といっても最初のほんのちょっとの部分だけなので軽く見て頂いて結構です(笑)
~美紀視点~
私はふとゲリラ(大佐達がそう呼んでいたので)の破壊工作によって割れた窓から空を見渡す。
今日はどうやら曇りのようですね。
由紀大佐も「いい天気じゃないから密売人をこ(ピー)しに行けないや」と拗ねていました。
青空一つ見えない空…。まるであの日を思い出す…。
それは今日のようなドンヨリした日でした────
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───「生きていれば、それでいいの?」
ある日、圭はそう言い残して出ていった。
…確かにここは安全かもしれない。
でもそれはいつまで続くかは分からない。
そしてそんなこと、私は考えたくなかった。
もちろん今の暮らしに満足していた訳じゃない。
だからといって───
「どうしろっていうのっ…」
それからは私は変わらず過ごそうと決め、生活をした。何も考えず、ただひたすらに。
でも何日か経って私は…
「もう…もういやだっ。いやだよっこんなの…」
限界は近かった。
「ねぇ どうしてっ…!」
ドンドンッ!!
「ヴアァァァアア…!」
どうやらドアの外のヤツらに聞こえてしまったらしい。しきりにドアバンをしてくる。
「!?…いや…いやだっ…」
そう言って私は耳をおさえ、部屋のすみに縮こまった。
────いいわけないじゃん────
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由紀「みんな!私、いい事思い付いちゃったよ!」
胡桃「いい事ってなんだよ?ぬへへ、ストリップかな…?」
由紀「男にだらしないヴァカ女が!それは…明日のお楽しみ!」
胡桃「ほあちょお!!」ビターン
胡桃「勿体ぶらないで教えろよ!」
由紀「…。(無言)」ギロッ(睨
胡桃「ご、ごめんなさい…」
悠里「もう、どうしたの?こんな夜中に…」
由紀「いい事思いついたんだけどね?それは明日教えるね!」
めぐねえ「はいはい、もう遅いんだから寝なさい?分かった?」
由紀「…。こ(ピー)すぞ…」
めぐねえ「ひどいっ!?」ハァハァ…
由紀「おはよー」
悠里「おはよう」
由紀「あ、ごはんだ!」
悠里「缶詰あるけど、ゆきちゃんどれにする?」
由紀「大和煮まだあったんだ!これにする!やったぁ〜」
胡桃「昭和かよっ、じゃあ鮭もらうぜ」
由紀「ほらっ、めぐねえにはこれ!故郷の味だよ!」
めぐねえ「し、※シュールストレミング…」
※世界一臭い、スウェーデンの缶詰
由紀「外で食べてね!(ニッコリ)」
めぐねぇ「鬼畜ぅ!」
胡桃「そういや昨日言ってた、いい事ってなんだ?」
由紀「あれは嘘だ」
胡桃「…おい」
由紀「というのも嘘☆あのね、いい事っていうのは…」
胡桃、悠里、めぐねえ「「「というのは…?」」」
由紀「遠足!ねぇ、みんなで遠足に行こう!」
悠里「どこかの遊園地とかに行くの?」
由紀「いや…買い物だよっ」
胡桃「買い物?」
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪.:*:・'゜☆
胡桃「どうするんだ?買い物ってもどこに行くんだ?」
悠里「それなんだけど…リバーシティ・トロンはどう?あそこなら物資も大量にあると思うのよ。缶詰ももう少なくなってきたし、ちょうどいいと思ってね?」
めぐねえ「リバーシティ・トロン…。少し遠くないかしら…?」
由紀「武装ヘリで突っ込めばなんとかなるのになー」
胡桃「そんな物騒なもの、あるわけないだろ…」
めぐねえ「そうねぇ…。ここからだと先生の車を使っても1日は掛かるかもしれないわ」
胡桃「そうか…めぐねえの車を使ってもか1日は掛かるかぁ」
由紀「大丈夫だよ!ここから西に迂回して、山を越える。そこに防衛線を築いて辺りを警戒。そして夜明けとともに出発。最短ルートで駆け抜ければいいんだよ!」
胡桃「山なんてどこにあるんですかねぇ(困惑)」
めぐねえ「とにかく行くにしても丈槍さんの言う通り、辺りを警戒して通行止めの所は迂回しながら進むしかないわね」
