【完結】ワレアオバ!?   作:しがみの

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どうもー!恐縮です!Aobaですぅ!

宿題?え?なにそれ?おいしいの?(終わっていない)


第63話 合流と開発

護衛艦「さざなみ」は横須賀鎮守府に向かって順調に航海していた。

 

横須賀鎮守府に向けて航海し始めて2日目の事だった。

 

「艦橋、CIC。前方10度、10マイルから接近する艦隊から無線が来ました。」

 

「繋げ。」

 

「了解しました。」

 

通信士からの報告に町島艦長は答えた。

 

『こちらは、日本国海軍、第1護衛艦隊旗艦、青葉(重巡)です。貴艦の航行目的を述べよ。』

 

「こちらは、日本国海上自衛隊、呉基地第4護衛隊群第4護衛隊所属、たかなみ型護衛艦4番艦「さざなみ」である。只今、横須賀に向けて航行中である。」

 

『了解。只今から転回するので、貴艦は速度を落としてくれませんか?』

 

「了解しました。第1戦速!!!」

 

航海長は青葉(重巡)通信士の言ったことに従った。

 

「第1戦速、よーそろー!!!」

 

艦は速度が落ちた。

 

 

 

 

すると目の前に4隻の軍艦が現れた。

 

「オオォォォ。本物の軍艦だ・・・。」

 

現れたのは、第1護衛艦隊に所属している艦だった。

 

第1護衛艦隊に所属している艦は、旗艦 重巡洋艦「青葉」、以下 軽巡洋艦「大淀」 駆逐艦「潮」 駆逐艦「雪風」の(ほとんどの艦はサルベージした。)計4隻だ。

 

「さざなみ」は第1護衛艦隊と合流し、横須賀に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー横須賀鎮守府ー

 

「え?開発をしてほしい?」

 

「ああ。」

 

松本中佐は司令室で青葉(明人)に言った。

 

向こう(元の世界)に居た時、開発失敗が多かったんですけど大丈夫ですか?」

 

「大丈夫だよ、問題ない!!!開発を20回やるから問題ないって!!!」

 

「20回ってやりすぎじゃないですか・・・。」

 

「大丈夫だよ、問題ない!!!開発資材が200個超してるから大丈夫だって!」

 

「松本中佐ってその言い方好きですね。それでは、行ってきます。」

 

そして、青葉(明人)は司令室を出て、工廠に向かった。

 

 

 

「明石と夕張の工廠によーこそ!建造?解体?開発?廃棄?何するの?」

 

明石が目を輝かせて来た。

 

「あ、開発を20回やりに来ました。」

 

「分かりましたぁ!!!こちらに!!!」

 

「元気だなぁ・・・。」

 

明石に連れられて開発装置の前に来た。

 

「開発はオール30で。」

 

「はーい!!!じゃあ、このレバーを引いて!!!」

 

「はーい。」ガコン

 

青葉(明人)はレバーを引いた。

 

1回目〝12.7cm連装砲〟

 

2回目〝失敗〟

 

3回目〝12cm単装砲〟

 

4回目〝零式艦戦21型〟

 

5回目〝ドラム缶〟

 

6回目〝九十四式爆雷投射機〟

 

7回目〝失敗〟

 

「なかなか良いの出ませんねー。」

 

「明石さん、プレッシャーかけないで!!!」

 

8回目〝失敗〟

 

9回目〝失敗〟

 

10回目〝Mk.41 mod.29 VLS(32セル)〟

 

《あきづき型に搭載されています。ESSM 短SAM VLA SUM 07式 SUMが搭載できます。なお、VLS+》

 

「((°д°)ファッ!?(つд⊂)ゴシゴシ((( ;゚Д゚))エッ!?な、何これ・・・。」

 

まだ出た事が無い装備だったので明石は驚いていた。

 

「Mk.41 mod.29 VLS か・・・。」

 

「Mk.41 mod.29 VLSって何ですか?」

 

「よーし、次!!!」

 

「ちょ、スルーしないで下さい!!!」

 

11回目〝オート・メラーラ 127mm砲〟

 

《〝たかが1門の砲で何が出来る!!!〟その言葉が命取り。命中精度は9割を超す。》

 

「たいちょー!!!雷撃隊がぁー!!!」

 

 

明石がデビット(ハットンの後ろにいる人)の真似をした。

 

「はい、次。」

 

「また無視ですか!?」

 

12回目〝RIM-162 ESSM〟

 

《シースパローの後継としてレイセオン社が開発した艦対空ミサイル。日本語では「発展型シースパロー」と呼ばれてる。レシプロ機なんて直ぐに撃墜出来る。》

 

「ふーん。次は?」

 

