私の幼なじみはルーピー   作:アレルヤ

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私の幼なじみは教祖

 夜が明け、頑張るぞと無駄に元気なルーピーとは反対に、私のやる気は完全になくなっていた。

 

 旗揚げをするとはいっても、なかなか容易ではないのだ。根回しも必要だし、コネも金も兵隊もこの時代は必要なのだ。

 

 あの盧植先生は中央の仕事で忙しく、全く動きようがないらしい。そりゃそうだ、中央にいる連中なんざ、人の皮を被った魔物だ。

 それ故に、ルーピーを助けるべく自身が認めた人材をそばにおいてあげたかったのだろう。何故かそれが私だった。死にたくなった。盧植先生は恐らく善意百パーセントだったんだろうが、もう巨乳恐怖症になりそうだ。おうち帰りたい。ここがおうちだ。死にたい。

 

 「それで私達って何から始めたらいいのかな?」

 

 始まる前から終わっている。

 尻尾を振り振りしている姿が幻視できるほど、何故か嬉しそうなルーピー。私は疲れた顔で口を開く。

 

 「……ルーピー、貴方、昔やっていたお遊びで最後の敵がニャル様だったらどうしますか」

 

 「……ニャルラトホテプだったら、必ず乗り越えられるように設定されている方法があると思う。ただどの段階で動けるか、何を手に入れて如何に他の人達の協力を仰ぐか、交渉していけるかが大切だね。それほどの大物だと、序盤から積極的に動いて……。あぁ、でも徐庶ちゃんの進行の様子を見て判断してからでも間に合うかな。儀式からの降臨なら防ぐ方法も、待って、既に現界しているのならニャルラトホテプは恐らく何か役割を楽しんでいる可能性が――――」

 

 目が鷹のように鋭くなり、甘ったるい話癖が消えうせ、饒舌な口調で自身の考えを次々に述べていく。雰囲気が完全に別人になっており、感情を交えず冷静な判断で選択を増やしていく姿は……誰だお前。

 

 「あ、愛とか友情でどうにかなるんじゃないですか?」

 

 かるーく皮肉りをいれる。ほーらお前が大好きなやつだぞー、と釣り針を垂らしてやる。返ってきた視線は、緊張を含んだ真剣なものだった。

 

 「……あれは、私の理の外にある存在だからね。難しいと思う。愛も、友情も通じないのなら、別の形で通じ合うしかないから」

 

 もう一度言おう、誰だお前。何か悪いものでも食ったのか。昨日、おみやげのちょっと酢飯化していたおにぎりをご馳走してあげたのだが、もしかしてあれが原因だったのだろうか。

 

 「……例えば」

 

 「うん?」

 

 「ある農民が、旗揚げしたいと思ってます。世の中は乱世に近い状態です。友人一人と一緒に立身していきたいようですが、何をしたらいいでしょうか。ちなみに農民は戦闘能力はほぼありません」

 

 「あ、それ新しい世界の物語?すごい面白そうだね!まず技能の一覧を教えてほしいかな~♪」

 

 久しぶりのルーピー節によって、軽い右フックをぶち込まれる。すごいな、軽いのにもう致命傷とかわけわからんぞ。

 

 「技能は後からでいいから言ってみなさい。言え」

 

 「そ、そうだね。農民から始めなくちゃいけないから足りないものは多いと思う。それはどんな世界なの?」

 

 「今、私たちがいるような世界です」

 

 「じゃあまず欲しいのは名声……?お金も人も物資も大事だけど、それを手に入れられる信用それ自体が、農民だから足りないと思うの。だから名前を広めて、一気にのし上がる環境を整えるのが良いはずだよ。誰かの下で下積みしてこつこつっていうのもあるけれど、ちょっと時間がかかり過ぎるんじゃないかな?」

 

 「と言いますと」

 

 「うーん、そうなると手っ取り早いのは優秀な人材の確保かなぁ?やっぱり名声を上げるのなら華々しい活躍が必要だよね。武勇が高い人を引き連れていれば、その人が頑張る分だけ引き連れている人の名声も上がると思うの」

 

 ルーピーは「もしかして、かなりいい線いってたかな!?」とノリノリだ。私も笑顔でルーピーに視線を返した。

 

 じゃあそうしろや、と言ってルーピーを自宅からたたきだした。

 何で私はここにいるんだろう。やべぇ、涙出てきた。もうなんだ、出家したい。森で静かにニルヴァーナしたい。

 

 「わぁ、そう言えば昔もこうやって突然外に投げ出されたっけ?思い出すなぁ、懐かしいね!」

 

 扉を挟んでも解る無駄なポジティブオーラに追加ダメージを受ける。

 

