転生して脱ヤンデレ清姫を目指そうとしたらヤンデレに狙われた。 作:ヘタレ蛇
今小説はなかなか進みません(すいません)
それにしても第7章は内容が深かったな~。
ソロモンはサーヴァントの絆レベルが必要って、絆あがんねー。
ゴルゴーン来てくれ来てくれ(懇願)
その頃、大袋に入った大量の団子は…
「……ローマである。」
「成る程、では我々はローマでローマをローマしてローマするべきか。」
「…ローマ…ロォォーマァァァァ!!」
「…駄目だ、理解できん。」
此処は1世紀ヨーロッパ、連合ローマの首都。その広間ではこの時代のローマ帝国を攻める為の皇帝と宮廷魔導師による話し合いが行われていた。そしてその宮廷魔術師としてこの場にいるレフ・ライノール・フラウノス、基カルデアの裏切り者、否!只の噛ませ触手は召喚したサーヴァント、主にふくよか、マント、筋肉琢磨と話し合いに頭を痛めていた。というか痛める頭はあるのだろうかwww
「喧しい!!」
触手は突如、大声で叫び上げた。一体に彼は。いや、触手は、何が感に触ったのだろうか。
「その触手呼び止めろ!名前で呼べ!」
………へ~い。
「どうしたのだ、魔術師殿。」
「…いや何でもない。」
とても見た目がふくよかなサーヴァントに心配の言葉を掛けられ、レフは溜息を吐きハットを深く被る。
「(全く、この駒をどうにかしてさっさと特異点を消滅せねばならないが、聞けばあのゴミ共は1つ目の特異点を修正した事から次はこの時代に来るだろう。時間の問題、いやそれは奴らがこの特異点に現れてからにしよう。)」
「さて、では魔術師殿。我々はこれからローマ帝国に進軍する。私はガリアを制圧し、カリギュラは現ローマ皇帝を強襲するとしよう。異論はないか?」
とふくよかなサーヴァント、基カエサルがレフに告げる。それはレフは「それで良い。」とだけ返した。
「(まぁどの道、あのゴミ共は消す。それは遅かれ早かれの問題だ。あの御方に刃向かう者は全て消すだけだ。クククッ…。)」
紳士面なレフの口元が斜め上に吊れて、何とも嫌らしい笑みを浮かべていた。きっと顔に出やすく、変態的な事を考えてるに違いない。
「(…ツッコまんぞ。)」
ショボーン(´・ω・`)
とその時。
「きゃっ!?」
「ふごべっ?!」
「「「!!」」」
何もないレフの上空から女の子?が…美女なのは間違いない。兎も角、レフの頭上から女性のヒップタックルで1hit、レフが俯せに倒れ背中に再びヒップタックルで2hit、そしてレフに頭上に巨大な袋(推定3トン近い重さを持っているのは御都合設定でbyナレーター)が落ちて3hit。
こいつは死んだな。
「痛たたぁ~、あれ?此処は何処~?」
髪も纏っているドレスも白い女性は周りを見渡す。レフと話していたサーヴァント3騎はいきなり現れた女性に警戒の表情を現す。
「おい!アルテミス!お前の下の奴っ潰れてるぞ!?」
「えっ、あっ本当だ!ダーリンどうしよう!?」
「知るか、ボケッ!!」
すると彼女に隠れていたのか、小さい熊のぬいぐるみらしき者と彼女の反応からして事故であったのだろう。3騎は何とも言えない表情をしている。これは仕方ない。
「んな訳あるかぁぁぁぁぁー!!」
「きゃっ!」
「うおぉっ!?」
女性の下敷きにされていたレフの体の一部が
「おお、魔術師殿。生きていたか、そのまま死んでくれれば尚良かったのだが。」
「今度から口に気を付けろ、この
「ふむ、随分と素は辛辣なのだな。」
レフは立ち上がりふくよかなサーヴァントに罵声を浴びせる。レフは人の姿を少し残しながらも触手がうねっている。あれでエロい事をアルテミスにするんだ!
