【完結】ワレアオバ!?   作:しがみの

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どうもー!恐縮です!Aobaですぅ!

今回は短いです。


第47話 演習ヘ

「え?演習?」

 

司令室では青葉(明人)が松本中佐に言った。

 

「ああ、「あおば」で呉鎮守府まで行って演習をしてもらう。尚、呉鎮守府と演習を行う艦隊はお前達の第7艦隊と横須賀鎮守府第6艦隊だ。大丈夫か?」

 

「はい!」

 

ー2日後ー

ー横須賀鎮守府埠頭ー

(以下台本形式)

中島「6番離せ。」

 

舞風艦長「出港用意。」

 

パッパパーパパパパー『出港よーい』

 

中島「3番離せ。」

 

中島の合図で「あおば」がゴゴゴと動く。

 

中島「前後部、曳索離せ」

 

舞風艦長「両舷前進微速。」

 

航海士「両舷前進微速!!!」

 

舞風艦長「左帽振れ。」

 

『左帽振れー!』

 

(台本形式終了)

 

艦に乗艦している自衛官らと艦娘らは制帽を振ってて、横須賀鎮守府の艦娘達は敬礼をしている。

 

「頑張れー!!!」

 

「横鎮の底力を見せて来い!!!」

 

等々、埠頭から艦娘達の声が聞こえる。

 

 

ー護衛艦「あおば」艦長室ー

 

「呉鎮までの1日、よろしくお願いします 。」

 

「堅苦しいのは苦手だから別にタメ語でもいいのに・・・。」

 

舞風艦長は言った。(姿は舞風(駆逐艦)のまま)

 

「分かった。タメ語で話すねー。」

 

横鎮第6艦隊の北上が言った。

 

コンコンコン「失礼しまーす。」

 

ドアが開き、自衛官が入ってきた。

 

「まーいかーぜちゃーん!書類持ってきーましたよー!!!」

 

自衛官が御機嫌で書類を机に置いて行った。

 

「失礼しましたー。」

 

「あれって・・・、舞風艦長が・・・?」

 

「うん、そうだよ!!!堅苦しいのは苦手だもん!!!」

 

舞風艦長は物凄い笑顔を艦長室にいる艦娘達に見せた。

 

「グハァ!!!」

 

「大井っち!!!」

 

北上が大井に駆け寄った。

 

「くっ、50代だからって舐めていたわ。あの笑顔は・・・」

 

「大井っち!!!何を言いたいの!?」

 

「舞風艦長のあの笑顔は・・・、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

可愛い」ガクッ

 

大井は鼻から血を流していた。

 

「大井っち・・・、大井っちぃぃ!!!」

 

大井は医務室に運ばれた。

 

 

ー17時間後ー

 

「もうすぐで呉鎮か・・・。」

 

舞風艦長は艦橋の椅子に座っている。

 

「どうするんですか?」

 

「シーホークの海上自衛隊表記は横須賀鎮守府表記に変更した。私と横鎮第6艦隊の代表者、甕鎮の第7艦隊代表者を連れて行こうと思う。」

 

「どうしてですか?」

 

中島は舞風艦長に聞いた。

 

「見知らぬ艦が入港するよりも〝横須賀鎮守府〟と表記されたヘリが行く方があちらも安心するだろう。」

 

「分かりました。」

 

 

ー護衛艦「あおば」ヘリ格納庫ー

 

「舞風艦長、六田2佐、明人3佐、霧島さん、ご武運を」

 

「大丈夫だ中島。必ず戻って来る。」

 

矢矧3佐はSH-60Kの扉を閉めた。

 

ヘリがヘリ甲板に動き、甲板作業員が退避するとタバタバタバタバと言う音を立てながらヘリは「あおば」を飛び立って行った。


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