男をナメるなよ?Re   作:ガイジ・ジーガ

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クラスの代表?えー……

現在、ISについての授業なう。フッ、三日で予習をすませた私に死角などなかった。あるとすれば…

 

「?……??」

 

織斑一夏だろう。あいつ絶対分かってない。大方、ISについての参考書なんかを電話帳か何かと間違えて捨てちまったんだろう。という訳で、皆さんご一緒に!

 

「m9(^д^)」

「ん?何かバカにされた気が……」

 

バカにしましたが何か?

 

「えっと、ここまでで分からない人はいますか?」

 

キョヌーちゃんが振り返ってから言う。その言葉にビクッと肩を跳ねる織斑一夏。ぷげらwww

 

「織斑くんは分かりましたか?」

 

ブハw

 

「あ、えと…全部分かりません」

 

ドンガラガッシャン

 

私と織斑一夏以外の生徒が全員椅子から転げ落ちる。のほほんさん?私のほうに転倒してきたので支えました。うーむ、是非ともその胸を揉み揉みしたい。

 

「ぜ、全部ですか…?」

「……はい」

「織斑、入学前に渡した参考書はどうした?」

「…古い電話帳と間違えて捨てました」

 

ドンガラグワッシャゴガドーンッ!

 

今度は私も転げ落ちた。しかもかなりの勢いで。

 

ま、まさか本当に電話帳と間違えて捨てるとは。この…!

 

「「バカ者が!」」

 

スパァァァァァン!

ドスゥゥゥゥゥン!

 

「ぼえぇぇぇぇ!!!?」

「貴様も何をしているか!」

 

スパァァァァァン!

 

「織斑一夏を殴りたかっただけです!」

 

織斑一夏は出席簿と私のリバーブロー。私は出席簿を受けた。

 

「全く貴様という奴は……あとで発行し直してやるから、一週間で覚えろ」

「い…一週…間…で?うぷっ!?」

「覚えろと言っている」

「は…はい。……すいません、トイレに行っ…ても…いいです、か?」

「5分で戻ってこい」

「はい…!」

 

口を押さえてヨロヨロと歩きながら向かった。頑張れ織斑一夏。間に合わなかったらキラキラ編集を施したあと、ニコニコ動画とYoutubeに投稿してやるから。題名は『ブリュンヒルデの弟、THE・reverse』で決定だ。

 

スパァァァァァン!

 

「なんぞ!?」

「もっと加減をしろバカ者。あいつが途中で吐いたら、お前に掃除させるからな」

「なん…だと…!?」

 

そ、それは一大事だ!

 

「織斑先生!一夏くんを助けてきます!」

「5分で戻れ。戻れなかったら反省文を100枚から1000枚にする」

 

流石に私のやおい脳内でも、そこまで書けるネタがあっただろうか?まぁいい。

 

「今行くぞ織斑一夏ぁ!」

 

教室から飛び出した私は直ぐに織斑一夏に追い付き、そのまま脇に抱えてトイレへと走った。

 

「吐くなよ?吐くんじゃない!あとこれフリじゃないからな!?」

「…………」

「ヤッベェ!瞬きしないで一切動かねぇ!頑張れ織斑一夏!お前が吐いたら人がし「オ''ロ''ロ''ロ''ロ''ロ''!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ'あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''ぁ''

 

 

 

***

 

 

 

「さて諸君、これからクラス代表を決めたいと思う。クラス代表とは言葉の通りクラスの代表だ。決まったら一年間変えるつもりは無いので、そのつもりでいろ」

「あの、織斑先生ー!」

「何だ?」

「織斑くんと武田くんがジョーみたいに真っ白になってます」

「放っておけ。だから布仏、そのデカいアホを突っつくのはやめろ」

「は~い」

 

…………。ちくしょう、エーブリエタースに丸飲みされた気分だ。まさかこの私が三連続で発狂するとは思いもしなかったぜ……。

 

「自薦でも他薦でもかまわん。また推薦されたものには拒否権は無いのでそのつもりで聞く。誰かやりたい者、やらせたい者がいる奴はいないか?」

「はいはーい!織斑くんがいいと思いまーす!」

「うん!私も織斑くんを推薦します!」

「…………」

 

織斑一夏は気絶しているのか、反応しない。気絶したいのはこっちだってぇの。

 

「じゃあ私は武田くんを推薦します!」

「ダニィ!?」

 

だ、誰だ私を推薦しやがったおバカさんは!?生身ならばやったが、どうせIS使うんだろ!?そんなの…!

 

「ふむ、織斑と武田か。他にいないか?いなければこの二人のどちらかに決めるのだが」

「「納得がいきませんわ!……え?」」

 

オルコットお嬢様とハモった私は、つい彼女と顔を見合わせてしまった。

 

「大変申し訳ない、オルコットお嬢様。少しだけ時間を下さい」

「へ?あ…ど、どうぞ」

「では失礼して。…おいコラお嬢さん方ァ!二人しかいない男子だからって代表にしようとするのはやめてもらいたい!そんなの理不尽すぎる!よって、私はセシリア・オルコットを推薦するぅぅぅ!」

「わ、わたくし…?」

「オルコットお嬢様はイギリス代表候補生。当然、その実力は折り紙つきでしょう。加えて私はISの稼動時間など数十秒に満たない。君らは数十秒しかISを動かしていない人間を推薦するというのかね?」

 

ふ、誰も声が出せまい。

 

「つまるとこ、サボりたいという訳か」

「Yes!…あ」

「ふんっ!」

 

スドムッ!

 

「シュッセキボ!!!」

「はぁ…全く。オルコット、お前の言いたいことは?」

「…わたくしは織斑さんと武田さんに決闘を申し込みます」

 

血糖?いや決闘か。

 

「特に武田さん、貴方にですわ」

「…何故?」

「貴方と会話をすると、どうにも調子が狂ってしまいます。ですから、貴方を完膚なきまでに叩きのめし、その口を黙らせてさしあげますわ」

 

ビシッと私を指差したオルコットお嬢様。ふむふむ、つまるとこ私を喋れなくすると。

 

「なるほど……負けたら私は舌を引っこ抜かれる訳か」

「そこまで言っていませんわ!」

「だが、必然的にそうなるだしょ?」

「ええい!少しは黙りなさい!コテンパンにしてさしあげますから、覚悟なさい!」

「なるほどなるほど。つまるとこ乱暴するのか。この私をエロ同人みたいに」

「わたくしにそんな趣味はありません!」

「私もだ」

「シャラァァァップ!シャラップですわ!貴方が負けたらわたくしの奴隷にしてさしあげますから!」

「やっぱエロ同人みたいなことする気じゃん!」

「だからしませんから!」

「いつまでやっているバカ者」

 

スパァァァァァン!

 

「ランデヴー!?」

「…決闘についてだが、日時は一週間後の放課後、場所は第三アリーナ。試合に備えて織斑とオルコット、武田は体調を万全にしておくように。分かったか?ならば解散だ。こいつのせいで授業が潰れたのでな」

 

あらまぁ本当。

 

「それと武田」

「はい?」

「反省文1000枚だ」

 

ぎゃあああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

 

 

 

 

 

ちなみに、織斑一夏は授業が終わってから目を覚ましました。


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