「アルテミス…成る程、神霊が英霊の真似事か。その分、弱体化しているようだな。」
「おお!あの月の女神とは、何とも奇妙な巡り合わせか。いや、我らが神祖がおられるのだから、それにしてもクレオパトラには勝ぬが何とも見目麗しい女性か。」
「…女神ッ…が見え…る…女神!!」
「…………ローマである。」
アルテミスを知って三者三様、1人は嘲笑い、1人は感嘆、1人は崇め、1人は何とも難しい顔をしてる。
「ん、ありゃロムルスじゃねぇか!?」
「あっ、本当だ!ロムルスゥ!久しぶり!アレスは元気?」
「むぅ…叔母上。ローマは…。」
筋肉琢磨なサーヴァント、ロムルスは叔母のアルテミスへの反応に難しい顔をした。何ともマイペースな女神様なのだろう。
「皇帝陛下!どうなされました!」
と、1人の兵士が異変に気付き広間に入ってきた。兵士が来る前に人間の姿に戻ったレフは占めたと閃いた。
「そこなる女と珍獣は皇帝陛下を狙った僣称皇帝の間者である。速やかに討ち取れ!」
「!了解しました!」
神祖はロムルス、それはローマの皇帝、民全てに崇められる存在。それは信仰にもなり、深い信仰は狂気にすら値し、当の本人にすら止められない風、嵐になってしまうものだ。
レフはその信仰を利用した。
レフにとっても好都合な駒はない。
当の神祖と皇帝はそれを傍観する。彼らはレフに呼ばれたサーヴァント、だが彼らは
この戦争で打ち負けるような軟弱なローマなら致し方無い。できるなら目の前の女神が今代のローマ皇帝側に付いてくれる事を願って。全てはローマに通ず。
アルテミスと熊のぬいぐるみ擬き、オリオンは大勢の兵士に囲まれ始めていた。現在も兵力増加中。
「おいアルテミス!早く逃げるぞ!」
「待って、ダーリン!よっこいしょ!」
「この僣称皇帝の間者め!!」
巨大袋を背中に背負ったアルテミスの真横から三人の兵士が一斉に斬りかかってきた。
「ていっ!」
「「「ぐあっ!?」」」
するとアルテミスは背負った巨大袋を振り回し、兵士を弾き返した。そしてくるくるくるくると振り回す。
「何だ、あの女!あんなデカイ袋を振り回してクベラッ!?」
「糞っ!近付けねヒゲラッ!?」
「おい、なんか近付いてくるぞ!下がれ!離れフバッ!?」
「どんだけ重い袋を振り回してるんだ、当たった奴等が大きく吹っ飛んでるぞ!?」
「止めろ~!!アルテミスッ!!目が回って~、俺が死ぬ~!」
「あっハハハ、楽しい~!」
このアルテミスが体を軸に大袋を振り回す様は、そのままハンマー投げだった。
「…やはり兵士だけでは仕留められないか。おいサーヴァント共、貴様等も早くアイツをふべらっ!?」
「あ、手、離しちゃった。」
回転する巨大袋がレフに吸い込まれるように当たった。周りの兵士、皇帝達、そして
「おい!今だアルテミス!さっさと逃げるぞ!」
「えっ、でも御団子が」
「あれは置いてけ、突破するのにも邪魔になる!」
「う~ん分かったわ、ダーリン。ロムルスゥ~!御団子~月夜の時に食べてね~!」
「逃がすか!」
「えいっ!」
「ぐあっ!?」
アルテミスに迫ってきた兵士を何時の間にか手にした等身大の弓で射ぬいた。
「逃げろ逃げろ!!」
「あっ待ってダーリン!」
真っ先に出口に飛んでいく熊のぬいぐるみとそれを追いかけ、追っ手を射抜くアルテミス。
一時のつむじ風の如く皇帝達の前から去っていった。
宮廷魔術師を下敷きに置いてった巨大な袋を残して。
「糞が!!2度も喰らうか、潰れない、ように、体を少し変化させといて、良かっ……早く退けてくれ!重い!!」
今兵士が居る此処で魔柱化しては下手に警戒を与え動かし辛くなる。そう考えたレフは体の耐久だけ上げて動けずにいた。それを見た兵士達は巨大な袋を多くの人数で持ち上げようとしていた。
「………
主人公の方はどんな内容にしたものか。