悠里「そのようね…。無事に帰って来れるかしら…?心配だわ」
由紀「下らないね。恐怖でおかしくなったの?相手はただのゲリラ(ゾンビ)だよ?どうってことはないよ!」
胡桃「く、くれぐれも慎重に頼むぜ…」
~胡桃視点~
「そんじゃ作戦はこうだな!まずアタシと由紀でアイツらを蹴散らしながら駐車場までダッシュで駆け抜けてめぐねえの車を探す。その間にめぐねえ達は1階の昇降口で待機。そしてアタシたちは車でめぐねえ達を回収して出発すると」
…正直うまくいくか心配だな…。アイツらは天気や気温によって行動が変わるし、何より駐車場までたどり着いて素早くめぐねえの車を見つけることが出来るか不安で仕方ない。
「そういやめぐねえの車ってなんだ?」
めぐねぇ「えっと先生の車はピンクのミニクーパーよ」
ピンクか。まぁその色だったらすぐ分かるな。
それにしてもさすが、めぐねえらしい色だな。
由紀「クーパーは好きだよ!」
めぐねぇ「あら、クーパーがお好き?結構。ではますます好きになるわ」
由紀「…?なんで?」
めぐねぇ「なんて言ったって先生の車はミニクーパーのニューモデルよ!」
悠里「あら、ニューモデルってことは右ハンドルなの?」
アタシはあんまり車に詳しくないからな…。
知ってるのは頭〇字Dの車ぐらいだし。
めぐねえ「そ、それはそのっ…嘘です…。ニューモデルじゃないです…。だから左ハンドルです…」
なんでそこで見栄貼っちゃったかな~
由紀「…。最期に言い残すことはない?めぐねえ…」
めぐねえ「えっ、先生、死ぬの?」
ころすなよ…
「用意はいいか?」
今、アタシと由紀は駐車場の近くまで来ている。
由紀「もちろんだよ、プロだからね」
「なんのだよ…」
でも何体かヤツらがウロウロしてるな…。
これは2人で強引に突破するしか…
「…っ!!おいっ行くぞ。今がチャンスだっ!アイツら駐車場から離れたぞ」
由紀「リラックスしなよ。アイツらはいいヤツだよ?」
「クソッタレのゲス野郎だっ!もういいから行くぞっ!」
そう言って駐車場へと一気に駆け抜ける。
由紀は後ろから付いてくるだろ。
ここは元グリーンベレー(陸上部)の意地だ!
トップスピードで決め…
由紀「あったよー。これがめぐねえのでしょ?」
「!?」
いつ間にか由紀が前にいた。
しかも、既にめぐねえの車を見つけていた。
「由紀!アタシの後ろにいたんじゃ!?」
由紀「残念だったねぇ、トリックだよ…」
一体どんな手を使ったんだ…。
由紀「それよりも胡桃ちゃん!早くめぐねえ達を迎えに行かなくちゃ!」
おっとそうだった。こんな所でグダグダしてられないな。急いで車に乗り込み、めぐねえから貰った鍵を回す。
カチャッ… ブルルルルン!プスン…
なっ…!エンスト…だと…?
「くそっ!なんでこんなときに…!」
すると隣に乗っていた由紀が車から降り、ボンネットを叩き始めた。
「お、おい!何してんだよ!早く戻れって…!」
由紀「動けこのポンコツが!動けってんだよ!」
ドゴォ!!
…ブルルルルルン!ブルルルン!ボォッボォッボォッ…
「まじかよ…」
由紀「この手に限る」(この手しか知りません)
「いたぞっ!あそこだ!」
車を出してすぐに昇降口へ向かうと、指定通りそこには悠里とめぐねえが待機していた。
そのまま走行上にいたゲリラ(ヤツら)ごと引き倒し、めぐねえ達の横に車をとめた。
めぐねえ「わ、私の車、まだローンが残ってるのに…」
「そんなことどうでもいいだろ!はやく乗れっ!」
くそっ!前から車の音を聞きつけたゲリラ(ヤツら)が迫ってきている。
悠里「乗ったわ胡桃!出発よ!」
由紀「いえーい!出発しんこー!」
こうして、また目の前に迫り来る複数のゲリラ(ヤツら)を引き倒しながらアタシ達は学校を出た。
めぐねえ「ろ、ローンが…」
あれれ次から次へとネタが思い浮かんでくるぞぉ
お陰でもう一つの小説に手がつかないっ…(唐突な宣伝)
あ、良かったらもう1つの小説も見てこいカルロ。
艦これのこれまたネタ小説です。
作者は史上最低の出来損ないだよ!ただ、宣伝が上手いだけだ!