶えてやらんでもない。」

「……本当か?」

「無論だ。この俺を誰と心得る?――英雄王ギルガメッシュだぞ。」

 

 

 不敵に微笑み、王は杯を手に取った。

 

 


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