 「それで徐庶ちゃん、私は何をしたらいいのかな?さっき、そうしろやって言われたけど、よく解らなくて……」

 

 こいつ仮に国を建てても、一日で潰れるんじゃないだろうか。明智光秀も大爆笑だな。

 

 「だから人材集めて来てくださいよ、なんかすごい人。ビームとか空飛んだりとかソーラーレイしてそうな三國無双連れて来てください」

 

 「ごめん徐庶ちゃん、まったく意味が解らないんだけどッ!?」

 

 意味が解らない人に意味が解らないって言われて私憤死五秒前。横山周瑜提督もこれにはニッコリ。

 

 「ほら、脳味噌の代わりにベビースター頭に詰めてる貴方でも劉備なんですから、大徳とその無駄にでかい胸でたくさん捕まえてくればいいんですよ」

 

 「そんなに大きいのかなぁ?……これ」

 

 そうかそうか、そんなに大きいのかなぁか。

 久しぶりに会った村の男共から、「全く育ってないな……」みたいな憐みの視線をくらい親切にされた私に謝れ。泣くぞ。

 

 「うぅ、ごめんね徐庶ちゃん。どうやって、誰を探せばいいのかまったく解らないの」

 

 「関羽とか張飛とか探せばいいじゃないですか?なんかたぶんめっちゃ強いし、私のちょっかんとかあれで相性抜群な気がしますよ」

 

 「う、うわーい!な、なんかすごいふんわりした情報……」

 

 声がどんどん萎んでいったルーピーであったが、「関羽さんと、張飛さんっていう人を探せばいいんだね」と一人心地に呟くと、感謝の言葉を述べて駆け出したようであった。感謝の言葉は嫌に長かったが、面倒くさかったので全部聞き流した。多分ラリホーとか言っていた気がする。どうりで眠くなったわけだ。

 

 もう寝ようと布団に入る。あいつが頑張る中、布団で寝られるとかもうこれ最高だわ。そうだ、奴の苦労をつまみに酒を飲もう。

 一瞬だけルーピーが義兄弟を連れてきやがる可能性を考えてしまったが、そりゃ無理だと笑い飛ばした。

 

 だってあいつに連れてこられるという事は、とどのつまり関羽と張飛も頭が桃色化しているという事になる。そんな馬鹿な話があるわけがない。

 

 関羽は最後の大進撃にて、英雄曹操の統一を諦めさせた猛将。張飛はそれに並ぶ武勇を誇った荒くれ者だ。おしもおされぬネームド三国志武将なのだ。

 そんな名将があれに絆されて、みんな幸せになればいいのにとか言い出したら、もう三国志大崩壊である。愛と勇気の国が中国大陸に大登場である。桃色パンデミック大爆発だ。もう核でも爆発させて世紀末にした方がマシなぐらいである。

 

 本当に馬鹿なことを考えたものだと酒も入って大爆笑。あいつ無理なのが解って、いったいどんな顔して帰ってくるのだろうか。しょうがない、白蓮さんのところに戻ったら靴磨きでもさせてあげよう。私は優しい。

 

 そんな事を考えながら酒を飲んで寝た一ヶ月後。

 

 「あなたが、桃香様が語られていた徐庶殿でございますか。私は関羽、どうぞよろしくお願いしたい」

 

 「鈴々は張飛なのだ!お姉ちゃん、よろしくね!」

 

 結論からいえば、もう核を落とすしかないようだ。私もついにヘアースタイルをモヒカンにする時が来たらしい。ふふ、手が震えてきやがった。

 

 なんてことをしでかしてくれたのでしょう、と何やらやり遂げた顔をしているルーピーに視線を向けると、嬉しそうに、誇らしげに頷かれた。

 

 「徐庶ちゃん、ありがとう。おかげで私、はっきりとしたものが見えてきたよ」

 

 それは世界の終わりか何かでしょうか。

 

 いや、まだだ。

 そもそも関羽や張飛が本当にこいつらかどうかは解らないではないか。

 

 もしかしたら源氏名かもしれない。ほら、きっと『イメージクラブ三国志』とかの店員に違いない。この関羽とか人気上位の風格があるような気がしてきた。

 張飛は……つ、通報しとこうか?え、お前十八歳なの?ああうん、そうだよね、触れちゃいけない業界の闇なんだね。ここ、中国だし。

 

 「鈴々はもう大人なのだ!」と叫ぶ張飛をなだめながら、冷静さを取り戻すことに成功する。

 そうだ、似非劉備であるルーピーが連れてきた相手は、同じようにただ名前が同じなだけではないか。髭フェチ関羽は髭が無い、おまけに女だ。粗暴でガハハな張飛は、そもそも感情が管理できない天真爛漫な子供で少女だ。

 

