続き?
んなのは、無いっ!
東京は新宿には、ある一つの伝説が有った
その名前は、シティーハンター
国籍、年齢不明の凄腕の
そう言った伝説が有った
そのシティーハンターに依頼するには、新宿駅にある伝言板に、ある三文字と連絡先、名前を記入すればいい
そうすれば、相手がどんな悪だろうが、法に裁けずとも、必ず裁いてきた
そして今日もまた、一人の女性が助けを求めて新宿駅の伝言板にその三文字と連絡先、名前を書いた
その三文字というのは、XYZ
それを書いた女性は、小さく連絡先と名前を書いた後、素早く離れた
助けが来ることを、願って
そして、少しした後
「……あらま」
とその三文字を見て、一人の青年が瞬きした
「この名前からして、女性だね……」
青年はそう呟くと、懐から出したメモ帳に連絡先と名前を書いてから、その文章を消した
そして、少し離れた後に連絡を取った
ある喫茶店に、来てください
そこで、依頼内容を伺います
と
それを聞いた女性は、すがる想いでその喫茶店に向かった
喫茶店の名前は、喫茶キャッツアイ
「……ここよね……」
その女性は、喫茶キャッツアイの看板を見ながら、小さく呟いた
そして、ゆっくりとドアを開いた
すると、カランカランというカウベルの音が鳴り響いた
その直後
「いらっしゃい」
と男の声が聞こえた
女性が視線を向けると、カウンターには浅黒い肌にサングラスを掛けた禿頭が特徴の男性と一人の美人が立っていた
「なににしますか?」
と美女が、メニュー表を女性に見せてきたが、その女性は首を振って
「あの……その……ある人に、此処に呼ばれたんです……」
と言った
それを聞いた男性は、無言で奥の席に視線を向けた
その後を追い、女性も奥の席に視線を向けた
そのボックス席に座っていたのは、茶髪の若い青年だった
そのボックス席に女性は向かい、その青年に
「あの……貴方が、シティーハンター……なんですか?」
と問い掛けた
すると、その茶髪の青年は微笑みながら振り向いて
「まあ、確かにそう呼ばれてますね……僕は、正確には二代目ですが」
と言って、女性に対面に座るように促した
促された女性は、ゆっくりと座り
「二代目……?」
「はい……まあ、先代には名乗ることを許されてますから、安心してください」
女性が首を傾げると、青年はそう言って片手を上げた
すると、先程の大柄の男性が近寄り
「なんにする?」
と青年に問い掛けた
「僕は、ブレンドを」
と青年は言って、女性に視線を向けた
すると女性も
「私も、ブレンドをお願いします」
と言った
それを書いた男性は、カウンターへと戻っていった
それを見送った青年は、女性に視線を向けて
「あ、名乗り遅れました。僕の名前は、吉井明久と言います……貴女のお名前はなんですか、
と首を傾げながら、名刺を差し出した
二代目シティーハンターの、活動記録になる