新・ギルガメッシュ叙事詩   作:赤坂緑

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FGOで戦闘中に空の境界のBGMが流れるのは胸熱ですね~
思わず戦いを放棄して聞き惚れてしまいました。

ーー追記ーー
あらすじを変えました。これからも頻繁に変えるかもしれません。



逆光源氏計画

前回の父上のキャラ崩壊からおそらく2週間ぐらい経った後、女神イシュタル様とはエアンナとかいう神殿らしきところで会えることになった。

準備は完璧だ!天使のような微笑みから小悪魔のようなあざとい笑顔まで鏡を見ながらの練習ですべて獲得した。これが今の俺の唯一の宝具だ。

さぁ!いざ行かん!

 

ギルガメッシュ王子は意気揚々と神殿に向かって歩き出した。

 

 

ーー神殿までの道中ーー

 

「最近はもっぱら剣とショタスマイルの練習で引きこもっていたので、こうして街を歩くのは久しぶりだ。」

 

正直なところ、このギルガメッシュは古代都市ウルクのことを舐めていた。どうせ現代の都市には勝てねぇだろうと内心紀元前の人々を見下していたのだ。しかし、一度街の中に溶け込んでみるとどうだろうか。

確かに現代には遠く及ばないところがたくさんある。建物も交通も不憫なところが多い。しかし、人はどうだろうか?

街を行く人々は皆が前を向いて歩いている。背筋を伸ばして働いている。

活気で溢れている。何より皆がギルガメッシュを敬い、アイドルみたく、もてはやしてくれるのだ!

 

「ギルガメッシュ様~うちのリンゴはいかがですか?」

 

「ギルガメッシュ王子、どこに行かれるので?」

 

ギルガメッシュはあまり現代のことは思い出せないながらもこの体に移るまで過ごしていた多くの物や背の高い建物に囲まれた生活をそれなりに気に入っていたことを覚えている。あわよくば帰りたいと思っている。そう、だから英霊を目指すのはなにもセイバーのためだけではなくそういった郷愁の念もある。

 

しかし、ここでちやほやされる......間違えた。ここで暮らす人々を見つめるのも悪くないと思い始めていた。

 

 

 

ーー閑話休題ーー

 

その女は美しかった。くびれた腰まで伸びる美しく艶やかな黄金の髪。男の情欲を誘う真っ白な肌。整った いや、整いすぎてたとえどれだけ優れた画家でも表現しきれない顔。男好きのする真っ赤な唇。そして妖しい光を放つ魅惑的な紅い瞳。男であればこの世界に住む誰もが彼女の美しさに見とれ、彼女を欲した。しかし、一度は手に入れたと思っても、やがてはその美しさに伴う残酷さに気づかず、その身を滅ぼしてしまう。

そんな女神の元にまたもや愚かな男がやって来る。もっとも、それは「男」というには、いささか若すぎたが......

 

 

◇イシュタル◇

 

今現在このウルクを治めているルガルバンダからこのイシュタルに息子が会いたがっていると伝えてきた。ルガルバンダの息子といえば、神々によって作られた御子だったはず。名を確か「ギルガメッシュ」といったか。しかし、いくら世界に望まれた御子とはいえ、まだ齢5つほどではなかったか?まさかとは思うが、その年で女に目覚めたわけではあるまいな!?いや、流石にそれはないか。......しかし、天の神々が散々いじくって作った身体なのだから、そういうことがあってもおかしくはないのか?

 

ーーまぁいずれにしろ適当に済ますか。

 

 

神官「イシュタル様。ギルガメッシュ王子が参られました。」

 

 

 

 

ギルガメッシュ「お初にお目にかかりますイシュタル様。私の名はギルガメッシュといいます。遠くない未来、この地を治めることになる身として、この地にあらせられる女神さまに一目お会いしたく、参上しました。」 にこっ(天使スマイル)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その少年は驚くほど美しかった。サラサラの金色の髪に頬がほんのりと赤く染まった白い肌。好奇心たっぷりの紅く美しい瞳。そして穢れを知らぬ真っ白な笑顔。

もし、仮に、この少年がこのまま順調に育てば、一体どれほど美しい青年になるのだろうか?

もし、仮に、この少年を自分好みの「男」にできたのならば、それはもしかしたら、今まで感じたことのないものをくれるかもしれない。

 

 

女神イシュタルは大きな期待に胸を膨らませ、妖艶な笑顔でギルガメッシュを迎え入れた。

 

 

 

ーーギルガメッシュの雑な計画通りとも知らずに......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ショタスマイルは最強!
エアンナは昔イシュタルが暮らしていた場所で間違いないのですが、それがギルガメッシュの住居から歩いていける場所にあるかどうかはわかりません。すいません設定ガバガバで。
他人任せで申し訳ないのですが、詳しい方がいらっしゃったら是非指摘をお願いします!

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