 そして二人とも美人だ。私のタダでさえルーピーにかき消されていた存在感が、さらにマッハで消えていく気がした。死にたい。

 

 しかしよくもまぁこんな個性が強そうな連中を連れてきたものだ。

 どこから見つけてきたんだろうか。きっとバミューダトライアングルの中心から拾ってきたのだろう。あそこ、お前の生まれ故郷だもんな。

 

 ほら、お前らが本当に関羽と張飛なら模擬仕合やってみろよと、ニヤニヤしながら二人にお願いする。

 こう見えても長年の間、白蓮さんの下で文官と武官を兼任していた身だ。多少取り繕ってもこの私の目はごまかせない。さぁ、私に見せられるもんなら見せてみろイメクラガールズ。

 

 「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」

 

 「うりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃぁーッ!」

 

 結論から言えば、見せられなかった。というか、私の目で見えなかった。

 明らかに物理法則を無視している体捌きと、シパッとかシュバッとか時折消える武具。

 

 すごいすごい、と無邪気に喜ぶルーピーとは反対に、私の顔は真顔だ。

 

 「如何でしたか、徐庶殿」

 

 「すごかったですね。貴方、本当に関羽なんですね」

 

 「……へ?あ、いや。はい、他にも同名のものがいるのかもしれませんが、私の名は間違いなく関羽です」

 

 吐きそう。

 

 「鈴々も頑張ったよ!」

 

 「すごいですね。ご褒美に、ちょっと消費期限が切れたおにぎりはいりますか?酸っぱいですよ?」

 

 「い、いらないのだ」

 

 なら後でこれはルーピーにあげよう。

 

 ちなみに二人に対して、どうしてこんな奴についてきてしまったのか尋ねた。明らかに人生をしくじってしまっている。若林もコメントできないレベルだ。

 そして何やら色々言われたが、要するにルーピーの志に惹かれたらしい。つまりルーピー最高ってことらしい。手遅れらしい。

 

 それぞれの挨拶を改めて行い、決意を確かめ合う。

 

 何やら感極まったのか、声高々に演説を行うルーピー。恐らく洗脳により桃色ウィルスの活性化を図っているのだろう。すごいなこの三人のアンハッピーセット。幼児も泣くぞ。私もなんか涙が出てきた。

 

 「……ッ!徐庶ちゃん、私のために、泣いて……くれたの?」

 

 涙しかでないわ。今すぐ陸遜呼んでこの場でキャンプファイヤーして欲しいぐらいだ。薪はお前らな。

 

 「私も、頑張る!頑張ろう徐庶ちゃん!」

 

 「止めてください」

 

 「ありがとう。でも心配しなくても、もう私は大丈夫だから」

 

 「いや、今すぐにでも帰りましょうよ。ほら、このおにぎりあげますから」

 

 「みんなが、笑顔でいられる国を創るために……私はッ!」

 

 あらやだまったく話を聞いてくれない。そうだ、昔からこいつは感極まるとまったく話を聞かねぇ奴だった。

 もう私だけかえりたい、この際かえるばしょが土でもいいから。

 

 やたらと気合を入れまくっているルーピーの背後には気炎。

 どうやら一ヶ月の旅を経て、何があったのかパワーアップを果たしたようだ。そういえば一人旅している中で、いろいろな無力感と寂寥感に苛まれたとか言っていた。この世の悲哀と理不尽と見つめ合った結果、多くのものを得たという。

 

 嘘だろお前。

 

 それでパワーアップできるなら、それ全部含まれているお前という存在で、今頃私はスーパーサイヤ3ぐらいに到達しているはずだ。

 何が悪いのだ。胸か、胸なのか。それとも美少女じゃないからか。魅力値が足らんとでもいうのか。お前は私をいじめて楽しいのか。やだ私劣等感で憤死しちゃう。

 

 そうして意気投合したルーピー、関羽、張飛の三人は、そのまま世直しの旅へと出発。当然のように私も連れて行かれる。胃痛で動けないところを、馬に乗せられてそのまま発進。

 「徐庶ちゃんは昔から体が弱いから」と言って、優しい眼差しになるルーピー。お前、わざとやってない?

 

 再び別れる故郷。あれだけ帰りたくなかったのに、今ではすぐにでも帰りたい不思議。

 母親が手を振って見送ってくれる。片手を腰に当てて、もう片手を精一杯振る母親の姿。遠ざかるその姿に、あれな母親であっても、やはり母であったと心が震えかけた。

 

 すぐに収まった。おい、その腰からちかちら見える袋。それ、私が白蓮さんとこから持って来た私の財布だよな。私が帳簿を一生懸命に、工夫に工夫を凝らして捻出した財布だよな。

 流石は私の母だ、諸々の処世術を教えてくれた人生の先達だ。やりやがったなこんちくしょう。

 

 「何で他の三人まで馬を持っているんだろう、持ってなかったよな?」とか呑気に考えていた自分を殴りたい。いや、馬三匹買ってもまだまだ余裕があるはずだ。

 さらなる胃痛に苛まれながら、弱々しく暴れる。だが私の馬の白蓮は優秀なので、私の動きにしっかりと合わせて落ちないようにしてくれた。あとルーピーが時たま慈悲の笑顔で私を支えてくれる。お前マジでなんなの?

