新・ギルガメッシュ叙事詩   作:赤坂緑

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星5の式さんが欲しいのにやって来るのはスプリンター地獄。
最近なんだかうまくいかないことだらけです。
前書きだけ今書きました。


女神籠絡計画開始

女神イシュタルとはメソポタミアにおいて性愛・豊穣・戦いを司りウルクの都市神であるとされる非常に美しい女神である。その人気は非常に高く、後代ではイシュタルの名は、広く「女神」を意味するまでになる。

 

ーーここまで聞けばなんか凄い女神様に思えるが、その一方で数多くの男性と関係を持つ所謂「ビッ○」である。しかも最終的に被害をこうむるのはすべて男性側という地雷っぷり。凄まじい女神様である。

 

しかし、そんなことは全く知らない我らがギルガメッシュ王子はこうお考えになられた。

 

「地雷女?ギルガメッシュがそう思うなんて凄い女なんだなぁ。確か、エルキドゥの死亡の原因だったような気がする。ああ~やっぱりちゃんと覚えておけばよかった。......いや、でも逆に考えよう。このなんか危なそうな女神様をこっちの味方にできれば俺の人生うまくいくんじゃ?女神の加護を受けていたとかなんか聞こえがいいし!」

 

うまくいかないから地雷女なことに全く気づいていない。

 

「そうと決まればまずは......父上~!女神イシュタル様について知りたいのですが!」

 

 

 

 

◆父王ルガルバンダ◆

 

我が息子ギルガメッシュは天の神々の意思によって作られた存在だ。

その髪の一本から血の一滴に至るまですべて神々のために尽くさなければならない。だからこそ私はこの息子に愛情を注ぐことは決してしないと決めていた。しかし、私のことを「父上!」と無条件に慕い、無邪気な笑顔で戯れてくるこの可愛らしい子供をどうして突き放せようか!

 

ーー先のことはわからない。それでもこの可愛らしい我が息子が何者にも縛られることなく、自分で自分の道を選んでほしいと切に願う。

 

 

「父上~」

 

おや?今日もまた質問攻めか。やれやれ。なに?「イシュタル様」について知りたい?イシュタル様はな性愛・豊穣・戦いを司りウルクの都市神であるとされるーー中略ーー「このように素晴らしい方であらせられるのだが、少々男性関係がドロドロしてるというか、地雷というか、ビッ○というか、お前もう少し自重しろというか、えっ?会ってみたい!?お前人の話きいてた?いいえダメですパパりん絶対に許しません!あんな阿婆擦れお前の将来のためになりません!」

 

キャラを捨てて息子を止める現国王ルガルバンダ。これだけでもイシュタルの凄さが分かろうというものだ。

 

しかし、死亡フラグっぽい以上なんとしてでもこちらの味方にしたいギルガメッシュも引き下がらない。

 

「父上!どうかお願いします!」 子ギル上目遣い+カリスマ発動!

 

 

「ごふっ!」 ルガルバンダに宝具チェインが突き刺さる!

 

 

「うーむ。......ちょっとだけよ?」しばらく悩んだ後、渋々認める父王

 

「やったー!」喜んで飛び跳ねる中身多分大人のギルガメッシュ王子

 

「ただし!本当に会えるかどうかはあの女神次第だし、もし仮に会えたとしても、お触り禁止だから!100メートルぐらい離れて会話してもらうから!えっ?そんなに離れてたら会話できない?安心しろ。私が50メートル地点で会話の中継するから!そこんとこよろしく!」

 

 

◇ギルガメッシュ王子◇

 

父上がいきなりキャラ崩壊を起こした件について。父上までもおかしくするとは、イシュタル恐ろしい子!。

まぁ、とりあえず面会する準備をしてくれるそうなので、こちらも準備をしなければ!

 

 

「鏡よ鏡、世界で一番の美少年はだ~れ?」

 

「それは、あなた様です!」(裏声)

 

「フフフ、そうかそうか!確かにこの子ギルショタスマイルならば、女神も瞬殺だぜ!がんばって近所のお姉さんポジにつかせてみせる!」

 

 

 

 

「さぁ、女神よ!キュン死にの準備は十分か?」

 

 

 

 

 




父上の設定は適当です。えっ?母上?女神様だからお空に帰ったんじゃないかな?

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