新幹線が緊急停止し、明人が窓の外を見ると・・・・・・
海上に人影が見えた。それは・・・
艦娘だった。この世界は前いた世界とは違う。自分の存在する並行世界だった。
艦娘が深海棲艦らしき物体に向かって砲撃を行っていた。敵がすべて沈んでからしばらくして、電車はインバータを唸らせながら発車した。明人は(神様に会いたい)と思いながら眠りについた。
「はーい!あなたに呼ばれてやって来た!かーみさーまでーす!」キラッ
「やっぱりウザイな」
「呼んどいてそれはなくなーい?」
「それより、元の世界に戻れなかったんだけど?」
「あっ、ごっめーん!間違えて並行世界に転生させちゃったぁ!」(๑>•̀๑)テヘペロ
「はあ?それはないだろ!」
「あっ、もうすぐで東京に着くよ!バイバーイ!」
神様はフッと消えた
「あっ、待てこのクソ神!」
「ふぅ。アホな神様の振りをするのも疲れたわね。明人、あなたをこの並行世界に転生させたのは、この世界を助けられるのはあなただけだからよ。」
明人は目が覚めた。神様が最後に何か言っていたがよく聞こえてなかった。手元の時計を見ると《14:12》東京到着が1時間も遅れてしまった。スマホを見ると、父からメールが来ていた。『時間通りに着かないらしいから、東京まで迎えに来るよ。』と。その後、銀の鈴前で父と合流した。今日は休日なので多少は混んでいるがちらほらと艦娘らしき姿が見える。乗った電車にも艦娘らしき人がいる。明人は思った。
(やっぱり違う世界だ。)
家に着き、両親から聞いた。両親によると『学校は休んでいた。学校に〝見つかった。〟と言ったら明日から登校する様にと言われた。』と言っていた。明日から学校に行く事になった。
クラスのグループL〇NEを開くと、明日は艦娘適性検査があるらしい。6時間目まで授業が無いらしい。LINEを見ると男子はみんな『俺らには関係ない!』と言っていた。僕はちょっと返信してみた。全く関係ない事だが。
『やっほー!帰っていたよー!』
その後、受信、返信、受信、返信の嵐になった。みんな帰って来たことが嬉しいようだ。流石に疲れたので、
『もう疲れたから寝るよー』
と言ってスマホを充電器に挿して、ベッドに潜り込んだ。
次の日、いつもは6時前に起床するのだが、今日はいつもよりも早めに起床した。時計を見ると《5:10》となっていた。(夢じゃないよな)とか思いながら腕を見ると、リストバンドがあった。恐る恐るリストバンドを取ると、姿が青葉になった。
(夢じゃなかった。)
リストバンドを着け、制服に着替えて、朝食を食べた。いつも通りに食べ終え、6時33分に当駅始発の列車に乗った。
ギュイイイイインと高鳴るエンジン音と共に僕自身の心も高鳴っていた。
どうでしたか?今回も急展開でしたよね。主人公の通う高校は作者の住んでいる県にある、ある県立高校をモデルにしています。どうでもいいですけどね。それでは、また次回に会いましょう!