 

 完全に見えなくなった我が故郷。伝い落ちる涙。

 職場を失い、さらには無一文。あるのは桃色教宗祖とその信者二名。これが絶望か。

 

 ――――まだだ、まだ私の心は耐えられる。

 

 白蓮さんの所で長期休暇を得た私は、精神力を大幅に回復させていたのだ。昔だったらとっくに気絶しているが、今の私はまだ耐え切れる。

 

 それに私が倒れたら、誰がこいつを止めるというのだ。これ以上、この天然無自覚オタサーの姫に好き勝手させてはいけない。

 がんばれ私、ネバーギブアップ私。曹操や呂布が来るまで、私が頑張らなければ誰がやる。どうせみんな桃色になるとか、そんな未来はあってはならぬのだッ!

 

 「ルーピー」

 

 「何かな徐庶ちゃん?」

 

 凛として慈母を思わせる笑顔。思わず浄化されそうになるが、何とかこらえる。

 

 「こ、これからどうするのですか?お金も無いし、兵士もありません。さらに名声もなく、信用も足りない。いったい、どうするつもりなんですか?」

 

 この十八年間の人生、その全てを賭けて。おら、かかってこいやッ!

 

 「うん、実はね。……私にいい考えあるの」

 

 「いい考え?」

 

 「それはね――――」

 

 自信満々な様子で、劉備は口を開いた。徐庶は思わず息を呑む。

 さらにその様子を見て、静かに聞き耳を立てていた関羽と張飛にも緊張が走った。

 

 「天の御遣い様を探すの!」

 

 ……はい?

 

 「天の御遣い様を探して、私達のご主人様になってもらう。そうすれば天が私達の味方をしてくれているって事にならない?」

 

 あ、空が綺麗だなぁ。

 

 「旅をする中で、天の御遣い様が現れるっていう噂をたくさん耳にしたの。もし本当なら、天の御遣い様と一緒に行動すれば民心や評判も掴める、多くの人が私のお話を聞いてくれる。多くの人と一緒に、多くの困った人達を助けてあげられるようになる!そうすれば支援だってたくさん受けられるし、名声とか信用もちょちょいのちょいだよ!」

 

 小鳥が空を飛んでる。わーい、私も混ぜて欲しい。

 いや、現実を逃避している場合ではない。何を言い出すんだこいつ。え、何を言い出すんだこいつ。怖くて体が震えてきたぞ。

 

 天の御遣い?噂?

 お前は世紀の大予言を信じて、世界はどうせ滅ぶからと仕事辞めて、お金をパーって使いきって、世界滅亡当日が終わって、普通に次の日が来て、人生パーってなるあれか?あれなのか?

 

 想像を超える一撃は見事に急所に滅びのバーストストリーム。

 一瞬、視界が暗くなりそうになった。だがなんとかこらえきる。がんばれ私。ここで暗くなっても、半分になるお金はないのだ。なんだろう、余計に暗くなってきた。心が痛い。

 

 そうだ、私は子供の時は一人だった。一人でこいつと戦わざるを得なかった。

 しかし今は違う。ここには軍神関羽と、燕人張飛がいる。いくら桃色教の熱烈な信者と言っても、ここまでのトンチキ発言を聞けば流石に――――

 

 「それは素晴らしい考えです!流石桃香様!」

 

 「桃香お姉ちゃんはすごいのだッ!」

 

 じょしょは めのまえが まっくらになった!




劉備「え、『言いくるめ』や『説得』の判定が厳しい?時間をかけてゆっくりお話して、いろんな情報を集めて、確定の鍵を掴んでしまえばいいんだよ!そうすればサイをふらなくても大丈夫になることだってあるんだから!」

関羽・張飛「さすとう」


TEDのデレク・シヴァーズさん「社会運動はどうやって起こすか」は中々面白いと思います。
中心が中心足りえれば外的要因が相まって爆発、その連続が歴史なんだぁって思いました(小並感

※追記

忙しくて投稿しばらく無理そう。感想返しも前回フルで返せたヤッホイしてましたが、もう無理そう。
残業代は良いからお家帰りたい、温泉行きたいという日々。

※追記2(5月3日)

お金はいいから家に帰りた(ry
まだまだ無理そうです。

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