13回目〝RUM-139 VL-ASROC(VLA)〟

 

《ASROCの派生系の対潜ミサイル。米倉の様にはならないように。》

 

「殺らなければ、殺られます、砲雷長!!!」

 

「こいつをCICから叩き出せ!!!」

 

「明石、妖精さん、ご本人(菊池と米倉)呼びますよ?」

 

「「すみませんでした!!!」」

 

14回目〝90式SSM4連装発射筒、90式SSM セット〟

 

《日本が開発、配備した艦対艦ミサイル。別称はSSM-1B、むらさめ型以降の海上自衛隊の護衛艦に搭載されている》

 

「むらさめ型?」

 

明石が聞いてきた。

 

「えーっと・・・。」

 

「むらさめ型とは海上自衛隊の第2世代汎用護衛艦として、03・08中期防に基づき、平成3年度から平成9年度にかけて9隻が建造され、発展型のたかなみ型およびあきづき型とともに、護衛隊群の基準構成艦となっています。製造の経緯は、第1世代の汎用護衛艦(DD)として昭和52年度計画より2,900トン型(はつゆき型、52DD)を、また昭和58年度計画からは改良型の3,500トン型(あさぎり型、58DD)を建造し、昭和61年度計画までに、両型あわせて20隻が整備されました。これにより、8艦8機体制の4個護衛隊群の所要は充足され「わかったわかったわかった。もうわかった。 だからもうわかったって。 もういいからもうわかったから。 」そうですか・・・。」(´・ω・`)

 

いきなり現れた柳1曹はしょんぼりしながら工廠を出て行った。

 

「明石、解った?」

 

「解らなかったです。」

 

「そう。じゃあ、続きやるよー。」

 

「はーい。」

 

15回目〝失敗〟

 

16回目〝失敗〟

 

17回目〝レーダー一式〟

 

《OPS-24B 3次元式、OPS-28D 対水上捜索用OPS-20 航海用で1セット》

 

18回目〝OQQ-22 統合ソナー・システム〟

 

《魚雷防御システムとも連接されている装置。》

 

19回目〝SH‐60K〟

 

《SH‐60Jを基にして、三菱重工業と防衛庁(当時)で独自に改造開発を行い、哨戒能力の向上を目指した哨戒ヘリコプター。》

 

20回目〝熟練水雷長(米倉)〟

 

「うーん、上々かなー・・・。」

 

「あのー、ちょっといいですか?」

 

青葉(明人)が呟いた後、明石が質問してきた。

 

「ん?何?」

 

「あのー、最後だけ廃棄出来ませんかねぇ・・・。」

 

「何で?米倉良い人じゃん!!!」

 

「呼び捨てって・・・。」

 

「いいじゃん。一応、上官なんだからさ。」

 

「でも、勝手に攻撃したら怖いじゃないですか。アスロック「明石、それどこで知った?」え?あ、えっと・・・、そのぉ・・・。私は噂で聞いただけで「そんなに詳しく?噂で?」ごめんなさい!!!じ、実は・・・、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

艦内見学の時に船員食堂で「ジ〇ング」を見ちゃったんです!!!」

 

「誰と?」

 

「米倉1尉と・・・、潜水艦ガードフィッシュにアスロックを撃つシーンを見ました。」

 

「本人見てんじゃねーかよ!!!何で自分が狂ってるシーンを見てるんだよ!!!ハア、ハア、ハア、フー。んじゃあ、明石、廃棄は無しね。」

 

「えー!そんなぁ!!!」

 

工廠に明石の叫び声が響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー同刻ー

ーミッドウェー沖ー

 

「梅津艦長、角松2佐、森2尉は一命を取り留めました。」

 

「そうか・・・。良かった・・・。」

 

自衛官の報告に梅津艦長と角松2佐はホッとした。

 

「しかし、また磁気嵐を通る事になるとは・・・。」

 

「また違う時期に来た可能性が高いですよ。」

 

梅津艦長と角松2佐が話をしている。

 

「うーむ、そうだな・・・。一応、時計を確認しておけ。」

 

「はっ!」

 

 

 

 

 

「艦長、現在時刻が分かりました。現在は1979年6月8日です。」

 

「海上自衛隊の設立は1954年7月1日。もし、海上自衛隊が存在しているなら横須賀に入港出来る。角松2佐、尾栗3佐、横須賀に向かおう。」

 

「はっ!」

「了解しました!!!取り舵20度!!!」

 

「とーりかーじ!!!」

 

 

1979年6月8日 ミッドウェー沖に突如現れたのは艦首に〝182〟と書かれた青葉(明人)達の世界には存在しない1隻の艦だった。




みらいを出さないと言ったな?だがそれは嘘だ。

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