シースパロー吹雪はトマホーク吹雪に覚醒するのか?
シースパロー吹雪「司令、トマホークでの「ヲ級」撃沈を具申します。」
青葉(明人)『撃沈!?』
青葉(明人)も無線を聞いていたので、吹雪がヲ級を撃沈する事を聞いていた。
青葉(明人)『ハープーンで発艦不能にすればいいんじゃないか?』
トマホーク吹雪「駄目です。ハープーンで発艦不能にしてもまわりには軽巡ホ級2隻と駆逐イ級3隻がいます。ヲ級を撃沈しないと軽巡と駆逐がヲ級の護りを固め、進行するでしょう。そうすると1時間も経たずに第1防衛線を突破され、私達も轟沈されます。」
青葉(明人)『しかし、違う艦隊を呼べば良いんじゃないのか?護りを固めてる間に曙を引いて戻ればいいんじゃないのか?いくら自衛の為でもそれ以上撃ったら鎮守府の資材が悲鳴を上げる!冬奈(吹雪の本名)、お前らしくない!冷静さを欠いている!』
トマホーク吹雪「冷静になってこその決断です。彼ら深海棲艦に生半可な威嚇は通用しない。資材ばかりを気にしてしまっては必ず誰かを轟沈させてしまう。相手に撤退させる場合には、相手の1番高い戦力を持つ艦を撃沈しなければならないでしょう。私は、実戦の認識が浅いままでした。今回の戦闘で気づきました。彼らは人間の様な心を持っていない、そういう相手には攻撃しか通用しないと思ったんです!」
吹雪は無線で青葉(明人)を説得した。
トマホーク吹雪「司令、248マイル先の洋上にいるヲ級までトマホークが到達するまで30分かかります、一刻も猶予は・・・。」
六田提督『どんな状況に置いても思考停止・・・いや、敵味方の二元論で行動する事だけは避けたいところだ。まず深海棲艦の状況把握のためシーホークを飛ばし、撤退確認後、作戦実行に移る。』
青葉(明人)『了解・・・、しました・・・。』
六田提督『吹雪、通信機器は使えるか?』
トマホーク吹雪「はい!」
六田提督『ヲ級に警告を打つ。吹雪、第二次攻撃を中止した時点でトマホークは自爆だ。』
トマホーク吹雪「了解しました、曙!シーホーク使える?」
アスロック曙「2機、どちらも無傷!いつでも発艦OKよ!」
トマホーク吹雪「分かった!」
吹雪の艤装のVLSの1セルの蓋がゆっくりと開く。
吹雪は深呼吸を1回し、叫んだ。
トマホーク吹雪「トマホーク、攻撃はじめ!」
吹雪の艤装のVLSからトマホークは煙を出していたヲ級のいる方角に飛んで行った。
ヲ級「アト30プンデハッカンジュンビカンリョウダ。シカシ、『我々は攻撃の意思はない。本艦に対する第二次攻撃を中止を要請する。攻撃を断行するなら自衛手段としてやむを得ず貴艦隊を撃沈する。』カ。カンムスラニシテハキミョウナデンブンダ。マア、200キロイジョウノバショニナンテコウゲキデキナイダロウ。」
航空士妖精「ツンデレボノボノ、シーホーク、トマホークは高度200ヤードで巡航中、目標まで124マイル、帰還する敵機を今追い越しました。目標到達まで14分。」
アスロック曙「!深海棲艦探知!ヲ級と見られる物体から航空機反応が!」
ー13分後ー
トマホーク吹雪「トマホーク、命中まで1分・・・。」
ヲ級「ナンダアノブッタイハ!」
その瞬間、トマホークがヲ級に命中した。甲板では発艦準備中の航空機がいた為、誘爆が発生。命中から10分でヲ級は沈没した。
吹雪のCIC妖精1『ヲ級の反応、消えました。』
トマホーク吹雪「了解。曙のシーホークを収容後曙を曳航し、帰港します。」
トマホーク吹雪「曙、このロープを艤装に着けて。曳航する。」
曙はロープを艤装に着けた。
曙「ありがと、吹雪。敵艦隊は撤退して行ったよ。」
吹雪「そう・・・。」
吹雪は曙を曳航し、鎮守府への帰路についた。
吹雪→菊池
曙→米倉
青葉(明人)→尾栗
六田提督→梅津
見たいな感じですね。